タロウの観てきた!クチコミ一覧

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しゃんしゃん影法師

しゃんしゃん影法師

劇団桟敷童子

吉祥寺シアター(東京都)

2007/11/19 (月) ~ 2007/11/25 (日)公演終了

満足度★★★

懐かしく。
桟敷童子を最初に観たのがこの作品でした。こうして観ると入りやすい作品だったのかなぁと。
語り過ぎな部分は自分の中でも好みが分かれますが、「静かな」というように、どこか秘めた感じは良い。

阿房列車

阿房列車

元祖演劇乃素いき座

こまばアゴラ劇場(東京都)

2007/11/15 (木) ~ 2007/11/18 (日)公演終了

満足度★★

肌に合わず。
疲れていたせいもあると思いますが、なんだか遠く。

そう見せているのか、列車が止まっているように感じました。
刹那の景色という風に捉えれば、女もどこか印象的。

傷は浅いぞ

傷は浅いぞ

柿喰う客

王子小劇場(東京都)

2007/11/14 (水) ~ 2007/11/26 (月)公演終了

満足度★★★

もう一回。
「濡」あたりが観たかったのですが、さて、行けるかどうか。

初日はまだブレがあったように思います。
「15 minutes made」の時ほどの爽快感が無いのは、1、2、3と段階を踏むことで、ハードルをどんどん上げてしまってるのと、流れが生まれにくいからでしょうか。

人は減っても暴れるスペース1.5倍。席少なっ。
これを贅沢と取るか、もったいないと取るか。

いやむしろわすれて草

いやむしろわすれて草

三条会

三条会アトリエ(千葉県)

2007/11/09 (金) ~ 2007/11/13 (火)公演終了

満足度★★★★

強烈な四姉妹。
五反田団版を観てると楽しさ2倍。当日パンフなどに、あらすじ程度はあって良い気も。千葉まで行かれる方の半数は観てるような気もしますが。

かなり楽しかったです。

ネタバレBOX

五反田団では見せていない「材木・木材」の扱いが秀逸でした。
博多湾岸台風小僧

博多湾岸台風小僧

劇団桟敷童子

吉祥寺シアター(東京都)

2007/11/06 (火) ~ 2007/11/12 (月)公演終了

満足度★★★★

代表作でしょう。
初演時の衝撃が脳内で大きくなっているものの、吉祥寺の空間であの密度はさすが。個人的には「博多」の名がつくこの作品で、福岡公演に行ってほしかったなぁと思ったりも。

ネタバレBOX

板垣桃子の存在感が強くなった分、出番が待ち遠しい前半。劇団と関西弁の遊び部分は気になるところですが、サービスですな。
陰漏(カゲロウ) <<劇場版+画廊版>>

陰漏(カゲロウ) <<劇場版+画廊版>>

乞局

ギャラリーLE DECO(東京都)

2007/11/07 (水) ~ 2007/11/11 (日)公演終了

満足度★★

さて、困った。
劇場版(初日)では一番重要な部分が掴みきれず、画廊版では途中でわかってしまうほど丁寧。一番面白かったのは初演だったのかもなぁと。
劇場版を観てたからこそ頭の中で補完できるものの、構成を変えたことによる前半の物語の進行スピードは初見の人にどう見えるのか気になるところ。

生きてるものはいないのか

生きてるものはいないのか

五反田団

こまばアゴラ劇場(東京都)

2007/11/03 (土) ~ 2007/11/12 (月)公演終了

満足度★★★

記憶は曖昧ですが、
ENBUゼミ『ノーバディー』と比べると抽象度が増した印象。物語中盤までを引っぱっていた、原因と思われるものへの追求が弱くなった分、全体の空間設定や、それぞれの関係が断片的になり、なんだかぼんやりと。「そのこと」そのものを純粋に浮かび上がらせる作りなのかなとも。

個人的には事前にダブルキャストの情報が知りたかったり。

うそつきと呼ばないで

うそつきと呼ばないで

タテヨコ企画

Galeri KATAK・KATAK(東京都)

2007/10/17 (水) ~ 2007/11/11 (日)公演終了

満足度★★★

11日19時追加公演があるそうです。
数年ぶりのギャラリーカタカタ。駅からはわりと近く、ポイントポイントに誘導の方も。
その日その日の変化を出演者も楽しんでいるような、空間への意識、愛情を感じる一本。一部作り過ぎの感もありますが、やわらかく溶け込んだ抽象的な世界観は好み。

ネタバレBOX

バケツ男が入ってきた瞬間の衝撃(笑)
喋らなくても良いかなぁとも。
ライン

ライン

青年団若手自主企画『西村企画』

アトリエ春風舎(東京都)

2007/10/31 (水) ~ 2007/11/06 (火)公演終了

満足度★★★★

6(火)まで。
日曜夜、オープニングパフォーマンス付き。
最前列ベンチシートということもあったとは思いますが、短編集+OPパフォーマンスで、ちょっと疲れてしまうくらい盛りだくさんでした。通常の本編は約一時間半。気軽に観れる、演劇的面白さの詰まった公演だと思います。
下手をすると力技なアイディアを成立させてしまう役者陣。それでいて上手さを感じるというよりは、ただ単純に魅力的なのは、観ていて気持ち良く。

