HBKの観てきた!クチコミ一覧

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あのっ、先輩…ちょっとお話が… …ダメ!だってこんなのって…迷惑ですよね?

あのっ、先輩…ちょっとお話が… …ダメ!だってこんなのって…迷惑ですよね?

シベリア少女鉄道

座・高円寺1(東京都)

2014/04/16 (水) ~ 2014/04/20 (日)公演終了

満足度★★

出オチのインパクトを超えられず
感想はネタバレで

ネタバレBOX

あっ!出てきた。あっ!喋っちゃった。以上のインパクトを感じなかったし、終盤に行くにつれて物語は熱くなっていくのに、こちらの心はどんどん冷めて行った。不恰好な合体話にするよりは、本編側、乱入側の話単体で面白くしてほしかったかなと。
もういっそ、主宰作家の土屋さんが出てきて、乱入側をボコボコにして排除するという様な、プロレスだと思ったらシュートだったみたいな事をしても良かったのかなと。
組曲『演習』

組曲『演習』

ENBUゼミナール

シアター風姿花伝(東京都)

2014/03/25 (火) ~ 2014/03/26 (水)公演終了

満足度★★★★

まだ何者でもないものが何者かになっていく過程
役者の卵が役者の卵を演じると言う実験的で、ある意味ドキュメント的でスリル溢れる公演でした。
私の考える役者とは、自分は役者であると言う「自覚」と自分は役者ですと公言出来る「覚悟」で成り立っていると思っています。(役者だけで飯が喰えるとかは違うような気がします)
少なくとも今回の公演で彼ら彼女らにはその自覚が萌芽しかけたのかと、それが観れただけでも貴重な観劇でしたね。

OLと課長さん

OLと課長さん

関村俊介と川村紗也と浅野千鶴の三人芝居

スタジオ空洞(東京都)

2014/03/21 (金) ~ 2014/03/23 (日)公演終了

満足度★★★★

他愛のない会話と愛のあるツッコミ
3人のバランスが絶妙で、その身体性も含めて良い感じになっていました。フィクション性もこんな話ないとは言い切れない塩梅の実在感
昼休み時間と同じ45分構成も気が利いている。これ以下だと物足りないし、これ以上だとダラダラと長く感じる事でしょう。
たわいのないを他愛のないと書くのは当て字らしい。しかし、間違いなく課長はこの二人の事好きだよね。他愛があるよね、飯の時間すっ飛ばされてるし。

刀と天秤

刀と天秤

JACROW

スクエア荏原・ひらつかホール(東京都)

2014/03/21 (金) ~ 2014/03/24 (月)公演終了

満足度★★★

面白くないわけじゃないです
東電OL事件と言うセンセーショナルですが、ある意味、色々な作家が扱った手垢の付いた題材をどう切るのか楽しみでしたが、やっぱり時間が短すぎますね。

蒻崎さんの熱演も有り、さすがに見せてくれましたが、劇場型犯罪を劇場でやるのですからもっともっとキツクしても良かったのかなあと思いましたね。後、テーマに持って行くのがちと強引かなあと思いました。
見本市として割り切ったら、次も観たいな思わせたもん勝ちなんで、今回はちょっと分が悪かったかな。

◯六◯◯猶二人生存ス

◯六◯◯猶二人生存ス

劇団チョコレートケーキ

スクエア荏原・ひらつかホール(東京都)

2014/03/21 (金) ~ 2014/03/24 (月)公演終了

満足度★★★

惜しい
どなたかも書かれていましたが、この内容はこの劇場向きじゃないような気がします。肝であるはずの切迫性と圧迫感が伝わって来なかったです。勿論、二人の迫真の演技である程度は伝わってきますが、
死に際の声が後ろの席にまで聞こえるようにしなくてはならないと言う二律背反の命題でしたね。
後、助かる助からないサスペンスとこの二人と語り部の人間関係が短すぎる分薄まってしまっている感じがします。
出来れば、もう少し小さい会場でもう少し長めに見たかったかなあと思いました。

「40 Minutes」

「40 Minutes」

TABACCHI

スクエア荏原・ひらつかホール(東京都)

