miss_youの観てきた!クチコミ一覧

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プラットホーム物語

プラットホーム物語

劇団暴創族

ザ・ポケット(東京都)

2016/04/13 (水) ~ 2016/04/17 (日)公演終了

満足度★★★★

無題1799(16-089)
19:00の回(曇)。

18:35会場着、受付。内容は説明にあるとおりで舞台は改札の外、民族資料館、手洗い、改札、出札口、売店(新聞、雑誌、タバコ...)、緑の公衆電話、上手は駅舎の外へ。時計は実際に動いていて、入ったときには13:32。掃除は行き届いているけど年月を経ている造り。

18:55/19:05前説、19:06開演~20:53終演。こちらは「振り子時計物語(2013/11@笹塚)」以来。千葉さんのお名前があったので久しぶりに観に来ました。千葉さんはTOKYOハンバーグの制作さんのときからで(ただしこのときには特にお話しはしていません)、舞台は「口紅を初めてさした夏/再演(2012/8@ワーサル)」、〒機巧ぽすと〒「水と油でバシャバシャ!(2014/2@かもめ座)」、B.LET'S「ハーフテールモニュメント(2014/11@楽園)」と公演を観てきました。井上麗夢さん「とけないまま、とけていく(2015/1@キンケロ)」、河野奈々さん「JK Monster(2013/7@サンモール)」。

前半はさびれかけた駅と町と祭り、後半はその中に隠されていること。昭和風の彩で画かれた物語はやや誇張された演出に感じましたが、個人的にはそこを楽しむのも一興。

動く物☆

動く物☆

ウンゲツィーファ

RAFT(東京都)

2016/04/07 (木) ~ 2016/04/11 (月)公演終了

満足度★★★★

無題1798(16-088)
17:00の回(曇)。
16:30受付、16:41開場、入口側が客席、奥にアパートの一室。布団とベッド(2人暮らし)、下手に玄関(会場の横のドア)、廊下..冷蔵庫、ゴミ袋、室内はソファ、テーブル、TV、電気ストーブ、ダンボール、上手手に水槽(ペットを飼っている)...散らかった部屋、ベッドで誰かが寝ている。正面奥にスクリーン。

16:56ピンポーン♪~開演~18:01終演。

こちらは初めて。Aチームの中野さん「M-ここでは死ねない-(2016/3@空洞)」を観ていて2公演目です。室田さんは「かっぽれ!~夏~(2013/9@あうるすぽっと)」「さくらんぼ畑 四幕の喜劇(桜の園)(2014/9@しあん)」「音木商店街物語(2015/9@風姿花伝)」。

「部屋」の手前、客席と仕切るように縦に張られた「線」何かなと思っていましたが、やはり何かでした。

どちらも怠惰でウジウジしていて踏ん切りがつかず、なぜ同居しているのだろうと思ってしまう。ルームシェアしたい、他に行くところがない、とりあえず「今」だけは、何が吸引力になっているのか、間につながりが必要なんだろう…それを探すお話しだろうか。舞台を観ながら自分を観ているような気になる。

他の2組みはどんな感じだったのだろう。

解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話

解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話

映画24区

明石スタジオ(東京都)

2016/04/07 (木) ~ 2016/04/10 (日)公演終了

無題1797(16-087)
12:00の回(晴)。

11:10会場着、受付(整理券あり)、11:30開場。(※メールが届きました「受付は開場の30分前」→これ11:00受付、11:30開場という表示にならないかな)。

入って右に客席、前4列ベンチシート、後方にパイプ椅子席。2-4列目はなかなか埋まりません(はたして横になっているシーンなど見えたのでしょうか?)。

白い椅子、天井付近には僅からながら建物の一部らしいもの(既に廃墟のよう)。

「観たい!」に書いたように、趣向で2回、アムリタと芸術総合高校で各1回。こちらの公演で5公演目になります。趣向の公演とは違い小さな劇場ですが、アムリタはプロト・シアターでの4面囲、どのような演出になるのか、と思いながら観に来ました。

