SKY with DIAMONDS
コンドルズ
イムズホール(福岡県)
2010/08/20 (金) ~ 2010/08/21 (土)公演終了
満足度★★★★
まだ継続したい。
いつもながら満足した。
今回は会場にワークショップ参加の子供や新しいファンもいたためか少し違う空気だった。
後ろの席の子供たちのお喋りには辟易。
芝居中に子供同士で喋ったり、母親に質問したり。母親も注意せず話し相手をしている。
彼らのダンスはいつ見ても不思議で楽しい。
学ランの集団。
体型も技術もバラバラ。
彼らは決して上手い訳ではない。
群舞は揃っていないし跳躍も大して高くない。
だが目を離せない。
体型も技術も同じという上手いダンスとも、ブロードウェイなどで見るようなポイントはしっかりおさえながらも各キャラクターで踊っているダンスとも違う。
彼らの魅力については考えていきたいと思う。
次回また観に行くだろう。
ホラー人形劇は大受けだった。
西瓜割の棒、あなたたちの春に、桜の下ではじめる準備を
シティボーイズ
J:COM北九州芸術劇場 中劇場(福岡県)
2013/05/04 (土) ~ 2013/05/05 (日)公演終了
満足度★★★★
表現をストイックに楽しんでいる
5/4の夜と、5/5の大千秋楽を観て来ました。
何十年ぶりかの宮沢さんの参加、いとうさんも7年ぶりくらいの参加と期待していた。
北九州版は地元出身の中村さんが一度も舞台袖に引っ込まず出ずっぱりというギャグ(サービス)付き。
今回は福島に身体障碍者、放送禁止用語などのギャグが盛りだくさんで大いに笑えました。
どんなにひどいことをやっても、背後に国旗を掲げ、「2020年のオリンピックを東京に」を入れればOKも良かった。
表現する上で内・外部から規制が入らないこと。そして、それを面白半分にやるのではなく面白く見せる。
これが表現のプロなのだと思う。
毎回のトチリをそれと分からせながらお客さんに楽しませる技術もさすが。
アドリブ部分も楽しかった。
現在地
チェルフィッチュ
イムズホール(福岡県)
2012/05/06 (日) ~ 2012/05/07 (月)公演終了
満足度★★★★
神経が鋭敏になる
役者たちはまるでひと昔もふた昔も前のような喋りをする。それは最後まで変わらない。
この喋りに最初こそ戸惑うが慣れてくるとおかしみさえ感じる。また、この喋りに意味があることを知ると作品への興味も湧いてくる。
芝居は基本的に重めのトーンで、ほぼセリフの往復のみで進んでいく。
ピッタリとした言葉が浮かばないのだが、概念論の応酬ばかりがされているような「村」、その会話の中で視点の転換が面白い。
転換が行われるたびに画面が回転していくような錯覚にとらわれた。
去る者と残る者、それぞれの立場からそれぞれの見方がある。
そしてそれは、それぞれが正しく、どちらも真実でありながら真実ではない。そんな印象を受けた。
イムズホールの使い方は面白かったが、あそこは本当に椅子が悪く、観劇後お尻が痛くてたまらない。
気分が悪くなり、面白さにまで影響するのが困る。
百年の秘密
ナイロン100℃
J:COM北九州芸術劇場 大ホール(福岡県)
2012/06/02 (土) ~ 2012/06/03 (日)公演終了
満足度★★★★
いつもながら映像は素晴らしい。
前回の作品があまりにもガッカリだったが、今回は良かった。
特に映像が今回良かった。
長いスパンで時代を行き来するのも見ごたえがあった。
ハンドダウンキッチン
パルコ・プロデュース
福岡市民会館(福岡県)
2012/06/05 (火) ~ 2012/06/05 (火)公演終了
満足度★★★
説教臭くないのがいい。
ちょこちょことした疑問、矛盾はあるものの、十分に楽しめた。
仲村トオルの「カッコイイ」はすでに持ちネタなのではというくらいしっくりきている。
【福岡公演間近!9月末は鳥の演劇祭!】アルルカン(再び)天狗に出会う
ディディエ・ガラス×NPO劇研
ぽんプラザホール(福岡県)
2012/07/14 (土) ~ 2012/07/15 (日)公演終了
満足度★★★
実を言うとあまり楽しめなかった。
表現は楽しめた。
意味のなさ、その中の意味、と勝手に想像し、面白くはあった。だが、何か物足りない。
何かは未だわからない。
鷗外の怪談
ニ兎社
J:COM北九州芸術劇場 中劇場(福岡県)
2014/11/24 (月) ~ 2014/11/24 (月)公演終了
満足度★★★
感想がない
不勉強で作品内の事件をあまり知らなかった。それなので当然勉強になってしまった(笑)。
それを抜きにしても熱心に見入ってしまった。が、内容は歴史のおさらい、コーチをしているだけでその先というものはあまりない。
もちろん、永井さんのオリジナル部分などにはクスリとしてしまった。
シャボン玉とんだ宇宙(ソラ)までとんだ
音楽座ミュージカル
ももちパレス(福岡県)
2012/04/09 (月) ~ 2012/04/15 (日)公演終了
満足度★★★
昼ドラSF版?