2014/03/21 (金) ~ 2014/03/24 (月)公演終了

満足度★★★★

電動夏子安置システム評価
劇団チョコレートとJACROWは個別のページが有りましたので、評価と感想はそちらに書かせていただくとして、
ここでは、個別のページが無い「電動夏子安置システム」のみの評価と感想を書かせていただきます。
単純に面白かった。
テーマを決めて、決められた時間の演劇で勝敗を決するとなると、どうしても「武器」を持っている所が良く見えると言うか面白く映るし、評価も高くなる。

この場合、武器はドタバタコメディ。
その意味で、戦略は間違っていないし、内容も面白かったので戦術も間違っていないと思われます。


ネタバレBOX

ただ、苦言を申すと折角広い劇場で客席通路もしっかりしていたので、もっと会場全体を使っても面白かったのかなあと思いました。
特にラスト周りの記者会見は、3人が同じ場所じゃなくバラバラの場所でそれぞれ質疑応答している方が良かったので。
でっ、黒幕が、同時に3ヵ所を見ながらほくそ笑むとした方がしてやったり感が出たのかなあと思いました。ドタバタ感が増したのかなあと思いました。
眠る羊

眠る羊

十七戦地

LIFT(東京都)

2014/02/19 (水) ~ 2014/03/02 (日)公演終了

満足度★★★★

卑近な悪と家族愛
印象に残るキラー台詞、というかパンチラインがあるものはそれだけで素晴らしい。 二男の世間に対する「ある台詞」がそれです。でも、舐めてた世間に強烈なカウンターパンチを喰らってしまっているのが因果応報。

ネタバレBOX

残念と言うか大きなマイナスは、家族のバランスが異常に悪い。オーバーアクト気味な長男、異常に口下手な次男、この言い方は好きでは無いですが右翼的な三男、左翼的な長女。リアリティラインが高い話であるはずなのに、まったくリアリティを感じられ無いと言うか、それが悉くブレーキになってしまいました。
特にお母さん。 グラグラでした。完全なる女帝か無垢無知な善人かにした方がよかったのでは。良い女は全てを知っている女か何も知らない女かと言いますが、どっちつかず何をしたい人か分かりませんでした。愛人との対比なら、全く政治には関わって無い、取って付けた様な「良妻賢母」、国より息子たちで単なる親バカにした方が良かったと思います。でも、そうすると次男の奥さんはいらなくなるんですけどね。
逆に、愛人と秘書は良かったかな。でも、秘書3人はいらず、完全なる部外者、フリーのライターとか世間代表的な仮想敵を入れても良かったかな、長女だと家族問題と絡んでぶれるので。
あんたら一家がどうなったって日本は変わらんよと言うぐらい皮肉を言う奴が最後に入ればよかったと思いました。

許して欲しいの

許して欲しいの

劇団競泳水着

高田馬場ラビネスト(東京都)

2014/02/19 (水) ~ 2014/02/24 (月)公演終了

満足度★★★★

何とも言われない曇天感
作家バージョンを観劇しましたが、作家の内情を露悪的に表現していて面白かったです。勿論、カリカチュアされているとは思いますが、作家さんたちが嬉々として演じているのをみると、なまじ誇張ではないのかとも思ってしまいました。

ネタバレBOX

上野さんも、作家に作家の話を演じさせるなんて、なかなか悪趣味だなとも思いましたが、、役者に売れない役者役を演じさせるよりは、あれですね。
でも、きっと今回の話の様に息苦しさは無く素軽く淡々とユルふわな心地よい物語にしちゃいそうな気もしますね。
売れないことより、書けないことと方が作家としては辛いんじゃなかろうかと思うのは、憑き物の落ちたようなお姉さん作家の顔が全てを表してました。
後、原作レイプされる作家はそれを良しとはしてないんだなあと言うのと、メガネを掛けた方が「本物」と言う妹作家はメガネ女子萌えにはたまらなかったです。

話は、全くずれますが、メガネ取ったら美人だったと言うギャップが良いと感じるのは真のメガネ女子萌えでは無いです。それはただの美人好き。メガネを掛けた自分が「本当の自分」と言うのにグッと来るのがメガネ女子萌え。
春の遭難者

春の遭難者

B.LET’S

「劇」小劇場(東京都)

