さよなら、三上くん
monophonic orchestra
APOCシアター(東京都)
2015/04/15 (水) ~ 2015/04/22 (水)公演終了
満足度★★★★
無題1458(15-106)
13:30の回(晴)。12:45受付(いらっしゃったのは、つくにさん。整理券あり)、13:00開場。
階段上がり、手前に椅子席、奥が舞台。壁一面黒、ここは図書館の2階、学習室という設定なので下手の階段も使います。
黒い本、花、家具、モニター、ソファ...唯一、2つのテーブルが白。
「時々は、水辺の家で(2013/12@画廊)」と本作で2作目。今回は特に、今泉さんが出るというので、ひとつは長いお休み(2014/4~)後、もうひとつは「てがみ座」以外の公演が初めてだということ、で楽しみにしていました。中田さんはもちろんシンクロ少女の作品。
13:28前説(つくにさん、90分)、13:33前説(須貝さん、なぜか学生服姿)...で始まる~15:06終演。
少し優しすぎるかな..と思ったり、いやいやこれでいいんだと思ったり。
場所によるのかもしれませんが、少し寒かったです。
板橋でカフェやってます。
Island
magari板橋店(東京都)
2015/04/09 (木) ~ 2015/04/12 (日)公演終了
満足度★★★★★
無題1457(15-105)
14:30の回(晴)。
お天気のよい昼過ぎ、人通りは少ない。14:02受付、開場。薄いグリーンのカウンターと向き合うように椅子とソファ。ドリンクをお願いし席へ。
Island classic.01公演。(Sentio閉鎖後)久しぶりに降りる板橋駅、徒歩2分のレンタルカフェ(調理器具、食器等あり)。
14:30前説(70分、上演中飲食可)、開演~15:39終演。
3人の女性客との会話で構成された短篇集。
「Sometimes Caffe(2011/10@上野ストア)」からで4作目。前作カフェ公演(2013/12@Gallery&Café FIND)はお隣の駅(十条)でした。
元文芸部小学校4年の子供を持つ主婦、8年付き合ったものの別れ今は婚活に励む30過ぎの女、売れっ子(?)作家。
女性、妻、母、子供、さまざまに変る人生の色合い、夕方から閉店後のカフェで交わされるお洒落なのにとても身近なお話。いつものようにコトバのやり取りが小気味よく続きます。
SILVER to BLACK
HyouRe Theatre Company
アサヒ・アートスクエア(東京都)
2015/04/11 (土) ~ 2015/04/12 (日)公演終了
無題1456(15-104)
18:00の回(晴)。
17:30受付、開場。入口側を底辺としたコの字の座席、入口側(椅子席1列)に座ります、両サイドはひな壇3列、中央はほとんど目線の高さの舞台、「白い象(紙製?)」がやや長い鼻を上に向け横たわっています(上から吊らされています)。
18:01前説(アナウンス、75分)、18:06開演~19:16終演。
宮沢賢治作『オツベルと象』より...とあり、普段でしたら観ないのですが、セッションハウスでお名前をみかけていた笠井晴子さんが出ていらっしゃるので観に来ました..「ダンス専科2013(2013/3)」「Clash(2013/9@高円寺2)」。
終わってから青空文庫に行って、(他に関連サイトも)読んでみましたが、よくわかりませんでした。
となると、あとはどのようなパフォーマンスになるか...ですが、多用される「繰り返し」が苦手な私には随分長く感じてしまいました。
蚊帳のような吊りものは、以前(此処で)観ているのと、両サイドにチョークで絵を描いているシーンは全く見えないのと(上演中、移動してもかまわないという案内がありましたが、もちろん一人もいません)、終演時の挨拶..両面は丁寧だったのに、こちらの一列は手抜きだった(たしかに3人しかいなかったけど)のと...
