miss_youの観てきた!クチコミ一覧

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勅使川原三郎 新年特別レクチャー

勅使川原三郎 新年特別レクチャー

KARAS

KARAS APPARATUS(東京都)

2015/01/12 (月) ~ 2015/01/12 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題1358(15-006)
15:00からの「春」2回目を観た後、17:00開場、17:05開始~18:38、休憩、18:49~20:05終演。「BOUNEN」の4時間に続き、3時間の講義。

簡単にまとめを...とはいかないのが勅使川原さんのお話、用意してあった内容から外れたり戻ったりしつつ、そのお話はご自身の志が強く伝わってくる内容でした。B2の客席はほぼ満席。後半は久々に大学の講義を受けているような感覚。

なぜこれほど此処に通っているのか教えていただいた気持ちです。16日からは新作「道化」が始まります。

春

KARAS

KARAS APPARATUS(東京都)

2015/01/07 (水) ~ 2015/01/12 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題1357(15-005)
20:00の回(晴)。19:57開場、20:16開演~21:10終演、21:23トーク終了。

勅使川原さん、佐東さん、川村さんの3人。

以前(天才的な時代/2014/11)、シュルツの本を借りましたが、「春」は長い作品で情景を浮かび上がらせそうにもなかったので未読。短いセンテンスからつかもうとする情景は次のセンテンスではかき消され、どんどん消えては生じるような感じを受けます。

抑えたトーンの朗読は、灰色の空気を通して聴こえるようで、春は永遠に過ぎ去ってしまったのではないかと思ってしまうほど。

動かない春...白い衣装は雪のよう、やがて訪れるだろう、じっとそのときを待つ春。後方に佇む時計仕掛けみたいな人形は命ではない命により動くものの、春に期待する自由、解放には届かない存在。

照明と立ち位置の変化、自然の音、春を待ち続ける様子を描写しているのではないかと思えます。

劇王 天下統一大会2015 東京予選

劇王 天下統一大会2015 東京予選

劇王東京実行委員会

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2015/01/10 (土) ~ 2015/01/12 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題1356(15-004) Bブロック
19:00の回(晴)、18:20会場着、スタッフの誘導で1列に並ぶ。18:31、5人ずつエレベータに乗り受付、開場。ベンチシート2列+パイプ椅子席。観客数77人で審査員票20。

18:56前説、19:02MC、19:09開演~①B LET'S「革命とレコード(2014/9@東中野「短編集 呼出」で一度観ています」19:30~②アガリスクエンターテイメント
「エクストリーム・シチュエーションコメディ(ペア)」19:52~③オレの劇団「ゆるやかな死」20:11。講評と結果発表~20:44終演。

①と②はすでに数作みていて③は初めてです。3団体それぞれの作風で順位をつけようがありませんし、本公演を観たいと思いました。

オレの劇団、サイトをみるとメンバー3名は「桐朋学園芸術短期大学」。ということは「キトキト企画」3名の後輩ということですね。次回作は3月「楽屋」とのことで楽しみ。

アガリスク(3月)もB LET'S(5月)も観に行くつもりです。

余談ですが、審査員3名(池田さんは除いて)のコメントがつまらなくて...。

結果
①審査員票20+観客票35=55
②審査員票35+観客票26=61
③審査員票25+観客票14=39

ミュージカル 毒薬と老嬢

ミュージカル 毒薬と老嬢

劇団ゆらじしゃく

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2015/01/10 (土) ~ 2015/01/11 (日)公演終了

満足度★★★★

無題1355(15-003)
14:00の回(晴、強風)。開演時間少し前に着きましたが、数人並んでしました(学生さんのようです)。13:31受付、開場、前2列はベンチシート、後ろはパイプ椅子席。

客入中の音楽はかなり昔の作品、「California dreamin'(1965)」「Move Over(1971)」、「Alone Again(1972)」...当パンに「舞台は1970年代アメリカ」とありました。

13:55前説(100分)、14:05開演~15:51終演。原作(ブロードウェイ&映画<白黒版>)を知らないのですが、終演後高野さんから主人公の男女を入れ替えたと聞きました。女性の社会的進出という面では「国際婦人年(1975)」。他にもいくつか設定を変えているようです。

