Rezarの観てきた!クチコミ一覧

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キャガプシー

キャガプシー

おぼんろ

キャガプシーシアター(東京都)

2018/05/16 (水) ~ 2018/05/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

あ〜やっぱり!行って、良かった。
半年前に、観たばかりで、二度目なのに、惹き込まれる世界。
大掛かり(に感じた)な仕掛けや、テントならではの空間を、活かした演出も増え、色濃く広がる世界に、どっぷり浸かって、 素敵な一時が過ごせました 。
前回も今回も、夜公演。今回は日が長くなり、始まる頃には、明るい舞台の中で、暗転が効かないのは、どうなんだろうと不安を抱えつつも、どんどん夜が更けていくのと、物語の深まり方が 相まって、すごく良かった。 2度目ということもあり、セリフの良さが、 とっても心に沁みました 。
表面だけ捕らえると、若者向きの感が強そうだが、深層心理に語りかける深い物語だと思う。
拓馬ならではの魅力が詰まり、【おぼんろ】でしか、創り出せない作品でした。

キャガプシー

キャガプシー

おぼんろ

おぼんろ特設劇場(東京都)

2017/11/08 (水) ~ 2017/11/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

拓馬の真の魅力が詰まった、とても素敵な作品でした。個人的には、かなり好き。リンP 不在だけが、残念だけど、、、とても大満足。時間がない中、無理してでも、見に行ってよかったと思える作品でした。
明日までとは、本当に、残念、、、ぜひ、ぜひ、お勧めです。
今宵は、風も強く、かなり冷えてました。寒さ対策は、必要ですね。

ネタバレBOX

テントが軋む音も、風でテントが、バサバサする音さえも、作品に合っていた。
夜だったので、かなり暗めだが、おぼんろ、らしさを活かしなから、空間利用が成功していた。

トラワレ(藤井としもりさん)の、魂の叫び、嘆き、つぶやき、、、 抱いたことの無い感情の息吹による、不安、葛藤、、、とても繊細でした。時にドス黒く、 そして無のような透明感で、影を見せてくれる、流石の存在感でした。

ツミ(わかばやし めぐみさん)、盲目の人形師(キャガプシー造り師)、暗闇の中でも、想いに突き動される言動、感情に、惹かれました。そして、一筋の光として感じる場面も有、とても素晴らしかったです。

ネズミ(さひがしジュンペイさん)の悪党の中に潜む、悲哀、切なさ、苦しみが痛く、憎みきれなかった。 ただの憎まれ役ではない仕上げ方が、秀逸でした。

邪悪とか、真の純粋さとか、目には見えないものを、色濃く見せる演技力に、魅せられます。
誰しも持っている感情なのに、隠したり、誤魔化したり、忘れてしまう、現実のなかでの、切なくも輝く一筋の光が良かった。
「ヴルルの島 」

「ヴルルの島 」

おぼんろ

ラゾーナ川崎プラザソル(神奈川県)

2016/11/30 (水) ~ 2016/12/11 (日)公演終了

満足度★★★★★


正直言って、<ルドルフの両翼>が、少し物足りなかったが、おぼんろの紡ぎ出す世界観が好きなので、見ることは決めていた。
そして、やはり期待通り、大正解でした。

川崎は、我が家より遠いので面倒。なので、川崎は、ほとんど行ったことがない。
雨の心配不要の駅直結「ラゾーナ川崎プラザ」は、クリスマスのイルミネーションが、煌びやかに輝いているし、多目的ホールと言っても、どうなんだろう?と、おぼんろの世界観との相性を、心配したが、ゴミ美術と呼ぶには、もったいないほどの雰囲気たっぷり!おぼんろにしか、創りだせない物語の世界が、広がっていた。
そして何よりも、キャストの秀逸な演技で、たっぷり、ヴルルの島に、旅してきました。

切なくも、愛おしい、素敵な作品でした。

挽歌

挽歌

トム・プロジェクト

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2016/11/30 (水) ~ 2016/12/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

挽歌

震災の傷は、あまりにも大きすぎ、 乗り越えられる壁さえも、見失ってしまう。それでも、微かでも、明るい光が見える時がくる事を、信じられるような素敵な作品でした 。
***申し訳ございません追記します***

ネタバレBOX

舞台中央は、短歌 サークル<の会> のメンバーが 集まる高山家の居間、木の温もりが、人々の優しさを囲むようでした。

両脇が階段で、後ろ側もコンクリートの打ちっ放しのような野外として、使われていたので、場面転換もスムーズでした。右奥の壁面に、映像で、短歌が文字で映し出されていて、分かりやすかったです。短歌を より深く感じられて、良かったです。
酔いどれシューベルト