シアター21フェスSTEP UP vol.56"春編"
セッションハウス
神楽坂セッションハウス(東京都)
2015/04/11 (土) ~ 2015/04/11 (土)公演終了
満足度★★★★★
無題1455(15-103)
19:00の回(曇)。18:30受付、開場。今夜の舞監は桜美林卒の井草さん(前週、同大演劇専修9期生による「クークー(@絵空箱)」を観に行きました)。
19:02前説、19:06開演~19:51、休憩、20:01~20:33終演。
久しぶりの木村愛子さん、「水を抱く(2014/8@d-倉庫)」以来。他の方々は初めてのようです。木村さんは黒い衣装の印象が強かったのですが、衣装の臼井さんは「温かい水を抱くⅣ(2013/1@nitehi)」と同じでした(と、終演後教えていただきました)。
「醒める老犬」という不思議なタイトル...観ていると「生命の誕生」のような印象。生まれくる(湧き上がる)ものを制御できない肉体、いつも「(もっとも原始的な)生きる」ものを感じるのでした。
「あきとなつと ゆかいななかまたち」は3篇構成...オバチャンには笑い、歌と振付がピッタリで楽しいものでした。
みなさん、個性的
トーマの頃を過ぎても
Pal’s Sharer
ザ・ポケット(東京都)
2015/04/15 (水) ~ 2015/04/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
無題1454(15-102)
19:00の回(晴)。18:00受付、整列、18:30開場。2回目(通算4回目)です。
19:02前説、19:04開演~21:02終演。
1995年3月、同じセーラー服→2003年9月それぞれの色→2012年4月、喪服とセーラー服(聡子)。聡子の時間だけが高校生のまま止まっていたのかもしれません。
その聡子役の相本さんは、この役はこの人しかいない、と思うほどピュア。
「風と木の詩」は単行本で読みましたがアニメになっていたのは知りませんでした。調べるとセルジュの声は小原乃梨子(未来少年コナン)さんでした。
みなさん、衣装がよく似合っていて世代の違い(移り変わり)が自然に現れていました。
終演後、篠原さんに先日購入した台本へサインをいただきました。また、再々演、お願いします。あ~、もう一回観たい。
見ズ溜マリニ映ル青空ハキレイデ。
訳アリ24畳
サブテレニアン(東京都)
2015/04/17 (金) ~ 2015/04/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
無題1453(15-101)
19:00の回(曇)。18:30会場着、受付。入って右が客席(2段)、向かい側にはいろいろな本が置かれ、その間には劇場の平台が3つ並べてあり、男性がひとり。
こちらは初めてですが、藤谷さんの公演「新赤と白(2015/3@B1)」で知り、観に来ました。藤谷さんは3作目、小田さん「少女博愛主義(2015/2@だるま)」。
終演時にお訊きするまで日芸が母体だとは気付きませんでした。
SFでいう「時間もの」ともいえる作品。置かれていた本からスタートし、「運命」「定め」の内側で生きるということ、取り返すことができない過去。これらが(やや難解かもしれませんが)並行世界のような2つの世界の中で交差、「作者」と称する男の誘導で書かれた文字から浮かび上がる物語はなかなかのものでした。
ちょうどアシモフの「永遠の終り(The End of Eternity/1955年)」を再読しているところで、少し似ているところがあるかな、と思い観ていました。
藤谷さんの絵本の中の赤と青(水色)、黄色いレインコートだけが色らしい色を持った舞台。学生らしさを残しながらもとてもよい印象を持ちました。主宰の平澤さんは2年生。私が「日芸」を意識したのが、この会場での生活図鑑「凹(2013/9)」。もう卒業した人もいますが、あらためて層の厚さを感じました。
