オールテクニカラー
快快
半蔵門アーツファースト(東京都)
2007/05/18 (金) ~ 2007/05/20 (日)公演終了
満足度★★★★★
ごちそうさまでした。
いくつかの作品で「渋谷」を描いてきた小指値。その中でも今回の作品は一番好みです。
肌触りというくらい、しっかりと作られた空気で連続するシーンが繋がっていく心地よさ。その時間の共有を許しつつ、勝手に飛んで行く身体。面白かったです。
岸田國士を読む!
Hula-Hooper
相鉄本多劇場(神奈川県)
2007/08/09 (木) ~ 2007/08/12 (日)公演終了
満足度★★★★★
演劇って自由。
開演前に配られた脚本を読み、この防御力の高い本をリーディングという形もある中でいったいどう上演するのかと、いらぬ心配。思いっきり吹き飛ばしてくれました。観ることができて良かったです。
リーディングという形を遊び、役者の魅力も前面に出しながら、最後はしっかり岸田國士の『かんしゃく玉』という世界を感じさせる。演劇のおもしろさが詰まった一本でした。あ、一発でした。
多くの人に薦めたい作品だったので、ステージ数がもったいないなぁと。
「岸田國士を読む!」
横濱・リーディング・コレクション
相鉄本多劇場(神奈川県)
2007/08/09 (木) ~ 2007/08/12 (日)公演終了
満足度★★★★★
Aも観たかったなぁと。
Hula-Hooper『クニオと俺と。(入門編)』
※上演戯曲「かんしゃく玉」
http://stage.corich.jp/watch_done_detail.php?watch_id=8336
ポかリン記憶舎『紙風船』
距離の美しさ、そしてエロさ。「そこにいる」だけで伝わってくる魅力は、「そこにいる」ことの素晴らしさを教えてくれます。
東京ハニロボ
あなピグモ捕獲団
中野スタジオあくとれ(東京都)
2007/11/01 (木) ~ 2007/11/04 (日)公演終了
満足度★★
福岡公演が観たいのです。
いつものスライドで行間を広げたり、引っぱったりしない、新しいあなピ。劇団や作家が見え隠れする(勝手にこっちが見ようとしてる?)あたりが、東京の観客や、初見の人の目にどう見えるのかは、もはや客観視できないところもあり不明。
冒頭は久しぶりにあなピらしい疾走感を感じるつくり。もっと音量や密度を上げて圧倒させて、どこかに連れてってほしいと欲張ってみたり。
新・こころ
劇団フライングステージ
駅前劇場(東京都)
2008/03/19 (水) ~ 2008/03/26 (水)公演終了
満足度★★
削れるシーンなどないと思いますが、
もう少し短ければお薦めもしやすいかなと。その丁寧な描き方に、この作品への思いが感じられます。
最初は若干面食らうとこもありますが、ありのままで真っ直ぐなその演技に悪い気はせず。シンプルで鮮やかな舞台美術も気持ちよく。
プール
タカハ劇団
王子小劇場(東京都)
2008/05/02 (金) ~ 2008/05/06 (火)公演終了
満足度★★★
前半の引力。
好奇心をくすぐりながら一気に引き込んでいく前半は見事。中盤、新たに登場した人物が連鎖的に絡んでいかず、終盤の展開も若干唐突な印象なのが少し残念。
夕坂童子
劇団唐組
花園神社(東京都)
2008/05/03 (土) ~ 2008/05/11 (日)公演終了
満足度★★★★
色あせないエネルギー。
一度でいい気もしますが、とにかく観に行って良かったです。
起きていることの一つ一つが開演前の期待と、想像だった部分に、気持ちよくはまっていきました。あの世界観を納得させ成立させる強さは魅力だなと。
そういうものだと思って観に行ったのと、雨の中の紅テントで会場のテンションが高かったのも良かったのかなと。
ジンジャーに乗って
快快
王子小劇場(東京都)
2008/05/15 (木) ~ 2008/05/25 (日)公演終了
満足度★★★
演劇の旭山動物園。
乗ってきました、セグウェイ。
初日の様子だと、試乗会の受付は開場45分前(開演75分前)までとのこと。30人がその時間に来ることはないと思いますが、多いと回らない気もするので、乗りたきゃ早めが良さそうです。
初日はジンジャー独り占めでした。ぐるぐる。
18日にもう一度観る予定です。
今後の変化も期待し、三つ星。
hg
風琴工房
ザ・スズナリ(東京都)
2008/05/09 (金) ~ 2008/05/18 (日)公演終了
満足度★★★★★
渾身の一作。
後半は「伝えたい」という思いが、芝居の前に出てきてしまっている場面もありましたが、演劇の危うさと強さに真摯に向き合った渾身の一作。
