miss_youの観てきた!クチコミ一覧

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20AA META SYNCHRO OF THE SEEKER

20AA META SYNCHRO OF THE SEEKER

Tokyo Dolores

d-倉庫(東京都)

2015/03/10 (火) ~ 2015/03/11 (水)公演終了

満足度★★★★★

無題1418(15-066)
20:00の回(晴)。19:20会場着、受付、19:40開場。

「Kojiki(2012/12@ここ)」を観ていて2作目です。その時同様、前日夜予約メールするも返信なし、そもそも予約締切が何時なのかがわからないので困ったものです。当日券でもいいので少し早めに会場へ行ってみると受付可でした。予約にはなっていませんが(これも前回同様、メールを送っていることを説明)受付OKでした。しばらくロビーで待つものの開場予定時間を過ぎても(何人かの方は下まで行って戻ってくる)説明がないのは不親切。押すのは構わないので、早めに対応するのが普通ではないかと(今回も...)思いました。

20:07前説、開演~20:58終演。

幻想的な映像と重量感と拡がりのある音楽、ヘッドセットマイクをつけての(詩的な)セリフ、2本のポール、ほとんど出ずっぱりの3名は見事に鍛えられたカラダでスピード感溢れる演技を披露してくれました。

レパートリーシアター

レパートリーシアター

COoMOoNO

キッド・アイラック・アート・ホール(東京都)

2015/03/06 (金) ~ 2015/03/14 (土)公演終了

満足度★★★★★

『ムーンライトシャドウ』 無題1417(15-065)
19:30の回(雨)。19:15会場着、受付(当日)。19:34開演~20:41終演。先週「-しがない-」再演を観ていて、本公演では2作品目になります。

原作はよしもとばななさんの『ムーンライトシャドウ』ということですが、もちろん未読、伊集院さんと、「-しがない-」初演で観ている畑中さん、上村さんの三人。

帰りの電車で原作を検索。作者のよしもとさんが日芸出身ということは知りませんでした。

「COoMOoNO」のお芝居は(役者さんも)とても個性的で、他の劇団では観ることができないものではないかと思っています。もともと予定していたのではないのですが、時間ができたので雨の中観に来ました。

お話の内容は原作によるとして、三人の静かな、感情を剥き出しにするのではなく、薄闇に漂うコトバをそっと手に取って、温もりに触れる...そんな雰囲気が、単音中心のピアノの音色、抑えた照明、層外の明り、キャンドルの揺らめきとともに伝わってきます。

次回は6月のようですが、観に来たいと思います。

パントマイム舞☆夢☆踏LIVE vol.23

パントマイム舞☆夢☆踏LIVE vol.23

パントマイム舞☆夢☆踏

早稲田大学学生会館(東京都)

2015/03/06 (金) ~ 2015/03/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1416(15-064)
17:00の回(曇)。16:20受付(フリーカンパ制)、16:36開場。

16:46/16:55前説(100分、10分休憩あり)、17:07開演~17:47、休憩、17:57~18:46終演。

パントマイムは「maimuima」の「誤解です。(2011/12@バピロン」「おすましさん。(2012/12@同)」、「激情コミュニティ」の「不在のD(2013/1@参宮橋)」くらいでなかなか観る機会がありませんでしたが、本作では「劇団ピアチェーレ」の中澤さんが出ることもあり、もう少しで完売になるところでしたが千秋楽に観劇。

中澤さん、当パンをみると「水族館」の演出にお名前。ニール・サイモン「あなたのはなし」の演出を観ているのですが、マイムではどうなるのか。

オープニングから12演目。日常のちょっとしたこと、夢見る頃の心情、振り返ると見えること、カラダの動きと表情が単色の舞台にいろいろな色を映し出してくれます。白い手袋、布などがカタチを変え生きているようにみえてきます。

ひとりひとりのお名前と顔を覚えることはできませんでしたが、
またどこかでお会いしたいなと思うのでした。

Piano Pieces

Piano Pieces

日本女子体育大学ダンスプロデュース研究部

black A(東京都)

2015/03/07 (土) ~ 2015/03/08 (日)公演終了

満足度★★★★

無題1415(15-063)
15:30の回(小雨)。14:58受付、開場。L字の客席。入って右(桟敷1列+椅子2列)と奥(桟敷1列+椅子1列)。満席、男性客は2割弱くらいか。