2014/02/05 (水) ~ 2014/02/12 (水)公演終了

満足度★★★★

落とし処の清々しさ
テーマは重いし、不穏な空気が全体を支配して、どんより暗い話になってもおかしくないのに肩を張らずに観れる良作でした。被害者4人の性格描写で甘い部分・バランスが悪いなと思う部分もありましたが、オーナーの娘役がコメディリリーフ的に息抜きで効いてました。終盤でサスペンスフルな対決場面がありましたが、感情対論理と言う典型的な戦いではなく、倫理・本能対感情と言った戦いで新鮮でした。ただ、その対決の結末は少し御都合的かなとは思いましたがね。

ネタバレBOX

希望として「社会からのセカンドレイプ」をもっと露骨に悪にして欲しかった
ですね。肉体的レイプより精神的レイプの方が地獄だと言う事が、いまいち感じられなくて、この共同生活が社会との隔絶感と言うより、単に男性との隔絶感のような気がしてしまって弱かったかなと。最後に入ってくる人が女のおばさん、特に自分たちを差別した女性にしたら意地悪でもっとスリリングだったかなと思いましたが、テーマが惚けますかね。
後、希望と言うか願望なのですが、次回このような性的暴行をテーマにする際は、性的暴行は年齢や性別を問わず子どもでも男性でも被害を受けるものなので、被害者が男の子ものを作ってほしいですね。どう決着を付けるのか是非とも観てみたいです。
世迷言

世迷言

柿喰う客

本多劇場(東京都)

2014/01/29 (水) ~ 2014/02/04 (火)公演終了

満足度★★★★

凄いのは凄い
篠井英介氏を迎え、演出も構成も重厚かつ壮麗で柿喰う客の特性を補って余りある作品だったと思います。
いよいよ一つ上のステージに昇ったのかなと思わせる舞台でした。が・・・

ネタバレBOX

が、しかしだからと言って全ての人が満足するとは限らんない訳で、自分はまさしく単純に「面白い」とは感じなかったくちなんですよね。確かに作品としては凄いし素晴らしいとは思います。でもそれが面白いとは直結に繋がりませんでした。
今までも、出来不出来でいまいちだなと思うものはあったのですが、今作は内容とか素晴らしいと思いのに退屈に感じてしまったんですよね。柿喰う客を観て初めて生まれた感情です。
欧州の芸術映画を見た感じに近いですかね。。

そう意味では、面白さってなんだろうと改めて考えさせてくれる意味でいい舞台でした。
レーザービーム!

レーザービーム!

はらぺこペンギン!

駅前劇場(東京都)

2014/01/22 (水) ~ 2014/01/26 (日)公演終了

満足度★★★★

真面目にふざけている
愛すべき人たちの愛すべきストーリー。大騒ぎしてとっ散らかっているのに最終的に「イイ話」に落ちをつけるのは天晴れです。

ネタバレBOX

相変わらず、力づくで笑わせて、巧みな技で泣かせる。北風と太陽と言うより仮面ライダー1号、2号のダブルライダーな的な劇団ですよね。
伏線を至る所にばらまくだけばらまいて、棄てりゃあいいのにと思うものまで丁寧に拾っていく真面目さは、嫌いになれないしとても好感がもてますが、そりゃあ長くなるよなって感じです。
毎回、あれも欲しいこれも欲しいの足し算で話を膨らましている感じがするので、一回引き算の芝居も観てみたいです。
No Regret No Life

No Regret No Life

文月堂

RAFT(東京都)

2014/01/21 (火) ~ 2014/01/26 (日)公演終了

満足度★★★★

後悔を公開
劇団初の短編集と言うことで、個々としても全体としても非常に挑戦的かつ意欲的な舞台でした。
「後悔の無い人生を」とは皆思っているでしょうが、個人的には後悔の無い人生なんて無いし、後悔の無い人生なんてつまらないと思う。
後ろに杭(悔い)を打ちつつ進むから、逆走はしないし、より頑丈な道になるんだよと、昔誰かが言ったのを聞いたような気もします。
そして、まさしく今回の舞台は後悔した、後悔していることにより強固になった、または強固になっていく人たちの物語でした。

