miss_youの観てきた!クチコミ一覧

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from ABSOLUTE ZERO 絶対零度より

from ABSOLUTE ZERO 絶対零度より

KARAS

KARAS APPARATUS(東京都)

2015/07/20 (月) ~ 2015/07/27 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題1539(15-227)
20:00の回(晴)。19:40会場着、19:53開場。

20:07開演~21:09終演、21:19トーク終了。

1998年、初演、佐東さんのデビュー作(トークより)。前日は、全編佐東さんのソロだったそうですが、今夜は2部構成で、前半が佐東さん、後半は勅使川原さん。今後の公演ではデュエットもありえるそうです。

タイトルは「動き」がとまってしまう温度。お二人が違ったアプローチで「動き」を表現。柔と剛によるダンスは菩薩像と金剛像くらいの違いがあり見ごたえあるものでした。

BLACK SHEEP

BLACK SHEEP

ミュージカルグループMono-Musica

ブックカフェ槐多(東京都)

2015/07/18 (土) ~ 2015/07/20 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題1538(15-226)
16:00の回(晴)

15:30受付、開場。ここ「キッド・アイラック・アート・ホール」は、木村愛子さんのダンス公演(2011/11)からずいぶん通ったところですが地下のカフェは初めてです。

階段を下り、受付でトランプのカードを受け取ると「ジョーカー(そうか...「切り札」なんだな)」同じカードの席に座るようにと。入口入ってすぐのカウンター(L字)席、ここからだと全体がよく観えます。

冷たいドリンクをいただき、壁を覆っている「本」を眺める...背丈より高い本棚に隙間なく収まっている本たち。ピアス、小林秀雄、北杜夫、漱石全集、中上健二、ランボー詩集、初期プロレタリア文学集、カフカ全集、夜と霧...そして「尾崎翠全集(1979創樹社刊)」この本だけ持っている。

15:57前説、16:00ピアノ曲、開演~16:50終演。

「Mono-Musica」は「アルバローザの花嫁(2013/12@ウエスト)」からでまだ4公演目。

見上げると高いところに窓...本に囲まれた小さな空間、閉じ込められたような雰囲気、寡黙な店員(怪しい…)、ゲームに興じる男ふたり、嫌われ者同士、知の勝負。

小さな会場(barでもcafeでも)は慣れているのに本日はかなり緊張。

お気軽なゲームかと思っていると、少しずつ空気が変わり、本気なのか冗談なのか、仕掛け/仕掛けられる展開がスリリングで、生声のお二人の歌が力強く会場を覆う。

オペラ「指環(ラインの黄金のみ未見)」を織り込んだ見事なストーリー展開、3人のキャラクター、どれもが素晴らしい出来栄えでした。

uni001 パン演劇

uni001 パン演劇

演劇活性化団体uni

江古田 喫茶店ぶな(東京都)

2015/07/17 (金) ~ 2015/07/19 (日)公演終了

満足度★★★★

無題1537(15-225)
19:30の回(小雨)

19:00受付開場。ここは2回目、岩佐さん、中陳さんが出ていた生活図鑑リーディング公演(2014/12)。

入って左に受付、右、本棚側に客席、奥と手前。その間がアクティングスペース。座席を決めドリンクを注文、苦味の強いものにしてみました。展覧会の絵が聴こえてくるなか本を眺めると「今日の猫村さん(文庫)」、写真集、画家の本など。

少しすると日本女子大(劇団ピアチェーレ)卒のおふたりが入ってきましたが、しばらくご本人たちとは思わず、われながらちゃんと覚えられないことと予測できないシチュエーションにたいへん弱いということに呆れるしかない。

19:34前説(阿部さん)、19:38開演~20:29終演。

人類の誕生シーンは「人類の夜明け(2001年宇宙の旅)」からきているようにもみえ、「ツァラトゥストラ」が大音量で流れたら「!!」だったかも。

4つのコーナーに陣取った4名がレフェリー役みたいな人物のボウルを叩く音でシーンを切り替え、話をつないでゆく。帽子をとったり、なにか法則があるのかなとみていましたが...わかりませんでした。

パンの数が金の数にかわり、誰が最後に大金持ちになるか、というゲームなのかと思っていました。

農耕、貿易、交換、貨幣、産業、貧困...