こちらは初めて。当パンをみると役者さんは映像系の方が多い。観たことがあるのは後東さんのPUNKBANKだけでした。根矢さん「映像身体学科」でしたか。演劇では卒業制作「傍らに佇む(2014/8@サブテレニアン)」..内山さんは最近「Pretend(2016/2@セッションハウス)」、他に「ttu」「贅沢貧乏」、ダンスでは「KARAS」などなど。

この作品で初めて(よくある)ダンスシーンを見ました。ダンスを採り入れる作品は多く、しかし、その作品のほとんどは、ダンスがなくてもいいなぁと思います。ひょっとしてダンスはダンスで観に行っているからかもしれません(逆に、ダンスでセリフが出てくると冷めてしまう)。※萩尾さんの「半神」でストリート・ダンスが出てきたときも「??」でした。


紙ふぶきも...普通すぎませんか?

個々の役者さん(役)ではなく、全体の雰囲気、流れがどうもあわなかったようで「Q体」でなくても、「解体」されなくてもいいのではないかと感じました。ここに集まり、ここから散じた9名がよく見えませんでした。

SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

壱劇屋

王子小劇場(東京都)

2016/04/06 (水) ~ 2016/04/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1796(16-086)
18:00の回(曇)。

17:05会場着で10名ほど並んでいます(お客さんたちで自然と後から来た方の誘導もしているので感心する)。17:15受付(整理番号11)、17:30開場。17:55前説、18:02開演~19:47終演、~19:52挨拶、アフタートーク19:55~20:11。

2回目で、奥の席、前回より2つ左。

客席の会話では大阪からいらしている方(リピート)が多い。

きっと何度観ても面白いのだと思います。繰り返し再演されたアガリスクの「ナイゲン」もそうですが、そのシチュエーションを存分に活かした(演出×役者さん×テンポ)があればこそ。

学生演劇では卒業(しない方もちらほらと…)の季節。アフタートークで小刀さん卒団と知りました。

次回、来年になるそうですが、また観たいと思います。

いちばん星のその次の

いちばん星のその次の

waqu:iraz

cafe MURIWUI(東京都)

2016/04/06 (水) ~ 2016/04/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1795(16-085)
19:40の回(曇)。

19:00会場がある建物着、何処で待っていればいいのかわからず階段前で待つ、19:10受付時間になっても誰も下りてこないので上がってみる。2階ドア前に小林さん、外階段を上がって屋上へ。道路側に会場。ここで受付(1ドリンクは別会計)。

入口側が舞台、奥に客席、満席、後ろの方には立見の方も。

壁は濃い木目、キャンドルの灯り。カウンターがありメニュー(ハンバーガー、アルコール、ソフトドリンク、コーヒー)、19:40前説(40~45分)...長い待ち...19:49開演~20:39終演。

「篇集:ノスタルジア(2014/7@APOC)」からで3公演目(他に上映会と「いろどりんちゅ」)。

髙橋さん「奴婢訓(2012/2@トラム+2016/2@高円寺)」...当パンに挟まれた公演案内に「開座」があり、小林さんにお訊きすると万有引力つながりでした。

尾崎さん「プラスチックプール(2015/9@空洞)」「衝突と分裂、あるいは融合(2014/10@十色庵)」、桑原さん「オパールの檸檬世界 ─Snow Ball Earth201/2@RAFT」「奇跡の年(201/1@KAAT)」...衣裳ですとBATIK。尾崎さんと桑原さんは「プラスチックプール」でも姉妹ではなかった?

ある特別な夜、3人の会話。具体的なシチュエーションには敢えて触れていないようなので「想像」します。普通の照明に代わって「キャンドル」が会場をぼんやりと照らし、マッチの灯りが瞬くその短い間に眠りは遠ざかる、静かな夜はもうすぐ終わる。

室内(キャンドル)と屋外(曇りの夜)がほぼ等しく感じられる絶妙なタイミング(19:40)、下方からの灯りに浮かぶ表情は思いつめたものがあるようで、逡巡(行きつ戻りつ)しているのか何度か繰り返されるシーン。

マッチの扱いに「万有引力」を感じました。

次回は7月、桜木町とちょっと遠いけど多目的ホールでは「趣向」の公演を観ました。

SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

壱劇屋

王子小劇場(東京都)

2016/04/06 (水) ~ 2016/04/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1794(16-084)
19:30の回(曇)

