きゃべつの観てきた!クチコミ一覧

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鳥と戦闘機【初日予約満席になりました】

鳥と戦闘機【初日予約満席になりました】

Common days

TORII HALL(大阪府)

2011/08/12 (金) ~ 2011/08/14 (日)公演終了

満足度★★★★

観るのに気力のいるお芝居
好きな劇団で、いくつか観たことがありますが、今回はいつもと作品の雰囲気がちがってて、驚きました。
かなりのテンポで騒がしくすすむのですが、四面楚歌な重々しさが全体に横たわっていて、あまりに共感できる所があって、なんとも言えない気分になりました。
ただ笑って泣きたいときには、ちょっと、つらいかもしれません。少し後悔もしました。
でも、ラストまでみて、観て良かったと思いました。いつもだときついけど、こういうお芝居をたまには見て、終わってから考え込む時間をもててよかった。
そういう、力のあるお芝居でした。

休みの日にお芝居をたのしむってものとは違うきがしますが、今の私は五つをつけたいです。

でも、こんどは、また、居酒屋でお酒のみながら、見たいなあと、思います。

窓からさくらのことだけを

窓からさくらのことだけを

りゃんめんにゅーろん

event space 『雲州堂』(大阪府)

2011/04/23 (土) ~ 2011/04/24 (日)公演終了

満足度★★★★

ちゃんとした劇場で観たい。
この劇団でいままで観た作品と比べ、ちょっと、
冗談っぽい場面が多く、お芝居っぽい作品でした。

周りの人たちが変化し成長していく中、
ただただ立ち尽くす小説家(オタク系)のお話。
ただそれだけなのに、ぎゅっと胸を締め付けられました。

このお店の雰囲気はいいけど、
暗転が丸見えだったり、外の雑音が聞こえたり、
以前はあまりきにならなかったけど、
ちょっと残念でした。
できれば劇場で、ピンと張り詰めた空気の中、
きれいな照明とかの中で、見てみたい。

お話は★5つだけど、その分マイナス★1つ。

オダサク、わが友

オダサク、わが友

NPO法人大阪現代舞台芸術協会-DIVE-

吹田市文化会館 メイシアター・中ホール(大阪府)

2011/03/26 (土) ~ 2011/03/27 (日)公演終了

満足度★★★

してやられた!
劇の始まりと終わりが歌であれば、うまくまとまるといった、宣言をされた上での、はじまりの歌。

物語が少し断片的すぎて、感情移入がしきれなかった。
もう少し深く織田作之助の生き様を見たい。
そういう気分になったところは、もしかすると、引き込まれていたのかもしれないのですが。

終わりの歌。確かに、うまくまとまった気になった。
予め宣言された上で、そう感じたところは、気持ちのよい「してやられた感」がある。

TheStoneAgeヘンドリックス「富士山ゾンビ」たくさんのご来場ありがとうございました!

TheStoneAgeヘンドリックス「富士山ゾンビ」たくさんのご来場ありがとうございました!

The Stone Age ヘンドリックス

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2011/02/11 (金) ~ 2011/02/13 (日)公演終了

満足度★★★

ベテランらしい確信に満ちた芝居
演技は皆達者。特に緒方さんは抜群の安定感。
ただ作品としては、若干ネタ披露気味になり助長な印象で、芝居を見たあとの独特のガツンとくる感覚に乏しいところが残念。

とはいえ、私自身も、周りの観客もよく笑いよく泣いていた。
おそらく笑いと涙を狙って引き出すことができ、これこそか、ストーンエイジの老獪な凄味だろう。

だからこそ、ベテランの安定に寄りかからない作品がみたい。

大阪マクベス

大阪マクベス

劇団太陽族

AI・HALL(兵庫県)

2011/02/04 (金) ~ 2011/02/07 (月)公演終了

満足度★★★★

存在感のある演劇
前回の、S華小学校に続けて痛烈な文化行政批判。でも作品は、基本的にマクベスそのもの。骨太な物語に歌に踊りにパロディ、そして文化を愛する叫び。これほどまでに、お買い得感があり、そして、存在感のある作品はあまりみたことかない。まさに太陽族の専売特許。

かすかに、UFO

かすかに、UFO

りゃんめんにゅーろん

ヌーヴォースタシオン(大阪府)

2010/08/21 (土) ~ 2010/08/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

良い。良いが、客足が。
二度目の観劇。期待通り面白かった。
役者は皆上手いが、特に劇団の主宰が演じる課長が良い。
笑いの中に突然投げ込まれる、冗談臭いのに志の高い台詞と、
ラスト、突然現実の世界ににつきはなされる演出が素敵だった。
音響も控えめで心地よく、笑いもあり、涙もあり、真面目で好印象。

しかし、それにしても、客が少ない。単館映画の感じは良いが・・・
あまりの少なさに、こちらが気を使ってしまう。
ホームページからしかチケットの入手もできないし、
もうすこしきちんとしたほうがいいと思う。余計なお世話かもしれませんが。

あたしと名乗るこの私

あたしと名乗るこの私

上品芸術演劇団

精華小劇場(大阪府)

2009/02/21 (土) ~ 2009/02/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

ひとつと、それぞれと。
最上階のレストランで、にぎやかしくも、たんたんとすすむ会話。
突然、向かいのビルから、人が飛び降りようとする。
そして、別の組の会話へ。
こんなふうに、数組の会話が入れ替わり立ち代り。
でも、それぞれの組が、時々ココロを刺す。
刺されて、心地がいい。

ずいぶん前の観劇で、記憶が曖昧だけど、
山本さんという、長身の男の子の演技がよかった。

四方囲の演劇は、向かいの客の顔が見えて嫌だけど、
今回はあまり見えなかったので、気にならなかった。

絶叫ソング

絶叫ソング

劇団レトルト内閣

ABCホール (大阪府)

2010/07/30 (金) ~ 2010/08/01 (日)公演終了

満足度★★★★

エレガンスロック なるほど
とある、演劇関係者に薦められて観劇。
音楽と演劇の融合。
ありそうでない、この劇団ならではの一つの形ではないか。
あまり好みのタイプじゃないけど、手放しに楽しめた。
だけど、派手で輝く裏にひっそりと見える影はいったい。
こんどは、そっちを見たい。

『カガクするココロ』『北限の猿』

『カガクするココロ』『北限の猿』

青年団

AI・HALL(兵庫県)

2009/11/13 (金) ~ 2009/11/16 (月)公演終了

満足度★★★★★

重量感のある演劇
うわさどおり。役者はこちらを向かない、ただ自然体で話す。
まるで、研究室を覗き見しているかのような錯覚。
音響もない、転換もない、一本の時間の一つの場面のなかで、
これほど、何気なく落ち着いて重みのあるものを、
見ることができるなんて。幸せな時間でした。

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