miss_youの観てきた!クチコミ一覧

121-140件 / 2395件中
新作『7月の夜』/再演『空時計サナトリウム』

新作『7月の夜』/再演『空時計サナトリウム』

KARAS

シアターX(東京都)

2014/07/09 (水) ~ 2014/07/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1165(14-213) 「7月の夜」
20:00の回(雨、強風)、19:30受付、19:45開場、20:05開演~21:12終演。

荻窪のスタジオ以外で観るのは初めてです。開演前は、全体に暗いのでどのような舞台になっているのか見えません。

始まってみると...非常にゆっくりとした動きが中心で、舞台全体から受けたイメージは「エイリアン」の巨大な宇宙船の内部、地底深い暗黒の渓谷...異世界...2体の生物が蠢く暗黒の世界。

ネタバレBOX

大きな黒い布が幾層も垂れ、奥行きを強く感じます。照明の位置によって全体の印象も移ろい、ヒトではない「何か」がそこにいて...弱っているのか、闘っているのか.生存について.強烈なものが漂ってきます。
白昼夢 盆外公演

白昼夢 盆外公演

白昼夢

南千住gekidanU野外劇場(東京都)

2016/08/04 (木) ~ 2016/08/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1898(16-188)
19:00の回(晴)。

18:30受付、(青空駐車場だけど)開場。

昨年8月「'15」に続いて2年目、その間、2公演あり。客席が90度時計回りに移動、家を正面にみる位置、劇中の仕掛けが効いている。

舞台には大きな水を張ったタライ、自転車、バランスボール、タイヤ、蚊取り線香。事前に最前列は水攻めということでビニールシートが渡される。

18:57前説(30分+5分+40分」、19:00開演~20:21終演。

「棒になった男」...安部公房の本は読まなきゃ、と思って1冊買ってみた、が気がつけば読まないまま数十年経った...、もちろん初めてのお話。始まりから棒が何本も飛び交う(唸りをあげる空中戦)、その間、攻守(キャラクター)交代が繰り返され、ざらつき煤けた幻想感は深まるばかり。帰宅後、ネットで復習する。

「こぶとりじいさん」...もちろん演じるのは本物の爺さんではないのでカラダがやけによく動く。

夏の暑い夜、通る人が何事かと立ちどまる、隣接するマンションの住民が帰ってくる、とつぜん「雨」が降る(!!!)。

コウダさん、鶴田さんの口上が夜空にのぼってゆく。

鶴田さんは先月「不眠普及(@春風舎)」を観ました。

第13回埼玉大学ダンス部公演

第13回埼玉大学ダンス部公演

埼玉大学ダンス部

さいたま市文化センター(埼玉県)

2014/03/21 (金) ~ 2014/03/21 (金)公演終了

満足度★★★★★

無題1056(14-095)
18:30の回(晴)。17:50会場着、だいぶ並んでいます、受付、18:00開場。此処は、2009/12、西本智実さん指揮「第九」以来(大ホールのほうですが)。「UDC13th 愛燦々(2014/3@セッションハウス)」に埼玉大学からただ1人、川島さんが出ていらしゃいました。とても良い印象でしたので観に来ました。18:24前説、18:30開演〜19:08、休憩、19:19〜19:56終演。全13演目、コミカルなものもあり、どれも華やか、若々しい演技。次も観たいと思います。

みなさんよく「回転(アイススケート並みに)」します。
⑦「PORTRAIT〜いきうつし〜」、男性二人、息がピッタリ合った一連の動き。

「米とりんご」

「米とりんご」

KARAS

KARAS APPARATUS(東京都)

2016/09/11 (日) ~ 2016/09/19 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題1933(16-223)
20:00の回(曇)

