葡萄
THE SHAMPOO HAT
ザ・スズナリ(東京都)
2008/09/10 (水) ~ 2008/09/23 (火)公演終了
幽霊船
劇団サーカス劇場
夢の島公園 特設テント劇場(東京都)
2008/05/16 (金) ~ 2008/05/26 (月)公演終了
満足度★★★★
あえて★4つ。もう少し外枠をみてみる方がよいのではないですか?
─若い。それがまず観劇後の印象として残ったのは確かだが、それでもこの世代の演劇人としてこれからを温かく見守る事は重要だと思っています。
現代口語演劇が幅を利かせてき始めている昨今の小劇場演劇界でこの方向は貴重です。荒削り万歳だと思います。今後2、3年以降が楽しみです。
前作の下高井戸の時の公演のクオリティには残念ながら及ばなかったのは事実だとしても、今回の公演が爪痕を残さなかったとは思いません。
そしてこの世代の演劇人の中で、観る人にこれだけ雑多で王道とも言える作風を嫌な気持ちにさせないように見させるポテンシャルとテンションを買います。舞台に立っている出演者も、舞台の上に乗っている脚本も演出も照明も素直に見すえている舵は取れているので応援するべきではないでしょうか。
劇団としては初のテント公演(劇団名にしては意外にも)ですが普通の劇場とは相当相違があるわけでところどころに工夫が仕掛けられていました。
ネタバレには楽屋裏的なことを。
ピンポン、のような[07再演版]
時間堂
王子小劇場(東京都)
2007/04/26 (木) ~ 2007/04/30 (月)公演終了
満足度★★★
落ち着きすぎた気もするが……
丁寧に公演全体を作り上げてきたという雰囲気がよく伝わります。前半戦の台詞や芝居にやや難ありなものの、仕掛けが見えてきた時からは実にひきこまれました。役柄のせいもあるのかもしれませんが、私個人の趣味からいくと、もうすこし額縁から外れて欲しかったという気持ちはあります。今後に期待。
大ギンギラ博覧会 2007 流通戦争スペシャル
ギンギラ太陽's
西鉄ホール(福岡県)
2007/04/19 (木) ~ 2007/04/30 (月)公演終了
アリスの愛はどこにある
G-up
新宿FACE(東京都)
2007/04/04 (水) ~ 2007/04/08 (日)公演終了
満足度★★★
音響効果に頼りすぎずに
このテイストは嫌いではないです。
ただ、ちょっとやりすぎという感はいなめないですね。
もうちょっとスマートに創ってくれた方が、良質な笑いが期待できると思います。
サボテンの花
演劇集団キャラメルボックス
シアターアプル(東京都)
2007/03/14 (水) ~ 2007/04/01 (日)公演終了
満足度★★★
観点は違うところに
とにかくキャラメルの照明を観に行きました。
天井の隙間が見えないほどの照明仕込みに開場時点から期待大。
実際、トータルで観ると物足りなさは感じましたが、観客に支えられている力は大きいなと正直に感じました。
Adam:ski
スロウライダー
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2007/03/16 (金) ~ 2007/03/25 (日)公演終了
制作的視点
制作的視点からの評価はとても高いです。三鷹をあのように使うのは実に面白い。ただ、段差が急で最上段は相当高さがあるので、足元周りに枠が欲しかったですね。それだけで観客の不安は全然違うと思います。
いやむしろわすれて草
五反田団
こまばアゴラ劇場(東京都)
2007/03/15 (木) ~ 2007/03/25 (日)公演終了
狂想のユニオン
イキウメ
吉祥寺シアター(東京都)
2007/03/16 (金) ~ 2007/03/21 (水)公演終了
隠す事によって……
イキウメらしさを表現していたと思います。
ただ「散歩する侵略者」の脚本の出来の良さが秀ですぎていたために少々、物足りなさ加減を感じたのも確かです。
今後に期待。
紅の舞う丘
風琴工房
ザ・スズナリ(東京都)
2007/04/04 (水) ~ 2007/04/11 (水)公演終了
激情
ポツドール
本多劇場(東京都)
2007/03/04 (日) ~ 2007/03/11 (日)公演終了
満足度★★★★
安藤玉恵、町田マリー達の魅力勝ち
が率直な感想です。
登場人物全員イヤなヤツを演じていますが、一番悪さを演じずに精神的な悪さを観客の心に蓄積させてくれた町田マリーが良いですね。
もちろんポツドール独特のグロさは町田マリーらしくないという感もありますが、あのグロさは町田マリーだからこそだと思います。
「僕を愛ちて。」
劇団鹿殺し
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2007/01/11 (木) ~ 2007/01/22 (月)公演終了
満足度★★★★★
女優面に注目したが……
女優面に注目していた菜月さんですが、本番を観ていて思ったのは演出家面の逸脱感でした。
女優として素晴らしいのはもはや当たり前なのかもしれませんね。
女性演出家として“超える”べきところを確実に超えてきています。
とある舞台の引用(ネタバレBOXに書きます)以外で取り上げるとすれば、台本と向かい合う役者が絶対に想像できるはずがない、細かなニュアンスや、空気感の面を作ったのはおそらく演出家ではないのかなと私は思います。
江波戸さんちのにぎやかな正月
危婦人
駅前劇場(東京都)
2007/01/06 (土) ~ 2007/01/09 (火)公演終了
これからに期待
ハードとしての企画や考え方は悪くなく、カンパニー自身の特性も理解しているとは思いますが、これからは作品そのものに自分たち自身で向き合っていって欲しいと思います。
どんなにオプションを構築しても最終的には観客は作品を求めて劇場に足を運ぶわけですから。
お台場SHOW-GEKI城
フジテレビジョン
フジテレビメディアタワー マルチシアター(東京都)
2006/12/16 (土) ~ 2007/01/03 (水)公演終了
満足度★
うーん。
年末の周りの賑々しい空気があってか、客席はほぼ満席でした。
が、作品の質はやや不満。
もちろん、参加団体によっては評価の高いものもあるのでしょうが。
贋作・罪と罰
NODA・MAP
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2005/12/06 (火) ~ 2006/01/29 (日)公演終了
満足度★★★★
思い出す
コクーンの舞台側に客席を作っているという話を聞いて
是非とも舞台側の客席を取ろうと思って、オークションで席番がわかっているチケットを購入しました。
やはり普段観ているコクーンとは一味違って、なんとも不思議な感覚に襲われました。
ここで数々の名作が生まれたんだなと思った瞬間、なんだか変なものが沸き起こってきて、そのせいだけではないけれども、芝居も良かったのでした。