酔いどれシューベルト

劇団東京イボンヌ

ムーブ町屋・ムーブホール(東京都)

2016/11/15 (火) ~ 2016/11/18 (金)公演終了

満足度★★★

Aチーム
生演奏に、声楽家の素敵な歌声で、楽しめました 。
場内は、大爆笑ではないが、何度も 笑い声に包まれた。
が、コメディと言える程では無い。。。
初日だったので、仕方ないと思いますが、テンポと間が、もう一つと感じてしまいました。

ネタバレBOX

シューベルトがまだ売れてなかった時代から、亡くなるまでの物語。
ラストに救いはあるが、ある意味、悲劇的である。
が、キャラクター達の見せ方は、面白かったが、その分やはり 、シューベルトの悲哀や苦悩という部分の思いが、積み重なっていかず、なんとなく緩やかな感じだったのが、ちょっと残念な感じがしました。
笑いを含めた構成が多すぎて、私にとっては、最後の感動には、いたらなかったです。

石田さん演じるシューベルトは、いかにも芸術家らしい繊細さが、とても雰囲気でした。

魔王と赤いドレスの方の歌声が、特に素敵でした。
赤いドレスの方は、腕や指の動きが、とても表情豊かで 、もっと見たいと思いました 。

古びた酒場の雰囲気の美術や衣裳も、とても良かったです。

酒場の主人役の方も、魅力的でした。

照明も豊かなカラー使いや、悪魔の影を映し出したりと、素敵でした 。
治天ノ君【次回公演は来年5月!】

治天ノ君【次回公演は来年5月!】

劇団チョコレートケーキ

シアタートラム(東京都)

2016/10/27 (木) ~ 2016/11/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

傑作
本の着眼点や構想も素晴らしいが、無駄を省いて省いての演出が、より一層、その時代の空気や想いを濃厚に、仕上げることに、成功している。
役者陣の眼差しや佇まいが饒舌で、逃れられない宿命だけでなく、民や家族、共への愛の滲ませ方が秀逸。
見る側に、とても深い余韻を残す、傑作でした。

Infinity

Infinity

ハグハグ共和国

萬劇場(東京都)

2016/09/07 (水) ~ 2016/09/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしかった
さすがの劇団の代表作。
過去 、見に行った方々の満足度も高く、評判が良かったので 、私も見たいと思ってた作品。
再演に感謝し、見に行って本当に良かった。
多くの方に、おすすめしたいと思える素敵な作品でした。
重くなりがちなテーマを扱いながらも 、とにかく明るく明るく見せてくれる。
場内すすり泣きが、響いてたが、ただの悲しみではなく、何かへ続く道と、 素敵な余韻が残る作品でした。

イエドロ落語2016

イエドロ落語2016

OuBaiTo-Ri

小劇場 楽園(東京都)

2016/09/02 (金) ~ 2016/09/07 (水)公演終了

満足度★★★★

面白かった
イエドロ落語の魅力に、新たな風が加わり、とっても面白かったです。 過去作品を、新たな構成と演出で、 新しい作品として仕上げていて、良かった。3人の実力ある役者さんでしか、創り出せない空間が、魅力的でした。

ネタバレBOX

イエドロ落語は、2回しか見ていないが 、過去の作品に比べ 、ややポップな印象で、かなり笑った。

役者さんの表情も視線も饒舌で、魅力が輝いていて、よかったです 。

劇場の中央に、斜めにとった長方形の演技スペースに、 木製の小机(?兼長椅子的に使用)と大きな壺。
シンプルなセットだが、 障子戸を上手く使い、光と影や照明を、生かして、雰囲気が合っていた。
ブラック祭2016

ブラック祭2016

メガバックスコレクション

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2016/08/11 (木) ~ 2016/08/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

二度目
七鬼神編を 見たかったが、スケジュールの都合により 、行けなくなってしまい、とても残念です 。
2度目のRS 編を見ました。 最後の最後まで分からない物語は、 他では味わえない魅力がありました 。やっぱり面白かったです。

ブラックルームから一人消すことに成功(?)し、7になり部屋から、無事に脱出できる三人を当てた、ご褒美(?)を ダブルで 頂きました。ありがとうございました。

トランプで出たカードにより進行していく作品なので 、途中経過もラストも、 波乱万丈。

テーマ『 他人を使う男 自分で動く女』 としての 役柄を、 熱演 していました 。

ネタバレBOX

当パンが無かったので、 役名わからな いが、 残った3人 が良かった。
フリーター 役、終始腹の中が見えない 不気味さと、 ラストで溢れる心情の見せ方も良かった。