19:45会場着、受付、19:53開場、20:09開演~21:07終演。

アップデイトダンス No.32(2016/2)の再演(No.39)。

鰐川枝里さんのソロ(初日)。

珍しく日曜日スタート。

チラシとは違って全身「黒」。多様な楽曲と共生しているようなダンス。

大きく息を吸い、吐く。

光跡を伴い早く大きく動く振付、ゆっくりと呼吸を整えるような落ち着いた振り、スローテンポからアップテンポへ、艶やか、滑らかな転調。

決してストイックではない。

じっと見つめる1時間。

終演後、お客さんに語りかける爽やかさよ。

KARAS APPARATUS1周年記念公演『誕生日』

KARAS APPARATUS1周年記念公演『誕生日』

KARAS

KARAS APPARATUS(東京都)

2014/07/18 (金) ~ 2014/07/23 (水)公演終了

満足度★★★★★

無題1178(14-226)
19:00の回(豪雨)。開場5分前の駆け込み、当日券で。

19:05~20:10、20:29トーク終了...雨は上がっていました。

初めて此処「KARAS APPARATUS」で観たのが『パフューム°R』(2014/4)、その後上映会にも足を運び、6回目となりました。

今夜は伊東さんのソロ、いろいろなジャンルの音楽と伊東さんのダンス、照明に光る両の手、闇に溶け込んでゆく身体、大きく緩やか羽毛のごとき動き、切り裂く鋭さ、多彩な演目。

1周年を迎え勅使川原さん(どうやら館長らしい..)のトークにも熱が入っていました。

広くてすてきな宇宙じゃないか

広くてすてきな宇宙じゃないか

学習院大学演劇部 少年イサム堂

学習院大学富士見会館401 演劇部アトリエ(東京都)

2016/09/21 (水) ~ 2016/09/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1941(16-231)
19:00の回(雨/曇)。

18:30受付、開場、ベンチシートひな壇。正面にドア(茶色)、まわりはタイル模様(白)とシンプル。

キャラメルボックスは1回しか観たことがなく、これから観ることはないだろうと思うので、こういった学生さんの公演はとてもありがたいです。

18:35/45/55と正確に前説(アナウンス)、19:00舞台上、おふたりの前説、開演~20:02終演。

4月の「あゆみ」が初めてで、2公演目。

おばあちゃん(林加奈枝さん)、グリコ(土井可南子)のおふたりが生き生きと描かれ、軽快なテンポで周囲を巻き込んでゆく展開がとても巧く演じられていたように思います。

本作はよく採りあげられる作品のようで、「メリー・ポピンズ」になぞらえるものが多くありましたが、私は母の面影を残す「日傘の女」(上品さや純真さ)を感じました。無理のない演技、おちついた語り口、孫を想う(機械の)心、他の役者さんも芯の優しさを喪わない演出は観ていて気持ちの良いものでした。

マルカジット、マーカサイト

マルカジット、マーカサイト

やみ・あがりシアター

こった創作空間(東京都)

2016/10/07 (金) ~ 2016/10/10 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題1946(16-236)
17:00の回(曇)。

16:32受付、開場、初日に観ているので2回目、千秋楽、この回も満員。17:01開演~18:32終演、2列目に座ってみました。

初日は怒涛の展開についていくので精一杯でしたが2回目では、加えて実に見事な構成と役者さんの熱演に改めて芝居の面白さを実感。

オープニングの曲(1955年にヒット)は、先日読んだ「ザ・ビートルズ・サウンド 最後の真実」でも少し触れてあり、そのビートルズのレコーディング風景は、偶然さえも(2回目でも信じがたいこの繋がり)呼び込む様が生き生きと描かれていました。90分のなかに盛り込まれたエピソードに無駄はなく、楽曲の使い方も巧い。夢から醒めたあとのオチも見事。

本作のオープニングは宇宙時代とロックの時代の到来を象徴しているようでした。

「火星」といえば「火星年代記(ブラッドベリ)」「異星の客(ハインライン)」「火星の砂(クラーク)」「スターレッド(萩尾望都)」...そして本作。


「 肉弾 」ご来場ありがとうございました。

「 肉弾 」ご来場ありがとうございました。

演劇ユニットG.com

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2016/03/23 (水) ~ 2016/03/28 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題1782(16-072)
18:30の回(曇)。