18:45受付(整理券あり)、ロビー開場、19:02開場。

ロビー開場時に物販あり、スタッフの方の説明が丁寧(好感)、ドアに大阪/名古屋/東京の(4面)座席表。

こちらは初めてで、もともと「観たい!」に大漁(量)の書き込みがある公演は観ないのですが、たまたまチラシ(裏面..ちゃんと上演時間90分と書いてある...みんなそうしてほしい)をみたら面白そうだったのと、会場が帰宅方向だったこともあり観に来ました。

入って手前/奥がひな壇3列、左右が1列。正方形の舞台なので、どこでも観やすいでしょう。奥に座ります。各辺最前列真ん中の2席は役者さん用。天井の照明が強弱を繰り返すので、直接当たると少し手許の文字が見辛い。

最前列の膝より少し高い正方形の舞台、立方体になるよう白いフレームが組まれていて、リングのような様相。SEもややスリリング、19:25前説(座長、90分)、19:31大音量で開演~21:05終演~21:00挨拶~21:28イベント(ワンシーン再現撮影会)終了。

アイテムと身体を使ったパフォーマンスは「THEATRE MOMENTS」の公演でも観ることができますが、質的に全く異なるもの。超重低音で椅子がびびり、交差する照明がシャープな動きをより際立たせ、舞台/客席を巻き込んだ立体的な(無限の)キューブをイメージするのに理屈は必要なく、それは直感的に得られるものでした。

舞台の外から提示される「メッセージ」が何かという謎解き、不思議な立体世界を画く動き(振付)、肩の力を抜いたステージゲスト(あ~、塩原さんも観たかった)、ワンシーン再現撮影会などサービス満点。

ということでリピートします。

レドモン

レドモン

カムヰヤッセン

吉祥寺シアター(東京都)

2016/04/06 (水) ~ 2016/04/10 (日)公演終了

無題1793(16-083)
18:50着、19:05開場(全席指定)。

T字の舞台、送電線のようなセット、舞台手前側にH鋼のようなもの、両サイドの舞台下も利用。

2公演目「未開の会議(2014/10@王子)」。

当パンの用語集(これを読みSFなんだなと思う)が親切、相関図は字が斜めで読みにくい。

19:20/19:29前説(120分)、19:34開演~21:30終演。

ネタバレBOX

冒頭の振付をみて...ちょっとと思う(ダンス的な要素が必要なんだろうか??)。

ややセリフが聴き取りにくい。

鉄鋼(?)がちょうどよい角度で見事に視界を遮る、なぜ役者さんと客席の間に配置するんだろう、と訝る。わざわざ見えない様にしてまでやりたいことって何?

月より小さくて、酸素呼吸して、遺伝的に交配可能で、地球の土壌に含まれる微生物にも耐性があり、会話も不自由せず、成長度合いも同じ...SF=「空想科学小説」ではなく「空想」のお話しにしても説得力がない。

SF的なものはだいたいが大丈夫だと思っていましたが、本作はダメでした(すみません)。

役者さんがどうかというのではなくお話(物語の設定)自体と演出がダメでした。会場、大きすぎませんか?

いまどき人間そっくりの「地球外生命体」、というのでは話に入っていけません。普通の設定で十分では?

使い捨ての「宇宙船」を定期的に飛ばす(100年先くらい?)ほど余裕があるのか?

追記:侵略物的な…「真夜中の目撃者(night slaves 1970)」とか「不思議な村(the people)」が好きだった。
紙風船

紙風船

libido:

新宿眼科画廊(東京都)

2016/04/01 (金) ~ 2016/04/06 (水)公演終了

満足度★★★★★

無題1792(16-082)
19:00の回(曇)。

18:30受付、開場、なんとなく先日と同じ席に座りました。

ぐるっと見渡すと「創業昭和15年」世界堂の袋を発見し然もありなんとひとり納得する。

リピート2回目です。青空文庫とネットの(過去公演)劇評で予習+復習しましたが、観ていない劇の批評は参考にならず、結局、最初の1回目が刷り込まれていることを自覚。

19:01前説(70分)、19:05開演~20:10終演。

前半がフルカラーだとすると後半はセピア色でしょうか。並列的な構成がようやく見えてきました。

「10円」はゴミ箱に入らず。

やはり一人身勝手な男は嫌いだ...