奥の椅子席に座ります。正面にグランドピアノ、天井には桜。15:30前説(川村さんの時に「破片」が飛んでくる可能性がある)、15:31開演~15:52、休憩、破片除けのビニール(A4用紙が入るもの)配付、15:59~16:39終演。ピアノの音色とダンス、バレエから破壊的なものまで多様。やはり小暮さん、川村さん、山本さんは異彩、貫録十分。

5演目目、松尾さんのヒアソラ「リベルタンゴ」(颯爽とした黒と赤の衣裳、足さばき)の編曲に黒田亜樹さん。キース・エマーソンの「ピアノ協奏曲」を演るということで一度コンサートにいったことがあり(2010/10@ヤマハホール)、ピアソラのお話もありました。

※川村さんのパフォーマンスはこの小さな会場では(手が滑る等)少々危険ではないかと思うのでした。

レパートリーシアター

レパートリーシアター

COoMOoNO

キッド・アイラック・アート・ホール(東京都)

2015/03/06 (金) ~ 2015/03/14 (土)公演終了

満足度★★★★★

『- しがない -』 無題1414(15-062)
20:30の回(曇)。20:15会場着、4階でエレベータをおり、受付はどこかと5階へ..「中」とありましたのでドアを開けると「上演中「(トロールとラッカセイ」でしょうか)」...思わず「時間を間違えたか」と思ったのですが、どうみても演目が違う..どうしようかと、そんなこんなでひとまず座席へ。お客さんは思い思いに座って観劇中、しばらくして終演、ドリンクをひとつお願いし、開演を待ちます。

入り口横にコートハンガー、大きなガラス窓の前にはテーブルと椅子、範囲の壁際に客席、リラックスして観ることができます。天井には白いボールのような照明。

20:30開演~21:34終演。

『-しがない-(2013/6)』が初めてで5作目になります。再演ですが、やはり独特の味わいで他にないもの。薄闇、窓に映える影絵、シルエット、ワインとパン、、マフラー、何度も繰り返される日常。ふと、自分は繰り返しが大の苦手だったことを思い出します。なのになぜまた観に来ているのでしよう。

ヒガンノウタ

ヒガンノウタ

BASEプロデュース

BAR BASE(東京都)

2015/03/04 (水) ~ 2015/03/21 (土)公演終了

満足度★★★★★

無題1413(15-061)
プレビュー公演 20:00の回(曇)。19:28受付、開場。入って右側(カウンターとは反対側)に客席、ミニイス、ソファなど。岩倉さんは入り口側で弾いている。ちょうどチラシに写っているあたりとカウンター内が舞台の中心。

本日のスープ「カボチャとセロリと豆乳のスープ、バケット添え」、奥のドアにはライブの告知「PEACE LIVE(3/21/土)」。

19:51前説(75分)、20:05開演~21:08終演、ミニライブ~21:24終了。

先月、「鵺的」の公演(@雑遊)に奥野さんが出ていらして、こちらのことを知りました。此処は「向日葵と夕凪(2012/8)」以来です。

ギターはチラシと同じもの(VOXのアンプは使用せず)、奥野さんは「KISS」柄、山本さんは特別に「関西弁」のセリフ。本公演の最終日が「3/21」春分の日...「ヒガン」とカタカナなのでほとんど意識していませんでしたが観客を柔らかく包み込んだ、それは優しい構成でした。終演後のライブ、笑いすぎました。

ネタバレなしで。

ネタバレBOX

お彼岸...ご先祖さま...だけではありませんでした。とても切なく、でも爽やかな終わり方でした。
純血奇譚

純血奇譚

楼蘭

王子小劇場(東京都)

2015/02/25 (水) ~ 2015/03/01 (日)公演終了

満足度★★★★

無題1412(15-060)
18:00の回(雨)。17:20会場着、すでに並んでいるお客さん、17:23階段(スタッフに山下さん)の中ほどまで入って待ち、17:30楽屋を回って受付、開場。

先日のレティクル東京座と同じく(普段の)入口側が舞台。

「夜にだけ咲く花(2011/2@die pratze)」..まだこりっちにコメントしていない頃..が初めてで4作目、「グロテスク(2014/3@パラータ)」から約1年、片山さんは「オロチ(2014/9@pit)」。大畠さんは、ストラトを抱えた映像がありますね。私のストラトはラージヘッド/アンティグアカラー、大畠さんが振り回しているのはシルバーバースト(?)、シャープな印象です。