雰囲気(もちろん会場も)、役者さんもよかったと思います。でも、お話しの流れが少しわかりにくかったのではないかと思いました。

過去公演:原田さんは数作観ていて、串尾さん「虚ロ鯨〜カンナビ篇〜(2014/12@タイニイアリス)」、中陳さん「良くてフロリダ~(2014/7@BASE)」、岩佐さん「悪い森(2014/7@サブテレニアン)」。

PRISON WORKS

PRISON WORKS

ダンスワークス

昭和女子大学 人見記念講堂(東京都)

2015/07/18 (土) ~ 2015/07/19 (日)公演終了

無題1536(15-224)
12:30の回(晴〜やや曇)

9:00会場着、10:00整理券配布開始(この時間で50人〜60人並んでいました)、11:35配布終了、その後は別に整列、11:45ロビー開場、整理番号順に整列、12:00開場。中央ブロックはほぼ指定席(昨年は違ったと思う…)。舞台向かって左ブロック、通路寄り3列目に座りましたが、もっと後ろの方が観やすいと思います(この会場、前方にはあまり傾斜がない)。ステージ(高い)手前に数基照明があるのでポジションによってはよく観えない。

1階の収容人数は約1500人、9割くらい埋まっていたようです。

12:30ブザーが鳴り前説(ここは牢獄…)、「Terminator2」のテーマ、開演〜13:40、休憩、13:55〜15:04終演。大きな物語が背景にあるためか、偶然なのか、同質の作品が多いと感じた(=あまり個性的ではない) のと、時々、寸劇が入ってくるのは好みではないので、結局、よかったと思えたのは20作品強のうち3〜4作品と全員によるフィナーレ(壮観)くらい。

ダンサーひとりひとりは溌剌としていて表情もいいし、客席は例年通り盛り上がっていました。

昨年(開演前にDVDを購入)まではすごくよかったんだけど。

まめ芝。その捌

まめ芝。その捌

まめ芝。事務局

ワンズスタジオ(東京都)

2015/07/11 (土) ~ 2015/07/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1535(15-223)
15:30の回(晴、熱)。

15:32受付(1ドリンク)、開場、ベンチシート席(満席)。

2013/6の獣の仕業「助ける」以来の「まめ芝」公演、会場にはもちろん斉藤さんがいらっしゃいます。

「シックスペース」のみ、以前、観劇していまして「吟遊演舞/オロチ(2014/9@pit)」から4公演目。先週は新宿眼科画廊での公演を観ました。

15:34前説(休憩なし)~

しむじゃっくU-22「えっと。」20歳ver.。
22歳以下の若手対象WS企画だそうで、できたてほやほやの大学生5人。開演~16:04。自分を伝えるプレゼンというのはなかなか(実社会では)難しいのか、会社では意外と物怖じしない若手が多いように感じています。
16:07

トンプソン「手羽先に鶴」「桃と動物と私」。変形日本昔話的な構成が面白く、役者さんのほんわかしたキャラクターも相性がよかったです。
16:37

シックスペース「吟遊演舞/オロチ」。
もともとこの作品が出会いなので久しぶりの再演となります。
生声による唄と舞が「叙事詩」らしさを引き立てています。
16:47~挨拶17:25



StepUp vol.57 "夏編"

StepUp vol.57 "夏編"

セッションハウス

神楽坂セッションハウス(東京都)

2015/07/11 (土) ~ 2015/07/11 (土)公演終了

満足度★★★★★

無題1534(15-222)
19:00の回(晴)。

18:30受付、開場。

「Nabëpa」妖精大図鑑
振付 永野百合子
出演 飯塚うなぎ、永野百合子、和田千裕(Dr.MaDBOY)

「海の音」/ヴォカリーズ
出演 水然みき

「あいまいモコモコ」らふらふ
出演 中田裕子、中崎ふく子、高橋利香

--休憩--

「Go ROUND」
出演 熊谷理沙

「おんなのさが」Nect
振付 二瓶野枝
出演 今枝亜利沙、遠藤樹里、川島沙織、児玉海歩、寺戸麻子

個性的な作品集。物語性をもったもの、流麗なパフォーマンスが美しいもの、深く個に入ってゆくもの。


妖精大図鑑は3公演目、Nectは「vol.93"秋編"(2013/10)」「vol.52 "春編"(2014/5)」、熊谷さんは「わたしの東京物語(2014/7))」、和田さんは「その河を渡れ(2014/12@眼科画廊/音響)」。

