獣の柱
イキウメ
シアタートラム(東京都)
2019/05/14 (火) ~ 2019/06/09 (日)公演終了
「ボードゲームと種の起源・拡張版」
The end of company ジエン社
こまばアゴラ劇場(東京都)
2019/05/29 (水) ~ 2019/06/09 (日)公演終了
満足度★★
ジエン社の作品を観るのは3本目。毎回、同時多発の会話劇はいつも精巧でタイミングも難しそうなので役者もすごいなと感心するものの、面白いかどうかは別問題。あと劇場が寒くて凍えた。
「いろいろなおんな。」Volume2
演劇ユニット「みそじん」
OFF OFFシアター(東京都)
2018/07/26 (木) ~ 2018/08/05 (日)公演終了
満足度★★★
ここ最近はピヨピヨレボリューションや艶∞ポリスなど女優が大半を占める作品を観る機会が続く中で、みそじんはタイトルそのまま登場人物12人すべて女優。3劇団の中でも最も等身大で身近にいそうな女性が描かれていて印象的でした。4本の短編が一見無縁のようで、無縁でない作りは面白い。正確には★★★☆(3つ半)。また拝見したい初見の役者さんもいたが、配役表だけでは判りにくかった。
ジャーニー
AnK
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2017/02/22 (水) ~ 2017/02/26 (日)公演終了
満足度★★★
初AnK。女性らしい細やかさで描かれた、緩め&可愛らしいファンタジーかつRPG的な世界観、ってRPGやらないからあくまでイメージ。中央に位置する狭いステージとその周りで繰り広げられる宇宙。イメージを膨らませながら観る楽しさ。
Peach
INUTOKUSHI
シアター風姿花伝(東京都)
2017/02/22 (水) ~ 2017/02/27 (月)公演終了
満足度★★
コメフェス2013で犬と串を初めて観た時の衝撃を思い出す作品。あれから個々の役者は外の作品で客演したりテレビドラマに出たりと活躍も目覚ましい。なのに劇団公演となると初見の頃と勢いもくだらなさも変わらない徹底ぶり。まだそのお下劣するのか…とも正直思ってしまった部分も散見したが、セットや衣装は凝ってて可愛く、面白いパートもたくさんあったし、犬と串はずっとこうなんだろうと再確認した。
もれなく漏れて
ぬいぐるみハンター
OFF OFFシアター(東京都)
2017/02/22 (水) ~ 2017/02/28 (火)公演終了
満足度★★★★
ヒロインの見里瑞穂さん、初見でしたが驚くほど良かった。少し無茶な設定や突飛でたっぷりのセリフたちを、妙な説得力をもたせて不思議に可愛らしく魅せる勢いは作・演出の巧さも感じます。個性的な登場人物たち全員がイキイキと魅力的で、たっぷりのユーモアの中で照れくさげに散りばめられる素敵な言葉たちがとても良い。役者たちのちょっとしたしぐさや、本当に細かい表情も初日とは思えない素晴らしさ。そして予想を超えたストーリー展開ですっかり世界観に引き込まれてしまった。ぜひ続編もやってほしい!
淵、そこで立ち止まり、またあるいは引き返すための具体的な方策について
カムヰヤッセン
ワテラスコモンホール(東京都)
2017/02/16 (木) ~ 2017/02/19 (日)公演終了
満足度★★★★
2010年の「やわらかいヒビ」以降、断続的ながらカムヰヤッセンを観続けており、活動休止公演という事実がとても寂しい。意味深長な作品名ではあるが、作品を通して活動休止の理由が推し量れることもなく、少しだけ垣間見えた堅さが初日を感じさせる以外は安定したカムヰクオリティ。役者・北川大輔の肩肘張らない演技がとても良く、雄弁で美しい照明効果とともに印象に残る。再び全員揃っての復活公演を待ちたいと思う。
Gliese
ピヨピヨレボリューション
シアターノルン(東京都)
2016/04/01 (金) ~ 2016/05/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
熱量が物凄い
旗揚げ公演からの三作品すべて拝見した中で、一番好きでした。鳥肌が立つほど美しいハーモニーやダンスの素晴らしさはもちろん、登場人物のキャラクターやメイクなどを突飛にさせすぎずにストーリーを成立させた点が良かった。右手さんの演技力は旗揚げ前から際立っていましたが、その他のメンバーの演技や歌唱の飛躍が目覚ましく、もっともっと面白くなる劇団だと実感。
黒塚
木ノ下歌舞伎
こまばアゴラ劇場(東京都)
2015/03/11 (水) ~ 2015/03/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
念願
週に1〜2本の観劇ペースの中、久々にワクワクする作品に遭遇。歌舞伎は詳しくないまま時折行きますが、木ノ下歌舞伎ほど高揚はしないかも。臨場感とわかりやすさ、光と影、そして音楽も素晴らしく、エンターテインメント性満載の作品でした。
家族
オーストラ・マコンドー
吉祥寺シアター(東京都)
2015/03/05 (木) ~ 2015/03/15 (日)公演終了
満足度★★★
久しぶりのマコンドー
3年前に観たのを最後に敬遠していたが、新メンバーと客演陣が素敵なので興味を持ち久しぶりに観劇。家族をテーマにした涙腺をくすぐる作品。主人公・紀子を演じる趣里さんを初めて観たが、折れそうに細いのにしっかり声が出る所作の美しい素敵な役者さんでした。役者みなさんがステキ、物腰や所作が美しく、絶妙なポイントで流れる歌にもヤラレタ。原作の映画をきちんとは知らなくとも旧き佳き・・・を感じたものの映画を知っていた方が面白いのだろう、とは思った。
走るおじさん
あひるなんちゃら
駅前劇場(東京都)
2015/03/05 (木) ~ 2015/03/09 (月)公演終了
満足度★★★★
駄弁芝居
まさに言い得て妙。上手い役者、決して上手いとは言えない役者、そして不思議な間を持つ役者・・・それぞれの使いどころが巧く、とても楽しく観た。
運命の女
味わい堂々
スタジオ空洞(東京都)
2014/12/10 (水) ~ 2014/12/14 (日)公演終了
満足度★★★★
そうきたかー!
