
チャットルームで なぐり合い!
中野劇団
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2011/11/04 (金) ~ 2011/11/06 (日)公演終了
満足度★★★★★
期待どおりのおもしろさ☆
一年ぶりの中野劇団さん本公演、初日からはりきっていってまいりました。
もう笑い疲れました☆大爆笑!
チャットルーム、その設定を活かして、中野さんらしく緻密に丁寧に仕掛けたっぷり。
最初から最後まで、笑いの刺客を送り込まれっぱなし!
『10分間』に比べると、伏せられたカードがぱたりぱたりと表返ってゆく快楽は薄めだけども。
その分、『誘拐』と同じく、設定を活かした展開が、たまらない。
もうね、最後の最後まで油断なりません!
今言えるのは、まだここまで!
もう一回、千秋楽も行ってまいります♪
楽しみすぎる~!絶対!絶対!おすすめです!観て損なし!

オーデュボンの祈り
石井光三オフィス
サンケイホールブリーゼ(大阪府)
2011/10/22 (土) ~ 2011/10/23 (日)公演終了
満足度★★★
オーデュボン世界
原作小説を舞台化するにあたり、わたしとしては、原作を忠実に再現する必要性はないと思っています。
むしろそれをするのはどうしたって無理があるので、いかようにしてその世界を表現するかがみどころ。
この世界のイメージとして脳裏に浮かぶのは、やはりチラシ画像どおりの草原と青空。
あの世界を表現するのに、白い布は、ちょっと合わなかったかな。
お話の流れ的には、どうしても会話を中心に進めていくことになる。
その会話をどう見せて、引き付けていくか。
それが、この舞台では足りず、少々、だれてしまった。
しかし舞台には、舞台でしか表現できないことがある。
あの島に足りないもの、それが降臨した瞬間のあのシーン。
あれを目の当たりにできただけでも感無量です。
あと、原作を読んだときにもぐっときた、優午にお徳さんが、先のことを教えちゃつまらないだろ?と説くシーン。
あぁ、優午は無垢にその言葉に従っていたのか・・・と、やはり舞台で観たときもぐっときました。
そして、城山と桜が一人二役になると知った時点から、いったいどう演じることになるのかと、内心わくわくしていたシーン。
無難な線でまとめられていて、ちょっとがっかり。
せっかく、玲央さんなんだから、もっと大胆なやり方でもよかったと思ふ。
あまり世界を崩すこともできず、だからといってそのまま再現するには尺もなにも足りず。
小説の舞台化は難しい、その世界が高度で深いほど難しいと。
しかしながら、あの世界を現実世界で観られた喜びのある舞台でした。

桜舞う夜、君想ふ2011
STAR☆JACKS
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2011/10/27 (木) ~ 2011/10/30 (日)公演終了
満足度★★★
未知なる舞台
劇団さん自体も存じ上げず、ご出演されている役者さんも存じ上げず。
まったく未知の状態からの観劇でした。
時代劇ということでしたが、チラシから受ける印象そのままで。
2ndというよりは、歌舞伎座などで観劇しているかのような、大衆演劇っぽい舞台でした。
客席天井からぶら下がる赤提灯が、余計にその雰囲気をつくっていたかもw
大衆演劇っぽくありながら、合間合間に現代的なかっこいいダンスが。
これが、殺陣のレベルはほどほどな割りに(笑)、ダンスのレベルはものすごく高くてかっこよかったです!
なんといいますか。
舞台美術、照明、音楽などの、舞台をかたちづくる要素。
そして何より、話の筋。全てがひじょうに良かった。
なのに・・・なんか残念な印象がいなめない。
これはあらすじに書いてあるので言ってもいいと思うのですが、ラストの桜吹雪の中での殺陣。
ここなどは号泣になってもおかしくないシーンでした。
が、そうはならない。
最初から最後まで、ほぼずっと、心が取り込まれる、舞台に引き付けられる、ということがありませんでした。
ずっと舞台と心が隔離したままで、置いてけぼり。
何が原因なんだろう、と観ながら思いにふける。
まず役者さんの気迫不足。
声も張りが足りず、響いてきませんでした。
あとは・・・見せ方、演出なのかな?やはり。
しかしながら、こういうまったく縁のない舞台はなかなか観る機会がないので。
観なければ知らないまま、観られて良かったです。ありがとうございました!