ネタバレBOX

一つ気になったと言うか、自分にはマイナスだったところは、個々の話が微妙に繋がっているところです。上手くいっていれば気が利いていると思ったのでしょうが、自分には目くらましにしか思えなかったのですよねえ。過去にどんな事があったのか具体的に答えを出さず、謎は謎のままで残すのは良かったですがこれなら、まったく絡ませないか、がっつり絡ませるかに振り切って欲しかったです。
最後に、三谷さん本人が出た題目は、確かに作家としての後悔を公開しているのは露悪的で非常に素晴らしかった。主役を三谷さんが演じていたら自我崩壊の様がスリリング過ぎて芝居にはならないでしょうが
人魚の夜

人魚の夜

青☆組

こまばアゴラ劇場(東京都)

2014/01/10 (金) ~ 2014/01/20 (月)公演終了

満足度★★★★

本当は?

相変わらず、不思議で情感豊かな舞台でした。しかし、今回は前から思っていたことが明確に見えましたね。
それは、この穏やかに見えている世界の裏は、本当は恐ろしいのではないかと言う空気が内在している禍禍しさです

雨の日の出来事しかり、義理の兄に対する妹の想いとか実は触れてはいけない、触れたら壊れてしまう怖さを感じました。
綱渡り的危うさと禍々しさが柔らかい演技と緩やかな演出に巧く調理されているなあと感じる舞台でしたね。

夢も希望もなく。

夢も希望もなく。

月刊「根本宗子」

駅前劇場(東京都)

2014/01/10 (金) ~ 2014/01/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

ダメな自分も認めよう
終わりの始まりの話と言うか、始まった時点で終わっている話と言うか、実はすでに終わっていたのではないかと言う話でしたね。

「夢」か「愛」かの選択したのに、どちらもすでに無くなってしまった人、「夢」が「呪い」になってしまった人等々、底なし沼に嵌り戻りに戻れない状況の話でいくらでもダークにしようと思えば出来たのにコメディに昇華させてしまうのはさすが。

ネタバレBOX

人生の選択を間違った自分を肯定しよう、 ダメな自分の人生を祝福しようの精神に溢れ、何だかんだでハッピーエンドになってしまっている。
ただ、今後も彼、彼女は他人には蔑まされそうなクズみたいな人生を歩みそうな気もしますが・・・・それも又良し
たとえ人に軽蔑されようが、非難されようが、私は俺はクソファッ○ンなグレイトフルな日々を過ごした自信に溢れた彼女等の顔が爽やかでした。

世の中なんて、安定と言う名の停滞、選択した気になっている保留ばかりじゃないかなんて思ってしまいます
ワーディゲートパークの沈黙

ワーディゲートパークの沈黙

メガバックスコレクション

ART THEATER かもめ座(東京都)

2013/12/20 (金) ~ 2013/12/23 (月)公演終了

満足度★★★★★

類稀なる劇場体験
何を書いてもネタバレになりそうなので「ネタバレ欄」にて。

ネタバレBOX

内容について細かく振れるよりも観劇中の心中を書きます。
前半は、嘘&種明かしに「これも嘘かあ、びっくり」を繰り返しつつ、「でも、
何か違和感がある。きっと後半で回収されるのだろう」

後半は、ある人物同士の会話で「これはこういうオチに違いない。だとするとあの台詞も行動も納得いく」と確信。そして、その確信通り進んで行き「これは子供を持つ母親には刺さるだろうなあ、あちこちから啜り泣きも聞こえるしなあ。しかし、この話は『サイコ』と言うより『切ないホラー』だなあ」

そして、ラストのラストの大どんでん返し。「うわー、やられた。もう笑うしか
ないわあ、最高のオチだわ。しかし、さっきまで泣いてた母親は怒り狂うんじゃないのか?」

偶然か意図的なのか分かりませんが、会場入り口でラストのどんでん返し主犯二人に笑顔で出迎えられ、出口で笑顔でお見送りされたらこの会場に入った瞬間から私は騙されたんじゃないかと言うアトラクション的な劇場体験でした。

Romantic Love?【ご来場ありがとうございました】

Romantic Love?【ご来場ありがとうございました】

劇団競泳水着

サンモールスタジオ(東京都)