虹の跡

虹の跡

ぱぷりか

シアター風姿花伝(東京都)

2016/04/02 (土) ~ 2016/04/05 (火)公演終了

満足度★★★★★

無題1791(16-081)
19:30の回(曇)。

階段下で待ち、18:50受付(整理券あり)、19:00開場。
前2列は低い椅子、クッションあり。舞台目の前に大きなドア枠、下手にテーブルとソファ、玄関、正面奥は2階らしく階段あり、上手はダイニング風のテーブルと椅子。

19:26前説(70分、喫煙シーンあり)、19:32開演~20:38終演。

第二回公演とありますが旗揚げ「ちいさなひまわり(2014/7@ゴールデン街)」を入れて3公演目になります。最初は、時々自動の岡本さんが出るというので観に来ました(時々自動を始めてみたのは「動物たちの冬(2012/11@せんがわ)」)。

ネタバレBOX

少し前「依存症の科学 いちばん身近なこころの病(岡本卓 和田秀樹著)」を読みました。

そこに書かれていたことを思い出しながら本作を観ました。「母親」に対するいろいろな関係を持つ者の反応、同感/反感/嫌悪/愛情、台風の目のような「母親」と振り回される周囲などがわかりやすく(たぶん共感しやすく)画かれていたように思います。

個人的には、このような終わり方なんだろうなと思っていましたが、「依存症」は本人の意志だけではどうにもならない、ということが本には書かれています。薬物、ギャンブルなどは治療が必要なので、再演する場合、美央がそういった施設に連絡しよう、というシーンで終わるといいなと思いました。


宮崎さん、初めは「タルチュフ(2011/8@DECO)」、直近ですと「Without you No life(2015/5@ここ)」他にMUやアマヤドリガラス玉遊戯など印象深いものが多い。

辻さん「爆弾魔メグる(2014/11@王子)」「新春玉山福袋(2015/01@王子)」

山岸さん「木(2013/8@サンモール)」。

坊薗さん「ファニー・ガール(2013/10@星のホール)」。
隣の芝生の気も知らないで

隣の芝生の気も知らないで

カミグセ

王子小劇場(東京都)

2016/03/31 (木) ~ 2016/04/04 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題1790(16-080)
11:00の回(曇)。

10:30受付、開場。ミニ椅子とパイプ椅子の客席、すこし高めの舞台。
上手奥に天井まで積み上げられた木製BOX(10段組?)、床に7着のセーラー服とソックス。

10:59前説(75分)、11:05開演~12:25終演。

「その揺れでふれる手(2014/10@王子)」から3作目。

原案「女生徒」は1度読んだことがあり、いくつか公演を観たことがありますが細部は覚えていません。ですので、最後のセリフで「女生徒」だったと思い出したくらいです。

どこかで観た方は...と調べてみますと、(この年は)観ていないのですが、小見波さんは勅使川原さんの U18ダンスワークショップ・プロジェクト(2014/1@イースト)に参加していらっしゃったのですね?私がKARASダンスを観に行くようになったのは「パフューム°R(2014/4@APPRATUS)」からで12月のU18「ビヨンド 先に向かって」は観に行きました。

牧野さんは「PUPAⅡ(2015/11@PRUNUS)」の方だろうか...

朝起きて、学校へ行って、授業があって、お昼になって、部活があって...自身のこと、母のこと。時は、春はあけぼの、THE DAWN OF MAN、夜明け前...物語を紡いでた星々は薄れゆき、燃える朝焼けが訪れる期待と不安でしょうか。

紙風船

紙風船

libido:

新宿眼科画廊(東京都)

