+sugar+の観てきた!クチコミ一覧

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秘密のレシピ

秘密のレシピ

劇団P・T企画

欧風レストラン シェノワ(大阪府)

2012/05/18 (金) ~ 2012/05/27 (日)公演終了

満足度★★★

おいしかった~♪
今回の公演は、またまたレストラン公演。
前にここで公演あった時は高校時代からの友人と一緒でした。
今回も誘いたかったのですが、わたしが平日の遅い時間しか行けそうになかったのでおひとりさまで。

今回のお料理もとても美味しかったです♪
そしてそのお料理がまるごと今回の推理の鍵だという・・・心して食させていただきました。

そしていつも思うのですが…ほんっとに、よくあの環境で集中力保てるなぁと。
お客様との距離が近いってレベルじゃないんですよね、お客様に囲まれて、お客様の中でのお芝居なのですよ。
しかも、今回はほぼみんな開演前には完食しておらず、食べながら観てる。
拷問ですよね、ほんと。周りみんな食べてるのに。
みなさんレストランだからって控えめにしたりせず、濃ゆい濃ゆい。
ほんと素敵な時間を過ごさせていただきました☆
ありがとうございました!

ネタバレBOX

いっつも犯人わからないわたしですが。
今回のは、ちゃんと話聞いて、誰が何を食べられなくて、どの料理に何が使われていて、誰がどれを作ったのか。
それさえきっちりメモっていれば、おのずとわかるようになってました。
くやすぃです!!犯人を当てられる絶好のチャンスやったのに!!
しかも今回のTOP正解者プレゼントのパウンドケーキ…マーブルになっててめちゃおいしそうやった~!
でも満足です、お料理おいしかったです、わかんなくてもお芝居見応えあっておもしろかったです。
オパンポン☆ナイト セレクション

オパンポン☆ナイト セレクション

オパンポン創造社

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2012/05/18 (金) ~ 2012/05/20 (日)公演終了

満足度★★★

様々な愛のかたち
そこかしこの客演先で観させていただいてはいるものの、ホーム公演はこれが初。
当たり前のように、チラシ画像でもおなじみのあの正装でした(笑)

4作品の短編オムニバス。
3つ別々のエピソードで、4作品目で3つ全てがリンク。
タイトルコールがとてもお洒落で、舞台作品というよりは映像作品っぽい作り。

4作品とも、勢いや笑いだけではなく、ヒト対ヒトの情感がよくよく丁寧に描かれていて。
力強くも繊細な、心に訴えかけてくるもののある響くお芝居でした。

裏もなかなかに激戦区だったこの週なだけに、客席薄く盛り上がりにも欠けていたのですが。
全体的に、役者さんとしても素晴らしい野村さんですが書いても凄いのだなという印象と同時に、演出的には物足りない印象も受けつつ。
正直、もっともっと盛り上がってもよい公演でした。
惜しい…実に惜しい。

だれかのことを強く思ってみたかった

だれかのことを強く思ってみたかった

手のひらに星

ウイングフィールド(大阪府)

2012/05/08 (火) ~ 2012/05/09 (水)公演終了

満足度★★★

試演会らしい内容
最初のほうは、あらかじめ収録しておいた音声に沿っての芝居。
表現は全体的に抽象的で、とても感覚的なお芝居でした。
印象的には、あまりどこそこの劇団に似てるという表現の仕方はしたくないのですが。
伝わりやすくあえて例えるならば、エイチエムピーシアターカンパニーとコレクトエリットを足して割ったような印象。

残念だったのが…芝居で表現したいことがこちら側に伝わってこなかったということ。
終始ぼんやりしていて、舞台上に景色、心象心理がまったくみえてこず。
シーンの活かし方が雑なように感じました。残念。

上田ダイゴ×緒方晋トークライブvol.5『さくらと喉の痛み』

上田ダイゴ×緒方晋トークライブvol.5『さくらと喉の痛み』

上田ダイゴ×今井慎太郎トークライブ

ク・ビレ邸(大阪府)

