dutch-sanの観てきた!クチコミ一覧

1-20件 / 20件中
新宿ジャカジャカ

新宿ジャカジャカ

椿組

花園神社(東京都)

2009/07/11 (土) ~ 2009/07/21 (火)公演終了

満足度★★

昭和の香りが
感想はネタバレ以降に。

ネタバレBOX

椿組の役者って若手でも昭和の臭いがするよね。っと思って観にいったのだけれど、あんまり昭和臭さが感じられない。
なんと外波山さんすら昭和臭さが感じられないのはキャストというより脚本・演出によるのだろうか。

当時の事は数枚の写真と雑誌記事でしか知らないので、西口フォークゲリラの面々があのように「組織化」して「戦おう」としていたのに違和感が。
調べるとどうやらベ平連が中核に居たみたいですね。

劇中では警察と共に規制を加えようとする鉄道職員ですが、当時の国鉄職員と言ったら一番先鋭化していた左翼労組なのでは??

68年当時の若者にとって旧世代は戦争を体験してきた世代であり、彼らも戦争についてかなりリアルに背負い込んでるからこその反戦であるのだけれど、そこらの世代ギャップとか「切実な」反戦感情とかが伝わって来なかったですね。

江戸の青空~Keep On Shackin'~

江戸の青空~Keep On Shackin'~

北九州芸術劇場

世田谷パブリックシアター(東京都)

2009/05/24 (日) ~ 2009/06/07 (日)公演終了

満足度

いまいち
感想はネタバレ以降に

ネタバレBOX

発端の五十両があの噺の五十両になり、それは実はこの五十両であり・・・と五十両が巡り巡る展開を期待してたんですが、そう上手くは纏まってなかった感じ。
客席で笑いは起きているんだけれど、役者の小芝居やら言葉遊びのギャグやらが受けているだけに見えました。

黒手帳に頬紅を

黒手帳に頬紅を

劇団唐組

花園神社(東京都)

2009/05/02 (土) ~ 2009/05/10 (日)公演終了

満足度★★★

 
 

雨の夏、三十人のジュリエットが還ってきた

雨の夏、三十人のジュリエットが還ってきた

Bunkamura

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2009/05/06 (水) ~ 2009/05/30 (土)公演終了

満足度★★★★★

 
 

ささくれリア王

ささくれリア王

椿組

ザ・スズナリ(東京都)

2009/04/24 (金) ~ 2009/04/29 (水)公演終了

満足度★★★★

初日
いかにも椿組っぽい作りに仕上がってた。

お約束のごとく、中島運送の家族の話とリア王の話が微妙にリンクする訳だが、ベタに結びつけずに結末部でさらっと流したのに好感。

ラ・カージュ・オ・フォール

ラ・カージュ・オ・フォール

東宝

日生劇場(東京都)

2008/12/06 (土) ~ 2008/12/28 (日)公演終了

満足度★★★

千龝楽
当日キャンセル待ちにて鑑賞

破れ傘長庵

破れ傘長庵

江戸糸あやつり人形 結城座

シアタートラム(東京都)

2008/12/10 (水) ~ 2008/12/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

いかにも串田さん
スタッフに串田さんの名前はないですが、いかにも串田さんが好きそうな極悪人を主人公とした話。

戦争と市民

戦争と市民

燐光群

ザ・スズナリ(東京都)

2008/11/21 (金) ~ 2008/12/07 (日)公演終了

満足度★★★★

 
 

MOTHER

MOTHER

劇団青年座

紀伊國屋ホール(東京都)

2008/11/21 (金) ~ 2008/11/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

 
 

いとこ同志

いとこ同志

まつもと市民芸術館

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2007/07/27 (金) ~ 2007/08/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

恋と冒険は似ている
なんか、いいぞ。
すごく、いいぞ。
今年のベストステージかも。

大きな仕掛けがあるじゃなし、泣かせる訳でも笑かす訳でもない。
一杯もののセットでの四人の台詞劇。

シリアス劇かと思いきや、メタフィクションになったり、ファンタジーに行くのか?だったり突然コメディーしたりとくるくる舞台は変われども、全体を夜行列車の郷愁が包んでいて、観るものの視点によって色々と見方が変わりそう。

作家が主人公で、作品と本人が交錯する辺りは「チェックポイント黒点島」に近いところも。


東京初日ですが、9箇所回ってのトリですから芝居がきちんと出来上がってます。
一言で言えば「いい芝居」だった

かげろふ人

かげろふ人

演劇企画集団THE・ガジラ

ベニサン・ピット(東京都)

2007/06/15 (金) ~ 2007/06/27 (水)公演終了

満足度★★★★

この演出
この演出がしたいが為にベニサンで上演したのかなぁ。と思えるほどベニサンならではの演出。

幕末、食いつめた4人の男は報酬を貰って暗殺をする闇商売の男たち。
そこにもたらされた依頼は坂本竜馬の暗殺だった。

例によって、どんづまりになって出口の無い登場人物が怒り、喚き、転げ回る。

三人吉三

三人吉三

松竹/Bunkamura

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2007/06/07 (木) ~ 2007/06/28 (木)公演終了

満足度★★★★★

歴代の美術の中でも
歴代の美術の中でも一幕目のこの舞台セットは特に好きなんだな。
同じ百両の金が人から人へ(小悪党から小悪党へ)巡りめぐる様が、盆の上で「廻る因果」を暗示している様で。