17:48受付(整理番号あり)、18:00開場。

入って左と奥に客席(L字)、最前列はベンチシート。奥に座ります。

3つのエリア。中央、ドラム缶にロープで固定された先端が赤、胴体が白の魚雷が鎮座、周囲は焼け残ったような壁、小便器、今にも壊れそうな小さな木のベンチ、石、毛皮(?)、畳に座布団。

波の音が聴こえてきます。18:28前説(100分)。

6作目になりました。前回ここで観た「穴の中~(2014/8)」は会場の造りを活かした演出と(個人的に)好みの楽曲という構成でしたが、本作ではどうなるのかな、SFではなさそうだし、と思いながら観に来ました。

チラシをみると「一寸法師」の(突撃の)ような印象。

滑稽さ、紙芝居風の進行、秘め事、終戦~現在。人情味あるナレーション(福田さん)が人物の心情や背景の理解を深めてくれました。

毎年夏になると太平洋戦争についての本(新刊がでるので)を読みます。大和、原爆、特攻、海軍、東京裁判...軍人、市井の人々、声なき人々、影になってしまった人々...等々。

お馴染みの方と初めての方。その初めて観る豊田さん(少年)は希望のようにみえました。6月に公演があるようで時間があえば。


◆余談:本作ではアルバムMeddle(1971)から「Echoes」。何度も聴いた曲、最初の音でわかる。73年(ヤング・ミュージック・ショウ)Pink Floyd Live at Pompeiで聴いたのが初めて(だと思います)。そのあと、LPを買ったのは「おせっかい」が先か「狂気」が先だったかはもう覚えていません。公式ライブ音源は持っていませんが高音質ブート盤はたまに聴きます。1988年のギルモア/フロイドの来日公演は4回観に行き、ロジャーのソロは2002年。


LOVE LETTERS ラブ・レターズ

LOVE LETTERS ラブ・レターズ

GRAPES KITASANDOU

GRAPES KITASANDOU(東京都)

2016/10/08 (土) ~ 2016/10/08 (土)公演終了

満足度★★★★★

無題1945(16-235)
19:30の回(曇)

JR代々木駅前でポールダンスのイベント、しばらく観て、会場へ。ジャズクラブ&ライブハウスという所には行く機会がなく、入ってみると赤を基調としたつくり、(膝高)ステージには木目のスタインウェイ。床の板目とよく似合っています。木目は日比谷のスタインウェイサロンで観たことがありますが聴くのは初めて。その横には椅子が2つ、マイクスタンド。

前説(10~15分休憩ありで120分)、19:35開演の挨拶~21:57終演。

みなさん初めて。演出の神山さんは「Oleanna -オレアナ-(2016/8@キッド・アイラック)」で素晴らしい作品をみせてくれたばかり。

この作品は何度も上演されている、とありました。

「手紙」という形式を通じて相手と心を通じ合わせること、ほとんど会うことのない「相手」と手紙の「相手」。小さな行き違いからの展開。ピアノとセリフのタイミングが巧く、どんどんふたりの世界に引き込まれてしまいした。

「オレアナ」といい、本作といい世の中にはこんなに感動できる脚本があるんだなと...あらためて。

ワンダフルムーン

ワンダフルムーン

トツゲキ倶楽部

d-倉庫(東京都)

2016/12/07 (水) ~ 2016/12/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1984(06-274)
19:30の回(晴)。

18:35会場着、受付、19:00開場。最前列にミニ椅子。シンプルな舞台、左右にマイクスタンド。

19:17/19:30前説(110分)。

19:35開演~21:26終演。敢えて観ようとは思わないジャンルの「ミュージカル」。昔は劇団四季の公演に通っていましたが、今はもう...。

とはいえいままで「トツゲキ倶楽部」で外したことはないのと横森良造氏の演奏はTVで観ていたので。

生声がはっきりと届く席だったので巧いなぁ~(もちろん、全員がプロ級である必要はないと思っています)と感心しました。

月、オオカミとくれば「バンパイヤ」、こちらも昭和。衣装は総天然色。

ゲンゴロウ

ゲンゴロウ

のーたりん様

pit北/区域(東京都)