2016/04/01 (金) ~ 2016/04/06 (水)公演終了

満足度★★★★★

無題1789(16-079)
19:00の回(曇)。

18:30受付、開場。入って右に客席、桟敷の位置に「木」、後方にも席(2重ザブトン)、満席。

テーブル、椅子などのほかはたくさんの絵の具類、絵筆、床にブルーシート。

向かい側の壁一面にイラスト...テーブルには紙風船が置いてあります。

19:02前説(60分)、19:05波の音、開演~20:09終演。

岸田さんの戯曲...ですとまず観ないのですが、毛利さんが出ていらっしゃるので観に来ました。

二人芝居ですが、とても巧い間の取り方で、声のトーン、表情などもよかったと思います。

もちろんこのお話しは知らないので、後半、イラストに書かれていることも「そういうことか」と楽しく観ることができました。

こちらは初めて。毛利さんは「あの記憶の記録(2012/11@DECO)」「太陽とサヨナラ(2013/10@吉祥寺)」「Soundtrack(2015/12@上野)」。宮崎さんは「地獄任侠観音烈伝(2014/6バビロン」を観ていました。

戯曲と今との間を行き来しながら、気まずい「間」を挟みお話は進む。
大船は実家があったところで、江ノ島にはよくモノレールで行ったし、水族館にも行きました。鎌倉なら、北鎌倉、明月院手前の「葉祥明美術館」。

せっかくの機会なので検索してみたところ、オクムラ宅公演、カトリ企画UR公演などがあり目を通してみました。そして、青空文庫を斜め読み。「この夫婦」の関係について考えてみますが、結局はずっとこのままなのだろうと思う。子供ができたとしても。

開演前、天井をみあげると照明の影がくもの巣のようにみえるなぁ、と思っていました。終演後、それはこの夫婦がもう囚われて抜け出せないということなのだよ、といっているように思えてきたのは、なかなか刺激的でした。

先日「同性婚のリアル(東小雪, 増原裕子著」を読みました。そこにある「夫婦」と「この夫婦」との違いはなんだろう。

仲睦まじい夫婦、なんとなく続く夫婦、ほとんど疎遠な夫婦、いがみ合う夫婦、別居している夫婦...人と人...親子でも友人でもつながりが生まれますが、つながり続けるためには何が必要なのでしょう。

でも、続くことが必要なのでしょうか。こうありたい/こうありたかった、ものではないときも。

終わってから、自分だったらこうするのに...という感情は、実際の自分をどこかにおいてしまっているからできるのだろうと思うのでした。

照明の飯塚さんは、妖精名義では「うなぎ」さんで、妖精大図鑑公演では奇怪なメイクと振付で会場を沸かせてくれるのでした。

愛、あるいは哀、それは相。

愛、あるいは哀、それは相。

TOKYOハンバーグ

「劇」小劇場(東京都)

2016/03/30 (水) ~ 2016/04/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1788(16-078)
19:00の回(曇~雨)。

18:35会場着、受付(全席指定、最後列、一番奥の端)。

13公演目。本作は、初演2012/3@ワーサル、再演2014/7@サンモール、と3回目。

公演ごとに出演者が代わっているのでずっと出ている光藤さんに目が向きます。「へたくそな字たち(2014/11@サンモール)」以来ですが、「月いちリーディング(2015/10@高円寺) 」に行きました。

少し前、95/1/17を組み込んだ芝居を観ました。別の視点から3/11の今を伝えるものを観ました。

誰にでも等しく時間は流れますが、時間を引き戻そうとすると痛みを感じます。常に時間は切り裂かれ破れ元には戻らないように感じることがあります。

18:45/19:00前説(アナウンス、光藤さん)、19:05開演~20:59終演、外は雨。

先日、何回も通ったみそじんのロングラン公演が幕を下ろしました。次回、初の劇場公演は9月、「地を渡る舟(2015/10@イースト)西山さんのお名前もあり、楽しみ。

石本さん「ヴォイツェク(2015/2@かもめ)」「さくらんぼ畑(2014/9@しあん)」。横山さん「退カヌコビヌカエリミヌヌ(2013/11@サンモール)」。

ドアを開ければいつも

ドアを開ければいつも

演劇ユニット「みそじん」

atelier.TORIYOU 東京都中央区築地3-7-2 2F tel:03-3541-6004(東京都)

2016/02/27 (土) ~ 2016/03/22 (火)公演終了

満足度★★★★★

無題1787(16-077)
14:00の回(晴)。

お雛様、桃の花、3月のカレンダー(いつのだろう?)、ラジオではさんまさんのトーク。14:00前説、いつものようにカルビーのCMに続いて時報、14:03開演~15:29終演。