ネタバレBOX

「タイムマシーン」の三人や「スヴィドリガイロフ」の鈴木智香子さんなど、切り替わりをさらりとやってのけるあたりは拍手。ころころ変わる表情も素敵です。
「ポルフィーリイ」やセットチェンジなど、楽しそうなのが印象的。
東京ハニロボ

東京ハニロボ

あなピグモ捕獲団

中野スタジオあくとれ(東京都)

2007/11/01 (木) ~ 2007/11/04 (日)公演終了

満足度★★

福岡公演が観たいのです。
いつものスライドで行間を広げたり、引っぱったりしない、新しいあなピ。劇団や作家が見え隠れする(勝手にこっちが見ようとしてる?)あたりが、東京の観客や、初見の人の目にどう見えるのかは、もはや客観視できないところもあり不明。
冒頭は久しぶりにあなピらしい疾走感を感じるつくり。もっと音量や密度を上げて圧倒させて、どこかに連れてってほしいと欲張ってみたり。

ネタバレBOX

何故かサッカーで。
前回感じた国内組と海外組との戦術の理解度、連携の差は感じず。ただ、多少のオーバーラップは見られるものの、まだサイドに弱さが見える。このへんがホーム福岡の【芝居屋コロシアム】戦でどこまで変わるか期待。福岡戦には歴代代表組も合流するようですし。
試合前の国家斉唱がうまくいくよう願っております。
棄憶~kioku~※『38℃』より演目変更

棄憶~kioku~※『38℃』より演目変更

G-up

ギャラリーSite(東京都)

2007/10/29 (月) ~ 2007/11/04 (日)公演終了

満足度★★★★

芯となる重量感は残しつつ、エンターテイメントに。
未見の作品への演目変更だったことと、評判も良かったので。
開演前はどうしても『38℃』に合わせての会場だということを意識させてしまう空間、というか、壁。その中でここまで持っていった役者の力などなどに拍手。
野木脚本の強度を残したまま、エンターテイメントとして仕上げている点はプロデュース公演としても好印象。一つの成功例だと思います。
個人的に音楽はいらないと思いました。

砂漠の音階

砂漠の音階

風琴工房

シアター風姿花伝(東京都)

2007/10/30 (火) ~ 2007/11/04 (日)公演終了

満足度★★★

色彩豊かな役者陣。
初日。前作のスズナリと比べると、役者の目線に近い高さの客席が気持ちよい距離感で世界への導入を誘います。通路を使用することもあり、その感覚は途中で揺らぎますが、そこは空間設定と役者が横を通る演劇の醍醐味を取ったのだろうなぁと。
多角形な雪の結晶美術は、雪の静けさも感じる落ち着いた作りになっています。その分、扉を開けて入ってくる役者一人一人が色鮮やかに感じられ(もちろん美術との対比だけではありませんが)、部屋の空気が変わる瞬間が印象的でした。

ネタバレBOX

ぐっと感情を揺さぶる場面が終盤に集まっている分、中盤、学生が倒れる箇所の前後などは、もう少し整理されてもいいかなと。初日以降は落ち着いて、変わっていったと思います。
ラストシーンと、学者二人が昔を懐かしむやり取りがお気に入りです。
犯さん哉

犯さん哉

キューブ

PARCO劇場(東京都)

2007/10/06 (土) ~ 2007/10/28 (日)公演終了

満足度★★★

あきれるほど、飽きるほど、くだらない。
今なおトンガッチャおうとする大人たちに拍手。

「私の知っている男は、これだけ」

「私の知っている男は、これだけ」

mon(2008年解散。現在は青年団若手自主大久保企画)

ギャラリーLE DECO(東京都)

2007/10/24 (水) ~ 2007/10/28 (日)公演終了

満足度★★

苦しくはないが、酸素が欲しい。
開演前、タイトルが変わったことを聞いたからかもしれませんが、良くも悪くも難産を感じる一本。羊水とか、あくびの瞬間のような空気感は、アクアな展開・ぼんやりとした対象によく合ってもいます。
テキストは途中で追いきれなくなりましたが、役者や身体表現で楽しめないことはありません。ただ個人的に大久保亜美客演作を含め、小指値を観てきているせいか、その表現や、山崎皓司の引付けのような飛び方は若干食傷気味な感じもします。
一場ものでなくなったことにより、場に存在する状態は成立しにくくなっていますが、役者本人が滲み出ているあたりは「らしさ」かなと。

陰漏(カゲロウ) <<劇場版+画廊版>>

陰漏(カゲロウ) <<劇場版+画廊版>>

乞局

アトリエヘリコプター(東京都)

2007/10/24 (水) ~ 2007/10/28 (日)公演終了

満足度★★

画廊版に期待。
初日。座った位置が後方だったせいでしょうか、前半はどうも楽しめませんでした。中盤、ところどころ魅力的な(「嫌な」「不快な」という意も含め)場面や人物によって引き込まれるも、全体は消化不良。
それぞれの駄目な部分、駄目な状況が、薄味ではないですが小出しな印象。