主宰・脚演の高野さんは「ダイフク様の信ジ方(2014/3@風姿花伝)」を観に行っていて、(個人的に)こりっちIDの赤いストラトが大のお気に入りです。

開演前、主役のアメリが舞台で前説。舞台全体では役どころと実年齢に差があるのは仕方がないと思いますが、老婆役のおふたりはコミカルな部分も巧く演じていると思いました。

お話の進み方として、この家(部屋を貸している)の造り、家族関係(なぜ10年ぶり?)などを早い段階でもう少し丁寧に描いていたらもっと楽しめたかなと思います。

「だいなし」/「本日昔噺」

「だいなし」/「本日昔噺」

劇団ウミダ

王子小劇場(東京都)

2015/01/08 (木) ~ 2015/01/12 (月)公演終了

無題1354(15-002) 「だいなし」
19:00の回(晴)。18:35会場着、受付。

舞台は手前に少し丸みをもたせたもの(唐草模様風のイラスト)、中央に階段(たしか3段)、左右に「箱(椅子用)」、赤い模様...「エ」に似ている..いたるところに、パイプ椅子席、客入れ中に男が舞台に上がって横になったり...。

18:59前説(海田さん、90分)、19:01開演の挨拶~20:34終演。

二重構造風の展開は面白いと思うのですが、いかんせん内容が内容で、苦労したのはわかるとして、役者さん好演しているのではありますが、某県県議の号泣会見のようで情けないことこの上なく、少々冷め気味。特に、台本が仕上がったという結末に?

奇跡の年 ANNUS MIRABILIS

奇跡の年 ANNUS MIRABILIS

趣向

KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2015/01/10 (土) ~ 2015/01/12 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題1353(15-001)
14:00の回(快晴)。少し早めに行って海をみる。

「旧体(2011/5@大スタジオ)」から4年弱、一巡りしたように感じます。

13:15受付(整理番号付、セット券の場合、旧体のチケットも渡されます)、ロビー開場、スタッフにワカヌさん。13:30開場、自由席。木製の机、少し離れてソファ、天井から電球(15本くらい)。13:55前説(アナウンス、110分)、14:04客席後方から男...開演~15:49終演、PPT15:53~16:15、ゲストは大学時代の先生。終演後、台本と旧体DVDを購入。

セリフがちょうどよい深さで宇宙空間のような闇の中、響き(座ったのは前方席)、抑えた照明、ムーブメントがシーンの輪郭を際立たせています。

時間を超えた女といえば「時をかける少女(筒井康隆)」「エマノン(梶尾真治)」。当パンに「SF小説に影響されて」という表現があったのでオノマさんに訊いてみました...好きなSFは...で「レム(はポーランドの作家ですね「ソラリス」「エデン」「星からの帰還」等々)」という答えは予想しなかった作家でした(先月、KARAS(勅使川原さん)の「ハリー」のために再読したのがレムの「ソラリス(新約版)」でした)。

「時間が止まった」ということを1905年のアインシュタインはどう解釈するのでしょう。宇宙が膨張することをやめたのか、時間を刻む歯車の役目が終わったのか、「女」は「すでにあった過去」であるこの「時」になぜやってきたのでしょう。そんなことも考えながら観ていました。

扇田さんらしい動き、舞台の奥、手前、客席両サイド、2階と空間を縦横に使った演出。

調べてみると。
斉藤さんは「三月十一日の夜のはなし(2012/3@ST&2013/1@COREDO)、てがみ座の作品。和田(真)さんは「MIMICRY(2010/6@アシベ)」と同じくてがみ座の作品。和田(華)さんは「班女/弱法師(2013/6@d-倉庫)」「PARADE~終演の詩(2014/6@pit)」。桑原さん(衣裳で)は「迷迷Q(2014/4@アゴラ」..BATIKトライアルvol.12も?こいけさん「ベルナルダ・アルバの家(2011/9@X)」。池田さん「空から降る小さな愛(2014/10@みゆき館)」。大川さんは、同じ横浜で「男子校にはいじめが少ない?(2014/11)」。小林さんは「短篇集:ノスタルジア(2014/7@APOC」「Speciality(2013/5@スターパインズ)」「漂着種子(2013/2@楽園)」。