Roots Blood-1969summer-
MASTER:D
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2011/10/21 (金) ~ 2011/10/23 (日)公演終了
満足度★★★
初マスタード
今回の作品は、前作の続編になるのかな?
続きものなので、どうしても前作をみていないわたしには、当初よくわからない部分があったりも。
これはこういうものだという世界設定が多く、説明的台詞が多かったので、徐々に理解。
観た感じ、設定や展開が少年漫画っぽいな~という印象でした。
役者陣の層が厚く、舞台を支える芝居がしっかりしていて、楽しめました。

ハリーポタ子副音声公開録音大会
石原正一ショー
ACT cafe(大阪府)
2011/10/26 (水) ~ 2011/10/26 (水)公演終了
満足度★★★
ポタ子ふたたび
つい先日観たばかりのポタ子の映像を観ながら。
ご出演の役者さんたちのわいわい話をその場で聞ける、贅沢な時間でした♪
コメンタリーなんて、ふつうはDVDを手にするその時まで聞けませんもんねぇ。
突っ込みどころ満載でした☆
UST配信もされてましたが、詳しい内容は・・・またDVDになった時のお楽しみということで(笑)
制作ねぎしさんが握られたおにぎり、二種類のお味でおいしかったです!

「限定解除、今は何も語れない」+「あと少し待って」
A級MissingLink+三角フラスコ
ウイングフィールド(大阪府)
2011/10/15 (土) ~ 2011/10/18 (火)公演終了
満足度★★★
距離感
A級MissingLinkさん。
もうあちらこちらで劇団員さんのご出演されておられる芝居を観る機会が多くて。
今回、この機会にホーム公演を観られて嬉しかったです。
なんともいえず、不思議なお芝居でした。
現実、脚本、夢、交錯してあいまいであやふやで、確かなものがなく。
でもあえてずばっずばっと語りきってしまわないところが、良かった。
こういう、観客にある程度ゆだねるお芝居も、観るおもしろさがある。
鹿のきゅーんきゅーんがかわいかった。
またケモノなんだ~と思いつつ、似合うな~とも思いつつ(笑)
むやみに増殖する兄そして妹もおもしろかった。
何食わぬ顔っぷりがいい。
総じて、わけがわからなかったけどもおもしろい、そんなお芝居でした
三角フラスコさん。
とても現実的な、今現実に起こっている震災のお話でした。
あの震災前なら、これは非現実的なお話、いかにも演劇的なお話だったに違いなく。
でも、間違いなくこの同じ日本の中で、それもたったの数ヶ月前に起こったばかりなお話。
けっして板の上だけのお話ではなく、これは現実なんだということが、観て胸にせまってきて、帰り道とても粛々とした面持ちになりました。

souvenir - episode4
Critical Creation
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2011/10/18 (火) ~ 2011/10/18 (火)公演終了
満足度★★★
最終話
あまり、最終話という感じはしませんでした。
ずっと匂わされ続けてきた活動運動リーダーの死にまつわる謎の真相も、ふんわりしていて。
全ての源である法案の発案者の先生の孫と活動家リーダーが瓜二つという状況が、いまひとつしっくりなじまなかったり。
前回のep3を観た時は知らなかった『飛龍伝』、知ってから観ると彷彿と脳裏に。
そして、現代でこれほど情報伝達媒体に溢れている中で、あえて古典的な紙面、文書による伝達方法である「本」にあくまでこだわり。
その「本」の内容を制限で人の生死に関わるほどの過激な活動に発展する、という状況が、どうしても違和感が。
その違和感の発生源は、やはりep3以後に経験したあの震災、あのあまりに非現実的な現実を目にしているせいでもあるのかな、とも思ったり。
やはり、あの震災は影響を及ぼしているのかな、そんなことも考えたり。
ものごとにちいさいも、おおきいもないのだけども、やはり。
でも、古典的な「本」にこだわるところが、この話の魅力のひとつなのは確か。
個人的には、あえて禁止法には焦点をあてずに、それは根底に流れる設定として深みを増すくらいに抑えておいて。
もっと、あの喫茶店に集う人々、人々の人生にまつわるエピソード、それに対して贈られるスペシャリテ。
その素敵な設定をあくまでも中心にでもよかったかな~という印象でした。

