+sugar+の観てきた!クチコミ一覧

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天守物語

天守物語

少年社中

吉祥寺シアター(東京都)

2011/06/03 (金) ~ 2011/06/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしかった!!
舞台セットの造りが凝ってました。
その造りを駆使した疾走感は、少年社中らしい。

しかし今回オトナシャチュウというだけあって、流れるテーマはしっとり。

わたしは天守物語そのものが初めて。
妖の存在の、なんという儚さ。
強くて、美しくて、優しくて、恐ろしくて、哀しい。
それぞれの報われない愛と、運命が、たまらなく切なかったです。

シャチュウ独自と思われる人物像や演出に、「らしさ」が出てました。
遊び心が楽しい。

各キャスト毎の感想は、また次に。
また観に行くので。

最後の乱舞が、生命そのものを現しているようで。
舞い上がる火の粉、降り注ぐ紙吹雪を浴びたその舞は必見です。

PEACE MAKER ~新撰組参上~

PEACE MAKER ~新撰組参上~

Knocturn

シアターGロッソ(東京都)

2011/06/03 (金) ~ 2011/06/12 (日)公演終了

満足度★★★

ど派手
舞台上は一見したら、素舞台。
なのですが、のっぺらんとした壁面に映像と投影することによって、場面場面を視覚的にみせていました。

天井近くにある通路も使っていたり、光線ビームを使っていたり。
とにかく派手で、アトラクションショーのような舞台でした。

お話は漫画原作なので、原作ありき。
伏せたりせずにそのまんま表現してきたあたりに、それなりの意図をおもったりもしますが。
とかく後味の悪いお話でした(笑)

TeamAZURAが指導しているだけあって、殺陣アクションはすばらしかった!!
めっちゃ迫力のある、かっこいい殺陣で・・・そこ大満足です☆

ネタバレBOX

主役の人、声が掠れすぎで、何を言っているのかわからない部分が多かった。
喉のメンテナンス不足?
主役なだけに、物語において大切な台詞を言っていることが多いので、そこは残り日程なんとかがんばってほしい。

浜尾くんの、沖田役はおそろしくハマっていました!
深夜にやってたドラマは見ていたものの、原作知らず。
「沖田総司」としてハマってました☆
珍しい凡人

珍しい凡人

箱庭円舞曲

駅前劇場(東京都)

2011/05/04 (水) ~ 2011/05/11 (水)公演終了

満足度★★★★★

期待値以上のお芝居でした
初めての箱庭円舞曲さんでした。
なので、どういう舞台をされるのかとても楽しみにしておりました。

まず、舞台美術が見たこともないようなセット。
舞台セットと呼ぶのは躊躇してしまうような、素敵な芝居空間が創り上げられてました。
劇場内にいるとは思えないほど現実的で、臨場感高し。

その空間の使い方が巧み。
ふたつのおうちにある、ふたつの扉。
その扉を同時に開閉することで、不思議な空間の繋がりを生み出していて、素晴らしき演出。
あれはタイミングがずれたら台無し、でもきっちり合わせてきてまったくずれることがなかった。

出てくる登場人物たちは、けっして平凡ではありませんでした。
だからといって非凡なのかといえば、そういうわけでもなく。
各自の個性を平凡に貫いている、そんな人々。

普通である必要なんてない、普通であることにこだわる必要なんてない。
だからといって奇をてらった行動をとって目立とうとする必要もない。
そもそも「普通」ってなんだ?誰にとっての「普通」なんだ?
自分自身のパーソナリティを大切にすれば、それでいい。
それがたまたま「普通」といわれることと同じであるか、そうでないかというだけのこと。

なんかね、観て、いろいろと内側に潜って思考をめぐらしてしまうような。
そんな舞台でした。とてもとても良かった!!

最後、井上さんと、玉置さんのシーン。
あの光景、あのシーンを観ている間のあのえもいわれぬ感情は忘れられません。
公演DVD待ち望む。

台本は買って帰ってきてはいるのですが、まだ読破できずにいます。
時間つくって、なんとかまたじっくりあの世界に浸りたい。
次回公演は11月。もう今から行く気満々です。楽しみ!