始まってからSFだということにビックリして興味を覚えた。
期限付きの命と恋人との生がテーマになっていくのかと思えば、そこは放っておかれて、新たな試練が次々に起こる展開に笑うしかない。
設定も矛盾だらけ、話もありきたり、何よりメインの曲がストーリーと何の係わりもない等、問題だらけだが、宇宙人の人の好さに結局は楽しんでしまった。
社長吸血記
ナイロン100℃
J:COM北九州芸術劇場 中劇場(福岡県)
2014/10/25 (土) ~ 2014/10/26 (日)公演終了
満足度★★★
今回は低調
ストーリーにまとまりがなく、というか、ストーリーはあったのか。
役者さんたちの二役にもあまり意味を感じない。
映像はいつも通り良かった。
32年生の8時間目
空晴
大博多ホール(福岡県)
2012/04/20 (金) ~ 2012/04/21 (土)公演終了
満足度★★★
好感のもてる舞台。
話はまあ、ありきたり。
「秘密」もすぐに読めてしまう。
と、ガッカリポイントはいろいろあるが、嫌悪感はない。
それは脚本で逃げをうっていないからだろうと思う。
役者たちもいい味を出している人が多かった。
マイムが雑過ぎたのは非常に残念。
チケットがあまり売れていないのか、観客席も前半分しか解放していなかったのも残念。
幻蝶
東宝
キャナルシティ劇場(福岡県)
2012/04/22 (日) ~ 2012/04/22 (日)公演終了
満足度★★★
「いい」という表現くらいしか思い浮かばない。
破綻もなくじっくりと舞台を楽しめた。
登場人物の背景設定などはありきたりだが、世界を壊してしまう人物もなく良かったと思う。
夢を追い続ける人物の楽園とも失楽園とも取れる話だったが、成功しないところがいい。
彼らみんないい人だが、同時にほとんど全員が犯罪者なのだ。
それが微笑ましく、そして同時に悲しくもある。彼らに生きる場所はないのだ。
八(エイト)JAPANTOUR2012
冨士山アネット
イムズホール(福岡県)
2012/06/01 (金) ~ 2012/06/01 (金)公演終了
満足度★★★
楽しいダンス。
ダンスとは少し違うかもしれない。
しかし、ストーリー性があり楽しかった。
アフタートークで台本がありセリフがあり、そこから削っていったと聞き納得。
建てましにつぐ建てましポルカ
ヨーロッパ企画
西鉄ホール(福岡県)
2013/10/05 (土) ~ 2013/10/06 (日)公演終了
満足度★★★
まあまあ
ヨーロッパ企画で普通に楽しめたのは初めて。
迷子だけで最後まで引っ張ったのは立派。
いつものことではあるが、別の役者さんが演じていればもっと楽しく面白い舞台になったことと思う。
仕方のないことではあるが、それが残念。
趣味の部屋
パルコ・プロデュース
福岡市民会館(福岡県)
2013/04/16 (火) ~ 2013/04/16 (火)公演終了
満足度★★★
最後が…
趣味のための部屋に集う男たち。
そこに小さな事件が舞い込み、だんだんと大きな事件へ。疑惑と不信が渦巻き…。
となるが、はっきり言って最初は特に無理やりな展開としか感じられないし、なぜそんなつまらない、わざとらしい演技を、としか見えない。
少し真相がわかってからは納得できないこともないが、それにはやはり説得力が足りないと思う。
演出に問題があるように感じた。
中井さんは安定して楽しめた。
モンティ・パイソンのSPAMALOT
avex live creative
福岡市民会館(福岡県)
2015/03/14 (土) ~ 2015/03/15 (日)公演終了
満足度★★★
パイソン好きはもちろん楽しめる
楽しめた。
もちろん本家ではないのでいろいろと不満が出ることも分かっていた。
それを思えばよくやっていたと思う。
パソンズが好きなので楽しむことはできたが、博多ネタ・日本ネタは楽しめない。