2012/05/09 (水) ~ 2012/05/09 (水)公演終了

満足度★★★

雷雨にマケズ
今月も行ってまいりました。
今回のベストはなんといっても、即興コントでしょう☆

いつもながらお客様からいただいたお題に沿って、様々なルールにのっとってトークをするわけですが。
最期のほうにいつもあるのが、即興コント。
お客様に書いていただいたお題の紙を引いて、そのお題に沿って即興でコントを行うという。

ここで今回、緒方さんが受賞役者の心意気として、得意分野で勝負することに。
緒方さんの得意分野、そうそれはコメディではなく、シリアス。
へぇ~…シリアスなんだぁ~…コメディじゃないんだ~…という雰囲気の中(笑)
ここで引いたお題が神。なんと「ブラジャー」。
「ブラジャー」でシリアスコント、やりましたね。

どうやるのかと思えば、ダイゴさんと緒方さんが、それぞれ左右のブラを演じるという斬新な。
腕で肩紐を表現する細かさ。
まぁなんともいえずシュールで、意外とちゃんとシリアスな感動作となりました。

さてさて、次はどんな神が舞い降りることやら(笑)

ラブソングでも書いてみる(ヒマだから)

ラブソングでも書いてみる(ヒマだから)

演劇ユニット スイス銀行

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2012/05/11 (金) ~ 2012/05/14 (月)公演終了

満足度★★★

儚いのに明るい人々
人生の酸いも甘いも噛み分けてきた、大人のラブストーリー。
わたしは初演を観ていないので、今回まったく初めて。
出てくる主要人物が全員死を宣告されているという。
そんな人々の溜まり場である病院の屋上が舞台。
そんな背景重い設定の中、病院の屋上という現実世界から切り離されたような場所で繰り広げられる、人生の機微の箱庭のようなお話。

ただ、みんな死を目の前にしているというのに、その重さを感じさせず。
残りの人生を限定された時間を笑って生きてる。
ここに到達するまでには悩み苦しんだろうけども、それをあからさまには芝居に出さず、でも根底には流れてる感じで。
命、人生というものを感じつつ、それでも笑って観ることができる晴れやかさ。
ご出演されておられるのがベテランさん揃いなので、非常に安定感もあり。
その演技に支えられたお話、とても素敵でした。

ただ、わたしの恋愛観的には、あのような男は選ばないですね(笑)
選ぶ選ばない以前に落ちてしまうものだったりもしますけども。
優しい人、とても優しい人なのだけども…ね。

さいはて

さいはて

ともにょ企画

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2012/04/28 (土) ~ 2012/05/02 (水)公演終了

満足度★★★★

サディスティックな演劇
わたしは「静」演出の□グループのみ観ました。
「静」らしく、静かに感情をためて放出する芝居。

途中、舞台上でリアルタイムに撮った映像を投影するという演出。
エイチエムピーシアターカンパニーの十八番で、海外では定番という演出方法、エイチエムピーシアターカンパニー以外で観るの初めて。
その他にも随所に趣向を凝らしているな~と、けっしてそのまんまではみせないな~という、芸術肌な舞台でした。

みせかたは趣向を凝らしていますが、反して表現はドストレート。
そのまんま、むき出しでえぐってくる感じ。
自分にあてはまる部分がある人などは、もうまともに観てられないでしょうね。
日本刀でざっくりざっくり袈裟懸けにされるような、そんな感覚になるような遠慮のないえぐり方。
そんな内容。

誰しも、何かを抱えている。
辛い時こそ、他者を思いやる博愛精神を。
人間はひとりで生きているわけではない、自身もその他大勢の中のひとりなのである。
周りが見えぬものは、周りからも見てもらえぬのである。
そのようなメッセージ性を感じました。