WALTZ MACBETH→神戸公演は「3人いる!」に演目変更
東京デスロック
吉祥寺シアター(東京都)
2008/05/09 (金) ~ 2008/05/11 (日)公演終了
失われた時間を求めて
阿佐ヶ谷スパイダース
ベニサン・ピット(東京都)
2008/05/08 (木) ~ 2008/05/27 (火)公演終了
満足度★★
その一歩にはついていけず。
前半は部分部分を楽しんだりもできましたが、後半は身体がついていかず、うとうとと…。少人数とはいえ、複数の人間のアイディアから立ち上げたことで、観念的な方向に行ってしまったのかなぁと。
日本語を読む Bプログラム「白夜」
世田谷パブリックシアター
シアタートラム(東京都)
2008/05/08 (木) ~ 2008/05/10 (土)公演終了
満足度★★★
難しさとおもしろさと。
前半はなかなか言葉から情景が浮かばずに、言葉の強さを追う感じでした。クライマックス、主人公の感情が高まる場面はリーディングならではの良さが。
終演後予定があって、残念ながらトークは聞けず。
茶毒蛾無呼吸引金
Oi-SCALE
こまばアゴラ劇場(東京都)
2008/04/25 (金) ~ 2008/05/06 (火)公演終了
満足度★★
殺伐とした空気は好み。
会話そのものは魅力的ですが、上演時間の長さを含めた全体の構成が好きにはなれませんでした。時間をかけて描かれているものもあると思いますが、そこまではついていけず。
exPOP!!!!!
快快
Shibuya O-nest(東京都)
2008/04/30 (水) ~ 2008/04/30 (水)公演終了
あなたの部品 ファイナル
北京蝶々
早稲田大学大隈講堂裏劇研アトリエ(東京都)
2008/04/19 (土) ~ 2008/04/27 (日)公演終了
満足度★★★
初北京蝶々。
観たい観たいと思っていながら、なんだかこれまで縁がなく、やっとこさ。
設定がしっかり描かれている分、終盤の漫画的な人物や展開がもったいない気が。それだけのポテンシャルが感じられるだけに、そこはストイックに行ってほしかったなと。
飛ぶ痛み
キリンバズウカ
王子小劇場(東京都)
2008/04/25 (金) ~ 2008/04/29 (火)公演終了
満足度★★★
〜じゃない。
関西でも関東でもない、SでもMでもない(ように見える(トークより))、なんだかよくわからないこの団体が、プロデュース公演的な一回で終わるのではなく、次にどうとんがって行くのかが楽しみです。
台詞も身体も現代口語じゃない会話劇、というのもそうですが、小劇場らしさを持ちながら、これまでのそれとは違う変な新鮮さがありました。良くも悪くもバランス感覚がいいのかもと。
「〜じゃない」が「らしさ」になるためにも、定期的な活動を希望します。
ZOKKYののぞき部屋コレクションPart2
ZOKKY
王子小劇場(東京都)
2008/04/26 (土) ~ 2008/04/29 (火)公演終了
満足度★★
贅沢さというよりは、
大変さが勝ってしまった印象の今公演。3本観た達成感はありますが、いろいろと改善点は多いかなと。会場に合わせてのことだとは思いますが、少しトーンが抑えられた感じがしました。
心意気は四つ星ですが、満足度は二つ星、他人に薦めるとますます大変になりそうなのでお薦めはしないでおこうとかなんとか。
おいでおいでぷす
青年団若手自主企画 岩井企画
アトリエ春風舎(東京都)
2008/04/22 (火) ~ 2008/04/30 (水)公演終了
満足度★★★
ぐずぐずの悲劇。
浅い沼地でやってるかのようなゆるさで進行する、ギリシャ悲劇の最高傑作。ぬるーっと小部屋からキャンプへ移行する時点で、なんだかにやけてしまいます。
松井さんと岩井さんの共演が観てみたくなりました。
HIDE AND SEEK
パラドックス定数
ザムザ阿佐谷(東京都)
2008/04/24 (木) ~ 2008/04/27 (日)公演終了
満足度★★★★
趣味の走り方。
出発点は『プライベート・ジョーク』と似ていますが、登場人物たちへの思い入れが滲み出ている分、遊びに見える瞬間があったり。そこを遊びで終わらせないよう捩じ伏せる力はさすがですが、観たことのないそのサービス精神には若干の戸惑いを感じるほど。こういうことができるようになったのも、きっとカンパニー化したからこそだとは思います。
新たな試みや企みにしっかりと答えている俳優陣。いつもの緊張感溢れるやり取りが観てみたかったりもしますが、前に出てくる彼らも魅力的でした。
「邯鄲」「綾の鼓」
三条会
三条会アトリエ(千葉県)
2008/04/19 (土) ~ 2008/04/25 (金)公演終了