タロウの観てきた!クチコミ一覧

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『三人姉妹』ワークインプログレス

『三人姉妹』ワークインプログレス

時間堂

駒込駅前スタジオ(東京都)

2008/02/25 (月) ~ 2008/02/25 (月)公演終了

一幕と四幕を
ダブルキャストの入れ替えを含みながら、発表。対話劇以外の部分の迷いというか、演技の共通理解が取れてないように感じられ、どう観ていいのか困る。かなりの難敵と初日まで、どう戦ってくれるのか楽しみです。

ネタバレBOX

四幕の樹・林まで行くと、対話劇ともうまく重なり面白く。統一して片方に寄せることで、モスクワという方向が見えるのは好きでした。
宿題と遠吠え

宿題と遠吠え

FUKAIPRODUCE羽衣

こまばアゴラ劇場(東京都)

2008/02/28 (木) ~ 2008/03/02 (日)公演終了

満足度★★★★

羽衣わーるど。
演劇という敷居の高さをかなり過剰な方向から乗り越えてくるミョージカル。やわらかい世界観の中で、光る歌詞のセンス。そして世界をぶち破る曲者揃いの役者たち。
爆笑してると、歌詞でぐっと持ってかれたり。できればもう一度観たいなぁと。

ネタバレBOX

「15 minutes made」で気になっていたエロ要素も、羽衣世界に入ってしまえば、問題なく。

うちの子いちばん、うちの子いちばん、よその子に〜ばん♪
く〜るっ(笑)
ふ と 透明

ふ と 透明

e.g.MILK

アトリエ春風舎(東京都)

2008/02/20 (水) ~ 2008/02/25 (月)公演終了

満足度★★

地下水脈のような音空間
照明に合わせて様々な表情を見せる美術と、音で創られる空間は、「透明」な感覚までは行きませんが、沈みゆくイメージ。徐々にぶつかっていく先の変化が掴みきれず。最後まで集中して観れたのは、女性陣の存在感からでしょうか。

ネタバレBOX

男性陣のコンビネーションが入って来ると、振りが振りとして見える部分があり、惜しい。意図してないとは思いますが、男性陣の見分けがつきにくい気が。
日本ムーヴメント

日本ムーヴメント

日本ムーヴメント

こまばアゴラ劇場(東京都)

2008/02/19 (火) ~ 2008/02/20 (水)公演終了

満足度★★★

謎豪華。
リアルタイムで体験しているわけではないですが、懐かしさすら感じる世界観。かっこよさを突き抜けさせず、バカに持ってくあたりがかっこ良い。

パイドラの愛

パイドラの愛

HAMMER-FISH

サイスタジオコモネAスタジオ(東京都)

2008/02/08 (金) ~ 2008/02/14 (木)公演終了

満足度★★★★

少年性のようなもの
語弊があるかもしれないが、松井周の舞台からは演出家の姿が見えない。それが真実を具現化しているということなのかはわからないが、無垢で無邪気なこの世界の創造主はタブーをありのままに、ぽんと「置く」。
観てはいけないような後ろめたさと、目を奪われる美しさの間で、人間が動き、喋り、生きている。
あぁー気持ち悪い。

ネタバレBOX

綺麗すぎて気持ち悪い空間。創られた汚さがまた気持ち悪く。

ティアラをつけて出て来るだけで、エロい。
あの触れてはいけない感じが、またエロい。
キラリ☆ふじみで創る芝居『大恋愛』

キラリ☆ふじみで創る芝居『大恋愛』

富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ

富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ(埼玉県)

2008/02/07 (木) ~ 2008/02/11 (月)公演終了

満足度★★★★★

なにもかもぶっ飛んでましたが、
真っ直ぐに突っ走り続ける若さ故の“大恋愛”『ロミオとジュリエット』を確かに目撃。

ネタバレBOX

『ロミオとジュリエット』は“いない”という一幕。それを二幕があっさり、色のついてないただ「子供」というだけの子供や、複数でロミジュリを演じることにより、演劇的に魅せてしまえてることもあり、どうも印象が弱いような気が。役者の魅力で持ってるシーンもあるものの途中から記憶がなく。二幕は対象が複数になったことにより、照れずに、ラブシーンを堪能。笑ったり、きゅんとしたり。