ネタバレBOX

わたしは観てないのですが、「動」はダンスなど、身体表現で感情を表現している場面が盛り込まれていたそうです。

そして注目だった泉さん。
聞いてたとおりの役どころで、最高に楽しませていただきました(笑)
しかも、被り物はあれ全部、泉さんだけのためのもので、□グループの同役の方は被ってないんだそうな。
さすが泉さん、いろんな意味であっぱれです!
中之島春の文化祭2012

中之島春の文化祭2012

ABCホールプロデュース公演

ABCホール (大阪府)

2012/05/04 (金) ~ 2012/05/05 (土)公演終了

満足度★★★★★

充実の二日間☆
観劇を始めてもうすぐ一年経つという昨年に、初めて参加しました。
今年でまだ二回目。
イベント色の濃ゆいGWの風物詩的お祭り。
あのホールが、まだ開館わずか4年なのだということにもびっくり。

お芝居だけでなく、コント、ライブ、ダンス、パフォーマンス、古典芸能と、参加団体もてんこもりならば、演目もバラエティに飛んだ、とっても贅沢な二日間。
おまけに外のおしゃれなウッドデッキでは、野外ライブありーの、飲食物販ブースはありーの。
ほんともう、今年もうきうき楽しみにおうかがいいたしました♪

まだ未体験な方向けに、システム的な情報を上げさせていただきますと。
1団体終わる毎に出入りが可能な状態になりますので。
お目当ての団体さんが終わると同時に帰ってしまう人も、これが意外と結構います。
一日目など、一組目だけ観て帰った人めっちゃいてびっくりしました(笑)
チケットは完売、その空いた席も有効に一人でも多くの方に…という配慮にて。
帰る人は入り口で手首に巻いた紙製のリストバンドを切って帰ってもらい、その切ったリストバンドの数だけ当日券で並んでる人が入れるというシステム。
これ、絶対めんどうです、手間です。
なのにひとりでも多くの方にと、その面倒くさい手間をかけてくださる。
並んでる間はウッドデッキ上でライブも楽しめます。この野外ライブはなんと無料。

だいたい4、5組くらい毎に20分ほどの休憩が挟まれます。
二日間通しでとなると、これがもうお尻かなりの限界ですが(笑)
この挟まれる休憩にて救われる。
休憩時間はウッドデッキでライブ鑑賞したり、飲食&物販ブースでお買い物したり。
天気がよければ芝生でごろ~んとできたり、寛げちゃいます。

一組、一組のひとこと感想などは…あまりに長くなりそうなので、また別でするとして。
全体的な感想を述べさせていただきますと。

二日間通して、何組かネタが被っていた団体がありました。
他団体の演目の情報がないというのもありつつ、自劇団の方向性もそんなに早くは決まらなかった団体もあったのではないでしょうか。
しかし、どういうネタは被りやすいかというのは、おそらく経験により想像はできたのではなかろうかと。

あと、過去のネタの再演をしておられる団体も多かった。
たった20分間がゆえに逆にやりにくいのが、この文化祭。
みなさんお忙しい中での参加…いろいろ難しいのだろうな~とも。
そんな中でも、がっつり新作披露しておられる団体も何組かありましたし。
もちろん再演でも、何度観てもおもしろいものはおもしろいのですが(笑)

そしてがっつり公演宣伝前面に打ち出してきてる団体が何組かあるのも、この文化祭の特色。
実際、文化祭で観ておもしろかったから本公演に、というパターンは多々ある。
わたし自身、昨年そうして本公演観劇を決めた団体が複数ありました。
なんといっても会場内にチケットブースが出ているので、観て良かったらそのままチケット買って帰られるというお手軽さも良い。
わたしは行く予定の公演いくつもありながら、懐具合の都合上…指をくわえて見ているに過ぎませんでした(涙)

お祭り騒ぎな二日間。
休憩挟みつつも、長時間の鑑賞なかなかの疲労度合いではありましたが(笑)
多種多様な演目を一挙に観ることができて、終始楽しい雰囲気で。
この文化祭にて初めてみる芸能や、団体もあり、やはり見応え抜群!
充実の二日間、今年もめいっぱい楽しませていただきました☆
ありがとうございました!