女友達に翻弄される女性が主人公・・・前日に観たロ字ックを思い出す設定で(またこの手の話か、と)個人的に閉口しかけたのはまったくの杞憂に。
浅野千鶴は安定した上手さ、そして今回は宮本奈津美が非常に良い。主演の2人を知り尽くした上で作られる作品だからこそ生まれる空気感は3人ならでは。初めて味わい堂々を観たときのガチャガチャした作風から大人になったなーと、作品の余韻とともにしみじみ思う。
小指の思い出
東京芸術劇場
東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)
2014/09/29 (月) ~ 2014/10/13 (月)公演終了
蕎麦屋の兄妹
あひるなんちゃら
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2014/09/06 (土) ~ 2014/09/15 (月)公演終了
満足度★★★★
大満足
男友達バージョン→女友達バージョンの順で観る。広い客席や劇場をこんなに有効活用できるのはあひるなんちゃらならでは。脚本の内容がホントに同じで成立することにも驚きつつ、なのにちゃんと別な感じで観ることができるし、常連の役者の役割がたいてい同じなのにいつもちゃんと面白いことも興味深い。1本目堪能して、もしかして2本目飽きてしまうかも・・・と思ったのに、さらに面白かった。観劇前には評判の美味しいお蕎麦も食べ、1本目と2本目の間には近くのお祭りも堪能して、大満足の1日。
怪獣使いの娘たち
味わい堂々×バジリコFバジオ合同公演
駅前劇場(東京都)
2014/06/18 (水) ~ 2014/06/24 (火)公演終了
満足度★★★★
大人の寓話
久々に観る3人揃った味わい堂々と初めてのバジリコFバジオがうまく合わさって不思議な世界観を醸し出し、退屈しないダークなおとぎ話を読んでいるような面白さ。過去作品(会場で一部販売)も含め人形類が非常によく出来ていて感心し販売価格の安さに驚くも、やはり家に置いておくのは怖い・・・苦笑。
新・空中楼閣のブルース
東京ジャンクZ
早稲田大学大隈講堂裏劇研アトリエ(東京都)
2014/05/22 (木) ~ 2014/05/28 (水)公演終了
満足度★★★
色んな意味であつかった
セットの作り込みと役者の熱演、ストーリー構成(ツッコミどころ満載のストーリーではあるが)は良い。特に乱闘シーンはきちんと型を作り込んだ上にエネルギッシュで素晴らしい。この規模の学生演劇で休憩込み2時間10分という長さでこのチケット代というのも驚きだし、お尻の痛みと後半の暑さを除けば、飽きずに観られたことにも驚いた。☆3.5。
フサエ、100歳まであと3年
小松台東
OFF OFFシアター(東京都)
2014/05/08 (木) ~ 2014/05/13 (火)公演終了
満足度★★★★
宮崎弁と役者力が光る
宮崎弁で繰り広げられるこの劇団の作品を拝見するのは4本目。方言がもたらす空気感みたいなものだけは共通するが、毎回ガラッと作風が変わって面白い。また役者の選びと使い方がいつもうまい。特に常連の佐藤達はどんな役でもいい味を出す。
Time is bombers
丸福ボンバーズ
APOCシアター(東京都)
2014/04/29 (火) ~ 2014/04/30 (水)公演終了
満足度★★★★
評判通りの面白さ
ショートスケッチと呼ばれる短編が次から次へと繰り広げられる。踊りも少しあったり、生歌も素晴らしく、笑いも満載な120分。バラバラかと思った短編の行き着く先も興味深く、かなり緻密な構成。テレビやCMで見るような役者たちがすぐ目の前にいる贅沢さだけでなく、作品としての楽しさも充分に味わえた。観客を楽しませたいという思いが作品にだけでなく、チケット代に含まれるドリンクが種類豊富で美味しかったり、劇場1階のカフェで公演期間だけ出すメニューが美味しそうだったりと、随所にアットホームな雰囲気が感じられてとても心地良い。今回は本公演ではないようだが、本公演も観てみたいと思った。
きゅうりの花
ハイリンド
小劇場B1(東京都)
2014/04/02 (水) ~ 2014/04/07 (月)公演終了
満足度★★★★
安定感抜群
初めてのハイリンドを初めての劇場で拝見。土田英生氏が書く社会風刺をチクリと感じる軽妙な会話劇が面白く、役者にもとても合っていて、劇団としての安定感を感じた。多根周作さんはここ最近で3本ほど拝見しましたが、外見を大きく変えることなくどんな役にもハマる素晴らしい俳優ですね。
記者会見+爆音上映会
ツリメラ
サンモールスタジオ(東京都)
2014/04/01 (火) ~ 2014/04/01 (火)公演終了
満足度★★★★
1年間の活躍お見事
2年連続で記者会見に参加。去年も嘘みたいな面々に驚いたが、企画も布陣もさらにパワーアップしており豪華極まりない。タクシーPの運命の行方に月刊小玉久仁子の無許可参戦の可否と内容も見応えもたんまり。採算度外視の気合い充分のハイクオリティさが、たった1年で映画化の話が持ち上がるほどのムーブメントになる所以でしょう。タクシーPの運命は非常に残念ですが、これからのツリメラもますます目が離せません。そして振り付け完コピで会場を沸かせたNICONICOの再登場にも期待したい。