初演(2014/10)は雨でした。

雨ニモマケズ、風ニモマケズ、雪ニモ夏ノ暑サニモマケズ、 能う限り観に来ました。

ここで初めて観た方、他の公演を観ていた方、他の公演を観に行った方、多くの方が演じた四姉妹に感謝。

■主なところで
もりちえさん、桟敷童子の作品、「蝶ゲンボウ」。
志々目さん「Manhattan96 Revue vol.2(2015/12@梟門)」。
松本さん「地を渡る舟(2015/10@イースト)」。
那須野さん、斉藤さん「グルーミング(2015/10@根津教会)」。
天乃さん「パックンちょ(2015/8@雑遊)」。
横山さん「奇妙な果実(2015/3@711)」、先日もてがみ座公演で。
釣さん「蝶ゲンボウ(2015/3@BONBON)」。
浅野さん「運命の女(2014/12@空洞)」「OLと課長さん(2014/3@空洞)」「時々は、水辺の家で(2013/12@眼科画廊)」。
岩堀さん「呼吸(2013/12@楽園)」「天晴(2012/8@プロット)」。
南伊さん「ドブ、ギワギワの女たち(2013/3@AiiA)」。
高畑さん「世界を終えるための、会議(2013/1@駅前)」。

OPEN SQUARE DAY FAREWELL 4DAYS

OPEN SQUARE DAY FAREWELL 4DAYS

アサヒ・アートスクエア

アサヒ・アートスクエア(東京都)

2016/03/28 (月) ~ 2016/03/31 (木)公演終了

満足度★★★★

無題1786(16-076)
17:50会場着、受付、入り口側にひな壇(芝生シート)3列。

■当パンより
・18:00-18:30「然々ファミリーサークル」
・19:00-20:00伊東祐輔(おしゃれ紳士) 1.DE PAY'S MAN「100まで」2.「おしゃれ紳士」。このあとも演目は続くのですが、(予定通り)退場しました。

此処にきたのは「ぴちぴちちゃぷちゃぷらんらんらん'11」2011/5、日本女子体育大学の公演が初めて。このときのダンサーには、つい先日も観た小暮香帆さん、他にも川村美紀子さん、四戸由香さん。ニチジョでは、「copy(2015/12)」...宣伝美術:伊東祐輔(おしゃれ紳士)さん。最近では「datura.(2016/2)」

演劇では「モータプール(2013/6)」だけで、あとは斑(ふ)(2014/3)」「Breath 御息(2014/11」」「SILVER to BLACK(2015/4)」「ファム・ファタール(2015/8)」など。

ニチジョのダンス公演会場というイメージが強いので今夜のようなイベント公演にはちょっと違和感。

坂倉花奈さん「汗と涙の結晶を破壊(2015/11@春風舎)」、左藤英美さんはここ1年間で1番多く観た役者さんかもしれません。

柘榴の実

柘榴の実

劇団奇虫

サブテレニアン(東京都)

2016/03/29 (火) ~ 2016/03/30 (水)公演終了

無題1785(16-075)
19:00の回(曇)。18:30会場着、受付、中へ。

左右、桟敷+ベンチシートの2列、対面。右に座ります。入口からみて奥にテーブルと椅子(2脚)。

18:57前説(50分..会場内のトイレは使用できないので予め外で)。19:00開演~20:00終演。

たぶん「説明」にある通りの内容だったと思いますが、行間を読むのに苦労しました(世代差なんでしょう)。個人的には、高校演劇にはとても感心があり、本作もその意味では興味深く観ることができました。

ただ、一般のお客さん向けとしてはどうかなとも思います。対面の客席、その間に役者さんお二人が縦に座るとお客さんのなかには何も見えないこともあるし、立っているときでも似たようなシーンがありました。

また、もう少しテンポを速め、その浮いた時間でもっと深い、ある面いびつな親子の感情を現し、単調さを解消するなど、芝居の面白さが伝わるような演出でもいいのではないかと感じました。

※オヤジ♪さんが書いていらっしゃるように会場内のトイレが使えないのであれば、事前に(ツイッターでもこりっちでも)知らせるか、受付時/客入中にスタッフが(地図を用意し)説明すべきではなかったでしょうか?