クールビューティーと呼ば れていた、冷静だった女が、選ぶ言動や、最後に扉を閉める瞬間に、心情が暴発する感も良かった。

彼女を守ると言い張ってたはずなのに、ラストで 、本音を語った場面では、 自分の選択(脱出できる三人に選んだこと)を後悔したけど、 変貌ぶりがよかった。
けど、もっと女を抱いた方がいいかな?!?!(笑)

ホストとアシスタントの女性 も、良かった。

ホスト (卓巳さん)は、 初日のブラック ルーム にて、犠牲者としての激怒が、スゴかっただけに、役柄の違いも、 魅力的でした 。
この店から、ブラックルームに指令を届ける女性の立居振る舞いも丁寧で、VIPな客 を相手にする様な感も良かった。

だけど、進行状況のトランプを見せるボードの前の女性は、緊張感、無さ過ぎ。
セリフが無くても、作品の世界感の一端なのに。。。引き受けたからには、責任もって演る意識は、もって欲しいです。
『役柄』ではなく、単なる受付の人のような『係』だけかも?しれないが、 、、それならそれで、衣装を思いっきり変えるとか、ボードの後ろに座らせるなり、 あえて『別物』を、強調した方が良いと思いました。 
ブラック祭2016

ブラック祭2016

メガバックスコレクション

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2016/08/11 (木) ~ 2016/08/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

RS
めちゃ、面白い❣観客参加型と言うか、一緒に物語を創れる?と言ったら、大袈裟だが。。。絶対に、先が読めない、恐怖と面白さ。
でも、役者陣にとっては、本当の地獄?
観劇というより、イベント的ゲーム感覚が強いけど、ブラックルームならではの展開に、ハマル。

参加と言っても、ほんのチョットだけ。イジラレたくない人は、しっかり拒否できるので、安心して、高みの見学。
臨場感楽しめます。
しかも毎日、テーマも役者も変わる。
ぜひ、お試し下さい。

悪の甘い香りに、すっかり酔わされ、、毎日参加したいけど、明日から、東京を離れるのが、残念でたまりません。

ネタバレBOX

最初に、ホストから、ゲームのルール等説明有り、客席のひじ掛けの右に、トランプと投票券が、付いている。
そのトランプを裏返せば、一切、参加せずに、楽しめます。

頭初、七邪鬼編的な物語的で、ラストが違うだけだと想像してたが、全然違った。

ブラックルームに入れられた人々が、受けた指令は、 決して、人を殺してはイケないが、トランプを使ったゲームで、生き残りを賭ける 。
途中から観客が参加して 、物語が進むので 、最後まで、全くわからない。
ブラック祭2016

ブラック祭2016

メガバックスコレクション

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2016/08/11 (木) ~ 2016/08/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

五邪鬼編
2度目なので、余裕で見れると思ったが、やはり引き込まれ、展開にドキドキでした。後半、物語が変わった?と思ったら、、、勘違い?
役者さんが変わると、かなり印象も違い、初観劇のように、楽しめた。
2度目の方も、堪能できますね。
RS編にも、期待です。

ネタバレBOX

天井から、まさか、落ちてくるとは!!!!!
あー、ビックリ!!!した。

夏に死す

夏に死す

劇団桟敷童子

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2016/08/02 (火) ~ 2016/08/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

忘れえぬ夏
老い、痴呆症、介護と重くなりがちなテーマを題材にした作品だが、それ以上に、人の温もり、優しさ、愛おしく感じる、素敵な作品でした。

ネタバレBOX

登場人物全員と言っていいほど 、訳ありの人生 。
それもまた 生きる 意味であることを、感じた。

痴呆症 の父 の親族等と 、自然農園『Bee』の人々の対比が、鮮やかすぎるきらいがあるが 、それも立場の違いと納得した 。

単純なハッピーエンドではないが 、未来には、 希望が あると信じられる素敵な 作品 でした。
CALL AT の見える桟橋

CALL AT の見える桟橋

メガバックスコレクション

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2016/07/01 (金) ~ 2016/07/09 (土)公演終了

満足度★★★★★

Aチーム
2度目なのに、客席につく前に、物語の空間に飲み込まれる..
美術だけでない、空間創りが、素晴らしい。
前回は奥のほうに座ったので、船の方があまり見えなかったので、今回は、やや手前の最後列に座り、全体がよく見えた。
部分的に、照明の色や当て方も変えていて、より一層、雰囲気のある空間を、じっくり味わった。