役者名に配役を併記していただけるとありがたいです。
トーマの頃を過ぎても
Pal’s Sharer
ザ・ポケット(東京都)
2015/04/15 (水) ~ 2015/04/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
無題1452(15-100)
19:00の回(曇)。18:35会場着、受付、中へ。
18:45/19:02前説(120分)、とてもよい印象の方でした。
今夜は予定していなかったのですが時間ができたのでメールで予約(各公演、開演の4時間前まで可だそうです)、満席。
19:03鐘の音で開演~20:59終演。
「観たい!」が2014/10なので上演までだいぶ待ちました。
2012/1@小劇場の初演(2回)、「フラワーシャーベット(2014/6@楽園)」と3公演目です。感じたことは初演時に書いたとおりで、今回も期待通りの好演でした。
「花の二十四年組」...wikiってみると、萩尾望都、竹宮惠子、大島弓子、青池保子、山田ミネコ。「ポスト24年組」水樹和佳、坂田靖子、佐藤史生、花郁悠紀子...どなたも懐かしく、思い入れもたくさんある作家のみなさん。
「トーマの心臓」を初めて読んだのは「萩尾望都作品集第1期、11-12巻。「小学館文庫(マンガ)」1980/1981年初版の1-2巻はその後でした。。※萩尾さんはその前に「11人いる!」を読んでいます。
原作の一節が散りばめられた作品、最後に渡された贈り物は原作では「図書館の本」でした。
新しい版が出る度買い続けてきた「トーマの心臓」、初めて読んだ時の自分を傍に感じながら舞台を観ている、不思議な感覚、当時どれほど感動したのか...そんな想いとともに物語は進んでゆきました。
萩尾さん関連では、本作と「半神(2013/11@絵空箱)」がずば抜けた出来栄えで、どのような方(篠原さん)が書いたのかなと思っていたところ、終演後、少しお話をすることができました。萩尾さんの作品が大好きでたまらない、という想いは同じようです。
「これがぼくの心臓の音」そう言うことができる作品に再会できた喜び。もう一回観に来ます。
この流れバスター
シベリア少女鉄道
吉祥寺シアター(東京都)
2015/04/11 (土) ~ 2015/04/19 (日)公演終了
無題1451(15-099)
20:00の回(雨)。19:00会場着、指定席券と引き換え。
あっという間に完売、イープラスの「当日引受受付」でなんとか予約できたものの、指定席は最後列(右端)、キャンセル待ちの人の方がずっと前方でした...、とはいえ、まずまず観やすい。
19:48/58前説(アナウンス)、20:03開演~21:45終演。
「もう一度、この手に(2011/1@王子)」が初めてで4作目。川田さんは、近いところでは「いつかエンドロールで(2015/2@ゴールデン街)」。
「あのっ、先輩(2014/4@高円寺1)」がたいへん面白かったので続けてみているのですが、本作はあわなかったようです(スミマセン)。
石のような水
映画美学校
アトリエ春風舎(東京都)
2015/04/10 (金) ~ 2015/04/12 (日)公演終了
無題1450(15-098)
19:00の回(雨)。18:50会場着、受付(整理番号付ですがすでに開場済み)、並んでいるのは当日券の方でしょうか。満席で通路に追加椅子席。
19:00前説(5分休憩ありで160分)、19:04開演~20:17、20:27~21:49終演。
「映画作家アンドレイ・タルコフスキーの作品をモチーフに」とあったので観に来ましたが期待はずれ、ほとんどわかりませんでした。
ストルガツキーではなくタルコフスキーだというところが弱点に思え、「ゾーン」が出てこなければならない理由はどこにもなく、「水」に深みがあるのでもない。
短い間隔での場転(なぜギター?)が散漫さを強調、美術ももうひとつ。
冒頭のピクニックは「路傍のピクニック」から?