ネタバレBOX

座席は3方になっていて、入り口から奥地に向う道は、ふたつのおうちの間にある庭に在って。
そこにリアルに踏み石が置かれていました。
その踏み石には、公演タイトルが描かれてあって・・・それを踏んで座席に向かうという。
なかなかにおもしろい趣向でした☆

役者陣で印象的だったのは、まず須貝さん。
ホチキスで観てぶりでしたが、また濃ゆかった(笑)
他にない、須貝さん独自の個性というものを確立されておられるように思います。

玉置さん、シャープで切れがあり、哀愁ただようお芝居でした。
そして・・・めちゃくちゃイケメンになってました!かっこよかった!
いや、「なってた」というと御幣があるか。。。元から?w

ザンヨウコさんは、少年社中ネバーランドで観てぶりですが。
安定感ありますね~ごくごく自然体で、味わい深いお芝居。
でもどっかかわいらしくて、おちゃめな感じが好きです☆

すぴかさん、所属本公演の時とぜんぜん違いました。良かった!
もう見事なまでにイラッとくる役柄を演じておられました(笑)
ほんと頭はたきたくなったもんね・・・どうしようもなさすぎでw
今回、このすぴかさんを観られてよかったです。

はづきさん、相変わらず可憐で可愛らしい♪
でも・・・たぶん3方向囲みということもあり、座席の位置的に表情が見えない部分が多かったせいだと思うのですが。
間のため方が、ちょっと重かった。
ひょっとしたら表情でみせてたのかもしれないのですが、ためすぎでテンポが悪いように感じました。
湯煙の頃に君を想う 舞台写真UPしました!!!

湯煙の頃に君を想う 舞台写真UPしました!!!

ホチキス

テアトルBONBON(東京都)

2011/04/13 (水) ~ 2011/04/19 (火)公演終了

満足度★★★★

ホチキスらしい火曜サスペンス劇場
ホチキス的、火サス温泉宿人情ものがたり。
でもそこはそれ、やっぱりあくまでもホチキスなので、そのまんまな火サスではなく。
火サスの定番をひねりひねっておもしろおかしく仕立て上げてました。

セット組み、震災の影響で大変だったろうに・・・。
クオリティ落とすことなく、いつも通りの非常に立体的な造りで。
臨場感、旅情あふれまくりでした。

そして、客演陣が光ってた。
キャラメルボックスの渡邊安理さん。
とっても活き活きしていたように感じました。そしてかわいかった♪
柿喰う客の村上誠基さん。
客演先であるにもかかわらず、確固たる個性ゆるぎなく柿色満載。
ひとり柿喰う客状態(笑)

ホチキス陣はとかくキャラが濃ゆいのは相変わらずなのですが。
小玉さんが今回もずば抜けてましたねぇ。
直近の公演ではしっとりめの役柄だったため、余計に濃さを感じました。

満足度はじゅうぶん高いのではありますが。
なんだろう、ホチキスはもっともっとおもしろい!っていうのを知ってるからなのか、もっともっとを望んでしまう感じなのかな。
ネタが全体的に多少弱かったような気もしました。
とんでもない破壊力を望みすぎている、という自覚はあります(笑)

今回も楽しいおもしろい舞台でした!

ネタバレBOX

エンディングテーマまで、しっかり火サス使ってくるなんて。
吹きました☆最後の最後まで、やられた(笑)
ローヤの休日

ローヤの休日

ゲキバカ

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2011/04/02 (土) ~ 2011/04/04 (月)公演終了

満足度★★★★

初ゲキバカさん
東京の劇団さんながら、かねがねお名前は聞いていたのですが。
今回、やっと初めてのゲキバカさん観劇でした。

ダンスパフォーマンスから、それもなかなか高度はものから始まるという。
話の運びも爆笑ものの破壊力の高いネタまみれで。
のっけからエンターテイメント色押し出してきながら…。