ふしぎなかぎばあさん

ふしぎなかぎばあさん

劇団自由人会

神戸アートビレッジセンター(兵庫県)

2012/04/30 (月) ~ 2012/04/30 (月)公演終了

満足度★★★

子供達にお芝居を!
前方席は桟敷席になっていて。
小さなお子様たちが、堅苦しくなく、自由な姿勢で座って観ることができるようになっていて。
ほんとはだめなのかもしれないけども、諸事情難しいかもだけども・・・子供達が一緒になって、役者さんの芝居を真似しながら観るくらいの自由さがあってもいいなと思いました。
もっとお子様たち、騒がしくなってしまうんじゃないかという予想を覆し、みんなお行儀良く観てる良い子たち。
でも、前から見たわけじゃないのでわかりませんが、後ろから見てる分には楽しんで観てる様子で。
この子たちの心に、お芝居っていいな、楽しいな、という気持ちが芽生えればいいな~って思いつつ。

演劇の発展、文化の拡がり、そういうことに思いを馳せつつの観劇でした。

舞台美術が、前後に奥行きがあり、可動式になっていて。
食事シーンも、実際に消えものを使っていたりして、お子様たちが退屈せずに観続けられる工夫が凝らさせていました。
こちらの公演、これから各自治体の小学校などを巡業してゆかれるそうです。
たくさんのお子様たちの心に、観たお芝居が何らかの形になって残ればいいなと願います。

ネタバレBOX

今回の観劇の目的であるところの、立花さん。
それはもぉ、見事に小学生でした(笑)
あそこまで違和感なくやれるなんて、さすがです☆
きっとどの小学校でも人気者間違いなし!!
上田ダイゴ×緒方晋トークライブvol.4 『先生と悪口』

上田ダイゴ×緒方晋トークライブvol.4 『先生と悪口』

上田ダイゴ×今井慎太郎トークライブ

ク・ビレ邸(大阪府)

2012/04/11 (水) ~ 2012/04/11 (水)公演終了

満足度★★★

初めて遅刻
わたしはちょっとしたアクシデントにより、初めて遅刻してしまったため・・・。
stage1は大半聞き逃してしまいました。
なので、タイトルの『先生と悪口』に関しても、あまりよくわからずじまい。

この日のトークでとかく印象に残っているのは。
栗饅頭でしたっけ?
あれで宇宙が埋め尽くされて、空から栗饅頭が降ってくる。
というシュールなドラえもんのお話。

そしてHNKの教育番組のお話。
もはやキャラクター名が思い出せないのですが、最後までスプーンおばさんだと勘違いしていたことだけは、覚えている。
いや、違うんですけどね(笑)
とかく、気ぐるみ着たキャラクターが、お子様相手にフリートークを繰り広げるというもので。
とあるお子様の家庭環境にまつわるお話、さらにそれにたいする気ぐるみキャラクターの中の人のくいつきっぷり。
わたしも気になって仕方ないっすよ・・・先生って誰!?w

とかく。
今回も、楽しく笑って帰ってきました☆

月下人魚~リトルマーメイド~

月下人魚~リトルマーメイド~

劇団ショウダウン

船場サザンシアター(大阪府)

2012/04/21 (土) ~ 2012/04/22 (日)公演終了

満足度★★★★

美しい世界
あらすじ、チラシ画像の印象から、世界機械を思い出す。
またあれで観られたようなショウダウン式ファンタジーが観られそうと。

あれは・・・とてもとてもひとりで演じきられるような世界ではありませんでした。
とても奥行きのある、素敵なお伽話。
素舞台なのに、情景が目に浮かぶかのよう。
水の中、きらきらした街、無機質な研究室が、そこに見えました。
さすがに90分間もの長きにわたる一人芝居、そりゃ合間合間に素に戻ってしまう瞬間は度々ありました。
水分補給も芝居中に堂々とされてました(笑)
しかし、びっくりするくらいな多さの登場人物、さらに語り部も、全部ひとりでこなされ。
やりきった、みせきった、遊眠さんの女優魂はお見事です。