Facebookをみたら芸術祭(@江古田)で公演あったのですね、11/2(日)「劇団3人のゴリラ」を観に行ったので知っていたら寄ったのにと思う。

下手:机、椅子、診療ベッド、歪んだスロープ。上手:深紅のカーテン。当パンに貼ってある配役表の文字が小さすぎ場内の照度では判読できず。

18:01前説(120分、受付対応のため5分押し)、18:07開演~20:11終演。前作よりずっとダークで耽美なお話(吸血鬼モノ)で好み、血の滴りには(黒)闇が似合う。ホラー映画はほとんど観ませんが、「ブレイド(Wesley Snipes)」「アンダーワールド(K.B.Beckinsale)」「ぼくのエリ 200歳の少女」などは好きな作品。で、日本を代表する吸血鬼といえば「ポーの一族」か、なぜか吸血鬼(ヴァンパイア)には美形が多い。

映画などではどうしてそのような境遇になったのかが語られ、正義と悪、悪と悪、異形のものと人々との闘いや破滅に至る道が、メインになっているのではないかと思います。本作では、当パンが読めなかったので、登場人物の過去との関係、どうして「吸血鬼」になったのかなどが少しわかりにくく、最後の謎解きもやや唐突(物語としては、これもありだとは思います)。また、全体にもう少し「闇」を強調した照明の使い方でもよかったのではないかと思います。

白鳥たちのブルース

白鳥たちのブルース

プロジェクト・ドロブラ

テルプシコール(TERPSICHORE)(東京都)

2015/02/27 (金) ~ 2015/03/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1411(15-059)
11:30の回(晴)。20分前開場ということでしたので11:00頃会場着で待っていると、外は寒いからと言って中へ入れてくださいました。受付し(靴を脱ぎ)、11:10開場、場内での客席誘導もたいへん丁寧。

入って、右に客席(ひな壇)、左が舞台で...ハンガーラックが舞台幅いっぱい、上手は楽屋のように鏡と小さな台、奥には役者さんたちがいますが、かかっている服でよく見えない。

こちらは初めて、この会場では何回か舞踏の公演を観ていて、時々、公演スケジュールを確認しています。江間さんのお名前があったので観にきました。

チェーホフは苦手なのでどうかなと思ってしまいましたが、とても面白い構成でした。

11:30前説(90分、遅れているお客さん待ち)、11:37ラックを移動~13:03終演、男性4×女性4、(未読、未見)チェーホフの白鳥の歌に短篇を挟んだ佳作。畏まることなく、コミカルなお話(設定+演出)に引き込まれてしまいました。

ネタバレBOX

(勝手に副題)

1.プロローグ(oh! ダンス)
2.タバコの害について ひと幕の独白劇(4人で1人はやけに忙しい)
3.寿退社(頼まれたらなんでも引き受けてしまうOLに明日はあるのか)
4.青春デイジー(アメリカンな家族って)
5.桃(割ったら出てきた桃太郎、誰が面倒見るのか)
6.夕日にブルース ~腐りかけのヒーロー~
(腐ってもアンパンマン、行け!皆の夢守る為)
7.白鳥の歌(カルカース) ひと幕の習作
(女優は魔女の如く)

長栄さん、横山さん「ヘソのゴマ、ゴマの星(2013/12@画廊)」
暴走しなければ恋愛じゃない

暴走しなければ恋愛じゃない

Cui?

アトリエ春風舎(東京都)

2015/02/25 (水) ~ 2015/03/01 (日)公演終了

無題1410(15-058)
15:00の回(晴)。14:30受付(整理番号あり.16番というのは予約順?)、14:40開場。床に「←」、左右の壁に道路標識、真中にテーブル。

「爽快で~(2011/12@バビロン)」が初めてで4作目。

14:54前説(90分)、15:03開演~16:40終演。

すみません、(←を含め)よくわかりませんでした。3編ともよく似たおとなしい(薄味)印象だったのは、私との接点がなかったからかも。

「←」にはちゃんとコンセプトがあるとのこと...が、読んでも「ソウイウコトダツタノカ」とこないのでよほど鈍いのかと思う。

開演前に思っていたのは、群れを作っていた鰯集団の混乱ぶり。外敵は両壁から忍び寄るので「追越禁止」とか「衝突事故多発注意」とか言っている場合ではない、ちょうどよい具合に大きな矢印があるからそっちへ逃げろ...ただ、そこにはもっと邪悪な「網」が...男女という縦糸横糸で編まれた、斬っても斬れない網が。