ドアを開ければいつも

ドアを開ければいつも

演劇ユニット「みそじん」

atelier.TORIYOU(東京都)

2015/06/13 (土) ~ 2015/10/05 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題1533(15-221)
14:00の回(晴、暑)

13:30受付、開場。2014/10から5公演目。

扇風機(旧式)に蚊取り豚とまさに「夏」。エアコンもあるのですが、ないことにするのがお約束(前説より)。本作では、作中出てくる「カラスウリ」について開演前に比嘉さんから写真付解説がありました。花に疎いのでありがたい。調べてみると「花言葉」..よき便り、誠実、男ぎらい。

ラジオの内容は前回と違う。14:03前説、14:07開演~15:34終演。

琵琶湖、サザン、浜辺の歌、風の道、ピーナツせんべい。

初めて観てから10ケ月、今日は、なんだか、今まで4姉妹について、役者さんが代わり、配役が代わりましたが、その時の演者の個性がキャラクターに深みと新味を加えてゆくようで、とても身近に感じながらますます姉妹間の想いが愛おしく思えてきました。

夏版は、初めて裕美と千恵とのじゃれあいを観ることができました(うちの娘たちもこんな感じでした)。

ハリー

ハリー

KARAS

シアターX(東京都)

2015/07/10 (金) ~ 2015/07/11 (土)公演終了

満足度★★★★★

無題1532(15-220)
19:30の回(晴)。

19:00受付、19:15開場(チケット記載の整理番号順)。

2014/2に上演された「ハリー」の再演、佐東さんのソロ、19:35開演~20:33終演。

今回は、舞台、タルコフスキー(映画)、レム(原作)の3つの「ソラリス」が頭の中でせめぎ合うようでした。

冒頭聞こえるのは「海」の声、響く噴射音はハリーを乗せて飛ぶ宇宙船の音、ギリギリした音はハリーが再生する音、水は地球。

照明が鼓動し、頭上、円形に吊られた棒状の照明は3Dプリンターのようなもので、その中でハリーは何度も再生、苦悩を繰り返すようにみえる。

前回も描きましたが、ハリーの衣裳の一部が放電のように輝くのはどうしてでしょう?必ずしも、しわになった部分が光るのではなさそうなのが不思議。再生神経の情報伝達=電気なのかなと。

煙管

煙管

企画団体シックスペース

新宿眼科画廊(東京都)

2015/07/03 (金) ~ 2015/07/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1531(15-219)
12:30の回(曇)。

12:01受付、開場。入ると「こんにちは」と挨拶、対面の客席でスタッフの方が、奥の右寄りが観やすい、というのでそちらに。座ると右に大きなキャンバス(女性)、左にピアノ(男性)、その間にもおひとり(女性)。

12:31前説(野宮さん)、12:35開演~13:12終演。

「吟遊演舞/オロチ(2014/9@pit)」からで3作目、片山さんは楼蘭「グロテクス(2014/3東演)」からで6作目。

音(聴)と色(視)。生まれて消えるもの、現われ重ねられ拭い去られるもの...その間を通り過ぎ、空間を歪めるカラダ。

天井を這う管は煙管、どこにつながっているのか...

ピアノの整った旋律と即興による絵と舞の組み合わせがとても新鮮で刺激的。

青い目の男

青い目の男

KARAS

シアターX(東京都)

2015/07/08 (水) ~ 2015/07/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1530(15-218)
19:30の回(雨)。

19:00受付、19:15開場、昨日に続き2回目(@帰りの電車、ぴあをみたらまだ申し込みできました)です。

19:34開演~20:37終演

佐東さんは顔と手以外黒一色なので照明の加減によっては顔と手だけが漆黒の空間に浮かんで見え、勅使川原さんは両腕も出しているので隅の方でもたいてい見えるのですが、どこからでもじっと見つめられているように思え、それがまた不気味さを増すのでした。

鰐川さんは、以前(池袋の前)観たときより、動きが2倍大きく、力強くしなやかに。スピードは3倍早く。トータルで4倍の安定感…今回、床は動きませんでしたが、もし波打ったとしてもついて行くのではないかと感じました。