どうなってゆくんだろう、とハラハラ引きつけられ続けました。
美しかった、優しかった、そして哀しかった。
遊眠さんのあどけない演技が、可憐な風貌が、舞台のすべてを引き立たせてました。
一人芝居にあるまじき、90分間という長さ。
とても見応えのある、素敵な一人芝居でした。

ネタバレBOX

かえすがえすも。
遊眠さんが、めちゃんこ可愛かったのです!
髪型も、髪飾りも、衣裳も、もちろんその中身である遊眠さんも♪
素敵でした~!
絶頂マクベス

絶頂マクベス

柿喰う客

AI・HALL(兵庫県)

2012/04/27 (金) ~ 2012/04/30 (月)公演終了

満足度★★★

物足りなかった
事前の期待値を上げすぎていたのかもしれない。
柿喰う客ならこれくらい、という期待があった。
001ハムレットが、とかくとても素晴らしかった。

しかし、今回・・・初日を拝見しましたが。
まず、声にパワーを感じなかった。
柿の持ち味のあのリズムが、ゆるくて甘かった。
音響はド迫力で舞台を盛り上げるに足るものだったのですが、肝心の舞台から発せられるいつもの圧倒的なオーラを今回は感じることができず、盛り上がりきらなかった。
芝居の内容自体も、前回のハムレットのようなインパクトはなく、ぐっと迫り来るものをあまり感じられず。

今回はどちらかというと、歌劇寄りだったのかな?
歌とダンスが多めだったように思いました。
初日ゆえの堅さだったのかもしれない・・・と思うと、ちょっと残念な気もしたり。
でもこの女体シェイクスピアシリーズはまだまだ続くそうですので。
また次回に期待をかけたいと思います!

TheStoneAgeヘンドリックス「喪主もピアノが弾けたなら 」たくさんのご来場ありがとうございました!

TheStoneAgeヘンドリックス「喪主もピアノが弾けたなら 」たくさんのご来場ありがとうございました!

The Stone Age ヘンドリックス

TORII HALL(大阪府)

2012/04/27 (金) ~ 2012/04/30 (月)公演終了

満足度★★★

吉本新喜劇の関西小劇場版
よくもわるくも、いつもどおりの変わらないストーンエイジらしいお話でした。
舞台の上には良い人しかおらず、毒はまったくなく。
どたばた泣き笑い、あったか人情劇場。
ここまで歪みなく貫き通してる舞台も、逆に珍しいくらいかもしれないというくらい。
毎週土曜昼にテレビをつければ必ず同じものが観られる吉本新喜劇と同様の、安心感のある舞台だと思います。

上演時間は2時間と、いささか長め。
長いな~と思いますが、登場人物のキャラが濃くって、主にキャラでみせるシーンが多いので、楽しんで観られました。

ネタバレBOX

ゲイの世界はわたしにはわからないのですが・・・。
ゲイな人に実の子供がいるというのが、引っかかったり。
できるものなのですね。

登場人物のキャラは、皆濃いのですが。
中でも群を抜いた濃さなのが、オカマダンサー役の人。
あそこまでやられたら言うことないわw

相変わらずな貴族キャラの一明さん。
タクシー運転手中井さんにやられまくるときの、中井さんを見る目の色が印象的でした。
なんつー目で見るねん(笑)

あと忘れられないのは、イタコの人。
交霊儀式の時の動き、そのアクションのみせかたのうまさにそのシーンは濃さ№1のオカマダンサーさんを差し置いて、視線釘付けでした。
みそ味の夜空と

