タロウの観てきた!クチコミ一覧

41-60件 / 304件中
オールテクニカラー

オールテクニカラー

快快

半蔵門アーツファースト(東京都)

2007/05/18 (金) ~ 2007/05/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

ごちそうさまでした。
いくつかの作品で「渋谷」を描いてきた小指値。その中でも今回の作品は一番好みです。
肌触りというくらい、しっかりと作られた空気で連続するシーンが繋がっていく心地よさ。その時間の共有を許しつつ、勝手に飛んで行く身体。面白かったです。

岸田國士を読む!

岸田國士を読む!

Hula-Hooper

相鉄本多劇場(神奈川県)

2007/08/09 (木) ~ 2007/08/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

演劇って自由。
開演前に配られた脚本を読み、この防御力の高い本をリーディングという形もある中でいったいどう上演するのかと、いらぬ心配。思いっきり吹き飛ばしてくれました。観ることができて良かったです。
リーディングという形を遊び、役者の魅力も前面に出しながら、最後はしっかり岸田國士の『かんしゃく玉』という世界を感じさせる。演劇のおもしろさが詰まった一本でした。あ、一発でした。
多くの人に薦めたい作品だったので、ステージ数がもったいないなぁと。

「岸田國士を読む!」

「岸田國士を読む!」

横濱・リーディング・コレクション

相鉄本多劇場(神奈川県)

2007/08/09 (木) ~ 2007/08/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

Aも観たかったなぁと。
Hula-Hooper『クニオと俺と。(入門編)』
※上演戯曲「かんしゃく玉」
http://stage.corich.jp/watch_done_detail.php?watch_id=8336

ポかリン記憶舎『紙風船』
距離の美しさ、そしてエロさ。「そこにいる」だけで伝わってくる魅力は、「そこにいる」ことの素晴らしさを教えてくれます。

ネタバレBOX

岸田國士の言葉のしなやかな強さが素敵。
『紙風船』の「日曜がおそろしい」というひと言が、印象的で、ずっと心に気持ちよくひっかかってます。
東京ハニロボ

東京ハニロボ

あなピグモ捕獲団

中野スタジオあくとれ(東京都)

2007/11/01 (木) ~ 2007/11/04 (日)公演終了

満足度★★

福岡公演が観たいのです。
いつものスライドで行間を広げたり、引っぱったりしない、新しいあなピ。劇団や作家が見え隠れする(勝手にこっちが見ようとしてる?)あたりが、東京の観客や、初見の人の目にどう見えるのかは、もはや客観視できないところもあり不明。
冒頭は久しぶりにあなピらしい疾走感を感じるつくり。もっと音量や密度を上げて圧倒させて、どこかに連れてってほしいと欲張ってみたり。

ネタバレBOX

何故かサッカーで。
前回感じた国内組と海外組との戦術の理解度、連携の差は感じず。ただ、多少のオーバーラップは見られるものの、まだサイドに弱さが見える。このへんがホーム福岡の【芝居屋コロシアム】戦でどこまで変わるか期待。福岡戦には歴代代表組も合流するようですし。
試合前の国家斉唱がうまくいくよう願っております。
新・こころ

新・こころ

劇団フライングステージ

駅前劇場(東京都)

2008/03/19 (水) ~ 2008/03/26 (水)公演終了

満足度★★

削れるシーンなどないと思いますが、
もう少し短ければお薦めもしやすいかなと。その丁寧な描き方に、この作品への思いが感じられます。
最初は若干面食らうとこもありますが、ありのままで真っ直ぐなその演技に悪い気はせず。シンプルで鮮やかな舞台美術も気持ちよく。

プール

プール

タカハ劇団

王子小劇場(東京都)

2008/05/02 (金) ~ 2008/05/06 (火)公演終了

満足度★★★

前半の引力。
好奇心をくすぐりながら一気に引き込んでいく前半は見事。中盤、新たに登場した人物が連鎖的に絡んでいかず、終盤の展開も若干唐突な印象なのが少し残念。

ネタバレBOX

ラストシーンにその片鱗が見えますが、飲み込まれていくわかりやすいコワさでなく、麻痺していく感覚のその先を描いてほしかったなぁと。
夕坂童子

夕坂童子

劇団唐組

花園神社(東京都)