くれない博徒

くれない博徒

蜂寅企画

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2014/12/25 (木) ~ 2014/12/28 (日)公演終了

満足度★★★★

無題1352(14-401)
19:30の回。1階に貼紙、19:00、会場へはスタッフが誘導、受付(整理番号)。

下手から上手へ3ケ所に分かれた配置、花が添えられ、和風の趣がよく表されています。

19:24前説(中尾さん)、19:36開演~21:38終演。

当パンに1984年生まれ「日芸劇作コース卒」とあるので、鮭スペアレの中込さん1985年生まれ「演出コース卒業」と近いなと思い、サイトへ行ってみると...「エモーショナルレイバー(2011/1@トラム)」演出助手...私がミナモザを観たのはこの作品が初めて。

こちらは初めてで、今年も時代劇は数本にすぎませんが、整った和服姿はなかなかよいものですね。海外の人情ものはダメですが、「和」のものは好みだとわかった年でもありました。

「今後の予定」によると、3月、新原さん「想い出パレット~(@両国)」。これは2010/12@ラビネスト(タマコロ)で観た作品とどう関係しているのだろう?

『ろりえ』

『ろりえ』

ろりえ

シアター風姿花伝(東京都)

2014/12/26 (金) ~ 2014/12/30 (火)公演終了

満足度★★★★★

無題1351(14-400)
15:00の回(晴)。14:06着、1Fで整列、14:15受付(チケットは「図書館図書貸出日表」)、当日券(14:55入場開始)の方もちらほら...。14:30開場(振込だったので指定席)。

下手にベッド、中央にはヘンな模様の壁、上手には机(百科事典みたいな重そうな本、地球儀)、セミの声が聞こえてきます。

14:57前説(会沢さん、120分、通路に追加席、場内の温度が上がる)、15:05開演~16:57終演。

当パン「これまでの公演」をみると、初めて観たのは第6回「三鷹の化け物(2011/9@星)」。最近の作品では、梅舟さん「カズオ/斜めから(2014/8@DECO)」、徳橋さん「不謹慎な家(2014/10@711)」。脚演出の奥山さんは「脱衣する蛹(2014/8@大隈記念講堂)」でアフタートークを聴きました。

飛び出す絵本風の場面転換(神社、工事現場、交番、居間、嵐の戸外等)、ちょっと動く、がいかにもそれらしく、いつも敬遠している○年団に笑い、大きな熊やライオンはよく動いて感心、夜空にかかる丸い月、赤いのは地球か?

年末、リラックスして観るにピッタリの内容、お話そのものというより、入れ替わり立ち替わり、わいわいと役者さんたちがみな面白い。

今年は本作で〆。

the Secret Actor ─代役協会─

the Secret Actor ─代役協会─

ミュージカルグループMono-Musica

六行会ホール(東京都)

2014/12/26 (金) ~ 2014/12/28 (日)公演終了

満足度★★★★

無題1350(14-399)
13:00の回(晴)。良い天気でしたので品川から歩きました。途中にある「楽間」(最後に観たのは「; mo0ment(2014/8)」)は閉鎖されていました。

12:50前説(アナウンス、休憩有、150分)、12:52前説(舞台手前で)、13:03ブサー、開演~14:04、休憩、14:19~15:37終演。

なんとなく薄味...もっと濃いキャラクター(シスターがよかった)がたくさんいたら、と思いました。

※ネタバレは本編とはあまり関係ありません。

ネタバレBOX

「アルバローザの花嫁」を観たウエストエンドスタジオ(150席)と比べると約70%増の席数(240)らしいのですが、いままでの公演でも「ザムザ(129)」「風姿花伝(90~130)」...やはり大きな会場は少々苦手かな、と感じました。特に、ロビーが広すぎて、観劇前のざわざわ感が薄く、過去、ここで2作品観ましたがもうひとつでした。