軸が移るという画廊版に期待。

月並みなはなし[07再演版]

月並みなはなし[07再演版]

時間堂

王子小劇場(東京都)

2007/10/19 (金) ~ 2007/10/29 (月)公演終了

満足度★★★★

導入から、素敵な観劇体験。
ワークインプログレスと比べても数段面白くなっていました。
それ自体も演劇的に面白い、印象的な導入は、今まで他でなかったのが不思議なくらいです。すーっと誘ってくれます。
時々、演劇だということに気付いてびっくりする自分がいるくらい、集中力も距離感も心地よく。笑って、感じて、そこに(物語世界でなく、演劇空間)居させてくれます。

月曜まで。お薦めです。

ネタバレBOX

導入。まず、全員出てくるのが良いです。他でもあって不思議ではないのですが、カーテンコールの逆で、全員出てきて「これから始まりますよ」というあの形は、発見だと思います。
15 minutes made vol.2

15 minutes made vol.2

Mrs.fictions

ザムザ阿佐谷(東京都)

2007/10/18 (木) ~ 2007/10/21 (日)公演終了

満足度★★★★

おわりの会も改善。
前回注目の小指・タカハとは違い、旗揚げ前のろりえと、ほとんどの人間が未見と思われるM.O.E.Projectを見つけてきたことに拍手。ショーケースとしての価値を高めた。

ネタバレBOX

虎のこ★
初見。この企画でいつもと違うことをやり、それがなぜこれだったのか、よくわからず。もったいない。

多少婦人★★
初見。前半の設定が投げっぱなしなのと、後半の設定が突き詰めれてないのが気になる。間をつなぐ連続写真的な身体は面白い。

ろりえ★★★★★
あー、新たな狂人(才能)が(笑)
冒頭に小爆発を持ってきて期待値を高め、寸止め状態の会話・テキストで引っぱり続け、暗転のフェイントを入れ、衝撃。カーテンコールを掃除と、可愛さで押し切るあたりもニクい。
千秋楽じゃなかったら、もう一度観てます。きっと。
旗揚げ前ですか、そうですか。若さが、こわい(笑)

圧力団体イクチヲステガ★
4部構成(?) 一部で積み上げたものを、二部でぶち壊しにしてる気が。それぞれ単体では面白くなりそう。個人的には二部の音楽ではないもので、動く方向を観てみたい。ネタバレは裏切ったり、突き抜けない限り、がっかりします。

M.O.E.Project★★★
初見。マイノリティーかもしれないが超ベタではあるので、洗練されていけば絶対に面白い。新たな観劇層を広げる可能性も持っているのかも。
客席の反応が新鮮。

柿喰う客★★★★
4ヶ月連続でイベント参加や、公演や。11月公演と同タイトルながら、未公開版ということで全カットとか(笑)
柿喰う客のコアな部分の4人(?)ということもあり、勢いとらしさを詰め込んで突っ走る15分。本公演が楽しみです。

Mrs.fictions★★★
前回以上にバラエティ豊かなメンツの中、逆に新鮮だったりも。説明台詞を半分聞くのか聞いてないのかという状態の面白さをもっと突き詰めても面白い気が。バカに向かわずふわっとした部分を目指しているのだとは思いますが、15分だから良いのかもという気も。
そろそろ単独公演への動きも気になります。
第二章『流れ姉妹〜ザ・グレートハンティング〜』

第二章『流れ姉妹〜ザ・グレートハンティング〜』

真心一座 身も心も

赤坂RED/THEATER(東京都)

2007/10/05 (金) ~ 2007/10/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

拍手の起きる陵辱シーン(笑)
「小劇場界の大衆演劇」、最高のエンターテイメントでした。
一章の記憶は曖昧で、ゲストレイパーという設定も始まってから思い出す。高田さんて(笑) 聞こえてくる評判から、期待値高めで行きましたが。裏切らず、上回り。
高田さんはもちろん、体一つで真っ向勝負な千葉さんも素敵。チラシとは全く違うことになってる相島さんとのやり取りが可愛くもあり。
ひいきにしたくなる、まさに「一座」な雰囲気がいいなぁと。

魚

とりととら

新宿眼科画廊(東京都)

2007/10/18 (木) ~ 2007/10/22 (月)公演終了

満足度★★

また新たな素敵空間。
こんなところにも演劇が。初新宿眼科画廊。
この方向に突き進むなら、会話の中に時折台本が見えてしまうのがもったいないなと思いました。赤ん坊の演技の痛さと同居するエロさはらしさなのか、なんなのか。泣き声の持つエネルギーは、なんだか気になります。

『月並みなはなし』ワークインプログレス

『月並みなはなし』ワークインプログレス

時間堂

駒込駅前スタジオ(東京都)

2007/10/09 (火) ~ 2007/10/09 (火)公演終了

本公演が楽しみです。
本日22日、観劇予定。

ウォーミングアップがいつもながら面白い。作り手必見の稽古場です。
そのうちWIPも行われていくようになるのでしょう。

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