へんしん(仮)

へんしん(仮)

ENBUゼミナール

シアター風姿花伝(東京都)

2015/02/27 (金) ~ 2015/03/01 (日)公演終了

無題1409(15-057)
19:30の回(曇)。

19:00受付、開場。舞台には役者さんたち。18:31前説(90分)、19:35開演~21:09終演。この会場は1F階段のところに受付開始時間までここで待つようにという案内がありますが、当日は、上に上がることができる(OPEN)状態。なので上に上がるお客さんがいた。どこで待っていればいいのかもっと配慮できるのではないでしょうか。

本筋から外れますが、開場時に役者さんが舞台にいるのはいいとして、ただ雑談しているのは好きではなく、本作の場合、客席(友人?)からの写真撮影に役者がポーズしたり、話をしたりと、開演前から観劇動機一気に低下。

もちろんオリジナルは観ていませんが、作品そのもの+演出もあいませんでした(すみません)。途中の客いじり(カラダに触れたり)は、最高裁だとセクハラにならないかと余計なことを考え観ていました。

今まで観た卒業公演では、その後何作も観に行った役者さんたちもいますが...動機付けがないことには。

『解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話』

『解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話』

趣向

シアタートラム(東京都)

2015/02/26 (木) ~ 2015/03/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1408(15-056)
19:00の回(晴)。18:20会場着、当日券(キャンセル待ちも)の方が並んでいる(かなりの方が立ち見でご覧になっていました)。18:30開場、ベンチシート席(お得なセット券、お隣との間隔も十分)にしたら最前列でした。

トラムのグレーの高い壁が閉鎖された空間をイメージさせ、中央には朽ちつつあるコンクリート、もともとの色を喪ったたくさんの椅子、上手客席寄りには半分沈んだ椅子...「猿の惑星(の自由の女神)」のようにみえる...床には金色の砂や、唯一、生命の証であるかのような緑色の苔。

18:45前説、19:00鐘の音(前説)、19:04開演~20:59終演、PPT21:02~21:27(演出の扇田さん、稲葉さん)。

初演を観たのは2011/5(@KAAT 演出/黒澤世莉さん)。そのときは真っ暗な(どこまでも拡がっているように思える)空間に光の環、白い衣装の女学生たち。

今回はそれぞれの衣裳。砂を使うので客席には「マスク」が用意されていました。その「砂」は煙のように舞い上がり、「体育館」の閉鎖空間をゆっくりと降下、すべては塵に還るというのでしょう、トラムの壁~瓦礫~埋まりつつある椅子~たくさんの砂。その砂のひとつひとつに「女学生」の人生が刻み込まれ、連綿と続いてゆくような時間感覚。

藤井さん「RUR(2012/12@上野)」「Disk(2013/3@ここ)」「マニラ瑞穂記(2014/4@PIT)」、増岡さん「荒川、神キラーチューン(2014/5@サンモールS)」、窪田さんは初演(息吹役)、「星の結び目(2011/12@アゴラ)」、上田さん「終の楽園(2014/7@文学座アトリエ)」。

清水さん「墓場、女子高生(2015/7)」とあり、この作品、今まで2回観ているのですが都合がつけば。

ネタバレBOX

初演時は座席から見下ろしていましたが、今回はやや見上げる感じ、舞台の明るさは全然違うのですが、ひた向きに、がむしゃらに走り回る生徒たちは同じ。

「哲学」が、文字によって砂の島を一つにつなげ(環)、体育館の論文を作成する姿が印象的。

チラシの衣裳が前回と似ているのでそうかなと思っていたら違っていました(どういう変化か?)。

今回もDVDになるのかな...
ころころころ

ころころころ

遠吠え

荻窪小劇場(東京都)

2015/02/26 (木) ~ 2015/03/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1407(14-055)
19:30の回(雨→曇)。19:00受付、開場。

桟敷+ミニ椅子+パイプ椅子の客席。体育館裏という設定の舞台、落ち葉がたまり、箒、傘、ダンボールや教室の椅子(赤いカバーの文庫本らしきものが乗っている)が放置されている。