わたしまったく気づきませんでした。
なんというトリッキーな展開。
タネ明かしされた後で、冒頭からの全てを振り返ると。
ぞわぁ~~っと全身総毛立つような、底知れぬ闇が急に口をあけるような面持ちがしましあ。

ラストシーン、壮絶。
呼吸を忘れて、完全に呑まれましたね。

ゲキバカさんすごいです。
ただ騒がしいだけの賑やかなお芝居じゃない、凄みのある舞台でした。

孤空通信

孤空通信

浮遊許可証

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2011/04/28 (木) ~ 2011/04/29 (金)公演終了

満足度★★★

柔らかい童話的舞台
初めての浮遊許可証さん観劇。
全体的に、女性の作演らしい舞台だったように思います。

まず目を引くのが、舞台セット。
1stっぽくない雰囲気に仕上がってました。
上下にも前後にも奥行きのある立体的な造りになっていて、可動式の扉、灯りの灯された小窓、凝ってた。
衣装は出演者みんな共通の虹色の衣装で、童話ちっくな意匠になっててかわいらしかった。

お話の雰囲気的にも、童話ちっく。
死者が出てくる割には、ちっとも薄暗いところがなく、ぬくもりが感じられました。
観終わった後、たまらなくスープが飲みたくなる舞台。
どんなスープだったんだろうな~と、夢想しちゃいますね♪

ただね、伝えたいこと、テーマ、そういうのが詰め込まれすぎててあふれちゃってて。
軸が定まらずブレてしまっている、という風に感じました。
もちろん、個人的主観なわけですが…。
ひとつひとつのシーンは、とても印象的で良かっただけに、それがわたし的には残念でした。

ネタバレBOX

加藤さんと、三浦さんが、もみ合い殺し合いをするシーンが、非常に印象的でした。迫真で呑まれました。
なぜ?という思いを抱いたので、ほんというとそのシーンにこめられた意図をおうかがいしてみたかったです。

遠い遠い星の光の記憶に想いを馳せるところ。
子供の頃に学校で初めてその事実を習ったとき、その不思議さ、見えてるのにもう存在しないかもしれないはかなさに胸をつかれた思いが脳裏をよぎり。
なんともいえない、せつない気持ちになりました。
福喜多さんちの三兄弟3

福喜多さんちの三兄弟3

劇団925

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2011/04/23 (土) ~ 2011/04/24 (日)公演終了

満足度★★★★

ほっこりしあわせな日常
劇団925さん初観劇でした。
初だったので、今回で3作目の福喜多さんちのお話も、これが初めて。
でも初めてでも楽しめる内容になってました。

まず、舞台上のセット組みがすごい。
もうこれでもかってくらい小物がてんこもりに配置されていて、とてもリアルに生活感のあるリビングでした。
それがあったか正統派ホームコメディなお芝居の雰囲気作りに、大きな役割を果たしてました。

お話の内容は、ごくごく普通の、普通に幸せなとある家庭の日常のひとこま。
ぬくもりに満ちた福喜多さんち、憧れますねぇ。

別段そんな大きな事件が起こるわけでもなく。
もうごくごく普通の日常が描かれているんですけども。。。
そこにいる役者陣がモンスター揃いなばかりに、やたらおもしろい☆
底力発揮しまくりで、爆笑のるつぼと化しておりました。

もしまた4があるならば、ぜひぜひ観にいきたいですね♪
ほっこり幸せいただける、あったかい舞台でした。

ネタバレBOX

リビングに飾られていたフィギュアたち。
あれきっと、お値打ち物とにらんでいるのですが、実際はどうなんでしょう(笑)
手にとって見てみたいものまみれでした!
もこもこ のこって、ありがとー。

もこもこ のこって、ありがとー。

baghdad cafe’

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2011/04/19 (火) ~ 2011/04/19 (火)公演終了

