満足度★★★
ご自由に
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テンペストには嵐という意味と馬鹿騒ぎという意味があるとのことで、自分を陥れたナポリ王たちの乗った船を難破させ復讐しようとする話のようでいて、歌って踊って大団円で終わる話。
活舌がちょっとという感じでした。
満足度★★★
若い男たちの集団で、若いときしかできないことなのだろうと思いました。
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地球に迫った隕石を、ギャグか熱血かの力で撃退した話。というか、パンツ一丁で男たちが大騒ぎしただけのこと。
少しして若干後悔しました。
それでも、死ぬなよとか、上手く行かなくても生きていることが大切とか熱く叫んでいたのが救いでした。
満足度★★★★
【来信、ユートピア】観劇
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オカマバーを舞台に、色々引きずっている人たちの話。
色々な人がいました。
満足度★★★★
【大山曼陀羅-オオヤマンダラ- 東京バージョン】鑑賞
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ちょっとエッチなコメントもあるダンスパフォーマンス。
奇抜な衣装に惹かれましたが、場繋ぎのためのあるあるネタの漫談コーナーで、自分たちのダンスがコンテンポラリーダンスであるとの説明があり、コンテンポラリーダンスと聞いた瞬間テンションが下がりました。
満足度★★★
中途半端
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宇宙ゴミを捕獲処理するロケット内に入り込んだどのような形態にもなれるゲル状生物を助けるクルーたちの心温まる群像劇。
説明されて初めて一人紛れ込んでいることを知りました。それまでに不思議さや違和感を感じさせてくれないと話になりません。分かった後で生まれ年を言ってもしょうがありません。
イヤリング型音楽発生装置を片方返し忘れたことが何か重大な事件につながるのかと思いましたが、何の伏線にもなっていませんでした。
クルーの任務であるゴミ処理についても説明台詞ばかりでした。彼らの日常を描きながら不思議な出来事を織り交ぜていかなければ中途半端なものにしかならないと思いました。
満足度★★★
【日替わりゲスト:末原拓馬さんの回】観劇
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馴染みのスナックが抗争相手の別の組から借りた借金で潰れそうになったことをきっかけに、組の立て直しも兼ねてスナック内に結婚相談所を開設した姉御と極道たちの話。
初演の記憶が残っていたので実に妻らない限りでした。
日替わりゲストのシーンは緊張感が抜けてしまい、大人の事情は分かりますが不要だと思います。
満足度★★★★★
身近で切実な問題を分かり易く取り上げてくれました。
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パワハラ、モラハラなどの古い因習がまかり通っている職場で精神的に疲れ休職した女性が、睡眠薬を飲んで眠っている間に、夢の中で先輩に連れられて職場の人たちの姿を見ることによって少し元気を取り戻すというストーリー。
誰が悪いというわけでもないということでしたが、一番悪いのはセクハラ等の相談室を設置しただけで受け身に終始しているこの会社の体質です。もっと積極的に取り組まないといけません。
せっかくパワハラ上司に耐え、自分なりの理想像を持ってようやく上司になれたのに、同じ轍を踏むとはがっかりです。部下の指導法を教えてもらっていないなんて言い訳は言語道断です。本人も悪いし、人事部も悪いです。
古い体質から変わる過渡期の人には高い意識が必要です。学校で体罰はダメと決めたら、自分が体罰を受けて育った過去があっても仕返し的憂さ晴らしはしてはいけません。先輩が後輩をいじめる体育会系クラブでも、フラット化を決めたら仕返し的憂さ晴らしは避けなければなりません。相撲部屋の親方は竹刀を持ってはいけません。少年野球の指導者は子供の前ではタバコを吸ってはいけません。
恨みの連鎖は断ち切らなければなりません。
満足度★★★★★
心温まる素敵なストーリーでした。
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毛糸の編み物で人を幸せにする男の活躍譚というよりも、みんなが協調してみんなが幸せになる話。
四段組体操はお見事。とても楽しく、天竺ダイヤモンドを巡る争いが起こるのかと思っていましたがそうではなく、そもそも登場人物に悪人などいませんでした。素晴らしかったです。NG集も楽しかったです。
満足度★★★★
通過儀礼
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二つの時間軸の人たちを通じて、目標に向かってやりたいことをやろうと決意する話。劇団員の意志を固めるための通過儀礼的お芝居。
初っ端の身体が臭いとか臭くないとかの件は、70分という短い時間の割には冗長に続けられ、テレビならチャンネルを変えられてしまうようなくだらない時間帯でした。