2014の大きな会場では、トラム(218)、吉祥寺シアター(239)、博品館(381)。
我がギャング はじまりへ

我がギャング はじまりへ

劇団百日紅御一行様

スタジオ空洞(東京都)

2014/12/26 (金) ~ 2014/12/28 (日)公演終了

無題1349(14-398)
予約時の返信メールには「開場は開演の1時間前」とありましたが、当日の朝にもメールがあり「開場は開演の30分前」となりました。

18:30受付、開場。手前をメイン席(桟敷+椅子)、右奥にも1列あり「L字」。アルミホイルが敷き詰められているのか銀色に輝く波頭のような舞台。

舞台には、座っている者4人(無動)、立っている者1名(少し揺れる)、人形1体(固定)、奥に机(きゃぺつが乗っている)、天井からシンバル(Z製)、手前に炊飯器、ジェンガ。

19:00前説(写真OK、90分)、19:03開演~20:36終演。


原案高橋源一郎「さようなら、ギャングたち」...とあるもののもちろん未読にして、帰宅の車中でwikiってみるとなかなか受付けなさそうな内容。

アルミホイルを頭に巻いていましたが、舞踏の公演で観た包帯ぐるぐる巻きほどのインパクトはありませんでした。

福井さん「ある程度の教育(2014/1)」「透き通った~(2014/11)」、田久保さんは「こいぶみ(2014/10)」が初めてかと思っていたら「紅の翼(2013/8@萬)」を観ていました。稲葉さん「『ZIPPY』 ジッピー(2012/2@アシベ)」、峰松さん「脱衣する蛹(2014/8@大隈記念講堂)」。

というメンバーですが、お話(原作によるのでしょう)は全然分かりませんでした。ネットをみても理解は進まず。

「あいのおはなし」

「あいのおはなし」

Succeed Project

博品館劇場(東京都)

2014/12/27 (土) ~ 2014/12/30 (火)公演終了

満足度★★★★

無題1348(14-397)
13:00の回(晴)。天気がいいので有楽町から歩きます。

「観たい!」にも書いたように、この会場は初めてではないのですがエレベータで8階というのは覚えていませんでした。サイトをみると定員381席、ほぼ満席。

当パンをみると総勢37名。岩井さん(主宰として一度しか話したことがないので)分かるかなと心配でしたが大丈夫でした。他の役者さんたちはみなさん初めて。

ミャージカルは年に1~2作くらいしか観ないのですが、やはり小劇場とは雰囲気が違います。

12:33受付(指定)、開場。13:00ブザー/前説(アナウンス、100分)、下手よりスモーク。13:11鐘の音とともに暗転~14:56終演。終演後、混雑するロビーでしたが岩井さんにご挨拶(次回作は@白楽のこと)。

なかなか素直に(照れか、気恥ずかしさか)受け入れられない正攻法でしたが、感極まっている会場。華やかでした。

P・Q・Rダンスワークショップ 発表会2014

P・Q・Rダンスワークショップ 発表会2014

P・Q・R

荻窪体育館(東京都)

2014/12/28 (日) ~ 2014/12/28 (日)公演終了

無題1347(14-396)
16:00の回(晴)。15:53会場着。

馬渕さん(リジッター企画)のブログでこの発表会を知りました。ちょうど18:00に同じ荻窪でダンサー勅使川原さん(KARAS)のイベントがあるので、その前にちょっと寄ってみることにしました。もともと役者さん向けのWSのようで、調べてみるとお芝居を観たことがある方も。

7演目+エンディング。ちゃんと衣装(白黒でおしゃれ)ありで、みなさん楽しそうでした。

施設のサイトによると「荻窪駅」から徒歩7分。地階の小体育室、縦長の開場、靴を脱ぎます、手前、入り口側に桟敷+椅子席。フローリング床、壁は銀板のような造りなのでメタリックな感じ。

16:02前説(北野さん)~16:24終演。

馬渕さん、斉藤さんも「ミロウのヴィーナス(2014/8@吉祥寺)」以来。

カラダを動かして汗をかく、運動しない私ですがなんかいいなと思いました。


※本作は特に★評価をしていません

BOUNEN

BOUNEN

KARAS

KARAS APPARATUS(東京都)