満足度★★★

もこもこは、もふもふのもこもこ
火ゲキ内企画「30×30」のラスト公演でした。
トリを飾るに相応しく、共通テーマは「最後」

泉さんワールド全開で、とても抽象的で不思議な世界でした。
ごっこの時もそうでしたが、今回もバグの看板女優おふたりの衣装がめっちゃめるへんちっく。
動きも、普段なんとなしにシュッとしてる印象なのですが。
今回はふわふわ可愛らしかった♪

非常にバグさんらしいお芝居で、バグさんの個性が感じられるお芝居でした。

ネタバレBOX

お母さんが待っても待っても帰ってこなかった場面。
自分の実体験がフラッシュバックしました。
いまだに、生々しく脳内にこびりついている記憶です。
そういう、自己体験とフラッシュバックする場面が観たひと毎にありそうな、そんな舞台だったと思います。
『栗田家の人々』

『栗田家の人々』

CHO-ZIN

TORII HALL(大阪府)

2011/05/07 (土) ~ 2011/05/10 (火)公演終了

満足度★★★★

超人的なおもしろホームコメディ
前説からすでに爆笑させていただきました☆
ほのかに懐かしいかおりのする、あったかドタバタホームコメディ。
喧嘩ばっかりしてる三姉妹の里帰りと、三姉妹に絡む男性、それぞれがみ~んなキャラ濃かったです。

どんどん、どんどん、話が盛られていって。
もうどこまで盛られていくんだろうという(笑)
そのぐいぐいくる感じが爆笑だったわけですが。
いくつかはちょっと腑に落ちなかったり、無理ありすぎっていう部分もあったり。

でもさすがエース級の選りすぐりの役者さんたち。
楽しませていだきました!
ジェットコースターに乗ってるかのようなおもしろさでした。

ネタバレBOX

セプテンバー酒井さんのCD熱望☆
あと・・・ハゲてないよ!あれは!まだ、ハゲじゃないですよ!(笑)
DOLLY

DOLLY

ムーンビームマシン

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2011/05/20 (金) ~ 2011/05/22 (日)公演終了

満足度★★★★

うっとりするほど幻想的
初めてのムーンビームマシンさんでした。
観劇を決めた後から、評判をちらちら観劇友達から聞くようになり。
期待に胸ふくらませての観劇でした。

期待どおり!とても良かったです!

しっかり創り上げられたファンタジックな世界観。
それを舞台上で具現化する高度なパフォーマンス、レースたっぷりでめっちゃかわいいゴスロリ衣装。
小道具もこだわりの意匠の凝ったものばかり。
ひじょうに幻想的な世界にうっとりでした♪
アクションもふんだんでかっこよかったぁ☆

お話の内容的には、もっと童話的なめるへんちっくなのを想像していたのですが。
主軸はマトリックスやアバターと同一の、仮想現実を扱った近代的科学的なもの。
近代科学的なものを扱いつつ、かぎりなく幻想的にファンタジックに仕上げているあたりが素敵でした。

お話がしっかり作られているので、感情移入もしやすく。
心動かされました、せつなかったです。

見終わってすぐ、また次回公演も絶対観たい!と思いました。
冬、楽しみにしてます!

ネタバレBOX

剣が金属製だったのが、やっぱりすごいです!
だって観てる側には、それが発砲スチロールであろうとも、金属製であろうともわからないのに。。。
そこをちゃんと金属製の剣を使ってるあたりの、細かいこだわりが素敵!!
悪役姉妹~ムチと五寸釘~

悪役姉妹~ムチと五寸釘~

演劇ユニット スイス銀行

劇団そとばこまちアトリエ 十三 BlackBoxx(大阪府)

2011/05/27 (金) ~ 2011/05/29 (日)公演終了

満足度★★★

ゆるめの女子プロ話
数々の引きの強さにて、スイス銀行さん本公演初観劇となりました。
無理やり予定に入れてよかった!おもしろかったです♪

わたしはプロレスというか、格闘技全般見ないので、プロレス界の実際の内情などは知らなかったりしますが。
それ抜きにしても、楽しめました。

役者陣が実力派のベテランさん揃いで、やっぱりうまい!
演技が自然で、小ネタの挟み方もさりげなくて。
くすぐられまくりましたね~おもしろかった☆

また次回公演もぜひ行きたいです♪

ネタバレBOX

でもわたしはやっぱり、ラムちゃんはアリだと思います!(笑)
あさのさんのMキャラっぷりが突き抜けてて最高だった!
留鳥の根

留鳥の根

伏兵コード

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2011/05/27 (金) ~ 2011/05/30 (月)公演終了