2008/05/03 (土) ~ 2008/05/11 (日)公演終了

満足度★★★★

色あせないエネルギー。
一度でいい気もしますが、とにかく観に行って良かったです。
起きていることの一つ一つが開演前の期待と、想像だった部分に、気持ちよくはまっていきました。あの世界観を納得させ成立させる強さは魅力だなと。

そういうものだと思って観に行ったのと、雨の中の紅テントで会場のテンションが高かったのも良かったのかなと。

ジンジャーに乗って

ジンジャーに乗って

快快

王子小劇場(東京都)

2008/05/15 (木) ~ 2008/05/25 (日)公演終了

満足度★★★

演劇の旭山動物園。
乗ってきました、セグウェイ。

初日の様子だと、試乗会の受付は開場45分前(開演75分前)までとのこと。30人がその時間に来ることはないと思いますが、多いと回らない気もするので、乗りたきゃ早めが良さそうです。
初日はジンジャー独り占めでした。ぐるぐる。

18日にもう一度観る予定です。
今後の変化も期待し、三つ星。

ネタバレBOX

不条理さえもおもちゃにし始めた、小指値新チーム「快快」。慣れた感のあるジンジャーの操作に比べ、こちらはまだ遊び切れてない印象です。山崎皓司の身体能力と言語感覚にまだまだ助けられているというか。後半に移った瞬間の期待感の高まりは凄いので、もっと遊び尽くしてくれたらと。

一番もったいないのは、ジンジャーで(と)踊るシーンがないこと。
というか乗ってる人と乗ってない人の絡み自体が少ないような気も。
hg

hg

風琴工房

ザ・スズナリ(東京都)

2008/05/09 (金) ~ 2008/05/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

渾身の一作。
後半は「伝えたい」という思いが、芝居の前に出てきてしまっている場面もありましたが、演劇の危うさと強さに真摯に向き合った渾身の一作。

ネタバレBOX

背負った十字架にも、支える柱にも見えるシンプルで力強い美術も印象的。

演劇的にストイックな前半。精神的にストイックな後半。
二つを演じ切った客演陣に拍手。
WALTZ MACBETH→神戸公演は「3人いる!」に演目変更

WALTZ MACBETH→神戸公演は「3人いる!」に演目変更

東京デスロック

吉祥寺シアター(東京都)

2008/05/09 (金) ~ 2008/05/11 (日)公演終了

満足度★★★★

シェークスピヤ
演劇的なビジュアルの強さと、状態と物語が一致する瞬間のおもしろさは流石。開幕の音楽には思わずニヤリ。

ネタバレBOX

バンクォーが殺される場面は爆笑。

大学時代に何度も観た、清水邦夫『楽屋』への引用など個人的な思い入れもあり、マクベス夫人がどう演じられるか期待していたのですが、役を追う演出が中心ではなかったので、そこは別の楽しみ方で観劇。寺内さんの軽やかに喋るコワさも素敵でしたが、佐山さんの一人ワルツから回り狂う場面が特に美しく。

ダンス公演も多い吉祥寺シアターですが、初だというフラット状態の会場。囲みで距離が近いこともあり、新たな可能性を感じたりも。
失われた時間を求めて

失われた時間を求めて

阿佐ヶ谷スパイダース

ベニサン・ピット(東京都)

2008/05/08 (木) ~ 2008/05/27 (火)公演終了

満足度★★

その一歩にはついていけず。
前半は部分部分を楽しんだりもできましたが、後半は身体がついていかず、うとうとと…。少人数とはいえ、複数の人間のアイディアから立ち上げたことで、観念的な方向に行ってしまったのかなぁと。

日本語を読む Bプログラム「白夜」

日本語を読む Bプログラム「白夜」

世田谷パブリックシアター

シアタートラム(東京都)

2008/05/08 (木) ~ 2008/05/10 (土)公演終了

満足度★★★

難しさとおもしろさと。
前半はなかなか言葉から情景が浮かばずに、言葉の強さを追う感じでした。クライマックス、主人公の感情が高まる場面はリーディングならではの良さが。

終演後予定があって、残念ながらトークは聞けず。

茶毒蛾無呼吸引金

茶毒蛾無呼吸引金

Oi-SCALE

こまばアゴラ劇場(東京都)

2008/04/25 (金) ~ 2008/05/06 (火)公演終了

満足度★★

殺伐とした空気は好み。
会話そのものは魅力的ですが、上演時間の長さを含めた全体の構成が好きにはなれませんでした。時間をかけて描かれているものもあると思いますが、そこまではついていけず。

exPOP!!!!!

exPOP!!!!!