2014/02/21 (金) ~ 2014/02/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1010(14-049)
13:00の回(やや曇)。13:35受付、開場、いつものルートで下りようと進むと奥に数名座って談笑…「?」と思いながら、下りて「左側」へ。聴こえるのは「ゴボゴボ」と水中の音。下手に低いベッド(白)、奥のコーナーにはカウンターのようなもの(白)、中央にテーブルと椅子(これも白)、そしてシュノーケルをつけた「何か」が白い薄布をまといあたりを眺めています。カウンターや椅子の下部分が黒く汚れているのは暗示的。

頭上からはずっと元気な話し声が聴こえてくる(内容までは聴きとれず)、なんだろう…と気になるので、入って「右側」のお客さんの反応を見るのですが、特に注意している様子もなく…でもですね、後で考えると、これは表向きの「一家団欒」「仲の良い人たち」を現していたのではないかと思うのでした。12:55前説(90分)、13:06開演〜14:45終演。

日芸の皆さんの公演だそうで、ちょうど、先日@LE DOCOで観た「鮭スペアレ」は日芸のお二人が旗揚げ(2005)。

始まりは「生活図鑑(2013/9:河合さん、手塚さん)」→「白昼夢(2013/10:河合さん、)」→「フジフォー(2013/12:千田さん、手塚さん)」、ずっと遡ると「PAPALUWA(2012/3:佐野さん)」まで。

※「ゲンゴロウ」は肉食性水生生物で呼吸のため水面に上がってくる。

唖太郎。両親と姉弟、曽祖母、伯母、友人、風俗嬢…謎ペット。

みな「何か」を持っていて、抑制する術を知っている者、隠す狡賢さを持ち合わせている者、自己に振り回される者、自己を喪いつつある者、助け支えることを職業とする者、ひとり…超えた者。家族というつながりの息苦しさ、解放されることへの不安がどんどん内側への力となって…崩壊する。

「唖太郎」が「唖」という文字を持っていることと、他の者には存在しない「ゲン(言)ゴロウ」とは表と裏の関係ということなのでしょうか。

言葉を喪う、ということをもう少し現象(ノイズではなく)として観せてくれると「(本人にはわからないらしく)大変なことなのか」「大したことはないのか」がわかると思います。公演タイトルになるほどであれば、救い難い「何か」があっていいのではないかと思いました。底なし度合いはブラックホール並か。

....と書いておきながら、1日経って違うような気がしてきました。家族はみな仲が悪く、お互いを避けていて「口だけ動かし」ていた(実際にこういったシーンあり)けど、これが「家族」、「ただいま」を言うたったひとつの場所、ここで話をしたい...最後の震えるこの叫び...これなんですね(※2/24記)。はっきりとは覚えていないのですがかかっていたのは「Sigur Rós」でしたでしょうか。

河合さんは4作目、千田さんは2作目。

元子は実質的な大黒柱、それが内部(身内)から崩れる様をキャベツを刻み続けながら(トーンを変え)演じ切っていました。


最後に。入口に13:30受付とあるのだから、時間前にはスタッフが状況を説明に上がってくるくらいの気遣いがあってほしいです。そうでなければ、「受付開始・開場は開演の30分前、時間になったら案内するので、こちらでお待ちください」…これは、本日観た劇団の実例です。

G-CIRQUE(ジー・シルク)

G-CIRQUE(ジー・シルク)