凡人の言い訳

凡人の言い訳

小田尚稔の演劇

新宿眼科画廊(東京都)

2016/03/26 (土) ~ 2016/03/30 (水)公演終了

満足度★★★★★

無題1784(16-074)
19:30の回(曇~雨)

18:50受付、19:05開場、入って左側が客席(前後2列)。なんと前列は背もたれ&クッション付の椅子と今まで来たなかで最高のもの。2列目は少し高い位置ですがちゃんとクッション付。今夜はだいぶ追加席がでたようです。

特に予定していたのではありませんが、「プラトン」「ソクラテス」と(特大)苦手なキーワードが目に入ったので興味を持ち、観に来ましたが、始まって...んんん?違うと。

山村さんは、初めて。調べてみると小田さんは「リミックス2(2011/6@王子)」「プリズムが砕けて、青(2015/3@ST)」を観ていました。

白ワイン/ウーロン茶のドリンクサービス。下手の棚に赤い薔薇、大中小のタバスコ、岩波文庫版「ソクラテスの弁明・クリトン」。譜面台、蝋燭とマッチ。上手側にはミニプラネタリウム、コートハンガーにはバッグとポットとつり革。小さなちゃぶ台と座布団、ノルウェイの森(文庫/上下、村上春樹は好きではない)、カップ。※赤を意識したのでしょうか...薔薇、タバスコ、傘、ガウチョパンツ?、文庫(上巻)

19:35開演~21:01終演、アフタートーク21:05~21:43。

西武池袋線、痴漢、オーバードクター、東久留米(ここ何十年、日芸や兎亭に来るだけで、以西は1~2度くらいしか行ったことがない..)、寮、留学生、広島、家族の死...。

とりたてて異変が起こるわけでもなく、季節とともに繰り返される日常事とほんの少し個人的なこと。

一人、セリフと動き、照明で進行。

かなり世代(時代)が違うのに、とても親しみを感じるのは脚本もさることながら、山村さんのキャラクターによるところが大きいのかなと思って観ていました。

一人芝居。「劇団ショウダウン」の林遊民さん、「かたりと」の北原久仁香さん、そして本公演の山村さん。表現方法は違っても、「情景(心情)」が見えてくる、という点では抜きん出ていると思いました。

男装音楽劇 くるみ割り人形

男装音楽劇 くるみ割り人形

青蛾館

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2016/03/25 (金) ~ 2016/03/31 (木)公演終了

満足度★★★★

無題1783(16-073)
19:00の回(曇)。

18:33受付(指定席)、開場。舞台向かって左(横ではなく)のブロック。

舞台上に(目玉が大きい)人形、十数体、BGMにはチャイコフスキー。

19:01、下手より朝比奈さん、前説(ぎこちない命令調で)。19:04、Band登場、Happy Birthday♪開演~20:43終演。

先日も舞台を観た蜂谷さんが出ているので観に来ました。演奏の「時々自動」は「動物たちの冬(2012/11@せんがわ)」からで4公演目になります。

「くるみ割り人形」はほんの少し知っている程度。どこかのテーマパークか夢の国のよう。

田中美甫さんは「THE BEL(2013/12@セッションハウス」、七味さんは「地を渡る舟(2013/11@ウエスト)」以来。他にも観たことがある方がいらっしゃると思いますが、皆さんキャラクターになりきっているのでわからず。

可愛らしいしぐさ、歌と踊り、映像。客席通路を使ってお話しの広がりを。

個人的に、小さな会場が好きなこともあるのか、(初日だったためか?)全体にまだ温まっていないように感じました。また、一部ですがセリフが聴き取りにくいところも。

緑茶すずしい太郎の冒険

緑茶すずしい太郎の冒険

(劇)ヤリナゲ

王子小劇場(東京都)

2016/03/24 (木) ~ 2016/03/28 (月)公演終了

無題1783(16-073)
16:00の回(曇)。

15:20受付、ロビー開場、機材調整のため開場は15:35。

入って右にミニ椅子+パイプ椅子。正面、壁一面に衣服(干物が貼りついているようにみえる)。大きな本棚、マンガ、雑誌。テーブルBOX椅子。上手にパイプハンガー。※前日観たダンス公演でも大量の服。