セーラー服姿の少女がひとり、小石を積んだり、所在無げ。

19:25/19:30前説(アナウンス、70分)、19:31開演~20:42終演。

卒業式の前日、少女たちは自己と向き合い、進むのか、留まるのか、消え去るのか、記憶(の再現)と記録(日記)とは交差することもなく、並行でもなく、常に不安定な十代後半、交錯した関係を断ち切ろうとする無口な少女(田中さん)は、正しい均衡を示し、世の采配を司る天使のようでした。

私の場合、高校のときは何も考えず卒業式に出たものの、大学では不参加。あとで卒業証書を取りにいったという落ちがつくのですが、(当時の自分に)意味のない「区切り」という感覚はその後も続いているようです。

田中さんを始め、木村さん、ヤンセンさんは「爆弾魔メグル(2014/11@王子)」、また「ツヤマジケン(014/7@王子)」のるんげさん、mimimalのさほ@~さん...

ネタバレBOX

先日「つくられる偽りの記憶(越智啓太著)」を読み終わったのですが、本作における、記憶の源泉を探るための「繰り返し」というフレームと本の副題「あなたの思い出は本物か? 」とが妙に重なり合い、共感、葛藤、拒絶、断絶、などが濃厚に交じり合った空間のように思えました。それを一旦焼き尽くすため「業火」が必要だったのかなと。

開演時から舞台に居た少女(透子?)は、靴を履かず、石を積み上げているのでなんとなく周りとは違うと思えたのですが、12年前に自殺し、なぜ、今も此処にいのるか...救うため?
エグ女

エグ女

f.tプロデュース

千本桜ホール(東京都)

2015/02/25 (水) ~ 2015/03/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1406(15-054)
19:30の回(曇)。18:45受付(3F)、階段には届けられたたくさんの花、此処で花を見たのはたぶん初めて。

19:00開場、最前列はミニ椅子、2列目からはスタッキングチェア。舞台はどこかのマンションか、大きなソファが客席に向いて、手前に小さなテーブル、奥には書棚やベッド、上手に窓、エアコン、ラック、玄関、下手はキッチンらしい。BGMに邦楽(アニメあり)、19:33前説(70分)、19:35開演~20:41終演。

「エグ女(じょ)」について、大きく2つにわかれた短篇8連作。場転、セットを入れ替える際のコミカルな動きも楽しく、そのままマンガにもできそうな曲者同士の二転三転する体当たりエピソード集、明るい舞台、魅力的な役者さんたちでした。

小林さん「これでも機嫌のいい顔です。(2013/9@711)」、丸山さん「バカにふりそそぐ木漏れ日の温度(2014/5@王子)」を観ていました。

勅使川原三郎 新作映像上映会

勅使川原三郎 新作映像上映会

KARAS

KARAS APPARATUS(東京都)

2015/02/16 (月) ~ 2015/03/22 (日)公演終了

無題1405(15-053)
20:00の回(曇)。20:04上映開始~20:42終了。

今夜は「サブリミナル詩集」と「ソラリスインタビュー」from パリvol.2。

「詩集」は2回目ですが、少し映像が見えるようになりました。ぼんやりと映る「何か」の像は、みようによっては遥か彼方の星雲のようにも、深海の闇の世界の生命体にも見えてきます。

佐東さん:例えがよくないかもしれませんが、NHKで「ダイオウイカ」の映像をみて感じた生きる「カラダ」とコミュニケーションが成立しえない生命体(「ソラリスの海」のような)、そんな印象(ひとりひとり、いろいろ想像できると思います)。

勅使川原さん:こちらもかなりスローな映写ですが、シアターXで観た作品が、
しっかりと安定したカラダの動きになっているので、実際に自分の眼で見た(安定とは遠い)歪な動きの中にはそういったものがあるのだといまさらながら。

「ソラリスインタビュー」from パリvol.2
2週間経過:歌手も参加、衣装合わせ、舞台装置の使い方、通しも行われているそうで、佐東さん:「感情」とダンスについて、カラダから出てくる感情以前のもの、ハリーの感情をどうカラダで表現できるか...

