時をかける稽古場2.0
Aga-risk Entertainment
駅前劇場(東京都)
2017/03/22 (水) ~ 2017/03/28 (火)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/03/27 (月) 14:00
初演観てますが、相当面白くなってます。
前回ご覧になっている方ももう一度見る価値アリです。
明日が楽日ですが、オススメです。
京都公演は4月です。
ニューヨークで猫を殺す方法
ニジーローモーチャー
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2014/12/24 (水) ~ 2014/12/28 (日)公演終了
満足度★★★★★
久しぶりのミステリータッチのコメディー
個人的にはこのライン好きです。
同作家さんの『迷宮入りはお早めに』に比べると、かなり親切で分かりやすくはなっていますが難解。
映画ならカットバックで瞬時にマルチ再現出来る「真相はこうだ」というシーンが、舞台だとどうしてもモノローグが多くなり、観客は集中力を失ってしまいます。
かと言って、全て演者が再現するのは、くどくなるし長くなる。
舞台でのミステリーはアガサ・クリスティーの『ねずみ取り』以上に複雑な物を扱うと、どうしても置き去りになってしまう観客が出てくるのが難点です。
コメディーミステリーと言うことで、ユルユルのストーリーを書いていると観客に思わせて、実は確り書いているんだよというスタンスのこの作品は実に憎いです。
コメディーとミステリーの境界線を巧みに操っているのがコメディー作家としての巧さを見せていると思います。
ミュージカル「WAIST SIZE STORY ウエストサイズストーリー」
FUNエンターテイメント
シアターサンモール(東京都)
2014/09/26 (金) ~ 2014/09/28 (日)公演終了
満足度★★★
とても笑わせて貰いましたが、敢えて☆3でゴメン
あまり甘めに評点つけても信憑性に欠けるので☆みっつにしました。
「歌取られた…」のシーンは、本当にバカウケ致しまして、あのシーンだけで見る価値は十分ある芝居だと思います。
ウエストサイド物語のパロディだからと言っても、あれ程迄にカバー必要は無かったように思います。
カバーし過ぎたせいか、芯になる保木本ストーリーが書ききれず、矛盾も多くなり終盤の展開が辛いものになってしまっていました。
その中でバルーンの被り物が、とても保木本演出らしさを輝かせていたように思います。
旦那's HIghにも出られていた、瀬川ももえさんが、今回も出演されておられ、すっかりお気に入りの女優さんになりつつあります。
リアル「ヤマトナデシコ七変化」の砂子ちゃんのようで、少女マンガから抜け出してきたようなキャラクターが素敵です。
時をかける稽古場
Aga-risk Entertainment
サンモールスタジオ(東京都)
2014/06/07 (土) ~ 2014/06/15 (日)公演終了
満足度★★★★★
面白いパターンのタイムスリップもの
2時間を超える作品なのに、全く飽きずに見られてしまいます。
全編通してずっと面白いのは、それだけ脚本に工夫が施されているのと、演者の技量の賜です。
ただ、こんなにも面白くても敢えて、分かりきった部分は、バッサリとカットした方が、全体としては面白くなると思ってしまいました。
爆笑しながらも、「時間が無い筈なのに、何でこの人達は、次の行動に移らないんだろう」と大きなクエスチョンの連続で、展開のテンポの悪さを感じざるを得ませんでしたから。
未見の方の為、誤解の無いように書いておきますが、シーンを切ったら切ったで、凄く勿体無いんですよ。
無駄な物を見せられてる訳では有りません。
旦那er’s High!!
タンバリンステージ
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2014/06/04 (水) ~ 2014/06/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
ポジティブなコメディ
フライヤーから、夫婦のバトル物か!っと思っていたら、何とまぁ嫁が可愛いだの、嫁を愛しているだのと惚け話。
こんなにポジティブなスタートで、どうやってコメディに?と心配していたら、あれあれミステリーになりました。
勘違いな人達が、集団で大きな勘違いの底無し沼に足下を取られる、ミステリーコメディでした。
小道具(あそこまでやれば飛び道具だね)が効果的で、抱腹絶倒でした。
ノット・ヒーロー
ゼロマンション
Geki地下Liberty(東京都)
2013/12/04 (水) ~ 2013/12/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
見た人が、この作品が大好きになる芝居です。
客席がヒーローショーを見に行った子供のようになってしまいます。
子供達が、同じヒーロー物を見て、どんどんと舞台の演者と同化して行くように、大の大人が「志村、後ろ、後ろ」の心理に陥ってきます。
良い芝居と言うより、良いステージでした。
emiko
保木本真也がプロデュース
シアター風姿花伝(東京都)
2013/08/15 (木) ~ 2013/08/25 (日)公演終了
満足度★★★★★
保木本脚本のファンなので見に行きましたが…
保木本脚本の翠組を見た関係で、久保真一郎さんの手堅い二枚目は拝見していましたが、このカッコ悪い久保さんは、ファンの方必見ですよ。
是非ともご覧あれ(^_^)v
ティーチャー
保木本真也がプロデュース
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2013/07/19 (金) ~ 2013/07/28 (日)公演終了
満足度★★★★★
やっぱり保木本さんのコメディ最高
コレは見なきゃ損よって楽しさ。
前回の「ティーチャー」を見た方には、更に楽しめる工夫も有ります。
キャストの役名に注目。
こういう優しさが有るのが、保木本脚本をリピートしてしまう要因です(^_^)v
ごんべい~大阪冬の陣~
ゲキバカ
HEP HALL(大阪府)
2013/02/08 (金) ~ 2013/02/11 (月)公演終了
満足度★★★★
演者のパフォーマンス力に圧倒されます
舞台狭しと動き回る姿は圧巻!