みそ味の夜空と

Common days

自由表現空間 シアターカフェNyan(大阪府)

2012/04/23 (月) ~ 2012/04/25 (水)公演終了

満足度★★★

ほっこり
前回公演とはまた違って、全体通して和む雰囲気でした。
ケーキを食べきったら別れる、という多少シュールさのあるシチュエーションから始まりつつ、シュール方向にいき過ぎはせずに。
お話の主人公である兄弟の自宅のリビングに集う、別れたりくっついたり何かにつまづいていたりする人々。
けっして大きく揺さぶられることはないけども。
小春日和にさやかなそよ風にふかれるかのような、優しいお話でした。

ネタバレBOX

兄の元彼女さんのキャラがぶっとんでいて、いい感じにかきまわされていました。

印象深かったのが、やはりコトリ会議の牛嶋さん。
うまくって、おもろかわいいです♪
SiN シン

SiN シン

本若

一心寺シアター倶楽(大阪府)

2012/04/19 (木) ~ 2012/04/22 (日)公演終了

満足度★★★★

高度な殺陣が圧巻
初めての本若本公演でした。
思ってた以上に舞台美術がしっかり造ってあって、衣裳も本格的で、すみません正直驚きました。

お話の筋的には、極めてベタ。
殺陣を際立たせるために、あえてそうしてるのかな?というくらい、ベタな展開に継ぐベタな展開。
でもそれがいやじゃない。むしろ胸が熱くなりました。
設定、展開、登場人物の情、それらが丁寧に作られていて説得力がある。
むしろ、老若男女関係なしに、みんなで一緒に笑って泣けて安心して観られる、ベタ転じて王道ドストライクな舞台でした。

やはり特筆すべきは、殺陣。
いやぁ~すごいですね!高度ですね!かっこいいですね!!
関西小劇場で、ここまでのものを観られるなんて。

本若さん、ハマりました。
次回公演も予定合わせてぜひともおうかがいしたいと思います!

桃源郷のスペクター

桃源郷のスペクター

化石オートバイ

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2012/04/20 (金) ~ 2012/04/22 (日)公演終了

満足度★★★★

ふしぎおとぎはなし
これでまだ二回目な化石オートバイさん。
今度の世界も、独特の雰囲気をもった独創的なお伽世界でした。
でも・・・こんな世界があれば、わたしもちょっと行って見たい♪
毎日がテーマパークですよね、探検したい!冒険したい!楽しそう☆
そして、けっこう重いことも、あまり重苦しくなく感じる不思議さも。

出演者数が極めて少ない。かなりの少数精鋭。
その少ない役者さんたちが、それぞれひとり何役もこなす。
しかも、役が代わるごとに衣裳もチェンジするという。
しかも、場面転換は割りと激しく、くるくるくるくる代わるのですが、その場面転換がぱっぱっとほとんどタイムラグなしで代わってゆく。
少人数で何役もこなすため、各自もう入れ替わり立ち代りで、着替える時間もわずかで。
よくこんなことしようと思ったな・・・と(笑)鬼演出!

しかしその少人数の役者さんたちが、み~んな関西小劇場を代表するような精鋭揃いなので。
なんてことない芝居とかでも、やりかたがめちゃんこうまい。
だもんで、1シーン1シーンの拡がりが大きく、質量が高くて。
とっても上質な舞台でした!

ネタバレBOX

冒頭しょっぱなのテーマソング、あれよかった~。
CDにならないのかな、贅沢生ライブでした♪

もうキャラがみんな濃ゆくて忘れられないキャラ目白押しでしたが。
行澤さんのフンドシキャラは・・・突き抜けてましたね(笑)
やばかった!!