それで大丈夫な訳がない
上田ダイゴ×今井慎太郎トークライブ
ク・ビレ邸(大阪府)
2011/10/12 (水) ~ 2011/10/12 (水)公演終了
満足度★★★★
誠に残念な、河童
前回、ライブ前にコスプレについて触れられたのが、よほど心に刺さったらしく。
まだ言ってましたw
しかも今回は言われたくないがために、トイレも我慢していたと。
どおりで・・・降りてこないと思った!
降りてきたら言ってやろうと待ち構えていた気配を気取られてしまったのか。
今回のトークライブタイトルのネタバレは、そこらへんの話しでした☆
河童ねぇ、ほんとにねぇ、楽しみにしてたんですけどねぇw
もうほんとに、残念なシャンプーハット(fromどんきほ~て)でした。
ブログの華麗なるカッパ芸能人の人々はあんなにがんばっているのにっw
もうさすがにコスプレは嫌なんだそうです、ざんねんっ。
今回も笑いましたね~。おもしろかった☆
いまだに、ふたりを黙らせるお題の作成には成功しておりません。
いつか、黙ってしまう日もくるのでしょーか。
もう、何振ってもおふたりの豪腕トークをとめることはできなさそうw
来月も今までどおり、第二水曜日、いつもの時間にて開催!
まだ行かれたことない方も、年内のうちにぜひぜひ!
途中の出入りも比較的自由にできるので、お仕事帰りにおいしいビール飲みながら、楽しく笑いにまいりましょう♪

ハイヤーズ・ハイ
劇団ガバメンツ
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2011/10/07 (金) ~ 2011/10/10 (月)公演終了
満足度★★★★★
期待どおり!
やはりガバメンツさん、期待を裏切らないおもしろさでした!
大阪でコメディと聞くと、やはりこてこてで、がんがんくる感じを想像しがち。
しかし、早川さんの書かれるコメディは違います。
地域色がない、純然たるコメディ。
話の進め方が、洒落ていてスタイリッシュ。
使われるBGMはやっぱりいつもどおりセンスがよくって。
今回はタイトルどおりハイヤーのお話なのですが、夜の車内の雰囲気の出し方が照明をうまいこと使っていて素敵でした。
笑いどころは、とても丁寧にきっちりきっちろ笑わせるにきてくれます。
ただ笑えるだけでない、ドラマ性のあるストーリーで。
やっぱり好きですね~♪
東京にも観に行きます!楽しみ☆
そして東京の方、15mmやIN:SSSで早川さんのコメディ短編を観られたかたも多々いらっしゃることかと思いますが・・・。
長編もおもしろいですよ~!
ぜひぜひ、この機会にご覧くださいませ!超おすすめ!