役者さんが...というのではなく、脚本と演出があいませんでしたし、とにかく長い。
尼ちゃん
製作委員会
秋葉原ズーズーC劇場(東京都)
2015/04/08 (水) ~ 2015/04/12 (日)公演終了
満足度★★★★
無題1449(15-097)
19:30の回(曇)。19:00受付、開場。
小谷さんは「つかまえてごらんなさい、箸で(2013/11@王子小)」で観ていましたが、他の皆さんは初めて。雪乃さんは6月に「好物バナナなんでしょ?(@楽園)」の予定が入っていますね。「劇団やりたかった」は2作観ていて、予定があえば。
ここは初めて、回転舞台があり本作でも回っていました。「説明」にあるとおりのお話。回転するので、舞台は(半分ずつになり)やや狭く、客席に近い位置で演技。
19:26前説、19:32開演~21:06終演。リラックスして観ることができるお話ですが、舞台は「尼」づくし。
30光年先のガールズエンド
The end of company ジエン社
早稲田小劇場どらま館(東京都)
2015/04/08 (水) ~ 2015/04/12 (日)公演終了
満足度★★★★★
無題1448(15-096)
19:30の回(曇)。18:45会場着、受付、19:00開場。
「早稲田小劇場どらま館」開館記念、プレオープン公演、初日。
ジエン社は、水天宮ピット 大スタジオ(2011/6)の公演「芸劇eyes番外編『20年安泰。』」が初めてで5作目、清水さんは「proof(プルーフ)-証明-(2014/5@SHIBAURA HOUSE)」以来。
綺麗な会場、一方、舞台はチラシを剥がした跡、汚れたコンクリートの「スタジオ」。座席はベンチシート5列、舞台が高めなので4列目に座りました。入ってみると上手のベンチに女性がひとり座っています。
19:15長身の男、芝居風前説、その中でそれとなく開演が遅れることを告知、19:36開演~21:06。
12年の月日が交差、今は何時なのか、生きているのか、何をしているのか。
しばらく前に衝動買いした「SFマガジン」、「現代日本演劇のSF的諸相[第12回]」にジエン社が載っています。
およそ1年ぷりの清水さん、ライブシーンでベースを抱えるのですが、これがなかなか様になっていたので、終演後訊くと、演奏はできないがいろいろ研究したそうで、右腰にボディを当て、右手はそっと弦に当て、左手は指を揃え、ネックのほどよい位置。縦過ぎず、横過ぎもしない、いつでもTal Wilkenfeldくらい弾けそうな雰囲気。
終演後、台本を購入。とりいそぎ
朝
KARAS
KARAS APPARATUS(東京都)
2015/04/07 (火) ~ 2015/04/11 (土)公演終了
満足度★★★★★
無題1447(15-095)
20:00の回(小雨)。19:55開場、20:10開演~21:10終演~トーク21:36。
オペラ「ソラリス」の海外公演がありおよそ2ケ月ぶりの公演。今まで舞台上には何もなかったのですが、今夜は舞台装置がひとつ。
「春」というタイトルについて、トークでも触れるのですが、なかなかいつものような「コトバ」にならず、それほど(ダンサーにとっても観客にとっても)自由なダンスではなかったかと思います。
19回目(の神経衰弱とおっしゃっていましたが)アップデイトダンス、いつも観る者をはるかにこえてゆきます。
まるで生き物ののような「装置」、空間に色を満たす音楽、照明の微妙なニュアンスを受けるカラダ、は神秘的ですらありました。
ダンス専科2015
セッションハウス
神楽坂セッションハウス(東京都)
2015/04/04 (土) ~ 2015/04/04 (土)公演終了
満足度★★★★
無題1446(15-094)
19:00の回(曇)
18:30開場、19:00前説、19:08開演~19:57、20:09~20:30終演、ベスト賞授賞式20:48~20:59(鈴木竜さん)。
ダンスクラス受講生による演技。なかなかカラダが追いつかないところもありましたが、瑞々しい演技は観ていて爽やか。
日本舞踊とダンス、両方に出ていらっしゃる加藤さん、当たり前ですが、カラダの使い方はまったく違い、縦の動きが抑えられた舞とあらゆる方向に放射するパフォーマンス。
雨乞いの唄
人間嫌い
STUDIO543初台別館(東京都)
2015/04/04 (土) ~ 2015/04/04 (土)公演終了
満足度★★★★★
無題1445(15-093)
14:30の回(晴)。
