愉快犯
柿喰う客
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2011/01/07 (金) ~ 2011/01/16 (日)公演終了
満足度★★★★
面白ければいい
余計なものを削ぎ落とすとか、不自然さをなくすとか関係なく、不自然であっても、意味がなくても面白ければいい、ということを追求した結果という印象。見事にはまりました。
サウンド・オブ・ミュージック
劇団四季
四季劇場 [秋](東京都)
2010/04/11 (日) ~ 2011/03/12 (土)公演終了
満足度★★★★
至福の時間
土居裕子さんを劇団四季の舞台で観ることができる日が来るとは夢にも想いませんでした。それもサウンド・オブ・ミュージックのマリア役とは。これだけで観に行く価値ありでした。
グラデーションの夜 《群青の夜》 《黒の夜》 《桃色の夜》
KAKUTA
アトリエヘリコプター(東京都)
2011/04/13 (水) ~ 2011/05/01 (日)公演終了
満足度★★★★
ほどよい黒
ホラー系が苦手な私も楽しめる程よい怖さ。もともとホラー系のストーリと朗読とは相性が良いのか、怖さ・不気味さが強調されてよかったです。
群青の夜では写真とのコラボでしたが、今回のイラストとのコラボもストーリーの世界観を上手く広げていたと思います。
桃色の夜も楽しみにしてます。
不機嫌な子猫ちゃん
青年団若手自主公演 田川企画
アトリエ春風舎(東京都)
2011/02/15 (火) ~ 2011/02/21 (月)公演終了
満足度★★★★
母娘って・・・
自分が正しいと疑わない者たちばかり。理不尽な会話の応酬にニヤニヤしてしまうのは無責任な観客の特権。心に突き刺さるセリフも多く、会話や言葉を選ぶセンスも素晴らしい。
グラデーションの夜 《群青の夜》 《黒の夜》 《桃色の夜》
KAKUTA
アトリエヘリコプター(東京都)
2011/04/13 (水) ~ 2011/05/01 (日)公演終了
満足度★★★★
幸せな時間(桃色の夜)
微笑ましい話が多く、ずっとニヤニヤしたり笑っていた気がします。幸せな時間を過ごさせていただきました。
3つの夜はテイストがそれぞれ異なっていながら、全てが完成度が高くかつ独立した作品となっている一方で、オリジナルストーリーが上手く効いており一つの作品としても堪能させていただきました。
ヒールのブーツ
オーストラ・マコンドー
JORDI TOKYO(東京都)
2011/01/14 (金) ~ 2011/01/19 (水)公演終了
満足度★★★★
入り込みやすい
オーストラ・マコンドーの過去の公演とは路線が変わった感じがするが、本作の方が私は好きです。
脚本と会場とどちらが先に決まっていたのかが気になる・・・。賛否両論ありますが、会場のああいう使い方は私はありだと思います。
グラデーションの夜 《群青の夜》 《黒の夜》 《桃色の夜》
KAKUTA
アトリエヘリコプター(東京都)
2011/04/13 (水) ~ 2011/05/01 (日)公演終了
満足度★★★★
こういうものなんですね(群青の夜)
朗読劇は初めてではなかったですが、こういうパターンは初めてでした。地の文を読む人がいなければ普通の演劇なので、違和感なく入り込んでいました。ただ、地の文を朗読する方の力量が問われますね。役者が噛んでも多少はご愛嬌ですが、朗読者が噛むと一気に現実世界へと引き戻されてしまいますので。若干そういう場面があったのが残念でした。
人斬りの恋
劇団パラノイア・エイジ
「劇」小劇場(東京都)
2011/04/26 (火) ~ 2011/05/05 (木)公演終了
満足度★★★★
絶妙のバランス
時代劇というよりは維新前後を舞台にしたラブストーリーという感じ。役者の演技などいろいろと感じるところもあるが、ストーリーは切なく美しい。
また、役者の方々の細かな所作が美しく、日本の良さを再認識させていただきました。
ひとんちで騒ぐな
万能グローブ ガラパゴスダイナモス
こまばアゴラ劇場(東京都)
2011/02/03 (木) ~ 2011/02/06 (日)公演終了
満足度★★★★
使い古された設定なのに
ドリフのコントのような設定を笑いの基本にしてるのに、最後まで楽しめた。それはそれで凄いことのような気がする。
十分な稽古を積み、みんなで作り上げてきた感じが伝わってきました。
ワンシチュエーションのうえに暗転もなく、舞台上の時間の経過と観客の時間の経過が同一。テンポもよく、あっという間の2時間でした。
第2回ブス会*「淑女」
ブス会*
リトルモア地下(東京都)
2011/04/17 (日) ~ 2011/05/03 (火)公演終了
満足度★★★★
隣にもいそうな・・・
女性4人を別々のキャラで「いかにもいそうだなぁ」と思わせる性格付けの仕方は見事。イヤ~な部分を濃縮したエキスをたっぷり振りかけたエピソードを振るまいながら、最後はあっさりと仕上げ、いい笑いだけが後に残りました。女優陣はみなさん見事。次はどんな女優さんたちに会わせてもらえるのか、今から楽しみです。
15 Minutes Made TOUR
Mrs.fictions
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2011/04/07 (木) ~ 2011/04/10 (日)公演終了
満足度★★★★
贅沢