唯一の人間4人(?)の会話に、目が奪われながらも、世界観を色濃くする桟橋の住人達の佇まいや言動を、堪能しました。

微笑みの影の切なささえも、愛しく思える、素敵な一時を過ごせました。

ネタバレBOX

前回見えてなかったミルフィー(井上正樹さん)の言動が、愛嬌があり、よかった。
CALL AT の見える桟橋

CALL AT の見える桟橋

メガバックスコレクション

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2016/07/01 (金) ~ 2016/07/09 (土)公演終了

満足度★★★★★

Bチーム
チケットもらって、振り返れば、もう、物語の世界が広がっている。
開演前から、ステージに佇む登場人物(?)が、ミステリアスな世界に、
誘っていた。メガバ風味が効いた、ハートフル作品。切なくも、勇気がもらえる、とても、とても、素敵な物語でした。
あ~!もう!メガバの作品って、クセになるなぁ~。もう一回、見よ~う!っと。

ネタバレBOX

この世とあの世の狭間、次第に明かされる謎と嘘の真意に、心に迫る温かさを味わわせてもらいました。

ラスク(滝さん)、ライア(小早川千恵子さん)の距離感の縮む感が、絶妙で秀逸。
ライアが、とても魅惑的。ちょっと、意地張る感や、女らしさも絶妙で、ラスク(滝さん)との掛け合いも最高でした。

童話作家を夢見る、スキーニ(久下綾香さん)の、純真さと不思議ちゃん感も、良かった。

ビスケ(鈴木ゆんさん)、クッキー(奈良勇治さん)、この世の物ではない感が、凄く効いていた。なんだか怖そうで、でもなんだか可愛いような不思議さと、不気味さ(もちろん、誉め言葉です)で、狭間の世界観を色濃くしていて、とても良かったです。
Hit or Miss

Hit or Miss

メガバックスコレクション

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2016/04/29 (金) ~ 2016/05/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

2回目
どうしても、観たいけど、時間が、、、

簡単なあらすじに、しちゃうと、苦手なAQUA。と思いつつも、ラストのAQUAの呟きが、効いていたなぁ~と、惹き付けられながらも、都合により、今作。

やっぱり、素晴らしい作品でした。

重厚なテーマと緊迫感の中、軽快な会話に、威力があり、とても魅力的な作品でした。

前回とは、ちょっとだけ違う演出も、楽しめた。今回は、兵士が2人で、舞台上すっきりして良いが、個人的な趣味では、英語がわからない、無言の兵士の存在も大きかったように、感じた。

メガバの作品は、やはり、味わい深い。

「江戸系 諏訪御寮」「ゲイシャパラソル」

「江戸系 諏訪御寮」「ゲイシャパラソル」

あやめ十八番

サンモールスタジオ(東京都)

2016/05/27 (金) ~ 2016/06/05 (日)公演終了

満足度★★★★

初見でした
面白かったし、達者な役者さんに、生演奏で、見応えありました。

客席間の通路も使っていたが、舞台(演技スペース)が小さく感じ、もっと大きいステージ用の演出だったのでは?と、感じてしまい、好みが別れるのかな?と思ってしまった。

ネタバレBOX

やはり、生演奏は良い。

ところどころに、差し込まれる生演奏、歌にダンスと、テンポ良く、構成は面白かったけど、演技スペースが小さかったのでは?
なので、多人数の役者さんがでる場面は、迫力よりも、ごちゃごちゃ感の方が、強く感じてしまった。
動きも声も、大きく感じ、もう少し広いスペース、離れた客席用に、感じてしまった。
力量のある役者さんばかりなので、発声法が良いのであろう、声の響きがとても良かった。
なのに、音量が大きく感じてしまった、、、

歌も、幅広い客層が解り易い選曲だが、わざと音を外す面白さも、絶妙(上手)すぎて、逆に笑えず、必要性に疑問を感じてしまった。
他の部分を、キチンと歌っていたので、演出なんだろうなと、思うが・・・

ラストに、うるっときた良い作品でした。

諏訪御寮(金子侑加さん)か゛、素晴らしかったです。
AQUA

AQUA

メガバックスコレクション

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2016/04/29 (金) ~ 2016/05/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