15:55前説(80分)、三澤さん(!)登場、ドーナツを食す。16:02開演(暗転せず)~17:20終演。

前作「206」からなので2作目、ですので再演だそうですが初めて。

浅見さん「In The PLAYROOM(2014/10@ミラクル)」「わたしのお父さん(2012/3@ST)」「とても個人的な物語(2011/3@新宿画廊)」等、岡本さん「東京(2015/5木霊)」「架空の箱庭療法#3(2015/4@吉祥寺)」、三澤さんはもちろんゲンパビで。

当パン裏に作家のコメントが載っていますが、終演後になってももうひとつよくわかりませんでした。「カダカ」「優生(思想)学」を例に挙げるまでもないかもしれません、テーマとしては取り組む意義を強く感じますが、この展開演出でいいのか...。また「出生前診断と中絶」。「介護疲れと殺人」でもお話は作ることができるのではないかと思いました。

「 肉弾 」ご来場ありがとうございました。

「 肉弾 」ご来場ありがとうございました。

演劇ユニットG.com

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2016/03/23 (水) ~ 2016/03/28 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題1782(16-072)
18:30の回(曇)。

17:48受付(整理番号あり)、18:00開場。

入って左と奥に客席(L字)、最前列はベンチシート。奥に座ります。

3つのエリア。中央、ドラム缶にロープで固定された先端が赤、胴体が白の魚雷が鎮座、周囲は焼け残ったような壁、小便器、今にも壊れそうな小さな木のベンチ、石、毛皮(?)、畳に座布団。

波の音が聴こえてきます。18:28前説(100分)。

6作目になりました。前回ここで観た「穴の中~(2014/8)」は会場の造りを活かした演出と(個人的に)好みの楽曲という構成でしたが、本作ではどうなるのかな、SFではなさそうだし、と思いながら観に来ました。

チラシをみると「一寸法師」の(突撃の)ような印象。

滑稽さ、紙芝居風の進行、秘め事、終戦~現在。人情味あるナレーション(福田さん)が人物の心情や背景の理解を深めてくれました。

毎年夏になると太平洋戦争についての本(新刊がでるので)を読みます。大和、原爆、特攻、海軍、東京裁判...軍人、市井の人々、声なき人々、影になってしまった人々...等々。

お馴染みの方と初めての方。その初めて観る豊田さん(少年)は希望のようにみえました。6月に公演があるようで時間があえば。


◆余談:本作ではアルバムMeddle(1971)から「Echoes」。何度も聴いた曲、最初の音でわかる。73年(ヤング・ミュージック・ショウ)Pink Floyd Live at Pompeiで聴いたのが初めて(だと思います)。そのあと、LPを買ったのは「おせっかい」が先か「狂気」が先だったかはもう覚えていません。公式ライブ音源は持っていませんが高音質ブート盤はたまに聴きます。1988年のギルモア/フロイドの来日公演は4回観に行き、ロジャーのソロは2002年。


Trifles

Trifles

Dance Theatre LUDENS

森下スタジオ(東京都)

2016/03/25 (金) ~ 2016/03/26 (土)公演終了

満足度★★★★

無題1781(16-071)
14:00の回(晴)

13:15会場着、受付、13:30開場。受付横、会場の印象を付箋に書いて壁に貼ってくださいとのこと。

桟敷+椅子席、客席と舞台との間には長いロープで仕切り。天井からも2本のロープ、衣服が絡めてある。くるみのような鈴、目覚まし時計、靴、文庫、単行本(マラドーナ自伝)、洗濯バサミ、透明ゴミ袋、小さなコイン、客入れ時のBGMにB.Dylan、ダンサーのひとりがヴァイオリンを弾く。

13:58前説(80分)、14:05開演~15:27終演。

1ケ月前、野毛シャーレで「斑」を観た小暮香帆さん、こちらは初めて。

前半は一人~二人で演じるものが中心、子供たちがいろんな遊びをしているような印象。3本のロープを使ったパフォーマンス、終盤は左右から駆けこむ早い振り付け。

どこまでが振付でどこからがインプロだったのでしょう、戸惑いを含んだちょっとスリリングなダンス。朗読や小暮さんの歌(絶唱)も。

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