但し、私が気に入ったのは、鶴屋南北の登場する場面での河竹木阿弥のような七五調の台詞。
作家さんの筆力に感心しました。
☆が一つ少ないのは、主要キャストのアンサンブルの悪さ故です。(全体は良かった)
段々と良くなる事を期待します。
義朝記
演劇集団よろずや
八尾市文化会館プリズムホール 小ホール(大阪府)
2012/11/25 (日) ~ 2012/11/25 (日)公演終了
満足度★★★★
見事な言葉の美しさ
泉鏡花とまでは言わないものの、小劇団でよくぞここまでと思うほど難しくも美しいセリフを役者陣は、見事な口跡の良さで熱演。
見ながら、そこに無いはずの、琵琶か三味線の音色が聞こえるような気がした。
ただ演出が、新劇の紅毛物調と岡本騎堂の新歌舞伎調の動くのか動かないのか、どっち付かずな演技があり、見ている方も迷ってしまう。
そして最大の問題点は、八尾市のホールでの上演であるということ。
日頃古典芸能を見ていない客層に、この芝居のセリフがどこまで伝わったかということには大いに疑問を感じました。
改作して、歌舞伎、文楽の新作として見たいと思わせる秀作では有りました。
リンクス東京 感謝!! 来年も東京で!!
演劇ソリッドアトラクションLINX’S
上野ストアハウス(東京都)
2012/10/24 (水) ~ 2012/10/28 (日)公演終了
満足度★★★★★
A,B観劇
東京初公演と言うことで、応援の気持ちもあり大阪から馳せ参じました。
こんなに進行の良いのは初めてでした。(それでも若干押してたようですが…)
初見の方々は、構成、進行共に不満があるとは思うものの、かなり洗練(?)されてきております。
あと2回位の東京公演を経たら、形式が固まるのではないかと思います。
しばらくの間、演劇バカ石田1967さんに我慢してお付き合い願えればと願うばかりです。
エッグ
NODA・MAP
東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)
2012/09/05 (水) ~ 2012/10/28 (日)公演終了
満足度★★
ネタ元が、南京大虐殺以上に不確かな噂
作品の中でも「情報」を「噂」と殊更に強調しているように、従軍慰安婦や南京大虐殺同様で、更にひっそりと流布している満州駐留の日本軍による毒ガス兵器や人体実験の噂話が元ネタ。
東京オリンピックのヒーロー円谷幸吉の逸話や李香蘭、川島芳子、甘粕正彦のキャラクターを一同に会し混沌と描いているのはさすがと思います。
満州の事を全く知らない若者に、満州の暗部ばかり見せつけるのは好みではなかった。
また、現在の日中情勢を鑑みるに、あまりにも自虐的に走り過ぎているのも好きではありません。
チャイナスクール育ちの現在の日本人外交官的な視点は、歴史に暗い若者に対して洗脳的でさえあり、些か不快感を覚えてしまいます。
当時の一般の日本人は、たとえ間違ったことではあるとしても、大英帝国同様に満州で大日本帝国を謳歌していた事は事実なのだから、負の部分だけを強調し、大衆を愚か者としてしまうのは公平性に欠けるような気がしました。
尚、評価が低いのは、イデオロギーの問題からです。
当時の満州における日本軍に関して一家言の無い方は気になさらず御覧下さい。
READING RE
劇団ガバメンツ
APOCシアター(東京都)
2012/11/16 (金) ~ 2012/11/18 (日)公演終了
満足度★★★★★
あらすじ通り
あらすじは、粗筋ではなくて、演出ですね。
どゆこと?と思われたら、是非とも足をお運び下さいませ。
いつもながら、早川さんの演出には感心させられっぱなしです。
とても丁寧に見せてくれているので、一瞬混乱しかけましたが、大丈夫でした!
