人斬りの恋
劇団パラノイア・エイジ
「劇」小劇場(東京都)
2011/04/26 (火) ~ 2011/05/05 (木)公演終了
満足度★★★★
絶妙のバランス
時代劇というよりは維新前後を舞台にしたラブストーリーという感じ。役者の演技などいろいろと感じるところもあるが、ストーリーは切なく美しい。
また、役者の方々の細かな所作が美しく、日本の良さを再認識させていただきました。
犬と花
黒色綺譚カナリア派
OFF OFFシアター(東京都)
2011/04/21 (木) ~ 2011/05/02 (月)公演終了
満足度★★★★
演出家恐るべし
犬→花の順で観劇。同作品の2本だてということを計算したとは思うが、ここまで違う作品になるとは。作品自体に力があるうえに、役者陣の演技も秀逸。どちらも観ていて楽しかった。
第2回ブス会*「淑女」
ブス会*
リトルモア地下(東京都)
2011/04/17 (日) ~ 2011/05/03 (火)公演終了
満足度★★★★
隣にもいそうな・・・
女性4人を別々のキャラで「いかにもいそうだなぁ」と思わせる性格付けの仕方は見事。イヤ~な部分を濃縮したエキスをたっぷり振りかけたエピソードを振るまいながら、最後はあっさりと仕上げ、いい笑いだけが後に残りました。女優陣はみなさん見事。次はどんな女優さんたちに会わせてもらえるのか、今から楽しみです。
雲をつかむような冒険【当日券あり】
とくお組
駅前劇場(東京都)
2011/04/20 (水) ~ 2011/05/01 (日)公演終了
満足度★★★★
キャラ濃ゆすぎ
役者陣のキャラを掴みきった絶妙の脚本とそれに応える役者たちのテンポの良い演技、キャラを前面に押し出した力技に笑いっぱなしでした。体育会系男子ならではのバカバカしさを堪能しました。
グラデーションの夜 《群青の夜》 《黒の夜》 《桃色の夜》
KAKUTA
アトリエヘリコプター(東京都)
2011/04/13 (水) ~ 2011/05/01 (日)公演終了
満足度★★★★
幸せな時間(桃色の夜)
微笑ましい話が多く、ずっとニヤニヤしたり笑っていた気がします。幸せな時間を過ごさせていただきました。
3つの夜はテイストがそれぞれ異なっていながら、全てが完成度が高くかつ独立した作品となっている一方で、オリジナルストーリーが上手く効いており一つの作品としても堪能させていただきました。
その族の名は『家族』
こどもの城 青山円形劇場/ネルケプランニング
青山円形劇場(東京都)
2011/04/13 (水) ~ 2011/04/28 (木)公演終了
満足度★★★
個の集合体
家族っていいよねという単純なものではなく、家族とはいえ独立した個としての違い、思いの伝わらなさ、理解不可能な部分など、家族という集合体を改めて考えさせられる部分が多かった。個人的にはムダと思える小ネタが散見され、主題を薄めてしまっている感じがしたのが残念。
グラデーションの夜 《群青の夜》 《黒の夜》 《桃色の夜》
KAKUTA
アトリエヘリコプター(東京都)
2011/04/13 (水) ~ 2011/05/01 (日)公演終了
満足度★★★★
ほどよい黒
ホラー系が苦手な私も楽しめる程よい怖さ。もともとホラー系のストーリと朗読とは相性が良いのか、怖さ・不気味さが強調されてよかったです。
群青の夜では写真とのコラボでしたが、今回のイラストとのコラボもストーリーの世界観を上手く広げていたと思います。
桃色の夜も楽しみにしてます。
裸の女を持つ男
クロムモリブデン
シアタートラム(東京都)
2011/04/16 (土) ~ 2011/04/24 (日)公演終了
満足度★★
ドタバタ
悪人ばかりのドタバタ劇。コメディの定番が満載で楽しめるところも多かった。ただ全員を悪人にしなくても良かったのでは?唐突感が強かった。ラストも消化不良。
湯煙の頃に君を想う 舞台写真UPしました!!!