そしていつも思うのですが。
赤星さんの声の通り方が、その身体のどこからそんな声量が・・・と、またやっぱり驚きました!
牡丹灯籠

牡丹灯籠

sunday

吹田市文化会館 メイシアター・小ホール(大阪府)

2012/03/08 (木) ~ 2012/03/11 (日)公演終了

満足度★★★

乱立する竹
無数の竹が使用されているらしいという舞台美術がとても楽しみでした。
すごかった!
立ってるんじゃなく、無数の竹がぶら下がっていました。
舞台上に竹がない空間なんてあるのだろうか?というくらいの数。
その中をためらいなく縦横無尽にキャストが駆け巡る。
動きに合わせて、竹がカランカランと鳴る、視覚的にも聴覚的にも見事なものでした。

しかし肝心のお話のほうが・・・わたしは座席運悪く。
みっつある立ち位置のうちの、ふたつがまるまる見えず。
低い位置の芝居も全滅で、今回キャストが多く、しかも一人で何役もこなすため、今誰と誰が何の役で何をしていうのかというのが、音声のみでは把握できず。
話の流れにだいぶ早い時点からついていけなくなってしまい、とても残念でした。。。

大好きな役者さん多数、そして何よりsunday、とてもとても楽しみにしていた公演。
そして見えずとも伝わってくる部分、かろうじて理解できた部分や、公演後に聞えてくる感想などが耳にはいってくるにつれ。
この『牡丹灯籠』、あますところなく完全な状態で味わい尽くしたかったです。無念。

英国庭園の謎

英国庭園の謎

劇団P・T企画

大阪木材会館(大阪府)

2012/03/15 (木) ~ 2012/03/20 (火)公演終了

満足度★★★

今回は会議室にて
いつも劇場ではない場所で公演されるPT企画さん。
今回はとあるビルの一室でした。

ちょっと遅刻していってしまったので、冒頭の入りの部分を見逃してしまったのですが。
いつもながら、観ながら謎ときできるように資料配布。
地図に、暗号文に、人物相関図。
いつもなら人物相関図などは観る前にじっくり見て頭に入れておけるのですが、今回は余裕がなく。
ただでさえいつもさっぱりなのに、より一層謎ときは諦める方向性で(笑)
いつもどーり、劇中で解説されるのをふむふむと。

いつもね思うのですが・・・。
周りの方みなさん、観ながらカリカリ、カリカリ、すんごいメモとってるのですよね。
何書いてるのだろう・・・どこ?どこがメモとりどころなの!?と。
試験を受けてる学生みたいなプレッシャーを覚えつつ。
のび太くんの心境になります。

今回は、単純作業で解ける謎ときも用意していただいていたのですが。
それすらも途中でめんどくさくなって投げた、ダメダメなわたし。
しかも途中で投げている様がありありと残された用紙を、思いっきり役者さんに目撃されてしまうという(笑)
だって・・・PT企画さんの公演は、観客のすぐそばを役者さんがウロウロしてるからさ・・・。
全身で用紙の上に覆いかぶさって隠したい心境でいっぱいでした。

有栖川有栖公演を観るのは、確か二回目。
おなじみの役者さんに加え、ゲストにはさらになじみ深い役者さんがいらっしゃったり。
ほんと、すぐそばを役者さんがウロウロしてるから、ほんとに殺人現場にいるかのような体験ができてPT企画さん公演はおもしろいです。
謎は解けずとも、今回も楽しませていただきました♪

上田ダイゴ×緒方晋トークライブvol.3『理由と誰?』

上田ダイゴ×緒方晋トークライブvol.3『理由と誰?』

上田ダイゴ×今井慎太郎トークライブ

ク・ビレ邸(大阪府)

2012/03/14 (水) ~ 2012/03/14 (水)公演終了

満足度★★★★

腕前を上げている!
お留守番企画も、もう第三弾。
着実に、緒方さんのトークの腕前が上がってきてます(笑)