G-Rockets

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2013/11/08 (金) ~ 2013/11/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題884(13-323)
13:00の回(曇)。12:25会場着、受付(指定席)、ロビー開場、12:29開場。T字型の舞台、座席は3つのブロック、(Tの)左右の客席(左:1〜9)、出入口より後方の席。舞台奥は暗幕でみえませんが、天井近くに「輪」。12:50前説、13:05開演〜15:00終演(途中休憩13:57〜14:13)。女性ダンサー19名、男性ゲスト3名(中村ジャパンは「キーマン」をみたことがあります、2011/7)、高さは4メートル弱でしょうか、前方の席にしたので頭上高く、ダンサーが舞います、きらびやかな衣装、ビートをきかせた音楽、割れた腹筋、盛り上がる背中の筋肉、スピード、回転…力強く優雅で驚きに満ちた一級の「ショー」でした。

紅葉散る場所で~君からの宝物~

紅葉散る場所で~君からの宝物~

演劇プロデュースユニット 颶現練歌

d-倉庫(東京都)

2012/03/22 (木) ~ 2012/03/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題341(12-084)
14:00の回(雨)。すみません、年度末のバタバタでコメント滞っています。始まりが終わりにつながっていて、最後、そうなるのか...と久々に感心しました。また後で付け加えます。

枯山水

枯山水

味わい堂々

スタジオ空洞(東京都)

2016/07/21 (木) ~ 2016/07/26 (火)公演終了

満足度★★★★★

無題1887(16-177)
19:30の回(曇)。

18:45受付(整理券あり)、19:00開場。

どーんと横長の舞台、右と奥のL字に客席。床面に緑の円と周囲に渦巻き、前方には横いっぱいの廊下、中央から下手側に(開かないけど)襖...紅葉...、上手のほうに枯山水の解説文?

19:27前説(事前に当パンを、90分)、19:33開演、石庭、朝8時~21:08終演。

自分がなぜここにいるのか、どこか哲学的な問い、実に禅問答のような、瞑想こそ相応しい問いを発する女の物語。

奇怪なキャラクターたちがとても軽いタッチで絡むコメディー、京の狂乱。

常識、良識は少しの間道端に置き、とにかく笑ってしまうしかありませんでした

- 愛が枯れている -

- 愛が枯れている -

COoMOoNO

キッドアイラックアートホール5階(東京都)

2016/10/06 (木) ~ 2016/10/10 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題1943(16-233)
20:00の回(曇)

19:40着、受付。19:47開場、19:57役者が入って開演~21:04終演。

今回の公演は「この会場」への思いがたっぷりと入ったもので過去の作品に比べて温度(受ける感覚)設定が高めのように感じます。椅子とベンチとベランダ、唯一色づいている消火栓表示灯の赤、開放された空間を行き来する声と都会の音。

B1Fブックカフェ槐多、1Fホール、3F-4Fギャラリー、5Fギャラリーと全フロアを体験したのと(たぶんこの)COoMOoNO公演が最後になると思うので、締めくくりとしてはとてもよかったと思っています。キッドではこの公演が最後。畑中研人さん、植村梨紗さんは初めてCOoMOoNOを観たときのおふたり。

12/31閉業。いろいろ思い出します。

「Oleanna -オレアナ-(2016/8)」ミキミキ・コネクション
「なんともないわきゃない(2016/7))」COoMOoNO
「-孤独なフユーシャの無想-(2016/6)COoMOoNO
「- 卑屈になって眠れたらサケ -(2016/4) 」COoMOoNO
「瞳を閉じて、られるか(2016/2)」tea for two
「遠い町 知らない町 でも、誰かの故郷」~浪江町と南相馬市、避難地域の今~(2016/1)」tea for ONE
「- 私たちはまだ -(2015/11)」COoMOoNO
「潮/通過(2015/9)」Q市街+シニフィエ
「ヒグマ春夫の映像パラダイムシフト vol.67(2015/6)}工藤響子
「持続可能な恋(2015/5)」tea for two
「歩行船(2015/3)」桐朋女子演劇部69期黄色70期赤
「レパートリーシアター(2015/3))」COoMOoNO
「another9~ルール変更に伴う注意事項について~(2014/12)」tea for two
「- きばらし -(2014/12)」COoMOoNO
「- 月波 -(2014/10」COoMOoNO
「トイレはこちら(2014/9)」2014多摩美術大学大学院卒業制作
「ただいま会見中(2014/5)」演劇ユニット「ダブルエッジ」
「- And I -(2014/4)」COoMOoNO
「53k.a.n.a's wonder world vol.2(2014/1)」
「Délire à deux — うはごとをふたりで(2013/11)」d’UOMO ex
「人数の足りない三角関係の結末(2013/10)」tea for two
「東京ナミイ帰国Live!!(2013/7)」
「- しがない -(2013/6)」COoMOoNO
「シカク、シテン、シカイ、、(2012/4)」木村愛子
「氷中の星(2011/11)」木村愛子