ホチキス
テアトルBONBON(東京都)
2011/04/13 (水) ~ 2011/04/19 (火)公演終了
満足度★★★★
楽しかった
何も考えずに大笑いできました。ホチキスの役者陣の個性・怪しさもさることながら、客演の方々も抜群の個性を発揮されていて、役者さんを見ているだけで楽しかったです。渡邊さんの最近の出演ラッシュは凄いですね。キャラメルの本公演しながら本作の稽古をしてたっていうこと?頭が下がります。
グラデーションの夜 《群青の夜》 《黒の夜》 《桃色の夜》
KAKUTA
アトリエヘリコプター(東京都)
2011/04/13 (水) ~ 2011/05/01 (日)公演終了
満足度★★★★
こういうものなんですね(群青の夜)
朗読劇は初めてではなかったですが、こういうパターンは初めてでした。地の文を読む人がいなければ普通の演劇なので、違和感なく入り込んでいました。ただ、地の文を朗読する方の力量が問われますね。役者が噛んでも多少はご愛嬌ですが、朗読者が噛むと一気に現実世界へと引き戻されてしまいますので。若干そういう場面があったのが残念でした。
線のほとりに舞う花を
てがみ座
王子小劇場(東京都)
2011/04/12 (火) ~ 2011/04/18 (月)公演終了
満足度★★★
大河ドラマ
透明感溢れる空気感に包まれ、魅力的な役者さんたちにより進められるストーリーや音楽を楽しむことができました。
登場人物に感情移入をさせることなく、一つの土地を主役にしながら、そこで繰り広げられる人間たちのドラマを淡々と描き出されていたので、人間の愚行をかえって効果的に浮き立たせていたと思います。ラストは出来過ぎかとも思いますが、救いのある話にしていたのは脚本家の希望なんでしょうかね。
トップ・ガールズ
シス・カンパニー
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2011/04/01 (金) ~ 2011/04/24 (日)公演終了
満足度★★★★
さすがの面白さ
贅沢な女優陣による贅沢な時間。セットや光の使い方なども美しく、女優陣の華やかさに彩を添えていた。終盤の寺島しのぶさんと麻実れいさんの遣り取りが圧巻。
ザッツ・エンターテイメント!!
てにどう
シアター711(東京都)
2011/03/23 (水) ~ 2011/03/29 (火)公演終了
満足度★★★
コメディ?
安定感のある演技でスピーディに進んでいくところはさすがでした。
コメディの定義は人それぞれなんでしょうが、私にとってはコメディとは感じられなかったです。コメディ・笑いに拘りすぎてしまった感じを受けました。シリアスに徹しても良かったのでは。
15 Minutes Made TOUR
Mrs.fictions
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2011/04/07 (木) ~ 2011/04/10 (日)公演終了
満足度★★★★
贅沢
一気にこれだけの劇団を観れるのは贅沢ですね。好きな劇団への期待感と初見の劇団への異なった期待感の両方を持ちながら、十二分に楽しませていただきました。今回の大阪の劇団も面白く、これからも他の地域の劇団も積極的に参加いただければありがたいです。
劣る人
elePHANTMoon
サンモールスタジオ(東京都)
2011/03/16 (水) ~ 2011/03/23 (水)公演終了
満足度★★★★★
不思議な空気感
何か好きです。としか表現の仕様がない。自分でも何が良かったのかがまだ分かっていません。内容的にはドロドロとした話が多いのに、粘りつくことなく嫌な後味が残らない。本当の悪人がいなかったからかな。役者陣もみんな素晴らしかったです。
バルカン動物園
青年団
こまばアゴラ劇場(東京都)
2011/03/18 (金) ~ 2011/03/28 (月)公演終了
満足度★★★★
普遍的なテーマ
壮大なムダ話ではあるものの非常に面白いネタ満載。みんなが意見を持っているようなテーマではあろうが、普段毎日考えるようなものでもないため、改めて考えさせられた。ただ、同時多発会話にする必然性は理解できなかった。
夏への扉
演劇集団キャラメルボックス
ル テアトル銀座 by PARCO(東京都)
2011/03/05 (土) ~ 2011/03/27 (日)公演終了
満足度★★★★★
スカッと爽快
大好きな原作でしたが素敵な舞台になっており、とても楽しめました。原作に忠実でありながらキャラメルらしさ満載で、素直に笑えて素直に感動できる素晴らしい舞台でした。多くの方に愛される作品だと思います。
ラブリー、ラブリー! 【3/21 18~追加公演決定。当日券あります】
てにどう
シアター711(東京都)
2011/03/16 (水) ~ 2011/03/21 (月)公演終了
満足度★★★★
いろんな要素が盛り沢山
キャラのたった登場人物のテンポの良いコメディ。ドタバタあり、小ネタあり、身振り手振りなど、ありとあらゆる手段で笑わせてくれる。脚本も役者も素晴らしく、久しぶりに何も考えずに笑わせていただきました。確かに「おしゃれでおかしなラブコメディ」でした。
カスケード ~やがて時がくれば~
鈍牛倶楽部
駅前劇場(東京都)
2011/03/16 (水) ~ 2011/03/27 (日)公演終了
満足度★★★
不思議な感覚
謎が謎のままであるのにモヤモヤ感がなく、ほわっとした感覚が残った。同じようなペースで淡々と演じられているようで、全く飽きることなく舞台に惹きつけられました。
ネズミ狩り
劇団チャリT企画
こまばアゴラ劇場(東京都)
2011/03/03 (木) ~ 2011/03/13 (日)公演終了
満足度★★★★
正論と当事者感情
誰にでも起こり得るものの普段あまり考えないようなことを分かりやすく表現してくれている作品。真面目な題材を軽く極端に表現し、演劇として受け入れやすくしてくれているので、楽しく拝見いたしました。個人的にはあまり笑えなかったですが、違う意味で面白い作品でした。