役者がネタ中に吹いてしまうことも好きにはなれない。
もちろん、好きなスケッチが入っていたことや、大好きなロビン卿の歌を聞けたことは嬉しかった。
個人的には「オールウェイズ~」をラストやアンコールナンバーにすることは嬉しいサービスだが、劇中に使うことには納得いかない。
志村魂 新作「先づ健康」
アトリエ・ダンカン
福岡市民会館(福岡県)
2012/07/02 (月) ~ 2012/07/03 (火)公演終了
満足度★★★
安心して観ることができる。
バカ殿、コント、松竹新喜劇、他にも三味線演奏などサービスたっぷり。
アドリブやアクシデントも安心して見ていられる。
そんなことを考え「時代は変わった」と思った。
定番といえば定番ばかりだが、それをきちんとやってくれるはなくなった。
レ・ミゼラブル
東宝
博多座(福岡県)
2013/08/03 (土) ~ 2013/08/31 (土)公演終了
満足度★★★
キャラクターがない
私の観た回は、
ジャン・バルジャン=キム・ジュンヒョン、ジャベール=川口竜也、ファンテーヌ=知念里奈、エポニーヌ=平野綾、コゼット=若井久美子、マリウス=山崎育三郎、テナルディエ=駒田一、マダム・テナルディエ=森久美子
というキャスト。
時間は随分と短く、休憩込みで3時間10分。場転もサクサクと進み余韻もなく慌ただしい感じだった。
キャストに関しても、音は聞こえるけれど、セリフの内容は聞き取り辛いという状況。期待しすぎないようにとは思っていたが、やはりガッカリだ。
ジャン・バルジャンとジャベールの歌い方にあまり差がなく、ハッキリ言ってつまらない。ファンテーヌはあまりにも弱すぎる。
また、テナルディエとマダム・テナルディエの盛り上がるシーンは二人の力量差がありすぎ。テナルディエの駒田さんだけだと「普通」という感じだが、マダム・テナルディエの森さんが歌い始めるとグッとシーンが盛り上がる。可哀想なくらいだった。
以前海外キャストで観たとき、リトルコゼットの登場シーンにやられ、「これは天使か!」とまで感じてしまった。が、今回は「普通」。
唯一の拾いものは、ガブローシュの鈴木知憲君。しっかり声も通り頑張っていた。
立川志らく 独演会
福岡音楽文化協会
イムズホール(福岡県)
2012/07/13 (金) ~ 2012/07/13 (金)公演終了
満足度★★★
つまらなくはないが、
つまらなくはなかった。
しかし、いくら旬とはいえ、談志ネタの多さにはだんだんとうんざりしてきた。
噺のネタが被ったのも初歩的ミス。
母と惑星について、および自転する女たちの記録
パルコ・プロデュース
J:COM北九州芸術劇場 中劇場(福岡県)
2016/08/13 (土) ~ 2016/08/14 (日)公演終了
満足度★★★
時節柄客席がガラガラで残念
この作品を見ながら多くの人は自分と母の関係をつい重ね合わせてしまうのではないだろうか。或いは、4人の娘の誰か、或いは母と自分を重ねるかもしれない。
それぞれのキャラクターがはっきりしていて誰かに自分を乗せやすい。
姉妹たちの関係、母との関係を実際の旅で見せていくのも面白いと感じた。
出演者は好きな役者さんばかりで楽しめた。
残念ながら斉藤由貴は少し弱い(若い)と感じた。
ストリッパー物語
東京芸術劇場
J:COM北九州芸術劇場 中劇場(福岡県)
2013/08/03 (土) ~ 2013/08/04 (日)公演終了
満足度★★★
クズをクズとして登場させるとどうなるのか
個人的にはつかさんは嫌いだ。全く共感できない。
勿論今回の芝居も共感できなかった。
だが、全く叫ばないつか芝居は新鮮だった。つまらなかったが、退屈はしなかったし興味深かった。
なにしろ客席の咳払いの音が目立つほどだったのだ。リリーさんの声量はあまり無く、耳をそばだてて聞いていた。
今回の三浦演出は、つか演出で行われていた偽物の感動の正体を浮き彫りにした形になったと思う。