1
翼をくださいっ! さらばYS-11
ギンギラ太陽's
今年アタシが福岡通いをすることになった直接の影響大。観た中では正直これが一番感動大でしたが、その芝居が生まれた街に通うのは楽しい体験でした。
2
プリンで乾杯
劇団競泳水着
点描される瞬間瞬間の積み重ねがこんなにも濃密な物語を紡ぐ凄さ。その集大成。
3
ネズミ狩り
劇団チャリT企画
時代の気分を切り取る確かな目。彼らがかつてやっていたような揶揄だけじゃなくて人間を確実に描き出していて成長を感じます。
4
ペガモ星人の襲来
G-up
名作、役者ももったいないぐらい充実。芝居を観たという充実感で一杯に。初演を見なかったことを悔やみつつ。いいなぁ、大王芝居。
5
“Kiss me, deadly”
smartball
刺激強みのポツドール系から出発してるとはいえ、今の時代の三人姉妹を確実なモノに。この演出の芝居を見ることはもう叶わないのか、とも思いつつ。
6
どんとゆけ
渡辺源四郎商店
こちらも時代を切り取りながら、しかし軽やかにステップを踏みながら揶揄する感じすらある視点も楽しい。夏に行ったアトリエという場所もうれしかったですはい
7
小部屋の中のマリー
DULL-COLORED POP
マリーの実験という題材の選び方も、清水那保の少女らしい表情の変化に目が離せないように注意深く周到に作られた構成も。オリジナルのはずなのに翻訳っぽい感じが気になりますが、あたしは好きな芝居です。
8
恋人ができないが、もういい
箱庭円舞曲
軽やかに笑わせながら真っ直ぐに仕事への想い。リーマンショック直前に若い彼ら世代が感じていたある種の上昇感も確実にあって、そういう意味では、今年終盤では作り得なかった芝居という気もします。
9
Hula-Hooperの、部活動『鱈。』
Hula-Hooper
これは芝居か、という意見もございましょうが、世代にぴったりな音楽にハマるあたし。この空間を使い続けた彼女たちのたくらみにのっかる楽しさ。
10
誰も寝てはならぬ
国道五十八号戦線
メタ演劇数あれど、若い彼らがこれをつくることへの応援もこめて。きちんと見続けていきたい。