継ぎはぎChopperギャングスタ★
オッセルズ
シアター711(東京都)
2011/09/28 (水) ~ 2011/10/03 (月)公演終了
満足度★★★
おもしろかった☆
ストーリーの筋は、ほぼない。
あるっちゃあるけど、そんなもの追う必要ななし!
ショートコントオムニバスとして、とてもおもしろかったです♪
笑えるネタにつぐネタの波は、かつての爆笑レッドカーペットでも見ているかのよう。
あの狭い舞台上でのあの人数でのダンスも、なかなかにかっこよかったし。
おもしろかったです!楽しめました☆

灼熱恐龍
浪花グランドロマン
大阪城公園太陽の広場内特設銀色テント(大阪府)
2011/09/27 (火) ~ 2011/10/01 (土)公演終了
満足度★★★★
昭和のかほり漂う人間ドラマ
初めてのテント公演観劇でした。
やはり劇場と違って音の響きが違っていて、漂う雰囲気が独特。
そのせいなのかツクリモノめいた感じが薄く、生々しいまでの人間臭さがありました。
休憩挟んで、前半後半で、がらりと変わります。それこそ何から何まで。
前半は、時代設定どおり昭和のかほり漂う、ちょっと新喜劇に通じるような方向性でしたが。
後半は、打って変わって、いっそ衝撃的なくらい。
時代の移り変わり、取り巻く環境の変化、人間性の変化。
描かれる人間ドラマが濃厚で、引き込まれました。
テント公演ということで想像していたものと違い、生きた人間のドラマがしっかり描かれたお芝居でした。
良かった、おもしろかったです。

ハリーポタ子【大阪】いよいよ大阪千穐楽!当日券あります
石原正一ショー
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2011/09/13 (火) ~ 2011/09/20 (火)公演終了
満足度★★★★★
マニアックとことん追求☆
大阪公演の初日と千秋楽を観てきました。
ゲストと小ネタの入れ替わりはあれど、もう初日から全力投球。
初日から千秋楽までブレない舞台で、初日とは思えない、千秋楽がごとし熱気でした♪
タイトルは、ハリーポタ子。
しかしハリポタとは、ほぼまったくといっていいほど、関係ありませんでしたw
全編に渡って、往年の魔女ッ子たちがい~っぱい登場。
しかし中には、それも魔女ッ子というカテゴリに・・・?という魔女ッ子もいたりして。
自分の頭はまだまだ固いなぁと!そうだよ!魔女ッ子なんだよ!うん!
出演陣は、関西小劇場界のめっちゃかわいい女優さんたちが、これでもかというくらいのてんこもり!
その女優さんたちが、懐かし魔女ッ子に扮して、もう舞台上でやりたい放題ですw
なもんで。
東京の方には、だいぶカルチャーショックになるような舞台かと思われます。
大阪でも、石原正一ショー本公演を観た事ない人にはカルチャーショックだったと思うw
もう、頭やわらか~くして、舞台を楽しもう!という気持ちで胸をいっぱいにして、ぜひ恐れず試しに観て欲しい!
ハマる人には、おそろしくツボにくること、間違いなし☆
これほど、舞台上の役者さんたちが楽しそうで、そして観客を楽しませようと心血注いでるのが伝わってくる舞台も、そうそうないかと♪
わたしも、大阪初日&千秋楽と二回観た上で、さらに東京公演も観に行ってきます。
東京バージョン、大阪との変更点が楽しみです!

不審なのはそっちの方だ
上田ダイゴ×今井慎太郎トークライブ
ク・ビレ邸(大阪府)
2011/09/14 (水) ~ 2011/09/14 (水)公演終了
満足度★★★★
コスプレは。
何になるのかと楽しみにしていたのですが(笑)
無難に審判らしき格好でした。
あえて、「らしき」と・・・言われなきゃわかんないよっw
今回は、いつもはお二人の楽屋だった二階も急遽、関係者席として使われる大盛況ぶりでした。
わたしはいつもの定位置で、いつもの観劇友達さんたちと大爆笑☆
もう3回目なのですが、まだお二人が言葉につまるところを、見たことがありません!
どんなお題が回ってきても、話をとりあえず始めて続けて落とせる手腕たるや、おそるべし。
その内容のいい加減さも、おそるべし(笑)
今回もめっちゃ笑った~♪おもろたのしかったです☆
もちろん来月も行きますよ~。
とりあえず年内は、毎月第二水曜日開催とのことですので、迷われてる方、お時間都合つく方、ぜひぜひ。