実は私自身、ある日突然「リーディング」って世間で言われるようになって、「朗読」じゃダメなんですかっって思ったクチですから、心の中で拍手しちゃいました。
Trick or Story
ムーンビームマシン
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2012/10/19 (金) ~ 2012/10/21 (日)公演終了
満足度★★★★
いつも以上に素敵な舞台なんですが
何か不満が残るので何故だろうと考えながら帰宅しました。
ハロウィーンのワクワクするような「オバケ」たちが出てこないで、大人な雰囲気のハロウィーンだったからです。
勝手に「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」のお友達を想定して見に行ってしまった私が悪いのです。
ですが、「DOLLY」や「ドロテアのヒツギ」のような楽しい作品を上演されてきたこの劇団なら、もっと弾むような愉しいハロウィーンを盛り込めたのでは?と思ってしまいます。
単に私の期待と方向性が違っていただけのことです。
ごめんなさい。
無差別
柿喰う客
HEP HALL プレビュー公演(大阪府)
2012/10/03 (水) ~ 2012/10/03 (水)公演終了
満足度★★★★
挑戦的で非常に興味深い作品でした。
宗教の扱いに幾分粗さを感じましたが、難しいテーマを大局的に捉えて作品を書かれる姿勢は、実に感動的です。
役者陣はパフォーマーとして非常に優れていますし、ともすれば深刻で重くなりそうな展開を、軽妙な動きで救い出してくれるのが嬉しいです。
リリィ
劇団競泳水着
元・立誠小学校(京都府)
2012/09/28 (金) ~ 2012/09/30 (日)公演終了
満足度★★★★
評価が高いようなので、敢えて書きます
上手くまとまった、リリカルな芝居で、役者さんたちも脚本にマッチした丁寧で、的確な演技で満足して帰れるお芝居でした。
敢えてというのは、この世界観はせいぜい昭和40年代まで、或いは中学生までではないかという点です。
ここで描いているのは、リリィであって、she-gayではないですし、主眼点でもないと、一蹴されてしまえば確かにそうです。
それでも、リアルにshe-gayの生態を見る限りに於いて、ちょっと現代の現実とはかけ離れており、違和感を感じざるを得ません。
悪く書いて、ごめんなさい。
ライト・リライト
翠組 midori-gumi
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2012/08/23 (木) ~ 2012/08/28 (火)公演終了
満足度★★★
早川さんの舞台にしては珍しく
ちゃんとした大道具のある舞台で、脚本のファンとしては新しい発見があり嬉しかったです。
流石は凝った大道具を設営してしまう、コメディユニット磯川家の保木本さんの演出!と、ダブルで楽しめました。
ただ、この脚本は元来女優をキャスティングした方が巧く進行するところを、無理に男性ばかりで上演していますから、数々の歪みが生じてしております。
ガバメンツの本公演で女優さんを入れて「リライト」して再演を希望します。
三谷文楽 「其礼成心中」
パルコ・プロデュース
PARCO劇場(東京都)
2012/08/11 (土) ~ 2012/08/22 (水)公演終了
満足度★★★★★
文楽を知っている人も知らない人にも楽しめる作品
文楽を初めて見る人には、解りやすい語りの義大夫に笑えるストーリーで、また見たいと思わせる内容になってました。
また、解りやすく作りながらも、近松門左衛門の世話物原作を本家取りにした数々のパロディは、文楽を日頃見ている者にとっては、原点が「それ」と判るだけに非常に愉しい。
そして、普段は見ることが出来ない足遣いの動きを見せたり、舞台上でカシラを別の胴に付け替える衣装替え等、数々のニクい演出。
こうした工夫は、橋下大阪市長の発言に対する挑戦のようでした。
文楽の将来性を感じさせる、お見事な作品です。
【全日程終了!ありがとうございました】小田急VSプレデター(東京)
劇団東京ペンギン
大阪市立芸術創造館(大阪府)
2012/08/04 (土) ~ 2012/08/05 (日)公演終了
満足度★★★
かなりディテールにこだわって仕事してます
良い仕事してますねぇ。
ただ、関西での公演は、もう少しお客さんを信用して、余裕を持った笑いしろを作っておいて欲しい。
畳かけるかのようなマシンガントークで、少しおいてけぼりを喰らった感がありました。
裕本さんの関西の落語家が語っているような関西弁は圧巻。
この喋りは、関西人でも誰でもができるものでは有りません。
小田急版では、この関西弁が聞けないのかと思うと、勿体なく思います。
Nobody is Perfect
劇団ガバメンツ
自由表現空間 シアターカフェNyan(大阪府)
2012/07/12 (木) ~ 2012/07/16 (月)公演終了
満足度★★★★
めっちゃオシャレな演出
こんなオシャレな演出は見たことがありません。
気をつけて見ていたつもりが、つい中心の演者に目を奪われているうちに、進行していた演出が多々あり、ちょっと悔しかったです。
そんな訳で、明日リベンジすべく、見に行きます。(既に予約済み!)