轟音と聞き取れなくなる寸前の旋律、冷ややかな語り、時には黒く無限の空間、また高い壁に囲まれたようにみえる舞台、客席に向けられる目くらましのような照明

(新世界第二楽章の休止では動きを止めていました)。

視覚と聴覚が受ける刺激によって深い所から覚醒するものに捕えられる60分。

余談です:今夜は「みちていく(@ユーロスペース)」を観に行く予定でしたが、変更しました。ロビー奥のカウンターに同映画のチラシがあるので加藤さんに訊いてみると、やはり立教つながりでした。現代心理学部映像身体学科竹内さんの卒業制作として作られた作品です(~7/17まで)。

青い目の男

青い目の男

KARAS

シアターX(東京都)

2015/07/08 (水) ~ 2015/07/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1529(15-217)
19:30の回(雨)

19:05会場着、受付中、ロビー開場。
19:15チケットの整理番号順に開場。
19:39開演~20:42終演。

先日、IMAX 3Dで「MAD MAX: FURY ROAD」を観たのですが、それをはるかに超えるオープニング...!!。

凄いな....緩と急、青白い狂気とひとときの安らぎ、いろんな顔をみせる舞台、「語り」を聴いていると「青い目の男」(ちなみに、青い文字のチラシも持ってる)は勅使川原さんご自身ではないかと思えてきます。

今回は1回だけ、と考えていたのに、帰りの総武線内で「ぴあ」からチケットを手配、また観に行きます。

青色文庫 -其弐、文月の祈り-

青色文庫 -其弐、文月の祈り-

青☆組

ゆうど(東京都)

2015/07/07 (火) ~ 2015/07/12 (日)公演終了

満足度★★★★

無題1528(15-216)
19:30の回(七夕の夜、小雨~曇)

18:59受付、開場。庭を左にみた座席、座布団(大きめ)+椅子席。舞台には演者の椅子(6脚)その向こうにいくつもキャンドル(グラス)、客席誘導は和服姿の吉田さん自ら。座ると、ここの井戸の水を使った冷たいお茶。

キャンドルの炎が揺れ、庭に面したガラス戸には室内の風景が映りこみ、
ちょうど水をやっているのか、外にいる女性とひとつになっていました。

19:28役者さん登場、19:29前説(吉田さん、2作で60分)、19:33開演~20:27終演。

ここは2回目(かもめ 2011/6)、今泉さん復帰3作目。

先日「かたりと」の「テルマエ太宰@殿上湯」で「瘤取り(お伽草子より)」「灯籠」を聴き、「太宰治の女たち」を読んでいるところで、本作「十二月八日」は偶然とはいえなんともよいつながりとなりました。

女優さんの中で今泉さんだけが「洋服」、なぜだろうと考え、これは戦争の悲劇を体験しつつ、これからの日本を築く新しい世代なのだろう、と勝手に納得させるのでした。

女性のひとり語りを6人で。

個人的に...ですが、揺らがない明りをもう少し落とし、キャンドルに揺らぎを演出させ、戦争が始まったという雰囲気が醸し出せたのではないかなー、もっと足元まで来ている闇があればなーと思いました。でも、もしかしてそれはこの作品には相応しくないのか...。

観た作品:大西さん「線のほとりに舞う花を(2011/4@王子)」。土屋さん「へんしん(仮)@2015/2@風姿花伝」。

リ:ライト

リ:ライト

トツゲキ倶楽部

「劇」小劇場(東京都)

2015/07/01 (水) ~ 2015/07/06 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題1527(15-215)
19:30の回(雨)。

18:35会場着、受付(整理番号あり)、18:59開場。

真中に大きなテーブル、両脇に椅子、上手にゴミ箱があるだけ。そのテーブルの上には書類、ペットボトル(ラベルなし)、お菓子、そして清掃員が雑誌を読んでいる...お菓子を食べ、ペットボトルのお茶(なぜか商品名が常に客席を向いている、という不思議の茶「綾鷹」には深い意味が...)。

やがて清掃員は指さし確認をしながらゴミを片付け19:31開演~21:13終演。
前日、物凄く体調が悪かったので今日はどうかと不安でしたが、大丈夫でした。

体調が戻り、良いお芝居を観ることができる...しみじみ感じました。

現象のずれが衣装とセリフの絶妙な展開でみごとに表現され(構成)、すべての役者が演じ切ることで(表現)、何回も観たくなる作品に仕上がっていたのではないかと感じました。