under-ground
空の驛舎
ウイングフィールド(大阪府)
2011/09/16 (金) ~ 2011/09/19 (月)公演終了
満足度★★★
刺激的かつ、脳を使うお芝居
初日を観てきました。
試演会はやはりあくまでも、試演でしかなかった。
完成された、より進化したものが、そこにありました。
とても刺激的で、とても思考させられる、そんなお芝居でした。
表現方法が非常におもしろく、芝居世界に引き込んでいく力があります。
個人的には・・・後半部分が、難な感じ。
いっそ前半部分だけでもいいと思うくらいですが、このお芝居はその後半がなければきっとだめなのだろうとも思ったり。
前半の精錬された鋭さが、とても刺激的でした。
最後の最後のほうでは・・・このお芝居の軸を見失ってしまって。
観終わって一晩たった今も、まだ見失ったまま。
一番に伝えたいこと、芯がわからなくなってしまって・・・しばらくは観てきたものに対して思考にふけってしまう。
そんなお芝居でした。
間違いなく言えることは・・・。一見の価値あり!!です。ぜひ。

極楽百景亡者戯
ピースピット
ABCホール (大阪府)
2011/07/29 (金) ~ 2011/07/31 (日)公演終了
満足度★★★★★
最高品質
やはりピースピットさん、舞台を形作るありとあらゆるものに強いこだわりを感じました。
照明も、衣装も、舞台美術も、小道具も、仕掛けも、凝りに凝りまくった最高レベル!
ひじょうにエンターテイメント性の高い、見ごたえのある舞台でした。
わたしは歌舞伎を見たことがありません。
でもこれは絶対歌舞伎が由来しているに違いないと思ったものを、試しに検索してみると、やはり歌舞伎のネタで。
そこからごろごろ、ごろごろ、出てきて・・・どこにどう歌舞伎が練りこまれているのかわかった上で見ると、またよりおもしろかったのだろうな~と☆
いろんな面でお祭りな舞台でしたね~♪
観て目に楽しく、おもしろかったです。
生尻を舞台であんなに観ることは、もうないかなと(笑)
初めてみた『BOOK』が重厚なファンタジーだったのに比べて。
今回は痛快人情ものがたりで、ピースピットの舞台の幅広さを感じました。
みどころはたくさんたくさんあるのですが・・・。
最後のようやくの邂逅シーンでは、涙がじんわりと。
いつもハイクオリティなピースピット公演、今回もすごかったです。

ごんべい 江戸版/平成版
ゲキバカ
吉祥寺シアター(東京都)
2011/07/14 (木) ~ 2011/07/24 (日)公演終了
満足度★★★★
江戸版
わたしは都合がつかず、平成版だけの観劇となりました。
どうやら江戸版はまたぜんぜん違ったようで、つくづく両方観たかったと・・・。
ゲキバカさんは、ローヤが初で今回まだ二回目なのですが。
やっぱり熱いですね~!
パフォーマンスがかっこいいです。
ゴキブリ隊の動き、キレありすぎ☆
不良漫画系のお話でありつつ。
設定が凝ってておもしろく観られました。
そして・・・ごんべえちゃんが胸がしめつけられるようにせつなかった。
緩急どちらにも振り切ったゲキバカさんの公演。
やはりおもしろくて、楽しくて、かっこいいです☆

LOVE
三ツ星キッチン
赤坂RED/THEATER(東京都)
2011/07/17 (日) ~ 2011/07/24 (日)公演終了
満足度★★★
華やか
いろんな面で三ツ星キッチンさんの変化が見えた公演でした。
生バンドによる演奏は変わらず。
照明がとっても華やかで豪華できらびやか。
なんとなく全体的にビジュアル面を向上させた感がありました。
好み的には・・・他とは違う、昨年の『home』のような、アットホームなほっこりしたミュージカルが観たかったので、ちょっと残念。
お話はあたたくて良いお話ではあったのですが。
しかし、疑問符が頭に浮かぶような設定がちらほら。
こういう流れにしたい、こういう雰囲気にしたい、こういう思いを伝えたい。
それが先走っていて、話の筋立てできちんと支えきれてないような、練れてないような。
ちょっと今回は正直、総合的に残念な感じでした。