一途な想い
個人的な趣味では、狂気色の強い作品は、苦手なのだが、それ以上に感情が強く揺すられる、引き込まれた作品でした。

冒頭の小さな歪みのような謎が膨らんでいき、月日を取り戻すかのような、感傷的な中盤から見えてくる真実。

衝撃のラストでした。

ネタバレBOX

父(滝さん)とAQUA(杉坂若菜さん)の創りだす空間が、素晴らしかった。

簡単過ぎる、あらすじにしてしまうと、悲劇だし、正直、自分の好みではない。
なのに、なのに、凄い作品として、記憶に残り、もう一度観たいと思ってしまう。
罠に、はまったのかしら・・・


父娘が、失った日々を取り戻そうと、過ごす時間の緩急に、引きずり込まれた。
ほのぼのとした、肩の力が抜けてゆくのも束の間、小さな違和感が、かすかな疑問と恐怖を、確実にしていく。

そして、衝撃のラスト!!!


AQUA(杉坂若菜さん)の天真爛漫な純真さから、愛憎への変貌が、素晴らしかった。

ガイラスと6人の死人

ガイラスと6人の死人

メガバックスコレクション

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2016/04/29 (金) ~ 2016/05/08 (日)公演終了

満足度★★★★

楽しかつた
生きている人間同士の会話と、死人同士の勝手な会話が、交差したり、すれ違ったりと面白かった。
ガイラスにしか見えず、会話もできない死人達の自由奔放さも、可笑しかった。、

まさかの、メガバの下ネタ?と驚きつつも、ご愛敬?程度。
だが、それも不器用すぎる?愛ゆえ?????

ネタバレBOX

自分の犯した罪に、悩んでいるのか?死人の身勝手さに辟易しているのか、何かを秘めている感のガイラス(三村慎さん)、良かった。

ガイラスを犯人として追っているようで、自分の手柄欲しさなのか?違う想いが目覚めたのか?の女保安官(鈴木ゆんさん)の身勝手で能天気な感じも、良かった。

かなりの回数の暗転が、とても、効果的で、愉快な奴らが、次は、何を言い出すのかと、楽しみでした。
Hit or Miss

Hit or Miss

メガバックスコレクション

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2016/04/29 (金) ~ 2016/05/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

四作品の中で、一番好き。
異色の四作品を同時上演、しかも、三作品に滝さんが出演とは、ファンには、とても嬉しい。
スケジュールの都合で、一回しか観られないのが、とても悔やまれる。

やっぱり、滝さんの本も、演出も、演技力も、素晴らしい。
と毎回、同じ感想だが、今作は、特にメガバ初見の方に、絶対、お勧めしたい。
メガバの醍醐味を、堪能できる。

誘拐事件の真相が見えてくる中、理想論を阻む現実と社会問題、予想外のラストは、深い余韻を残す。

四作品の中で、一番好き。

ネタバレBOX

『行き当たりばったり』と言いながら、即断即決の頭脳と先見の目、実行力に優れているセイバー(滝さん)が、秀逸。
簡単に要求を飲みつつ、冷静に現実を直視し、分析し推理を語る姿は、ただのワンマン社長ではない。ユーモアのセンスや愛情表現も、素敵でした。

娘ティル(佐藤里緒さん)は、正義と誠実さに、押されて大胆な行動に出るが、まだまだ甘かった。
社長令嬢として、裕福で溺愛されてきた日々と、近い未来が見えてしまった・・・だからの決意が伝わり、良かったです。
シュワロヴィッツの魔法使い2

シュワロヴィッツの魔法使い2

メガバックスコレクション

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2016/04/29 (金) ~ 2016/05/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

2ですが
初見の方も、楽しめる内容。しかも、4作品通し券が6000円とは、とても有り難い!!!
もちろん、全て観ます。

魔法使いという設定は、幻想的でありながら、物語は、生と死の逃れられない現実も突き付けてくる。
全てを解決してくれる魔法ではない設定が、効いている。
魔法は一つだけ、しかも一回だけが、活きてくる展開が、流石でした。
真実が明らかになっていくと、切なさと苦みも増していくようで、、、でも、苦悩の先に見える感動が良かった。
いつもながら、メガバらしい余韻に浸れる、素敵な作品でした。

ネタバレBOX

マグ(滝さん)寡黙なのに、哀愁が語る月日は、饒舌でした。
やっぱり、さすが!

トロイ(松尾祥磨さん)の、優しい兄らしさも、良かった。

エバ(前田瀬奈さん)、しっかりしてるけど、女の子らしい魅力が、良かった。

リージャ(未悠さん)諦めきれない想いと、強い決意の底にある、すがりたい脆さの前半。焦燥感で曇った瞳が語る苦悩の末の終盤から、目の輝きを取り戻したラストへの変貌が、良かった。

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