2014/12/28 (日) ~ 2014/12/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1346(14-395)
18:00の回(曇)。17:40会場着、受付、B1で待機、18:02開場、18:13前説。

「一部」18:20開演~18:54。おふたりのダンス。ギターの柔らかな旋律→鋼質なノイズ。勅使川原さんと大石さんのトーク19:10~19:35。

 ~B1でドリンク~

「二部」20:09~勅使川原さんのおとぼけで始まった「2014年上演作品の振り返り」、質問コーナー。勅使川原さんのお話はどんどん広がるだけではなく、たくさんの横道に入り込んでしまうので、隣に座っている「ミラーボールの女王」はときどき軌道修正するのでした。

22:11ピアノ曲による勅使川原さんソロ~22:40。

B1へ戻って乾杯...気がつけば5時間弱(昨年は3時間だったとか)。
勅使川原さん、佐東さん。先日の公演が印象的な鰐川さん、加藤さん。そしてスタッフのみなさん。KARASのいろいろいな体験が甦るとてもよい時間でした。

4月の「パフューム」はただチラシの雰囲気に誘われて観に行ったわけですが、そこから、毎月、19回目(上映会、再演、「ビヨンド(2014/12@イースト)」含む)。1公演で2回観ることも少なくないので、観ている方としても少しは「Update」できたのかもしれません。

独創的な身体表現は他に類を見ないもの。

先日読んだ、佐渡裕さんの「棒を振る人生(PHP新書)」の副題は「指揮者は時間を彫刻する」。このコトバをみたとき、APPARATUSのこの「部屋」でみているのは、ダンサーが創る、「時間と空間」の彫刻、その流れに沿い、逆らいながら、たちまち姿を変えてしまう永遠の彫刻なのではないかと思うのでした。

年明けすぐ、7日から公演が始まります(1月で3作品)。

「二部」が始まるので会場へ入ると、真っ白な雪の衣をまとったような方が舞台上に...右手で差し出している丸いものは、スイカでもなくメロンでもなく、ましてや巨大かぼちゃでもない...ピカピカのミラーボールでした。「おひとついかが」とでも言いたげな表情...佐東さんしかいないはずですが、びっくりしたのですぐに佐東さんのイメージを再構成するのでした。

その河を渡れ

その河を渡れ

朋ノ会

新宿眼科画廊(東京都)

2014/12/20 (土) ~ 2014/12/24 (水)公演終了

満足度★★★★★

無題1345(14-394)
15:00の回(快晴)。
14:25会場着、外でスタッフがおひとり案内をしているので訊いてみるともう受付しているとのこと、奥へ入って受付、外で待ち、14:31開場。

手前が客席(桟敷2列、椅子1列)、舞台には白いテーブルとオファイス用回転椅子が2脚、奥の天井にイルミネーション。調べてみると、田村さん「宇宙の旅、セミが鳴いて(2013/9@らぽう」を観ていました。

14:52前説(70分)、15:00(80分に訂正)、15:04開演「無音がうるさくて..」~16:27終演。

河を挟んだ2つの世界、SF的で面白い。

ネタバレBOX

昔、テレビで「決死圏SOS宇宙船』(原題: Doppelgänger、米題: Journey to the Far Side of the Sun)を観ました。太陽の向こう側、地球と同一軌道上に「もうひとつの地球」、但し、すべてが左右逆の世界。

また、「リバーワールド」(Riverworld)シリーズは、大きな河の岸に復活した(新旧)人類、異星人までもがでてくる奇想天外な物語。

そんなイメージを持ちながら、どきどき状態でお話に聴き入りました。

役者さんたち好演。

唯一の課題は「この世界」がをどう構築されているのか、明らかにされなかった点。「そういうものだ」というのもひとつの答えですが、300年前なにがあったのか、神の不在、神事、水脈の存在...これらの要素がそのままで終わってしまったような印象です。

姿は同じ、同じ成長過程、が、まったく同じではない並行世界のような存在なのか。サトの行動がこの世界を崩壊させる原動力になるのかと思っていました。

とはいえ、興味深いお話でした。


ダンストライフル

ダンストライフル

ダンストライフル

d-倉庫(東京都)