May’s frontview Vol.29「夜にだって月はあるから」
May
浄土宗應典院 本堂(大阪府)
2011/08/24 (水) ~ 2011/08/28 (日)公演終了
満足度★★★★★
素晴らしかった!!
このたび初めてMayさんを観ました。
良いという評判は聞きつつ苦手意識があり、今回も予定にはなかったのですが。
結果、観て良かった!!知れて良かった!そんな公演、劇団、役者さんでした。
もっと全体的に重苦しい感じなのかと想像してました。
ところが、ぜんぜん違った!
民族の歴史が描かれてはいるのですが、細やかにコメディ要素が盛り込まれていて、とても観やすく作られていました。
背景にあるものは、とてもせつなくて悲しい。
にも関わらず、お芝居を作る楽しさ、おもしろさにあふれてきらきらしていました。
お芝居のもつチカラというものを、この舞台を通じて改めて実感。
以下、ネタバレBOXへ。

斬激 ZANGEKI~spirits of fire
アクション殺陣教室『たてびと』
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2011/08/12 (金) ~ 2011/08/14 (日)公演終了
満足度★★★
殺陣のお祭り♪
まさしく暑い季節にふさわしい熱い、大な殺陣の祭りでした!
ストーリーは一応あるにはあって、ジャンプ風。
でもストーリーはさておき(笑)、とかく殺陣とアクションをメインで魅せる舞台でした!
ダンスの公演があるんだもん、こういう殺陣にスポットライトが当てられた公演もあってもいいですよね♪
むしろあって欲しい!
ともかくどえらい大人数での殺陣なので迫力はありありで、逆にひとりひとりの殺陣は把握しずらい面もありつつ。
その中でも中核で暴れまくっておられた小坂さんがやはりずば抜けてすごかった。
そして平宅さんもしなやかでかっこよく、筋肉でふちどられた身体のラインがとても綺麗でした。
なんせ殺陣まみれなので、かきーん、かきーんと、いったいどんだけあるんだ!?というキッカケの嵐も必見(笑)
音響さんはそれはもう大変だったことでしょう・・・ぜひその操作してる様をみてみたい☆
舞台の面積的に、動線が狭めで疾走感は多少不足気味で、その場での動きが多めではあったけども・・・。
あんだけのアクションをよくぞあの暑い劇場内でやりとげたものだと☆
殺陣アクション好きにはたまらん舞台でした!

一心寺恐怖百物語2011
ファントマ
一心寺シアター倶楽(大阪府)
2011/08/13 (土) ~ 2011/08/15 (月)公演終了
満足度★★★★
本気で怖かった。。。
怖い怖いとは聞いていたけども・・・ほんと怖かったです。
なんでも、昨年よりもさらに今年は一層怖かったそうな。
お芝居は全体的には、やはりえん魔さんプロデュース!
笑いどころ満載で笑えるところが大半で、楽しかったです♪
某井戸から出てくる亡霊か!みたいな、あの亡霊が現実に出てきちゃうところなどは、怖くて怖くてムンクの叫びでしたが(/_;)
お芝居の後のトークも、とんでもないオチで落とされたりもしつつ。
よくぞまぁそんなにネタ豊富で・・・というくらい、怖いエピソード満載。
そしてダメ押しが・・・怪奇動画えん魔さんセレクション集。
おもしろ動画もあった、和み動画もあった、でもラストの№1セレクションは恐怖のあまりわたしは涙ぐんでしまいました。。。
わたし怖いの苦手で苦手で、たぶんそうとうリアクションのいい観客になってしまっていたと思います(笑)
来年は、無駄に勇気出さずに昼間に観にいこう!と堅く心に決意するような怖さでした☆