ゲネプロ公演、公開リハーサルを数回観たことがあります。「創作の過程」を観ることができる機会は滅多にないので、とても興味深く観ることができます。

copy

copy

日本女子体育大学ダンスプロデュース研究部

アサヒ・アートスクエア(東京都)

2015/02/22 (日) ~ 2015/02/22 (日)公演終了

満足度★★★★

無題1404(15-052)
15:00の回(曇)。14:30受付、開場。15:02前説(マイク使用、60分)、15:06開演~16:08終演。全員お揃いの白い上下、タイトル「copy 私は一人」というのはそういうことなのか。

スモークで薄霧のようなスタート、しばらく動かず、徐々に中央奥へ這いずり一塊に。下手2階、客席中央通路なども使い、均整のとれたものから、バラバラに散っているものまで、どちらかというと前者のほうが好み。走りながら舞台に出てくるのはいつ観てもいいな。

最後は一人、それまでは何人もが一人を表現しているようにみえるところがある。

今年も5月に「ぴちぴちちゃぷちゃぷ(5/22~24)」。で、中村桃子さんが「ズッキュン娘(2015/4)」に客演とあります(観に行こう...)。

少女博愛主義

少女博愛主義

劇団襟マキトカゲ

アトリエだるま座(東京都)

2015/02/21 (土) ~ 2015/02/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1403(15-051)
19:00の回(曇)。18:20受付、18:30開場。最前列は座椅子、2列目はミニ椅子でその後ろはパイプ椅子。

特に予定はしていなかったのですが、なんとなく何かないかなとみていたら「日芸演劇学科一年」とあったのでこれは観に行かなければ、と思いやってきました。此処は2回目(2012/12だるま座公演)。

正面に板片で作った十字架、左右に家具、右は本棚で、文庫、単行本...童話(二十四の瞳、にんじん、赤毛のアン、青い鳥、グリムなどの童話集...、人形が置いてあり、床には大きめの絨毯。

18:55母へ...と話し始めるので早いな?と思ったら前説でした(100分)。19:00開演~20:40終演(ぴったり)。

かなりダークで歪んだ内容ですが、それほど重くはならず、捕らえられた4人は、実はそれぞれ「少女」という存在の側面を表象していたのか、童話とは時に毒を含んでいて、本作も破滅に至る香りが漂うようでした。そんななか「看護師」というキャラクターの冷やかさが恐ろしくもまた哀れ。

終演後お訊きするとみなさん1年生(!)だそうで、今まで卒業生、3~4年生の公演はたくさん観てきましたが、遜色ない出来栄えでした。全3ステ、日曜にソワレ公演があれば、初めて日芸を意識した「生活図鑑」のときのように、2回目行ったくらいです。あらためて層の厚さ、多彩な個性を感じました。 

当パンでは「少女1~4」としかないので、役柄とお名前がつながらず、終演後でもいいので、4人の役柄とお名前など配布していただけるとありがたかったです。

藤谷さん、「かもねぎショット」客演...確実に行けるか、まだわかりませんが、都合がつけば。

Antwort

Antwort

LUTEA

北池袋 新生館シアター(東京都)

2015/02/21 (土) ~ 2015/02/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1402(15-050)
14:00の回(晴)。13:30受付、開場。対角線上に木製のベンチと椅子、ピアノ曲が聴こえてきます。パイプ椅子席6列。13:45/13:55前説(90分)、14:00ブザー、開演~15:36終演。

チラシを観てすぐ萩尾望都(先月「知の巨人たち 手塚治虫」に出てらっしゃいましたね)さんの作品を思うのでした。であれば、ユーリはユリスモール、「トーマの心臓」は1974年の作品、連載当時ではなく萩尾望都作品集 第1期で読みました。

萩尾さんの作品はSF(11人いる!)から入ったのですが、どれも特別なものばかり。帰るとき、スタッフの方にお訊きするとお茶の水女子の学生さんがメインのようで、チラシにMMGの次回公演(4月)がありました。「マジシャンの憂鬱(2013/11)」を観ているので確認してみると...千葉さん、齋藤さんのお名前がありました。 TwitterにあるMono-Musica(2014/12)も観に行っていました。ダンス公演では、なかのZEROでの創作舞踊公演や「プロジェクト大山」を観続けているお茶の水女子、気がつかないうちに近いところにいたようです。

そんな個人的な思いを持ちながら会場へやってきました。ブログにもありましたが「Antwort」は「答え, 返事 」とのこと。物語は静かに始まり、静かに終わる、その間、20年くらいの時が流れ、役者さん好演、金髪と黒髪の対比、指輪、男物の衣裳、深みのある(好みの)雰囲気でした。

終演時の挨拶が女の子らしい「声」だったのがとても新鮮。

ちょっと気になったのはピアノ曲とセリフが重なるとき聴き取りにくいというほどではないのですが、せっかくのセリフがぼやけてしまいそうに感じたので、音量を少し下げてもいいのではないかと思いました。