2014/12/22 (月) ~ 2014/12/22 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題1344(14-393)
19:30の回(晴)

榑松さんは「À La Claire(群青シーカー/2013/5から)」、岩崎さんは加えて「ttu(海は、いま(2011/12から)」、白井さんも「ttu(バートルビー2012/5他)」。
横浜で岩崎さんのソロダンス(2014/2@赤レンガ)を観たことがありますが、3人のソロというのは初めて。

d-倉庫は「開演1時間前受付」が多いのでそのつもりで行ったら「30分前」でした。19:00受付開場、椅子席ではなくザブトン席。入るとなにやら調べている人、測定機械とシャーレ...?

19:31前説(60分)、19:35開演~20:44終演。

岩崎さん「それにあたり、リサイタル」
赤いセーターはサンタをおもわせ、アップテンポの曲は疾走感にあふれていました。終盤、客席近くまで迫り、大きな座布団に正座したので「落語」のイメージかなと思いました。

榑松さん「ロマン」
無機質な空気がゆっくりと漂っていて、影を纏い、身体の陰翳(光と影)、ふたつの世界の狭間が印象的でした。

白井さん「プレスコ考」
※「プレスコ」...セリフや音楽・歌を先行して収録する手法(wiki)というのは知りませんでした。
なので、マイクをセットしたのが「なんでかな」と思っていて、しばらくして声が出て「踊ります」と言ったときに、ちゃんとセットされていたのだと気がつくのでした。何かのオーディションのような雰囲気。無音の舞もあり身体の音が直接聴こえるようでした。


虚ロ鯨〜カンナビ篇〜

虚ロ鯨〜カンナビ篇〜

白昼夢

タイニイアリス(東京都)

2014/12/19 (金) ~ 2014/12/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1343(14-392)
14:00の回(雨)13:30受付、開場、座椅子席(夢中席/DVD付と一般席)。
「ラフレシア(2013/10@明石」からなので3作目です。

14:00前説(アナウンス 85分)、14:05あたりからなんとなく開演~15:39終演。お話はよくわかりませんでした(すみません、でも、つまらないというのではないです)が、振り付けがよかったし、観ている間はとてもよい感じでした。

トオル役の鶴田さんは、「日芸」のお芝居を観始めるきっかけとなった生活図鑑「凹(2013/9@大山)」に出ていらして、たまたま制作の平岡さんに劇団のことをお聞きし、その翌月「ラフレシア」を観に行ったのでした。

「うつろくじら かんなびへん」 と読むそうですが、どこかに鯨がでてきていたのだろうか...カンナビは「神奈備」...神道において、神霊(神や御霊)が宿る御霊代(みたましろ)・依り代(よりしろ)を擁した領域のこと(wiki)。とあり、だから「神」と「人間」があるのか...と後になって気がつく。

青い葉っぱ、白い紙吹雪。ライトが放射され、舞台上は一気に熱量が増す。

当パンにd-倉庫の「ダンスがみたい!」の案内がありました。この公演、チラシは持っていてどれか行こうと思っているのですが、年明けの出勤初日に行けるかどうか...。

ドアを開ければいつも

ドアを開ければいつも

演劇ユニット「みそじん」

atelier.TORIYOU(東京都)

2014/12/20 (土) ~ 2014/12/27 (土)公演終了

満足度★★★★★

無題1342(14-391)
18:00の回(曇)。外で待つも風がないのでそれほど寒くない。
17:30受付、開場。初演(10/5雨)を観ているので2回目です。階段をあがって2階、靴を脱ぎ、座椅子席(ザブトン2枚重ね)へ(前回は左だったので、
今回は右端)。部屋の中はさすがに冷えるため使い捨てカイロが用意されていました。

流れているのは昔のラジオ放送(編集版)。

なんとなく時代を感じさせる。「異邦人(1979)」「ペッパー警部(1976)」五木寛之「変奏曲(1975)」「国電(1987民営化)」。

登場しない父、亡くなった母。実家に集まった4人姉妹。千恵がビールを飲むときの表情、裕美が部屋の隅に座り込んでみせる感情、真紀子の想いと啓子の想いがぶつかりながらも、寄り合いおうとする気持ち。

