目を見て嘘をつけ 公演情報 KAKUTA「目を見て嘘をつけ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★

    芯の弱さが気になる。
    どうもちぐはぐとした前半の印象が悪かったので、厳しめにはなってるかと。脇のエピソードの固め方、役者が良いだけに残念。

    ネタバレBOX

    物語の中心となる一家の、それぞれの背景、お互いの関係、仕事に対する思いなどなどが描けてなく、想像で補うにはかなり辛いものがあります。逆に脇を固めるエピソードや人物が丁寧すぎるくらいツボを押さえてあり、そこには劇団として脚本家としての強さを感じました。

    例えば真路が蕎麦を打とうとして、澄義が怒鳴る場面。
    個人的には、蕎麦屋を支えていた母がいなくなり、父は霊視に、店は手打ちを止め冷凍に。そんな中、打とうとしている蕎麦に、母親と姿が重なる「女になってしまった兄」が触ろうとして…というのが好きだし、そうかなと思うのですが、母も、父の蕎麦との距離も、店の状態や評判も、しっかりとは描かれてなくぼんやりとしているため、ただ毛嫌いして理不尽に怒っているように見えかねないなぁと。
    妻、火穂子との問題でイライラしているという背景もいまいち見えにくく、電話は瑛のものと混在してしまうため全体の関係が複雑に。最初、鳥飼は瑛が刺した相手かと思ったのですが、違ったのでしょうか。いまいち電話の向こうが見えず。

    印象的だったのは、教師カップルのやり取りと、唯一母親が浮かんでくる荒志の背後を振り返るシーン。教師カップルは最初に好きなのがわかる「一緒にご飯食べてるとこ見られると〜〜〜」のくだりが素敵。

    前作『甘い丘』では感じられた全体を包む空気が、散漫になってしまった気がして残念。

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    2008/01/13 03:23

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