御簾がお囃子になったところで客席が手拍子になってしまったのには驚き。

幕切れの音楽は「そこまでやらなくても」とは一寸思いましたが。

王族こそ出てきませんが、テーマ的にはシェイクスピアに通ずるところがあって欧米でも受ける演目だと思う。

『放埒の人』はなぜ『花嫁の指輪』に改題されたか あるいはなぜ私は引っ越しのさい沢野ひとしの本を見失ったか

『放埒の人』はなぜ『花嫁の指輪』に改題されたか あるいはなぜ私は引っ越しのさい沢野ひとしの本を見失ったか

燐光群

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2007/05/20 (日) ~ 2007/06/17 (日)公演終了

満足度★★★★

2時間30分で語る昭和から平成の50年
私は画伯の本は何冊かは読んでいるので、心当たりあるエピソードの断片に笑いながら観劇しました。
特に終幕の岡田昇さんのエピソードは、ちょっと来るものがありました。

ウェルカム・ホーム!

ウェルカム・ホーム!

Msquare's company

ウッディシアター中目黒(東京都)

2007/04/17 (火) ~ 2007/04/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

一人でも多くの人に観てほしいな
初日観劇。
私は鷺沢さんの書くものが好きなので多少s贔屓入ってますが、鷺沢さんのエッセンスが満載された舞台になっています。
キャストもチームワークいいし、時間こじ開けて観に行ってもがっかりすることはありません。

僕たちの好きだった革命

僕たちの好きだった革命

サードステージ

シアターアプル(東京都)

2007/02/28 (水) ~ 2007/03/11 (日)公演終了

満足度★★★

舞台は高校
プログラムにもありましたが、舞台を高校にしたのは正解でしたね。

客入れの雰囲気作りはすばらしい。いっそのこと、携帯電話のアナウンスもアジテーション風か機動隊風にして欲しかった。

1幕で全共闘言葉(!?)が出る度に客席が沸いていたのが不思議だった。

語り手は1999年の高校生に設定した訳だから、描かなくてよいと判断したんだろうけれど、ヒロインの母親と教頭の「その後」について、ひとことでも言及して欲しかったかな。



ネタバレBOX

1969年の高校生から30年タイムスリップさせることで、その後の内ゲバと武装化について巧妙に避けている。そしてヒロインが持ち出すアルコールと硫酸を止めて「俺達はきちんと負けなけりゃいけないんだ」というのが鴻上さんからの全共闘世代への言葉なのかな?

セルロイド

セルロイド

演劇企画集団THE・ガジラ

ザ・スズナリ(東京都)

2007/02/08 (木) ~ 2007/02/21 (水)公演終了

満足度★★★★

四人の役者の
四人の役者の出自が違うのところが、互いのディスコミュニケーションを上手く現しているようだ。

ネタバレBOX

3方を壁に囲まれた出口の無い空間での追い詰められた人間たち。

スズナリのキャパだから最後列でも判る醤油の臭い。
ランダムに光を反射しつづけるオブジェが不安定な状況をよく顕わしていた。
父と暮せば

父と暮せば

劇団青年座

小劇場 楽園(東京都)

2007/02/10 (土) ~ 2007/02/12 (月)公演終了

満足度★★★

「一人語り」から「一人芝居」へ
昨年の青年座劇場でのスタジオ公演では「一人語り」と銘打っていたものから今回は「一人芝居」と副題を変えての上演

オリジナルでも映画でも「おとったん」は《実態》として眼前に居るのがこの戯曲のポイントと言えばポイントなのだが、それを一人語りにすることで、主人公の心中の煩悶というものが際立っていた。

深川安楽亭

深川安楽亭

劇団青年座

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2007/01/24 (水) ~ 2007/01/28 (日)公演終了

満足度★★★★

エピローグが良くなった
スズナリでの初演から池袋芸術劇場に移って、空間が大きくなった分密度・緊張度が減った感じ。

初演では舞台をかっさらっていった「男」が山路さんから横山さんに代わった訳ですが、小屋の大きくなった分声を届かせようとしたのか一寸ハンデあったかも。

その分、初演ではおまけに見えたエピローグが良くなり「座長」山本さんの存在感が出てました。

COLORS II

COLORS II

劇団青年座

青年座劇場(東京都)

2006/12/20 (水) ~ 2006/12/24 (日)公演終了

満足度★★

初日
「お酒を飲みながらお芝居と歌を」というコンセプト「COLORS」の2本目はモルナールの短編喜劇とシャンソン。

ネタバレBOX

残念ながら音楽パートと演劇パートの結びつきが今ひとつ。
ライブとお芝居の2本立て上演という感じ。

奥土居美可さんのシャンソンは(これも残念ながら)シャンソンには聞こえなかった。
もっと猥雑で爛熟した雰囲気が欲しかったなぁ
おはこ

おはこ

劇団鳥獣戯画

ザ・スズナリ(東京都)

2006/12/15 (金) ~ 2006/12/19 (火)公演終了

満足度★★★

大入り
満席のため客入れに時間がかかり20分押し。
現代劇はもちろん、古典でもミュージカルでも「この演目を取り上げる必然性は?」とか考えるんですが、鳥獣戯画に関してだけは「ちねんさんと石丸さんがやりたかっただけなんだろうな」で納得させられてしまうんだな。

このページのQRコードです。

拡大