14:01受付、開場。縦長の会場、両長辺に椅子席、その少し前に明り(滑走路の誘導灯みたいに一列)。
5名の役者、舞台上にいてトランプをしています、緑色...背中にこれも緑色のリュック、頭のてっぺんには「皿」、目元には妖しいメイク、どうみても河童。
Wikiってみると「間引きされた子供の遺体が河原にさらされている姿」とあり、本作はこれに近いか。
14:25婦警(ミニスカ、網タイツ風ストッキング)による前説(50分)、14:32水の音、開演~15:17終演。
「人間嫌い」3作目で、岩井さんは客演(「あいのおはなし(2014/12@博品館)」)入れて4作。
緑のカッパと床が緑の会場は偶然かと思って訊くと、ここが緑色だと知っていたそうでかなり驚く。
物語に深みが出てきたようです。
で、ひとつ、「村長」のキャラクターについては「自然」と同化したものにするとかもう少し物語の骨格に絡めた役回りだったらよかったかなと思いました(ちょっと唐突感あり)。
伝奇モノ風な暗い雰囲気から、雨が上がって青空、みたいな展開(ぜひ傘をさすシーンが欲しい)も面白いかな..なんていろいろ考えながらの帰路でした。
とにかく、大人数、脚演出、照明、遅れてきたお客さんの座席にも気を使いながらよく成し遂げたと思います。
クークー
カンパニー9
パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)
2015/04/03 (金) ~ 2015/04/05 (日)公演終了
満足度★★★★★
無題1444(15-092)
13:00の回(雨)。12:32会場着、受付(1ドリンク券)。入って左半分くらいが客席。
今日は出かけないつもりでしたが、朝、こりっちを眺めていたら井草さん、宮崎さんのお名前を見つけ、桜美林のみなさんとあり、当日券があるかメールで問い合わせるとほどなくOKの返信。
井草さんは数作での舞台監督、COMBO×COMBO(直近では「Re:ウスバカゲロウ(2014/11@プロット)」、宮崎さんは「EgHOST」の客演(「琥珀-elektra-(2015/1@雑遊)」)で。
他に確認すると、江花さんは「獣珍」にお名前がありましたが私が観たのは出ていらっしゃらない「剥落のプリマヴェーラ(2011/4@Liberty)」でした。
13:02前説(100分)、13:07開演~14:44終演、オープニング~エンディングまで、当パンでは9演目ですが、「首屋」が入ったので10演目でしょうか。
ダンス、落語、一人芝居、デュエット、ソロ、リーディング、脚本提供、と趣向を凝らしたもの、卒業後3年を経たみなさん、どことなく、懐かしさ暖かさを感じる100分でした。
「手紙」、内容はほとんど忘れてしまいましたがジャック・フィニィの「愛の手紙」も時間の流れ...ではなかったかな。
RULE
Borderline
東京アポロシアター(東京都)
2015/03/27 (金) ~ 2015/03/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
無題1443(15-091)
11:30受付、開場。舞台上手のスクリーンに映像(過去公演のものも)。
11:49前説(90分)、12:00開演~13:40終演。
旗揚げ「狂伽一閃(2013/4@pit)」、「さよならをあげる(2014/8@バビロン)」を観ていて3作目です。
短編5作、ちょっと変わったシチュエーションのなかで4名が演じる心地よい時間、セリフのテンポもよく、役者さん好演。
記憶のことでは「7秒しか記憶がもたない男 脳損傷から奇跡の回復を遂げるまで(デボラ・ウェアリング著) 」を読んだことがあり、展開としては「時間ループ」ものにも近く、ふたりが同じセリフを口にする出会いのシーンはよくできているな~と思いました。
春の優しさ、儚さ、生き生きとし始める季節によくあったお話でした。
絢爛(けんらん)とか爛漫(らんまん)とか~モダンガール篇~
ひょっこり船
高円寺grain(東京都)
2015/04/03 (金) ~ 2015/04/05 (日)公演終了
満足度★★★★
無題1442(15-090)
19:30の回(曇)。
19:00会場着、受付、1ドリンク。入って左に客席、ビールケースにクッションのベンチシート+椅子席。
舞台は、両サイドに暗幕、床に畳シート、下手から、椅子、木製枠のレコードプレーヤー、本棚、小さなテーブル、ザブトン、上手には作家が座って使う小さな机、原稿用紙にペン、本(薄緑のケース入り、は懐かしや旺文社文庫)。暗幕の奥には富士山の絵(らしい)。