余談ですが、Pal’s Sharer「トーマの頃を過ぎても」が再演されます(2015/4@ポケット)。初演(2012/1@「劇」)を観ていてお薦めです。

學園使徒ノクト

學園使徒ノクト

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王子小劇場(東京都)

2015/02/15 (日) ~ 2015/02/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1401(15-049)
19:30の回(晴)。18:50会場着、受付(整理番号14番)。19:00開場。

普段とは逆の客席配置、楽屋を抜け(本作で2回目)場内へ、最前列(お土産付らしい)ミニ椅子、2列目以降はパイプ椅子(ひな壇)。

壁、床に赤白の日章旗デザイン、梯子に階段とカラダを酷使する造り。「コルトス脳信号(2012/2@ミラクル)」を観ていて本作で3作目。前作に続いてやないさんが出ているので観に来ました。

19:21前説(アナウンス)、19:30サイレンが鳴り開演~21:13本編終了、ミニライブ21:17~21:28。

タイトル通りの学園もの、最前列席の前には5本のマイクスタンド、衣装により配役をわかりやすくし、カラフルなメイク。

総勢25名、途切れることなく舞台に現れ、2F部分、梯子を使い、階段を駆け飛ばし、歌う、小気味よい展開。

正面両端に字幕(歌のときに)、大量の紙吹雪、個人的にはもう少し音量をあげてもいいなと感じました。

青海さん、シミズさん、山本さんは「うみがめくれる(2014/8@プロト)」...脚演が淡乃晶さん。雨宮さん「籠の中(2013/3@上智)」、星さん「人魚の薬 -雲の上編-(2013/4@風姿花伝)」、吉澤さん「Butterflies in my stomach(2013/11@ゴールデン街)」。

今年は「白米少女」の公演があるようなので楽しみに待ちましょう。

いつかエンドロールで

いつかエンドロールで

20歳の国

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2015/02/18 (水) ~ 2015/02/22 (日)公演終了

満足度★★★★

無題1400(15-048)
19:30の回(晴)。19:01受付、開場。邦楽がかかりミラーボールが回っている舞台には箱型椅子が5つ。

2作目、「保健体育(2013/10@王子)」です。

左右の壁にチラシ類がたくさん貼ってあり、上手(住宅街向け):ひったくり注意、空巣・泥棒お断り、パートナー紹介、犬を探しています、不法投棄禁止。代わって下手(繁華街向け):カードローン、男性募集、バイ○グラ...

19:30前説(と同時に実質開演、70分)~20:37終演。

川田さんは「さくら(2011/3@笹塚)」..数えたら13作目でした。古いものでは、古木さん、斉藤さん、竜史さんは「バナ学eyes★芸劇~略(2011/6@水天宮)」にお名前がありましたが何十人も出ていたこともあり覚えていませんでした。

幼馴なじみのともだち5人。高校生~社会人までの時間が前後しつつ流れてゆきます。劇的な人生が待ち受けていたわけではなく、誰にも起こりそうな出来事がそれぞれのキャラクターとなって現れ、消え、繰り返され、熱にうなされたような想いはやがてちょうどよい肌温度にたどり着く。

振り返ってみて、自分のときは...と考えるのは少し気恥ずかしくもあり、役者さんたちはみなさん好印象でした。

勅使川原三郎 新作映像上映会

勅使川原三郎 新作映像上映会

KARAS

KARAS APPARATUS(東京都)

2015/02/16 (月) ~ 2015/03/22 (日)公演終了

無題1399(15-047)
21:15の回(雨)。20:50会場着、受付、そのままB2へ。

21:22上映開始~22:05終了。勅使川原さん、佐東さんはパリ(オペラ「ソラリス」)。その間、上映会が行われます。本日は「サブリミナル詩集」「ソラリスインタビュー from パリ」の順に2本。

正面のスクリーンにぼぅっと、たまごを横にしたようながあかりが映り、続いて(顔やらなにやら、乱雑に)高速でシーンが切り替わり、やがてこれもぼぅっとした顕微鏡を覗いたような世界、やがてグロテスクな像が姿を現し、ヒトのカタチに近づく…1人で観ると怖いかも。これに佐東さん、勅使川原さんの映像。一定のリズムで呼吸のようなノイズ。

間をおいて、明るく「ソラリスインタビュー」、いつものトークのようなくだけた(お互いに)インタビュー、稽古が始まり、みな順調とのこと。

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