そして三四五幕。危険だと知りながら死神(鬼)へ近づいていく「だるまさんがころんだ」(気付かれなきゃ死なない、死ぬけど)や、喪服で踊りまくる「Go! Go! Heaven」に爆笑。「今はわからないまま踊り続けてる〜♪」は、確かに(笑)
戯曲から解放されていながら、戯曲を演劇的発声で放ち続けるエネルギーが、ロミオとジュリエットっぽくもあり。最後、五幕では、抽象的な美術から墓地の光景が浮かび上がり感動的でした。
霊感少女ヒドミ

霊感少女ヒドミ

快快

こまばアゴラ劇場(東京都)

2008/02/07 (木) ~ 2008/02/09 (土)公演終了

満足度★★★★

誰も追いつけないくらい
またぶっ飛んでくれればなと。改名の噂を耳にしたときは「らしさ」を感じながら、あきれましたが、作品を観たらその理由がなんとなくわかったような。
走り続けるその精神に拍手。

ネタバレBOX

「現在」という空間や時間を個性的な身体と口語でぶち抜きながら、くだらなさ全快の演劇的アイディアでお送りする小指値ワールドはさすが。ただそのリミックス部分が前面に出過ぎて、ぎゅっと心を掴む瞬間や、ひたすらに上昇して突き抜ける場面が少なかったのがちょっと残念。爆笑は爆笑なんですが、小指値だし欲張っちゃいます。
自分達のやってることが「ポップ」というものに収まったり、この文章の1、2行目のような言葉で定着してしまうのは、きっと嫌いなんだろうなぁという気がするので、改名して、またわけのわからないところまで行ってくれれば素敵です。ホントのとこは知りませんが。
あーさんと動物の話

あーさんと動物の話

飛ぶ劇場

こまばアゴラ劇場(東京都)

2008/01/31 (木) ~ 2008/02/03 (日)公演終了

満足度★★★

見え隠れする裏側がどうも気になる。
以前観た『正しい街』と比べても、完成度は高く、どちらかと言えば好み。ただ、作家な人々にはそういう共通した年齢があるのか、団体や演劇(モノヅクリ)に対する思いや現状を重ねて描くその種の作品は、裏側が少しでも見えてしまうとどうも最後の部分で入りきれず。そういう意味では、個人的に当日パンフの文章は書かずに、ただ「込めて」ほしかったかもなと。
門司さんの魅せるようで存在してる演技体が気になる。

15 minutes made vol.3

15 minutes made vol.3

Mrs.fictions

ザムザ阿佐谷(東京都)

2008/01/24 (木) ~ 2008/01/27 (日)公演終了

満足度★★

このイベントの弱点。
ラインナップによって、全体の満足度がかなり左右されるなぁと。

発掘する際の「掘る位置」を見失わないよう、願う。
あと掘ったものを埋めなおして掘るのもなぁと。

ネタバレBOX

■ファンカスキャンパーズ009『ネガメ』★
「劇団名を変え、構成も新たにリニューアル」とのことですが、衝突安全ボディーの頃とたいして変わってないような。設定は荒く、物語は薄い。
世田谷シルクと圧力団体イクチヲステガもそうですが、15分をさらに細切れにするのは、どうなんでしょうか。

■世田谷シルク『あかいくつ?』★
「突然、母が死んだ」のぶっ飛びっぷりは、一瞬おもしろかったが、おもしろではなかったようで。

■圧力団体イクチヲステガ『タブララサ』★
前回も感じたことですが、一個の面白さを徹底的に詰めて描けば良いのになぁと。飽きなのか、寄せ集めなのか、ブレやムラが見えてしまう。

■FUKAIPRODUCE羽衣『丸い絨毯の喫茶』★★★
藤一平さんの存在自体がミョーな世界を生み出している。ミョージカル全開部分でも暴れてほしかったなぁと。個人的にはエロではない別の何かでの妖しさが観たい。