等々。

ベランダがあって、質素な会場、直接外と通じている、そんな会場が他にこの会場に代わって...どこかあるか。

今後、明大前に来ることがあるとすると「明大」キャンパスの公演(いままで1回だけ)か、「宇宙舘」はまだやっているのだろうか。

古民家だと庭に出られますが作風にあわないか...

ギャラリーだと窓が開けられる(ところもある)
キチジョウジギャラリー(井の頭公園)
「parabolica- bis(浅草橋)」は一番雰囲気があいそう
「LIFT(早稲田)」
「王子スタジオ1」
「cafe MURIWUI(祖師谷)」

音楽劇「三月兎の会」

音楽劇「三月兎の会」

ミュージカルグループMono-Musica

新中野ワニズホール ( Waniz Hall )(東京都)

2016/07/16 (土) ~ 2016/07/18 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題1878(16-168)
14:00の回(晴)

13:30受付、開場。Live Houseということでステージにテーブルと椅子、両サイドには大きなスピーカー。

気品ある柄のティーセット、お茶会の用意は万全。

13:45前説(70分)、14:01嵐の音、開演~15:14終演。6公演目になりました。

密室、死、残されたメッセージ、秘密..と素材は揃い、挿入される歌(生声)は天空に架けられた虹のようになんとも美しいハーモニー。

謎解きは最後に...洒落たエンディングでした。

余談ですが、私の場合「三月兎」=「3月ウサギが集団で」です。

オレの妹は8年前に死んでいる

オレの妹は8年前に死んでいる

Island

Gallery&Café FIND(東京都)

2013/12/11 (水) ~ 2013/12/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題930(13-369)
19:00の回(晴)。前の予定が早く終わっての帰り道、思い立って途中下車、会場着18:55、当日券(キャンセル待ち)があるか訊いてみると、席を作ってくださったようです。一番奥、見にくければ立っても良いということでしたので立ち見。私が最後、お客さんが揃ったので18:59開演、約60分の作品。3作目、今泉さんは「まちづくりproject(@八幡山)」の作品でも。明日の公演を予約しているので2回見ることになりました。劇団員4人によるお話し、最後はどう締めるのか…妹か恋人か…さすが今泉さん、そうきましたか。寒い冬、マフラーの温もりのように感じた良作。

Dance Performance ~自由形式による創作~

Dance Performance ~自由形式による創作~

日本大学藝術学部演劇学科

日本大学藝術学部 江古田キャンパス(東京都)

2016/12/09 (金) ~ 2016/12/10 (土)公演終了

満足度★★★★★

無題1980(16-270)
13:00の回(晴、寒)。

12:15受付、12:35開場、12:45/13:00前説(アナウンス)、13:06開演~14:03、14:15~15:16終演。

中ホールでのダンス公演は今年3回目。ダンサーの方々、他に小ホール、伝承ホール(渋谷)、セッションハウス(神楽坂)、さくらプラザギャラリー(戸塚)、きゅりあん(大井町)など、いろいろ観に行きました。

前後半、各5作品。いろいろな要素とパターン。演劇と比べるとかなり大きい舞台に照明が映え、カタチを変えた空間にダンサーの動き(創作)で流麗な対流がおこる。均衡から不均衡へ。お揃いの衣裳からカラフルな色のとりあわせまで。

年内:d-倉庫「サマーリフレイン」、年明け:セッションハウス「シアター21フェス」&5月。

MOMOS

MOMOS

劇団ピアチェーレ

Ito・M・Studio(東京都)