トークのつかみでもある、ライブタイトルの由来。
「誰?」の部分は緒方さんの、前回トークライブ終了後の実話から。

ライブ終了後に、ク・ビレ邸に来ていた初対面のおじいさんとすっかり打ち解け、何故かその初対面のおじいさんの自宅にまでお邪魔した緒方さん。
宴もたけなわでおじいさん宅を失礼した直後、忘れ物をしたことに気づいて、通報されても仕方ないような侵入方法で戻る緒方さん。
しかし・・・ついさっきまでまるで旧知の仲であるかのように打ち解けていたはずのおじいさんに、不信感丸出しにチェーンつけたドア越しで放たれた言葉が・・・「誰?」という。

もう、つかみの時点からすでに爆笑。
突っ込みどころ満載。

かなり鋭角な捉え方をしたムツゴロウさんのモノマネや。
成り立ってるんだか成り立ってないんだかわからない、即興擬音でお届けするコントや。
今回、出てくるネタ、出てくるネタ、全部大爆笑ものでした!
お腹痛いのなんのって。

1回目、2回目を経て、この3回目で飛躍的に腕前向上!?
こいつぁ~4回目も楽しみですっ☆

上田ダイゴ×緒方晋トークライブvol.2『マカロニと開放感』

上田ダイゴ×緒方晋トークライブvol.2『マカロニと開放感』

上田ダイゴ×今井慎太郎トークライブ

ク・ビレ邸(大阪府)

2012/02/08 (水) ~ 2012/02/08 (水)公演終了

満足度★★★

二回目☆
緒方さんの、王子小劇場主催の演劇賞『佐藤佐吉賞』最優秀助演男優賞の受賞記念。
客席には、クラッカーなどお祝いアイテムが配られました。
緒方さんには内緒で(笑)
そんな仕掛けもしたというのに・・・緒方さん泣いてはくれず、残念☆
観にいらしてた劇団員の中井さんからお祝いの花束贈呈などもあり、めでたいムードでした♪

トークも、1回目よりおもしろかった!
トークライブらしくなってたかな(笑)
相変わらず、ふつうに生活してるだけで伝説まみれ。
今回もおもしろかったです、次回も楽しみ!

ネタバレBOX

「セプテンバー酒井さんの存在意義」これを問いかけたのは、実はわたしです(笑)
おかげで、ダイゴさんがセプテンバー酒井さんをご存じないという衝撃的事実も発覚。
ぜひ一度観ていただかねば、あのスベリ芸を!!
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エイチエムピー・シアターカンパニー(一般社団法人HMP)

ウイングフィールド(大阪府)

2012/03/10 (土) ~ 2012/03/10 (土)公演終了

満足度★★★

予想とは違った
この公演に関しては、震災をテーマにむき出しにした舞台なのだと思っていたのですが。
実際には、そうではなく。
地響きの効果音で震災を匂わしていたり、震災から感じたものを心理を表現したものでした。

パフォーマンス、と書かれていたとおり。
始まりはとても変わった趣向でした。
特定の姿勢で静止した沈黙する女性、それにナレーションをあてる。
それは最初のほうはネタもおもしろかったのですが、全出演者分ひとりひとり続いたので、正直ちょっと長く感じました。

その静止ナレーションの一部でも、後半六人全員揃っての後半でも用いられていた演出。
舞台上で実際にリアルタイムに撮影した映像を、舞台上のスクリーンに投影する。
これはドイツ演劇ではよく用いられいるそうなのですが、わたしは前作『最後の炎』でしか観たことがなく。
なかなかおもしろいです。

最後のほうで、みんながひとりに自分の着ている衣服を与える。
みんなで黒い水というひとつのものを分かち合う。
そのあたりに込められた意味、解釈は様々にありそうで、そこに思いを馳せます。

震災が主軸のテーマ・・・となると、ん~?となってしまいますが。
表現方法が変わっている個性的な興味深い舞台でした。

ネタバレBOX

高安さんの、野菜を切って炒めるというパントマイムが絶品でした!
ほんとに、野菜や、まな板や、包丁や、鍋が見えるかのようで。
素晴らしかった!

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