■小沢哲人(oOLOm)『一方ネットの持つこうしたカスケード性、を』★
オープニングの期待値が徐々に下降線を辿り、やがて意識も、、、。
物語かコミュニケーションが観れれば、また違ったかなと。

■劇団競泳水着『記念日 15分版』★★★
魅せる演劇で、舞台に立てている(存在できている)素敵な若手。15分版観たからいいやと思ってしまったのは、トレンディードラマゆえ?
楽しみにしてます(笑)

■Mrs.fictions『戦わない、デイズ』★★
扇田森也演じる斉藤がもう少し見えないと、おもしろさが伝わらない気が。見せ場が流れてしまい、もったいない。最後の余韻は設定も含め嫌いじゃないです。
隣にいても一人

隣にいても一人

青年団

こまばアゴラ劇場(東京都)

2008/01/17 (木) ~ 2008/01/27 (日)公演終了

8演目16組32人
博多っ子としては、8バージョンにない博多編を想像してみたり。

メディア モノガタリ

メディア モノガタリ

三条会

ザ・スズナリ(東京都)

2008/01/17 (木) ~ 2008/01/20 (日)公演終了

満足度★★★★

成立させる身体。
名作の世界に立つ、その重量感が圧倒的。
だからこそ可能な鮮やかな創造。

ネタバレBOX

歌詞がするすると出てくる楽曲は、体内で台詞と重なり心地よく。身体に染み付いていない山口百恵が悔しく。
翼をくださいっ! さらばYS-11

翼をくださいっ! さらばYS-11

ギンギラ太陽's

天王洲 銀河劇場(東京都)

2008/01/09 (水) ~ 2008/01/14 (月)公演終了

満足度★★★★

遂に銀河へ。
14日(月)まで。銀河という名前と、空港に近いことはプラスですが、個人的には西鉄ホールな大きさで2週間3週間とかが嬉しい気も。口コミに強さを発揮する劇団だとも思いますし。
「笑って泣けるエンターテイメント」の看板に偽り無し。進化を続ける代表作です。前回と同じところで涙。新たなエピソードにまた涙。街の景色が変わって見える観劇体験っていうのは、ここの一番の強さかと。

目を見て嘘をつけ

目を見て嘘をつけ

KAKUTA

シアタートラム(東京都)

2008/01/10 (木) ~ 2008/01/16 (水)公演終了

満足度★★

芯の弱さが気になる。
どうもちぐはぐとした前半の印象が悪かったので、厳しめにはなってるかと。脇のエピソードの固め方、役者が良いだけに残念。

ネタバレBOX

物語の中心となる一家の、それぞれの背景、お互いの関係、仕事に対する思いなどなどが描けてなく、想像で補うにはかなり辛いものがあります。逆に脇を固めるエピソードや人物が丁寧すぎるくらいツボを押さえてあり、そこには劇団として脚本家としての強さを感じました。

例えば真路が蕎麦を打とうとして、澄義が怒鳴る場面。
個人的には、蕎麦屋を支えていた母がいなくなり、父は霊視に、店は手打ちを止め冷凍に。そんな中、打とうとしている蕎麦に、母親と姿が重なる「女になってしまった兄」が触ろうとして…というのが好きだし、そうかなと思うのですが、母も、父の蕎麦との距離も、店の状態や評判も、しっかりとは描かれてなくぼんやりとしているため、ただ毛嫌いして理不尽に怒っているように見えかねないなぁと。
妻、火穂子との問題でイライラしているという背景もいまいち見えにくく、電話は瑛のものと混在してしまうため全体の関係が複雑に。最初、鳥飼は瑛が刺した相手かと思ったのですが、違ったのでしょうか。いまいち電話の向こうが見えず。

印象的だったのは、教師カップルのやり取りと、唯一母親が浮かんでくる荒志の背後を振り返るシーン。教師カップルは最初に好きなのがわかる「一緒にご飯食べてるとこ見られると〜〜〜」のくだりが素敵。