満足度★★★

じっくり静かに魅入る
とても静かで淡々とした、心の暗部に迫るお芝居でした。
きっと、観る人の立ち位置ごとに歩んできた人生ごとに、違った思いを抱いたのではないでしょうか。

わたしにとっては、怒り、憤りをかきたてられる内容でした。
登場人物ひとりひとり全員に正座させてぞれぞれに説教したくなるくらい、腹が立ちました(笑)

最近、賑やかな舞台が続いていたのですが、このお芝居はじっくり耳を傾けるような、静かなお芝居。
台詞の抑揚や間からかもし出される音色に、意識がゆきました。
その音色ひとつひとつに、赤星さんの演出がこもっているような気がします。

とても繊細で緻密で濃密なお芝居で、見応えがありました。

ネタバレBOX

チラシの写真では鼻血が出ているのですが、舞台上でも鼻血出ててびっくり(笑)
あれメイクですよね・・・まさか・・・ねw

灼熱ニ声

灼熱ニ声

ステージタイガー

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2011/04/12 (火) ~ 2011/04/12 (火)公演終了

満足度★★★

あつくるしかった!!
初めてのステタイさんでしたが・・・いやぁ~あつかった!
舞台から発せられる熱気が凄まじい舞台でした。
役者さんたちは、みんなライト浴びて真っ黒の学ランで、リアルに熱そうでしたが(笑)

谷屋さんの汗の量が、尋常じゃない。
一人芝居で感銘を受けた谷屋さんの演技、今回も熱演で。
演技に熱が入れば入るほど、滝のようなというよりは、頭からバケツに入った水を被ったくらいの勢いの汗!

そしてやはり筋トレ&プロテインを愛する人々だけあって、筋骨隆々っぷりが一般人じゃない。
正直、想像を超えていました・・・あそこまでムキムキだとは思わず衝撃的でした!
筋肉をさらしていたのは、お二人だけでしたが。
かわいらしいお姿の紅一点西村さんも、脱いだら実はすごいのだろうかと、思わずじ~っと凝視。どうなんだろう!

なんだか思わず正直にまっちょっぷりについてばかり語ってしまいましたが。
もっと勢いで押し切っちゃう感じなのかなと思っていたら。
意外としんみりもさせてくれて、なかなか考えさせてくれる内容でもあり。
あぁこういう感じなのか!と、初ステタイさん満足でした♪
次回の本公演も観にいきます。

マネキン

マネキン

DOOR

一心寺シアター倶楽(大阪府)

2011/04/09 (土) ~ 2011/04/10 (日)公演終了

満足度★★★

リアルな日常
早川さんらしい洒落た会話劇で、今回は笑いは薄め。
現代社会に生きる、とてもリアルなアラサーアラフォー女子の日常でした。

舞台セットはほぼ、ど真ん中に据えられた柱のみ。
この柱をぐるぐる回し、役者の立ち位置をその回転に沿って動かすという、ごくごくシンプルながら効果的な場面転換で話を進行させるというやり方が、個性的。

ダンスレッスンを受けながら、デパートの特産品売り場で働く女性3人。
口うるさく女性にだらしない上司、好き勝手なことばかり言うお客様たち。
そこで繰り広げられるお話は、なんだか身近でごくごく当たり前の日常。

わたしにとっては、とても共感を覚える舞台でした。
とてもとても・・・共感しすぎて一緒に飲みに行きたくなるくらい(笑)
自分を取り巻く環境と似通った部分などもあり、観ながらこれはわたしだ、と。