2013/12/19 (木) ~ 2013/12/26 (木)公演終了

満足度★★★★

最後は神頼み?
今回の話は、「選択」と「結果」の話でしたね。
人は「正しさ」のみで生きるわけじゃない、清濁併せて、時には情緒的に時には冷徹に「選択」して生きて行くんだなあ実感。

ネタバレBOX

上野さんの作家性なのか人間愛ゆえなのか、主人公のビッチキャラをもっと下衆で同情も共感も出来ない最低最悪キャラとして描いて欲しかった感はありますね。
そして、それでも嫌いになれない言う相反する特徴を持つ非常に難しい愛すべきキャラを造形できるのが上野さんの作家力だと思うんですかね。

また、脇の人に対してあまりにも愛が無いなあと思いましたね。主人公が分厚過ぎるくらい内面描写を描いていましたが、周りの人は可哀そうになるくらい薄かったです。
治天ノ君

治天ノ君

劇団チョコレートケーキ

駅前劇場(東京都)

2013/12/18 (水) ~ 2013/12/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

非の打ちどころの無い傑作
圧倒的ビジョンを持った作家とそれを表現する演出家とスタッフ達
そして役者陣。完璧な芝居とは、もしかしたらこういう事を言うんじゃなかろう
かと思ってしまいました。

実話に基づいたフィクションで題材も題材ですから、観客を本気で殺しにいく覚悟で挑んできたと思います。そしてまんまと私は殺された感じです。
台詞の一つ一つ、役者の一挙手一投足に鳥肌が立ちっ放しでした。
特に最後のショットは、見事過ぎて心が痺れるどころか卒倒しそうでした。

ことし、さいあくだった人(終了しました。良いお年を)

ことし、さいあくだった人(終了しました。良いお年を)

エビス駅前バープロデュース

エビス駅前バー(東京都)

2013/12/13 (金) ~ 2013/12/25 (水)公演終了

満足度★★★

最悪とさいあくでは印象が違いますね
導入部を観て、負け犬が追い詰められ、最後になけなしの勇気を振り絞り・・・・ものかあ。これは好物だぞと思っていたら、期待と予想を裏切り群像喜劇でしたね。
これはこれでありです。

ネタバレBOX

前半と後半でテイストが違う話で、巧く繋がっていると書いている方もいますが、自分は決して巧いとは思いませんでしたね。物語全体としても、不恰好でツッコミどころ満載で腑に落ちないなあと思いました。しかし、だからダメなのではなく逆に良かったです。そのダメさが、ここに出てくる人間そのものだったからです。メタファーかと思いましたよ。
そして、最後には、主人公が「それでも、また歩き出す」と言った感じで良かっ
たです。
ホチキス最新作「天才高校〜デスペラード〜」

ホチキス最新作「天才高校〜デスペラード〜」

ホチキス

サンモールスタジオ(東京都)

2013/11/23 (土) ~ 2013/12/04 (水)公演終了

満足度★★★★

格好いいとはこういう事
いやあ、週刊少年ジャ○プ感満載でしたね。アイキャッチもバカっぽかったですねえ。
何か、教育問題を語るのか思ったら、そんなこともなく中学生男子が「これやったら面白いべ」と言う感覚の元、大人の構成力で作り上げた快作でした。

ネタバレBOX

巨大ロボットオチは映画「パシフィックリム」を観ただけに感慨深いです。
この世の楽園

この世の楽園

鵺的(ぬえてき)

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2013/10/23 (水) ~ 2013/11/03 (日)公演終了

満足度★★★

面白くないわけでは無いけど好きではない
嫌な奴、ダメな奴、狂人と個人的には大好物な人たちが不穏な空気満載で楽しんで観ていましたが・・・・

ネタバレBOX

S・スピルバーグ曰く「登場人物が成長しない作品は全然面白くない」を体現したようなオチでがっかりです。女性陣はかろうじて成長しているような気がするんですが、あの波音とラストセリフを鑑みるに前にも後ろにも踏み出してないし停滞保留しているのでしょう。
自分に共感出来なくても良いし、悪い方向でも良いので、成長が欲しかったかなあ。

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