2012/04/28 (土) ~ 2012/04/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題363(12-106)
17:00の回(晴 まだ暑い)。代々木上原は初めてだと思っていて、坂道の手前まできて思い出す、この先のスタジオでダンスをみていました、そんなものです。急な坂道を登り、曲がって会場の前に。ここも斜面なのでまっすぐ立っていられない。16:30受付、開場。舞台は対面式、入って右/左。奥からつめてと言われるので奥(左)へ、椅子にクッション。舞台には丸椅子が3脚、それぞれ黒いテープが四角く貼ってあります。チケットをみると「日本女子大学」とあり、帰り際、お聞きすると全員学生さんとのこと。久しぶりに鳥肌…。お芝居の面白さがぎっしりつまった90分でした。

ネタバレBOX

3つの黒枠、それぞれに丸椅子がひとつ、最初は両側にひとりずつ。何故そうなっているのか、どうもかみ合っていないこのふたり、推測しながら言葉を拾います。新聞(朝日)が配られるが、白く塗りつぶされている箇所がある、目を合わせない、着ている服、上は黒とオレンジ、下は白、履いている白いスニーカーの紐は黒、ストッキングorソックスは黒、お揃い…よくみていると黒い線から出ない。暫くするとここは「犯罪者」のための監獄らしいとわかります。よく言葉を選んでいるのか、あからさまな説明ではなく、こちらの先行する想像の少し後を静かについて来るかのようでした。(理由は不明)芸術活動が禁止、犯罪とされる社会。R.ブラッドベリの作品(こちらは本)みたいだと思うものの細かいところは忘れています。

途中でひとり収監され3人になると、芝居はさらに拡がりをみせ、看守を巻き込んだエンディングまで突っ走ります。劇中「モモ」に触れる箇所がありますが未読なのでどのような意味を持つのかわからず。モモは時間を、4人は自身(もっと大きなものだと思うけど言葉が見つからない)を取り戻す…のだろうか。

対面式なので、両サイドの客席に向き合うよう動いています。学生=アマチュアという先入観など最初から消し飛んでしまいました。ただ、正面の客席やスタッフに目をやると明らかに、学生さん=幼さと自信と希望がいっぱいつまった、らしい方が多い。

こめかみに光る汗、ホントにいいお芝居でした。
戸惑いの午后の惨事

戸惑いの午后の惨事

ゲッコーパレード

旧加藤家住宅(埼玉県)

2016/06/24 (金) ~ 2016/06/29 (水)公演終了

満足度★★★★★

無題1856(16-146)
18:00の回(晴)。

※予約日を間違えてしまいました。

今回は、普通に玄関から入り奥の部屋(台所)へ。庭を眺める位置で、畳の室内では「MASTER MIND」というゲームに興じる者たち。誘導係兼のようで奥の座席からつめてという案内。

前作では「畳」が取り払われ廃屋のような幽玄な舞台でしたが、今日は、一見、普通の居間。と思ったものの、床に黒い筋、襖と壁に這う黒い影、庭のブロック塀には傾いた電柱のようなシルエット。やはり妖しく迫る異空間。

「アンティゴネー」とは違う笑いの世界。

18:00前説(80分)、18:03開演~19:21終演。

1981年に下北沢で初演とのこと。
ネットで81年の洋楽ヒットアルバムを調べてみると
1位 HI INFIDELITY(REO Speedwagon)
2位 PARADISE THEATER(Styx)
いまでも聴く好きな曲が入っている作品でした。

戸外からの闖入者3人、休憩する女1人、ガマの油売りをめぐる大抗争...が入り乱れての大立ち回り。

やるかやられるか、生理現象は我慢できるのか、おやつのパンを食べるのか。

コミカルな部分を外すことがなく、1階部分(外も)を余すことなく使い切る演出で、登場人物にとっては「惨事」ではあってもからからと笑い続けてしまう自分。

このページのQRコードです。

拡大