なんだかね、とても大きな感動や、とても大きな笑い、そういう舞台ではなく。
ごく自然と、あぁ~わたしもがんばろ~と思えるような、そんな舞台でした。

プリンスセブン —フツーの王子をぶっとばせ!!—

プリンスセブン —フツーの王子をぶっとばせ!!—

アリー・エンターテイメント

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2011/04/08 (金) ~ 2011/04/17 (日)公演終了

満足度★★★★

ストレートにおもしろかった☆
難しいことも、深いこともなく、ただひたすら単純に笑えました。
さすがは保木本さん!おもしろい、おもしろい☆

出演者の役者さんはみなさんいわゆるイケメン俳優さん。
コメディでどこまではっちゃけられるかな~と・・・。
がんばってました!かっこいい殻を脱ぎ捨てて(笑)

そこかしこでネタの落とし役をこなしていた島岡さん、縁の下の力持ち!
きっちりしっかり落としまくっていて、爆笑☆
進藤さんと根本さんのオトナカッコイイコンビが素敵♪
そして彼らの実年齢、その衝撃事実(失礼)はパンフレットにてご確認を。。。

主演の大輔さん、ずいぶんとコメディうまくなられたな~と思いました。
主演でセリフ多めなこともあり、ちょっとカミが目立ったのが惜しかったけども。
それでも以前感じたような壁を今回感じなかったです。

最後にはちょっとほろりとくる場面もあり。
あぁ~あの最後のやり方良かったなぁ、情緒があって。
プリンスセブン、満足度の高い、期待どおりおもしろい舞台でした☆

ネタバレBOX

あくまでも姫を登場させないやり方が良かったです。
でも・・・各自プリンスが再現していた通りだとしたら・・・相当ヤバイ子ですよね(笑)
その中でも進藤さんがもっともやばかった!!
あれはもはや、人類ですらなかった。。。バカウケ(笑)

白鳥の衣装、イケメンの彼がそんな格好をするって時点で終わってしまっていたのがもったいなかった気がしました。
あまりにも着てそのまんま過ぎて。
みせ方という点でもう一押し欲しかった!おしいです!

15 Minutes Made TOUR

15 Minutes Made TOUR

Mrs.fictions

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2011/04/07 (木) ~ 2011/04/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

個性的な6作品
今回の15mmは、もうなんだか6団体全部おそろしく個性的でした!
個性的すぎて、逆に普段はどういう舞台をされているのかな~と、興味そそられる、そそられる(笑)

わたしは関西人なので、関西から参戦の2団体についてはもちろん存じ上げていてどちらも大好きで、期待通りでさいっこ~でした☆

そして東京からの4団体は、ほぼ初になるのですが。
いやぁ~どちらの団体さんも強烈なインパクト。
一回観ただけでは飲み込めないくらい!

今日から大阪公演始まります。もちろん行きます♪
またあの6団体を味わえるのだと思うと楽しみで心浮き立ちます☆

月刊彗星マジック三月号

月刊彗星マジック三月号

彗星マジック

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2011/03/08 (火) ~ 2011/03/08 (火)公演終了

満足度★★★★★

火とひとと(後編)
今宵、第10夜にていったんの完結。
ヒロインのベロニカ役木下さんクランクアップの夜。

第5夜で亡命して、前々回にその亡命の旅から帰ってきたベロニカ。
今回は、そのベロニカを灯台守にしたヤコブが捕まって、それからの話。

この回を見ると、ヤコブという人をより理解したくなります。
正直言うと、なぜヤコブがそこまで死を恐れたのかわたしにはわからなかった。
なんとなくヤコブは死も受け入れそうな気がしてたから。
なぜヤコブはそんなに生きたかったのかな、と。
そしてヤコブが語る「愛」、ヤコブにとっての「愛」はと、また第6夜を振り返りたくなる。

でも最終的にはヤコブは死に向き合って、自分を燃やす火を誰かが見ててくれればいいという静かな心境に至って。
ラストの選択肢としては、ヤコブをそのまま火にしてしまうラストもありえたと思うけども。。。
そこでヤコブを生かすラストを選んだというのが、やっぱりよかった。
全体的に綺麗なだけの世界ではないのが定点風景だと思っていますが、それでも救いのある優しいラストは、やはり定点風景に合ってる。

