銀髪
アマヤドリ
吉祥寺シアター(東京都)
2007/01/24 (水) ~ 2007/01/28 (日)公演終了
物語がちゃんとある。
ひょっとこ乱舞を最近見はじめたので、見せ方のスタイリッシュさスピードは強みだと思いつつ、アタシはもっと物語が観たいと思っていました。
初期作品の再演という今作には、ちゃんと物語や作家の想いが濃密に込められている気がします。客演陣のはまり具合も素敵。
えっと、おいらは誰だっけ?~Cash on Delivery~
Me&Herコーポレーション
青山円形劇場(東京都)
2007/01/24 (水) ~ 2007/02/04 (日)公演終了
気楽に面白い。
スタンダードなシットコム。台詞に翻訳臭さはないけれど、欧米固有の濃さと、潔癖さがあります。
演出のありかたが、東京乾電池な感じで、役者の年齢には合わない感じもするのですが、ずっと笑い続けていられるのはそれはそれで素敵な時間で。
Black Jack Pizza
仁3プロデュース
OFF OFFシアター(東京都)
2007/02/01 (木) ~ 2007/02/04 (日)公演終了
男三人、坐っている。
嘔吐の声から始まる芝居。心に受けた傷や圧迫が吐き気に繋がるという全体が見えてくるスリリングな感じ。
もっともっと笑いがあるといいなと思うのですが。
繭文
黒色綺譚カナリア派
ザムザ阿佐谷(東京都)
2007/02/08 (木) ~ 2007/02/13 (火)公演終了
背負うもの
アングラというより昭和の背景が必要なものがたり。
が、中身は樋口一葉の明治から本谷有希子の現代にいたるまで、背負う気持ちをもった女性たちの話。笑いは少ないし、芝居は大仰なところがありますが、それが苦にならないぐらい骨太に編まれています。おもしろかったす。
肖像 オフィーリア
シアターオルト Theatre Ort
自由学園明日館 講堂(東京都)
2007/02/01 (木) ~ 2007/02/04 (日)公演終了
膨大な引用は、私の無教養をさらす。
わからないのです。だから、ちょっと辛い。
断片の会話は面白いのだけど、これは原作の力。構成し編むのが今作での作家の役割なのだけど、「作家には世界がこう見えている」ということをもっと感じたい、のだけれど。
場所の力は確かにあります。
シフト
サンプル
アトリエ春風舎(東京都)
2007/01/26 (金) ~ 2007/02/04 (日)公演終了
12(twelve)〜「十二人の怒れる男」より〜
SHOW-GO produce
新宿シアタートップス(東京都)
2007/01/31 (水) ~ 2007/02/04 (日)公演終了
出ずっぱり。
映画は細かく撮影するのでしょうが、同じような密室を舞台の上でしっかりと再現するというのは、袖に引っ込めないわけで緊張を強いる舞台です。
映画と同じ物語。出ずっぱりという凄さはあるにせよ、独自の部分がちょっと欲しい
俺の屍を越えていけ
花まる学習会王子小劇場
王子小劇場(東京都)
2006/12/20 (水) ~ 2006/12/24 (日)公演終了
バズノーツのマクベスPPR
バズノーツ
こまばアゴラ劇場(東京都)
2006/12/27 (水) ~ 2007/01/07 (日)公演終了
トークショーがないと
ちょっと意図を理解しづらかったかなぁ。
観客と舞台の間に壁がないようにしたいという意図は、そう聞いてみればたしかにそのように作られた芝居でした。刺激的。
江波戸さんちのにぎやかな正月
危婦人
駅前劇場(東京都)
2007/01/06 (土) ~ 2007/01/09 (火)公演終了
正月らしく、おすすめです。
賑やかで楽しい芝居が観たいなら、ぜひ。
三姉妹と父親と近所をめぐる話は気楽に楽しめます。正月らしいあれこれが盛り込まれているのも実に正しい。
くらい
散歩道楽
サンモールスタジオ(東京都)
2007/01/05 (金) ~ 2007/01/10 (水)公演終了
新作はちゃんと進化してる。
再演企画7連続公演を経ての新作。若手を中心にしながらも、ちゃんとそれぞれの魅力がしっかり。
大晦日→正月に小さな漫画喫茶に集う冴えない奴らの、ちょっとした大事件はしっかりと見せます。
煙の先
贅
ギャラリーLE DECO(東京都)
2007/01/16 (火) ~ 2007/01/21 (日)公演終了
作り込まれています。
安心してみていられる役者たち。ちゃんと作られた台本を元にして、物語もちゃんとあるのに遊び尽くす面白さ。
アドリブのように書き込まれた部分もあることを、別の日の友人の感想で知りましたが、それも一つの手法ですから、もちろんオッケーなのです。
恋の渦
ポツドール
新宿シアタートップス(東京都)
2006/11/29 (水) ~ 2006/12/10 (日)公演終了
ア・ラ・カルト
青山円形劇場
青山円形劇場(東京都)
2006/12/01 (金) ~ 2006/12/26 (火)公演終了
いつもの安心。
いつもの通りに楽しめるという安心感。3時間があっという間なのです。今年のゲスト、石井一孝の圧倒的な力に度肝を抜かれます。家族よりも男女の微妙な関係を描くものだけというのも、珍しい気がしますが、クリスマスっぽくて楽しめます
http://kawahira.cocolog-nifty.com/fringe/2006/12/post_48e9.html
ソウル市民
青年団
吉祥寺シアター(東京都)
2006/12/06 (水) ~ 2006/12/17 (日)公演終了
ソウル市民 昭和望郷編
青年団
吉祥寺シアター(東京都)
2006/12/06 (水) ~ 2006/12/17 (日)公演終了
確かに三人姉妹
三人姉妹、と評されている方が居るのも頷けます。
精神病院ネタは、第三舞台かと思いましたが、青年団がエンタメに回帰してるという気がしてなりません。笑いは多いのだけど、どこか締める空気が足りない気も。
ソウル市民1919
青年団
吉祥寺シアター(東京都)
2006/12/07 (木) ~ 2006/12/17 (日)公演終了
バランスがいい
緊張感が勝るでもなく、エンタメ色が勝るでもないという意味でバランスがいい気がします。
終幕の歌い踊るシーンがアタシをヒヤリと感じさせる力を持っています。
月と牛の耳
いるかHotel
王子小劇場(東京都)
2006/12/26 (火) ~ 2006/12/30 (土)公演終了
確かな力
序盤こそ少々もたつく感じはありますが、しっかりした物語を描く畑澤聖悟の本をもとに、関西版として手を入れて丁寧に磨き上げた感じ。話題は深刻だけど、楽しめる一本です。
虹
グリング
紀伊國屋ホール(東京都)
2006/12/20 (水) ~ 2006/12/24 (日)公演終了
満員の客席。が、彼らはこんなもんじゃないはず。
駄目男の駄目なりの誠実と切実はたしかに響くのだけど、どうみても男の身勝手な視点と感じてならない。それを包み込む女の大きさがアタシは好きだけど、その部分はほんの少ししかないのが物足りない。
食卓夜想
風琴工房
ギャラリーサイズ(東京都)
2006/12/14 (木) ~ 2006/12/26 (火)公演終了
濃密に60分。
意外なのだけど劇団員だけでの公演は初めてなのだとか。色っぽいシーンが多いのだけれど食にまつわる言葉をキーにして編み上げていて、楽しめます。
24日はパーティ、ショータイムで脳が溶けそうになったり、大笑いしたり。