4人が流した涙は雪となって降る。

ロングラン...また観に来ましょう。

勅使川原三郎ディレクション U18ダンスワークショップ・プロジェクト 『ビヨンド 先に向かって』

勅使川原三郎ディレクション U18ダンスワークショップ・プロジェクト 『ビヨンド 先に向かって』

東京芸術劇場

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2014/12/20 (土) ~ 2014/12/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1340(14-389)、1341(14-390)
12/20(土)19:00の回(雨)、19:05開演~20:03終演
12/21(日)15:00の回(曇)、15:05開演~16:03終演

両日とも観てきました。ダンサーはKARAS鰐川さん、加藤さん。さらに中学生~高校生の11人(女性10+男性1)。

オープニング「When All's Well」、13人のステップが床を鳴らし、客席にも響いてきます。まっすぐ前を向き、KARASのダンサーを囲むようなフォーメーション。動的な始まりは久しぶり。

イルカの群れを彷彿させる流れるようなシーン、渦巻く空気、静かな歩み、
大きく息をはきダンサーたちは60分を踊りきるのでした。

選曲も好み。

当パンの顔写真と終演後の挨拶とは同じ...でも、上演中は集中し、別の表情でした。

この時、U18、この場所、みなさんとこの空間を共有できたことはこの上ない喜びです。

幸福な王子(おかげさまで無事に幕を降ろすことが出来ました。皆様のご来場に感謝します。)

幸福な王子(おかげさまで無事に幕を降ろすことが出来ました。皆様のご来場に感謝します。)

せんがわ劇場

調布市せんがわ劇場(東京都)

2014/12/16 (火) ~ 2014/12/22 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題1339(14-388)
11:00の回(曇/雨)。10:30会場着、受付..少し待って開場。ロビーにはイラストコンクール受賞作品。

中へ入ってみると大きなデザインと床のライン。中原さん、廣瀬さんがいつもの飴を手にお客さんを誘導。小さな子供さんが多いので、クッションが用意されていました。聴こえるのはクリスマスソング。

11:02前説、11:11客席の男の子がタイトルを告げ、開演~12:26終演、その後、鈴の音が客席後方から...サンタクロースが大きな袋を背に舞台へ。子供さんへプレゼント&イラストが載っている絵本、ひとりずつ。

開演前、本作を知っている人、という問いかけに多くの方が手を挙げていたのですが、私は未読。本公演の後、楽園王が上演するのでなんとなくそっちのイメージを持っていましたが、演ずるは「THEATRE MOMENTS」、佐川さん演出...その期待通りの内容でした。

いつものように、微妙に違ったデザインの衣裳。みえないけどはっきりみえる王子の像、人形、絵本の世界が動き、語り、涙するのでした。

大きな声で笑い、じっと物語に聴き入る子供たち、サンタクロース(もちろん佐川さん)にも会え、想い出として残る1日になったのではないかと思うのです。

ダキニ城の虜

ダキニ城の虜

舞台芸術集団 地下空港

恵比寿・エコー劇場(東京都)

2014/12/16 (火) ~ 2014/12/22 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題1338(14-387)
19:00の回(曇)。18:40会場着、受付、中へ。2回目、前方席です。18:51前説(伊藤さん、120分)、19:00にはアナウンスで。19:04開演~21:08終演。

よ~くみていると、細かいところまで色(白or青)にこだわっていました。チラシの色も同じく...。

「2組」ならではの脱線、混線ぶりが「視覚的」に分かり易いゆえに、テンポが速くなっても少しもややこしくなることはありませんでした。


見ようによっては純白の甲冑をまとっているようなエマニュエルが炉の崩壊のあと、後ろ姿で表現するシーン、それまでとは違いゆっくりと歩を進め、手をドアにかけカラダを支える、とても絵になる場面でした。

野々目さん、吉留さん「組」はさらに大暴れしていました。

近くでみる竹岡さん..初めて観たのきは「よ~いドン俣野!!死神君(2011/4@吉祥寺)..はやっぱり「いい男」で、声がまた渋い。

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