一見感情をなくして、灯台守という仕事に染まってしまったかのようなベロニカは、実はそうではなかったし。
ラスト、無事脱出できたヤコブが、ウマオに連れられ空を飛んでるシーン。
爽快でしたね、素晴らしかった。

印象としては、なんだか急に終わりに向かってしまったなという。
もう1エピソード、1盛り上がりくらいあってからでもよかったかなと思いましたが。
その気持ちは、次回の最後の定点風景に持ち越すとして。

まだまだ語られていない謎がいっぱいある定点風景。
でもそれはすべてあからさまにされる必要は必ずしもなく。
でも、いつか機会あればおうかがいしてみたいですね♪

まもなく最終夜!楽しみにしてます!

月刊彗星マジック二月号

月刊彗星マジック二月号

彗星マジック

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2011/02/08 (火) ~ 2011/02/08 (火)公演終了

満足度★★★★

火とひとと(前編)
1月号の変則的なカタチでの、折り返し地点を挟み。
最終回に向けて、今回の話は森の人のお話でした。

森の人自体には以前の公演、第4夜「have a bite」で焦点があてられていましたが、この第9夜観劇時はわたしはまだ第4夜は未見。
なので、いろいろそうなんだ~と思うこともあったり。
いまだまだよくわかっていない部分もあったり。

今回のお話で、森の成り立ちが明らかに。
定点風景世界のただのファンタジーじゃない的なところがよく出ています。
物語世界の設定の発想が独創的です。

定点風景のところどころに見られる、あくまでも人間の表現力に依る演出が秀逸なのですが。
森にとりこまれていくシーンは、さすが。すごみがありました。

今回は、森の秘密が少し明らかにされました。
勝山さんの頭の中には、まだまだ明らかにされていない風景が残ってたりするのかな~?
定点風景世界、まだまだ奥深そうです。

彗星少女ペペロンチーノ

彗星少女ペペロンチーノ

NEUTRAL

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2011/03/08 (火) ~ 2011/03/08 (火)公演終了

満足度★★★★★

文句なしにおもしろかった☆
不条理でシュールなわけのわからない世界を、とことんまで突き詰めて貫きとおした舞台。
やりきり度MAXな感じが最高でした!

ひとつとして常識的なこと、当たり前のことがなかった(笑)
女子高生占い師、ド派手な宇宙人たち、きらきら光る強敵。
しまいには滅亡の危機をかけて、宇宙を舞台にものすごく壮大な戦いを。
マニュアル作成という極めて事務的かつミニマムな過程を経て、マシュマロ(?)を節分の豆まきがごとく投げつけて繰り広げるという。

今思い返しても・・・いろんな意味ですごい舞台だった。
総キャラ濃すぎて、これだけの豪華キャストを揃えただけで終わらず、完全に活かしきっていたあたりが素晴らかったです☆

ネタバレBOX

きらきら光る強敵=バグ泉さんが、こっち向くたびに照明反射してギラギラすんげーまぶしくって・・・こっち見んなっw的な光景が、忘れられません!
ヘルター・スケルター

ヘルター・スケルター

劇団ショウダウン

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2011/02/08 (火) ~ 2011/02/08 (火)公演終了

満足度★★★

巧妙なサスペンス
昨年大作ファンタジーを観てぶり、まだこれで二回目のショウダウンさん。
今回は二人芝居でサスペンス。
チラシのうたい文句、「頭のいらないエンターテイメント」に反して・・・とても巧妙でした!

取り調べられる側がまったく入れ替わるなんて。上手い!
トリック自体はどことなくとってつけたような印象を受けましたが、それすら入れ替わりのマジックの前段階にすぎない。
おもしろかったですね~!
できるものなら二回観て、何がどうなっていたのか確認しながら見たいくらい練られた内容でした。

林遊眠さんの雰囲気の作り方も素敵でした。
声の抑揚、仕草などで独自の世界を作り出していて、見事☆

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