前田さん、佐竹さんはもちろんみなさん、とてもよかったと思います。それぞれのキャラクターがぶれることなく味を出し切っていたのではないでしょうか。

過去公演:前田さんはノーコンタクツ、C2、朗読会。田久保さんは「こいぶみ(2014/10@早稲田)」「我がギャング はじまりへ(2014/12@空洞)」「紅の翼(2013/8@萬)」...次回公演予定しておきます。高橋さん「マジックアワー(2011/10@エコー)」。石川さん「Sometimes Caffe(2011/10@上野ストア)」。後藤さん「ともしび(2011/5@ポケット)」。

DANCE PERFORMANCE バレエによる創作

DANCE PERFORMANCE バレエによる創作

日本大学藝術学部演劇学科

日本大学藝術学部 江古田キャンパス(東京都)

2015/07/03 (金) ~ 2015/07/04 (土)公演終了

満足度★★★★★

無題1526(15-214)
14:00の回(曇~雨)

13:15受付(整理番号あり)、ロビー開場、13:30開場。
13:56前説(アナウンス、75分)
14:01開演~15:22終演(途中休憩15分あり)。

バレエ作品には関心がなく、まず観ないのですが、チラシに惹かれて観に来ました。終演後スタッフの方にお訊きすると、ダンサーの方は必ずしもバレエをやってきた方ではないそうで、それにしては驚くほどの仕上がり。「バレエ」による創作とはこういうことかと、新しい感覚でした。

今まで観た作品:大西さん「ダンス専科2015(2015/4@セッションハウス)」「La saison du citron -ラ・セゾン・デュ・シトロン-(2015/2@同)」、豊島さんは劇団Q市街の「ちょっとそこに座りなさい(2014/7@新生館)」にお名前がありますがご本人か?土屋さんのお名前もあるのでたぶん。

「ANTS」というタイトルのように、黒い衣装のダンサーが足を高く上げ1列になって行進、舞台上にある白くて四角いものは角砂糖か、タップもあり動きもよく揃っていて観ていて気持ちがいい。

テルマエ太宰

テルマエ太宰

語りと和楽の芸人衆 かたりと

殿上湯(北区西ヶ原1-20-12)(東京都)

2015/06/19 (金) ~ 2015/07/03 (金)公演終了

満足度★★★★★

無題1525(15-213)
19:00の回(雨)。

「紅梅振袖(2014/11@島薗邸」から3公演目となりました。

今回はお風呂屋さん、当初予定していた6/19(桜桃忌)が定員になってしまい、追加公演の本日。西ヶ原駅を降り本郷通りを東へ、一旦通り過ぎるがなんとか「会場」へ、18:25着。

入口から覗くと普通に銭湯なので、おそるおそる入ると中に北原さん、番台で受付、奥へ進むと高い天井、フロアに椅子席、その奥が浴槽で富士山がみえます。

19:04開演~21:18終演。40名予定のところ45名いらっしゃったそうです。

小池純一郎さん「津軽三味線曲弾き」...「りんご節」
府川和枝さん「瘤取り(お伽草子より)」
山田雅生さん「箏」...「風にきけ」「桜」「提灯行列」
北原久仁 香さん「灯籠」
歌の時間

という構成でお話は「青空文庫」でも読めますね。

音と声がほどよく場内に満ち、弦が震える音、バチが弦を叩く音が目に見えてくるようです。バチの「アップ/ダウン(正式には何と表現するのか...)」、琴柱の位置を変える様子がよくわかります。

正面にかけてある掛け軸は光明皇后の施浴、3人の典侍(ないしのすけ)...三助を描いたもの、というお話もありました。

2話とも原作がありますが台本を読む、というのではなくお客さんに直接語りかけます。

「灯籠」の初出:「若草」1937(昭和12)年10月号、「こぶとりじいさんは」鎌倉時代の説話物語集『宇治拾遺物語』まで遡るそうで、聴こえてくる声に導かれ時代を超えてゆくような感覚に浸ります。

聴き終わると、「太宰ってどんな人物?」と思い始めていたので、翌日(7/4)図書館で「太宰治の女たち(山川健一著)」を借りて読み始めました。この本、読者に易しく語りかける文体だからかとても面白い。