一気にこれだけの劇団を観れるのは贅沢ですね。好きな劇団への期待感と初見の劇団への異なった期待感の両方を持ちながら、十二分に楽しませていただきました。今回の大阪の劇団も面白く、これからも他の地域の劇団も積極的に参加いただければありがたいです。
あしたはどっちだ
渡辺源四郎商店
ザ・スズナリ(東京都)
2011/05/04 (水) ~ 2011/05/08 (日)公演終了
満足度★★★★
続編の難しさ
「どんといけ」の2年後の設定。「どんといけ」を観ていなくても理解できる話だが、観ている人と観ていない人で受け方が全然違うのではなかろうか。
私は「どんといけ」から連続で見たことによりインパクトが薄れてしまった(損した)気もする。
アルファ
パセリス
東京アポロシアター(東京都)
2011/01/29 (土) ~ 2011/01/30 (日)公演終了
満足度★★★★
作りこまれた上質な作品
3人の役者による5つの短編オムニバス。膨らませて長編にできそうなテーマばかりで、笑いをふんだんに織り込んだテンポの良い会話劇。出演者が少ないだけに一人当たりのセリフ数はかなりのもの。そのセリフも早口言葉のようなセリフのリフレインなど、多いだけでなくかなり面倒な感じだったが、これをちゃんと使いこなし、複数の役をキチンと演じきる役者3名にも拍手。番外公演といいつつ、これもこれでパセリスなんだろうな。
ラブリー、ラブリー! 【3/21 18~追加公演決定。当日券あります】
てにどう
シアター711(東京都)
2011/03/16 (水) ~ 2011/03/21 (月)公演終了
満足度★★★★
いろんな要素が盛り沢山
キャラのたった登場人物のテンポの良いコメディ。ドタバタあり、小ネタあり、身振り手振りなど、ありとあらゆる手段で笑わせてくれる。脚本も役者も素晴らしく、久しぶりに何も考えずに笑わせていただきました。確かに「おしゃれでおかしなラブコメディ」でした。
櫻井さん
MCR
駅前劇場(東京都)
2011/02/23 (水) ~ 2011/02/28 (月)公演終了
満足度★★★★
ゆるいのにブラック
全て冗談かアドリブかと思うような始まりだったが、中盤から収まり始め、とても楽しい時間だった。ゆる~いテンポなのだが時折発せられるブラックな鋭いセリフが心地よかった。
櫻井さんとブラジル辰巳さんの二人芝居は完全に得した気分。
R.P.G.
劇団朋友
ザ・ポケット(東京都)
2011/02/23 (水) ~ 2011/03/01 (火)公演終了
満足度★★★★
上手い!
現実とバーチャル、現在と過去を上手くミックスすることによりシチュエーションや事件の経緯・背景を分かりやすく観客に伝え、中盤から終盤の事件の謎解きに至るとスピード感・緊張感が抜群で終始飽きさせることなく魅了させられた。役者陣も若い方が多かったがみな雰囲気があり役のイメージに嵌っており違和感なく見せていただきました。非常に完成度の高い作品だと思います。次回以降も期待してます。
ネズミ狩り
劇団チャリT企画
こまばアゴラ劇場(東京都)
2011/03/03 (木) ~ 2011/03/13 (日)公演終了
満足度★★★★
正論と当事者感情
誰にでも起こり得るものの普段あまり考えないようなことを分かりやすく表現してくれている作品。真面目な題材を軽く極端に表現し、演劇として受け入れやすくしてくれているので、楽しく拝見いたしました。個人的にはあまり笑えなかったですが、違う意味で面白い作品でした。
SWEETS
ehon
座・高円寺1(東京都)
2011/01/19 (水) ~ 2011/01/23 (日)公演終了
満足度★★★★
怒涛の後半は釘付けに
重苦しい空気が流れる作品であるが、その空気を作り出す役者陣が素晴らしかった。特にキー握る佐藤みゆき、円城寺あやは息をするのも憚れるような空気感・緊張感を醸し出し、観ていて作品の中に取り込まれていってしまった。
若干中盤間延びした感じがしてしまったり、章ごとに(長文)説明文が映写されたり、暗転が多かったりと、細かいところをつつくと若干趣味に合わない部分もあるが、エンディングに向けた後半は、ストーリー的にも役者陣の演技も完全にエネルギー(念)の塊と化し、完全に舞台に釘付けにされてしまいました。全体としては十二分に楽しく時間を過ごさせていただきました。
「神社の奥のモンチャン」
ゴジゲン
座・高円寺1(東京都)
2011/02/02 (水) ~ 2011/02/06 (日)公演終了
満足度★★★★
純粋さ、弱さ、賢さって何だろう
いろいろと考えさせられました。
純粋な者は利用されるだけなのか。弱いことは罪なのか。遠慮することは弱いことなのか。小賢しい者だけが笑って生きていけるのか。
本質的には切なく胸の痛くなる内容だが、笑いをふんだんに織り込むとともに目次さんの演技でほっこりと観ることができた。
余談ですが、女性の描き方に棘があるように感じたのは気のせいだろうか。「痛い」女性しか描かれていなかったんで。
湯煙の頃に君を想う 舞台写真UPしました!!!
ホチキス
テアトルBONBON(東京都)
2011/04/13 (水) ~ 2011/04/19 (火)公演終了
満足度★★★★
楽しかった
何も考えずに大笑いできました。ホチキスの役者陣の個性・怪しさもさることながら、客演の方々も抜群の個性を発揮されていて、役者さんを見ているだけで楽しかったです。渡邊さんの最近の出演ラッシュは凄いですね。キャラメルの本公演しながら本作の稽古をしてたっていうこと?頭が下がります。