満足度★★★
活きてました
昭和初期のお話が、長屋というこの会場にとても良く合っていました。
ぬくもりのある懐かしい感じのする室内、雰囲気良かったです。
こういう話は、どろどろした雰囲気になりやすそうなものですが。
演じている四人の女の子が、若くて可愛らしいので、軽やかに。
テンポの良いやり取りが痛快軽快で、観てて気持ちが良く楽しかった♪
しかし・・・春夏秋冬の季節の移り変わりの中、秋あたりから間延びを感じ始め。
文香の書きあげた作品のあらすじの読み上げ、あれは丸ごとカットしてもよかったと思ったほどでした。
冬あたりには、もう疲れてしまって・・・。
前半が、テンポ良く楽しめた分、なんだか惜しいと感じてしまいました。
確かに後半は、お話しの流れ的に沈みがちではありつつ・・・もう少し。
でも、登場人物が四人ともに活き活きしていて魅力的でした。
文香は見事に文学を追究する嫉妬深い嫌な女で(笑)
よくまぁ、あんな嫌な女を見限らずに友人でい続けるな~と、回りの三人の暖かさを思い。
そんな友人に出会えた奇跡、そんな友人が傍で見守り続けてくれている幸せ、でもそれよりも文学への熱意の方が上回るんだろうなという、芸術家の業。
そんな四人のキャラクター、関係性が、明快に表現されていました。