8/1「高瀬舟」申し込みしました。

箏の1曲目「風にきけ」は意外にも現代風の旋律でした。

北原さん「朝顔の模様のゆかた」に頬杖がお似合い、山田さんは濃い色合いの和服が(奏者として)力強く感じられ、小池さんは素朴さと一途さ、府川さんは気さくさを感じました。

「ダルマdeシアターPART4」

「ダルマdeシアターPART4」

チームホッシーナ

APOCカフェ(東京都)

2015/06/15 (月) ~ 2015/07/02 (木)公演終了

満足度★★★★★

無題1524(15-212)
19:30の回(曇)。

19:00会場着、受付、入ってすぐ左の椅子へ、すでに多くのお客さんが食事や飲み物を手に盛り上がりつつありました。中には和服のご婦人も。

「デカレオン伝説(2014/1@ここの2階)」からで4公演目です。

開演前からお一人「いかにも」な方がいらっしゃるのですが、他にもいらしたとは気がつきませんでした。

富豪の所有地である世田谷区の「街コン」をこのカフェで行うとどうなるか...「PART3」での怒涛の展開、再来。

19:33ドアが閉められ、19:35前説(司会してホッシーナさん)、お芝居について解説と思いきや、実は開演~20:34、終演後、当パンは保科さんみずから手渡し。

1Fのカフェ、前回同様、お客さんの間を駆け抜けながらの歌、ダンス(かなりのテンション)、コミカルな展開、変化するキャラクター。あっという間の1時間。私の席から、カウンター内にいる小さな女の子が熱心に観ているのと保科さんが隅でずっとメモをとっていらっしゃるのが見えました。

中村さん「片恋スパイラル(2014/9@サンモールS)」、森実さん「PART3」「ちょべりばペット(2014/9@下北沢亭)」

ヒグマ春夫の映像パラダイムシフト vol.67

ヒグマ春夫の映像パラダイムシフト vol.67

ヒグマ春夫

キッド・アイラック・アート・ホール(東京都)

2015/06/29 (月) ~ 2015/06/29 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題1523(15-211)
19:30の回(晴)。

19:03受付、開場。上階でも公演がありなんとなく列に並んでいたら違うことに気が付きました。コの字の客席、目の前には大きな(白い)薄地の布、巨大な羽根を広げているように見えます。その奥にはビニール袋らしきもの。

ヒグマさんとダンサーの作品は同じ桜美林、木村愛子さん「シカク、シテン、シカイ、、(2012/4)」以来です。

19:33ドアが閉められ、映像、公園、緑、木、水の音、風の音、烏の声...しばらくすると、3点で留められていた布の右が外れる。

ここらから工藤さんのダンスが始まりますが、映っているのはどこか「ミクロの決死圏」を思わせる。グロテククであり、生命の神秘であり、体内に侵入した異物への攻撃にもみえました(勝手な想像ですが)。SE的に使われているのは(たぶん)呼吸を使ったものだと思うのですが、悪魔の呼吸にしか聞こえない恐ろしげなもの。

終演後のコメントによるとほとんど即興のようで、後半の仕掛けはビジュアル的にも圧巻。フロア全面を覆い尽くしそうな半透明のビニール袋がどんどん膨らみ、中に入った工藤さんは、はじめ胎児のように、最後はビニールを破って出てくる(衣装を替え)のは、黒いビーナスの誕生を観ているようでした。穴が開いたビニール袋は大嵐が来たかのように空間を暴れ狂うのでした。

終演は20:34、大スペクタル。

人魚姫

人魚姫

劇団 Sakura Farm

学習院女子大学 やわらぎホール(東京都)

2015/06/25 (木) ~ 2015/06/27 (土)公演終了

満足度★★★★

無題1522(15-210)
19:00の回(雨)。

数えてみるとここは5回目、雨の中、いつものようにスタッフの方がいて会場へ誘導。18:30ホール着、18:46開場。椅子が数脚の素舞台、客席は中央列のみ、インスト曲がかかり18:58前説(アナウンス、5分押し)、19:04開演~20:03終演。