快快

Shibuya O-nest(東京都)

2008/04/30 (水) ~ 2008/04/30 (水)公演終了

満足度★★★★

快名。
起きて出かけてバイトして帰って寝て。を20分で。
時間とお金で楽しく遊び、あっという間に観客を掴む。

王子の公演が楽しみです。

あなたの部品 ファイナル

あなたの部品 ファイナル

北京蝶々

早稲田大学大隈講堂裏劇研アトリエ(東京都)

2008/04/19 (土) ~ 2008/04/27 (日)公演終了

満足度★★★

初北京蝶々。
観たい観たいと思っていながら、なんだかこれまで縁がなく、やっとこさ。
設定がしっかり描かれている分、終盤の漫画的な人物や展開がもったいない気が。それだけのポテンシャルが感じられるだけに、そこはストイックに行ってほしかったなと。

飛ぶ痛み

飛ぶ痛み

キリンバズウカ

王子小劇場(東京都)

2008/04/25 (金) ~ 2008/04/29 (火)公演終了

満足度★★★

〜じゃない。
関西でも関東でもない、SでもMでもない(ように見える(トークより))、なんだかよくわからないこの団体が、プロデュース公演的な一回で終わるのではなく、次にどうとんがって行くのかが楽しみです。
台詞も身体も現代口語じゃない会話劇、というのもそうですが、小劇場らしさを持ちながら、これまでのそれとは違う変な新鮮さがありました。良くも悪くもバランス感覚がいいのかもと。
「〜じゃない」が「らしさ」になるためにも、定期的な活動を希望します。

ZOKKYののぞき部屋コレクションPart2

ZOKKYののぞき部屋コレクションPart2

ZOKKY

王子小劇場(東京都)

2008/04/26 (土) ~ 2008/04/29 (火)公演終了

満足度★★

贅沢さというよりは、
大変さが勝ってしまった印象の今公演。3本観た達成感はありますが、いろいろと改善点は多いかなと。会場に合わせてのことだとは思いますが、少しトーンが抑えられた感じがしました。
心意気は四つ星ですが、満足度は二つ星、他人に薦めるとますます大変になりそうなのでお薦めはしないでおこうとかなんとか。

おいでおいでぷす

おいでおいでぷす

青年団若手自主企画 岩井企画

アトリエ春風舎(東京都)

2008/04/22 (火) ~ 2008/04/30 (水)公演終了

満足度★★★

ぐずぐずの悲劇。
浅い沼地でやってるかのようなゆるさで進行する、ギリシャ悲劇の最高傑作。ぬるーっと小部屋からキャンプへ移行する時点で、なんだかにやけてしまいます。
松井さんと岩井さんの共演が観てみたくなりました。

HIDE AND SEEK

HIDE AND SEEK

パラドックス定数

ザムザ阿佐谷(東京都)

2008/04/24 (木) ~ 2008/04/27 (日)公演終了

満足度★★★★

趣味の走り方。
出発点は『プライベート・ジョーク』と似ていますが、登場人物たちへの思い入れが滲み出ている分、遊びに見える瞬間があったり。そこを遊びで終わらせないよう捩じ伏せる力はさすがですが、観たことのないそのサービス精神には若干の戸惑いを感じるほど。こういうことができるようになったのも、きっとカンパニー化したからこそだとは思います。
新たな試みや企みにしっかりと答えている俳優陣。いつもの緊張感溢れるやり取りが観てみたかったりもしますが、前に出てくる彼らも魅力的でした。

「邯鄲」「綾の鼓」

「邯鄲」「綾の鼓」

三条会

三条会アトリエ(千葉県)

2008/04/19 (土) ~ 2008/04/25 (金)公演終了

満足度★★★★★

綾の鼓
シンプルで力強い物語。でやりたい放題。の関さん(笑)。
ならない鼓の音(笑)と、叩き続ける榊原さんが発する、その熱。

このページのQRコードです。

拡大