前作『甘い丘』では感じられた全体を包む空気が、散漫になってしまった気がして残念。
新年工場見学会08

新年工場見学会08

五反田団

アトリエヘリコプター(東京都)

2008/01/02 (水) ~ 2008/01/04 (金)公演終了

恒例行事
年末年始の疲れと、温かくなった工場に、うとうと。ので、評価は避けます。実家より正月率が高く、もはや親戚の家に挨拶に行くような。そこで、ニセモノと音楽とがやってますと。

ネタバレBOX

作り手側と観客との、アングラに対するイメージの探り合い。「で、アングラってなんだっけ」「こんなんだっけ」「あー、そんなんだ」みたいな感じににやにや。もはやなんだかわからなくなったりもする中、前回の前田さんの司会っぷりを思い出したり。あれがあるのとないのとじゃ、ニセモノという括りや、全体の締まり具合が変わってくる気も。
お台場SHOW-GEKI城「NO.721」

お台場SHOW-GEKI城「NO.721」

spacenoid

フジテレビメディアタワー マルチシアター(東京都)

2007/12/29 (土) ~ 2008/01/02 (水)公演終了

満足度★★

ラストの映像に爆笑。
一見ぶっとんでるようでいて、ステレオタイプな人物設定、物語。個人的には、映像と同じくらい暴れてくれてもいいのになぁと。

ネタバレBOX

他を演劇として作ってる分、舞台上で飲んでることが悪ふざけのようにも。かっこわるく見えてしまいました。

「デモ反対」には爆笑。お台場に繰り出して欲しかったなぁと。
お台場SHOW-GEKI城「近未来パーク」

お台場SHOW-GEKI城「近未来パーク」

とくお組

フジテレビメディアタワー マルチシアター(東京都)

2007/12/28 (金) ~ 2008/01/02 (水)公演終了

満足度★★

物足りなさ。
「TOWER OF LOVE」を観てるので、恋愛ものの絡め方に少し苦しさと、弱さを感じてしまいました。もっとぶっ飛んでも良いのになぁと。

お台場SHOW-GEKI城「音小僧と殻少女」

お台場SHOW-GEKI城「音小僧と殻少女」

グワィニャオン

フジテレビメディアタワー マルチシアター(東京都)

2007/12/29 (土) ~ 2008/01/03 (木)公演終了

満足度★★

根本的な設定に疑問が残る。
最初の疑問がずっとノドにひっかかっている感じで、物語に入っていけず。クライマックスにあの殺陣が来るなら、そこを中心にストーリーを作ってほしい気も。

ネタバレBOX

瞬間的に意識が飛ぶのと、時間の経過で忘れてしまうことは別物だとおもうのですが、過去のシーンで、何故そこまで覚えてないのか。忘れてしまっているのかが、わからず。記憶の改ざんも動機が弱く、思い出すということが、ただ物語を語るための道具になっていて残念。
お台場SHOW-GEKI城「Track Back System」

お台場SHOW-GEKI城「Track Back System」

MCR

フジテレビメディアタワー マルチシアター(東京都)

2007/12/22 (土) ~ 2007/12/26 (水)公演終了

満足度★★★★

上手いというか、ズルいというか。
持ってくる演目の選び方がニクい。一人一人のタレント力はさすがです。

お台場SHOW-GEKI城「宇宙ノ正体・番外編」

お台場SHOW-GEKI城「宇宙ノ正体・番外編」

タテヨコ企画

フジテレビメディアタワー マルチシアター(東京都)

2007/12/22 (土) ~ 2007/12/27 (木)公演終了

満足度★★★★

じんわり。
アウェイとまでは言いませんが、あのお台場までもホームにしてしまう挨拶からの導入は拍手。もの言わぬコミュニケーションが素敵だなぁと。

お台場SHOW-GEKI城「ハリウッド」

お台場SHOW-GEKI城「ハリウッド」

劇団上田

フジテレビメディアタワー マルチシアター(東京都)

2007/12/23 (日) ~ 2007/12/27 (木)公演終了

満足度

パトラクションが観たかったのになぁと。
上田な正装が現れた瞬間、期待値が一気に高まるだけに残念で仕方ない。

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