内容は「説明」にあるとおり。サイトをみると「3年生6人、2年生5人、1年生2人、留学生2人の14人」。帰り際に訊いてみると初めての戯曲に初めての舞台とのこと。

ホールを利用している(少し広いと思います...)ことや照明にほとんど変化がないこと、間のとり方がゆったりとしているので、ややもするとお芝居が一本調子になっていたように感じましたが、一生懸命、やり遂げたことは立派だと思います。

勝手ながら:衣装や舞台美術に手がかけられなくても、照明の工夫(※)で物語に陰影を加えることができると思います。誘導灯が気になったのですが、よく考えたら今までこのホールで観た演目は「暗転」がなかったものかもしれません。舞台と客席が近い小劇場のほうが合うのではないかと思いました。
(※)演劇ではありませんが勅使川原三郎さんの「アップデイトダンス」シリーズが照明の参考になるのではないかと思います。荻窪の「KARAS APPARATUS」で公演あり。

今年の「pafe.GWC」にも行けるようでしたら。

「つぎとまります」「vivi mimi」

「つぎとまります」「vivi mimi」

シンショク

サブテレニアン(東京都)

2015/06/25 (木) ~ 2015/06/28 (日)公演終了

無題1521(15-209)
19:30の回(晴)。

19:00受付、開場。入ると舞台には役者さん(4名)、床に白(い紐)線、円、直線、曲線、入口側に黒いオブジェ(置物か印か...)、L字の客席、入って右に座ります。ソフトな邦楽が控えめな音量で。

19:16前説(フジタさん)、19:33開演~21:22終演。「vivimimi」「つぎとまります」の順。

「アンサータン・ストーリーズ」に出ていらした方々、屋久梅さんは初めて、森さんは「アダムの肋骨(2015/4@王子)」でも。

「vivimimi」は(登場人物)どのような関係なのかがなかなかわからず、足元の「円」と「黒いオブジェ」による何か物理的な法則のようなものが、あるはず、など、思考がいろいろと揺れ動くのでした。たとえば「原子核」と「電子」のような=ヘリウム(電子2コなので)。ただ、視覚的にもっと異世界感が充満した舞台(美術/照明)だったら、と思いました。

「つぎとまります」は3公演目(2012/12@王子)(2014/6@pit)、なぜか「ゴドーを待ちながら」を連想してしまい、「バス停」こそありませんでしたが、お地蔵さんの一員として「ながしそうめん器」の外も「ながしそうめん器」というセリフについて考えるのでした。「赤」がアクセント?

解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話

解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話

アムリタ

プロト・シアター(東京都)

2015/06/27 (土) ~ 2015/06/27 (土)公演終了

満足度★★★★★

無題1520(15-208)
19:00の回(薄曇)。

予約できなかったので当日券で、18:00当日券受付(番号あり)、18:50集合し中へ。

4面囲いの椅子席、入口からみて奥へ、奥は1列、左右は2列(段差あり)。
「Q体」は2011/5@KAAT(演出 黒澤さん)、2015/2@トラム(演出 稲葉さん)を観ていて、本作ももちろん観る予定でしたがすぐ売り止めになってしまったので当日券となりました。

前日(6/26)、「劇団 Sakura Farm」による「人魚姫」という公演を観ました。学習院女子大で初めて舞台に立つ(現役)女学生たち、初めての脚本。そのややぎこちない舞台を観ながら明日(6/27)のことを思っていました。「やわらぎホール」という耳に心地よい名前の施設、そこに集まった新人たちの3年後、4年後はどうなっているのだろうと。

本作では、4面の客席の間に演者の席が設けられ、舞台に立ったり、座ったり、朗読ということで台本を手にしていますが、普通の演劇とあまり変わるところはありませんでした。

演じるメンバーが変わるたびに、少しずつ変わるイメージ。今回はそのことが強く感じられました。「体育館」が現しているもの、それは多くの人たちの中にさまざまなカタチで記憶されているものなのかもしれません。

余談ですが、本日(6/28)吉祥寺のギャラリーで「劇団のの」の公演を観ました。そこで手にしたチラシに「ヤリナゲ」中村さんの公演。ICUつながりなのですね。

「廻天遊魚(20138/@眼科画廊)」...藤原さん、土井さん、小山さん、永渕さん。
里見さん「我がギャング はじまりへ(2014/12@空洞)」...mimimalni観に行こう。
他には「早稲田大学演劇倶楽部25周年記念本公演 (2011/1@学生会館)」に出ていらした方。

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