本作には「モダンボーイ版」もあって入手可ということは後で知りました。こりっちで検索すると上演している劇団がいくつも。
19:32前説(5分おしで開演、90分)、19:37開演~21:04終演。
他の劇場で小さなチラシを手にし、出演者に「劇団わらく」大迫さんのお名前があったので観に来ました。「劇団わらく」は「マクベス(2012//11@あくとれ)」から観ています。
場内やや暑く、照明もあり役者さん汗だく。初日だからかやや硬くセリフが馴染むにはもう少し、季節の変わり目で場転。
アダムの肋骨
劇団肋骨蜜柑同好会
王子小劇場(東京都)
2015/04/01 (水) ~ 2015/04/05 (日)公演終了
満足度★★★★
無題1441(15-089)
19:30の回(晴)。18:48会場着、受付(整理券あり)、19:01開場。
普段の扉からではなく左側(楽屋ではない)から入ると、コの字の客席。入って左が(たぶん)正面。ほぼ正方形の舞台には大きなテーブル、イスが2つ。
テーブルの周囲に椅子を置き、座りながらのシーンが多く、コの字の「底」、入って左の客席(2列)が観やすいと思います。
19:15/19:27前説(110分)、19:32開演~21:22終演。
男1+女12、男1の編成、大人数の舞台。横手さんに田中さん..これは観なければと。
イスカリオテ割、12人とあるように、聖書から採られた素材もありました。
とりいそぎ
森さん、窪寺さん、るんげさん「アンサータン・ストーリーズ(2014/10@MOMO)」
星さん「恋の文化祭 〜恋せよ乙女、恋愛短編集〜(2014/9@ミラクル)」
千草さん、嶋谷さん「シスターストロベリー(2014/5@櫂)」
木村さん「爆弾魔メグる(2014/11@王子)」「ころころころ(2015/2@荻窪小)」
遠藤さん「わたしが消えた(2015/1@画廊)」「ツヤマジケン(2014/7@ここ)」
苺田さん「嗚呼、じょっぱり純情(2014/9駒沢オリンピック)」
るんげさん「ツヤマジケン」「偽典・地獄変(2013/4@pit)」
歩行船
桐朋女子演劇部69期黄色70期赤
キッド・アイラック・アート・ホール(東京都)
2015/03/31 (火) ~ 2015/03/31 (火)公演終了
満足度★★★★
無題1440(15-088)
19:00の回(晴)。
18:39会場着、受付。客席は、ミニ椅子+椅子、盛況で最前列に追加の桟敷席、かなり入っていて多くは学校関係の方のようでした。
「説明」をよく読まなかったのですが、「桐朋(桐朋女子高校演劇部の卒業生)」という文字にひかれて観に来ました。
「桐朋学園芸術短期大学」のほうですと、ちょうど先日観た「オレの劇団」のみなさんの母校。
メインが高校生役だったのでホントの高校生も、と訊いてみたらやはり卒業生とのこと。
出演のみなさん、初めて(だと思います)。
当パンの内側にメッセージが貼り付けてありますが、いろいろなシールを使っているようでした。
お話(脚本)は少~しわかりにくく、舞台上に「地面」を再現しつつ、必ずしもそうは思わせない演出や母娘の関係、友人との再会、修学旅行、白い右腕...などがどのようにつながっているのかが掴めませんでした。
この会場には2つ「穴」があるので特に驚きはしませんでしたがなんとなく「キャリー」を思い出してしまうのでした。
もしかすると、視覚的な部分や意味とは少し離れた表現をしようとしたのでしょうか。
結局、意味を持たそうとして、それが果たせなかった感が残ってしまいました。
世代の違いなのか、続編であったためか、最後にすっと終わりを迎えるのとは違い、疑問点が残りました。
もしかして「歩行船(別名・カチブネ)」になにか含みがあったのか...
とはいえ、役者さんも全体の雰囲気も(個人的には)よかったと思います。
着て踊る
Kermit Office
テルプシコール(TERPSICHORE)(東京都)
2015/03/27 (金) ~ 2015/03/29 (日)公演終了
【無題】1439(15-087)
14:00の回(晴)。13:31受付、開場。
3面壁沿い、天井からパイプ、衣装がずらっと架かっていて、ほとんどが落ち着いた色、一着真っ赤な色。BGMにピアノ曲。客席はコの字、縦長の舞台には6つの丸椅子。
14:02開演~15:02終演。
サイトをみると半ば強制的に「これを着るものとする」とした場合、がお題のようでしたが、よくわかりませんでした。動きは、なかったり、ゆっくりしたものだったり、赤い衣装もただ巻いたり、覆ったり...。