ピンクのシューズがお似合いのレナ役の江田恵さんには目力がありました。将来に対する迷いなど私には最初から全くないと言っているような感じもしました。
満足度★★★
ありがちなものでした。
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災害、主に豪雨災害によって亡くなった人たち、および大切な人を失って後悔する人たちを描いたパフォーマンス。
橋が崩壊して車が埋まった話は正に地元の九州で起きた豪雨に触発されたのだと思いますが、新婚さんの話は広島豪雨かなとか、傘を貸してあげればよかったと後悔するのは純情派の刑事がいつも傘を持ち歩いていた理由と似ているのかなとか考えながら観ていました。
いずれにせよ、寄せ集めのありがちなものでした。
満足度★★★★★
力技に感服しました。
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牛久沼で獲れたウナギを巡る争奪戦。
取ったり取られたり、最後は死人も出る騒動となったものの、一応主役の男と魔女の恋愛のお陰で時間が遡り一連の騒動を避けることができました。
大した中身があるわけでもなく見疲れた頃の早戻し、それも尋常ではないくらいの早戻し、ああそうだ、こんなシーンもあったなと感心しつつ、またもや見疲れそうになりました。
若さがあるからこその力技は素晴らしかったです。本当に皆さんご苦労様でした。
満足度★★★★★
不気味でした。
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おかあちゃんと呼ばれる女に精神的に支配され、一つの家族の構成員として言いなりになる人たちの話。尼崎連続殺人事件をモチーフにしたような作品。
何でそうなってしまうのかと思わせる不気味さが表現されていていました。
マインドコントロールされていない青年が、実父が嫌いだからといってどうして舞台となった喫茶店に一緒に住み始めたのか、また、お母ちゃんは冷静な青年がいずれ告発することをなぜ予想できなかったのかは良く分かりませんでした。
満足度★★★★★
理想的テキスト
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ダムで沈んだかつての住まい辺りの湖面を眺めながら、かつて大夕張の炭鉱で働いていた老人たちが懐かしがったりする話。
老人の姿と、当時の青年の姿、壮年の姿への切り替えは、これぞ演劇ならではという感じで、理想的な演劇表現だと思いました。せびられてパチンコ代を貸すという行為も伏線が張られていて、てめえの母親か誰かのためにしてやったのに、孫だかに人間のクズみたいに言われ、さらに一部ネコババされるという見事な回収の仕方でした。
理想的テキスト過ぎでした。
満足度★★★
どこが非国民的なのかと思いました。
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左右のバルコニーで、古事記をモチーフにとあったのでそうなのでしょう、古事記に出てくる男女らしき人物が掛け合いをし、舞台前方ではラップをしながらダンスをするようなパフォーマンスがありつつ、ミサイルが落ち、外に出られなくなったストリップ劇場の踊り子控室の様子のようなものを描いた話。
少し目新しさはありましたが、意味不明でした。もう少し、メインの控室の人たちのストーリーが必要だと思います。
「非国民的演劇」は、「ひこくみん・てき・えんげき」だと思っていましたが、「ひ・こくみんてきえんげき」という言い方を主宰らしき人が前説等でしていました。その通り、全く非国民的ではありませんでした。
満足度★★★
初めから矛盾だらけでした。
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閉鎖的な砂漠のオアシスで暮らし、災害に対して人身御供を提供する因習のある人たちの話。
少々の作物とトカゲを食っているような言い方でしたが、その服はどこで仕入れたのでしょう。オアシスで、他の部族の人々が立ち寄らないなんてことはあり得ないことです。
アルトという娘がいた過去の話と現在の話が混在して分かりづらかったです。
満足度★★★★★
重層的なところが素敵でした。
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寸前に東京都に禁酒条例が施行された後の馴染みの居酒屋で開かれた忘年会の様子を描いた話。
首相が酔っ払って暴言を吐いたため、オリンピックを前にして特にアラブ各国の参加を促すために東京都に限り禁酒条例が施行されたとのことでした。隣の県に引っ越した人もいたそうです。合言葉を伝えることで酒を飲ませてくれる店もありました。
そして、まさにそんな話で推移するのかと思っていましたが、さすがやみあがり、違っていました。
酒を飲むとその場での会話を覚えていない人がいてそれは不幸なことなのかという疑問が出され、実際には酒の席では大した話もしていないので覚えていてもいなくてもどちらでもいいのだけど、同じ時間をその場に居合わせた人々と共有していたことを覚えていることに価値があるのではないかって話になり、何でそのような話題になるのかなと思っていたら、思い出のシーンの度にグラスを持ってきたり片付けたりする男性がそういえば忘年会の会話に加わっていないってことに気付かされ、一人亡くなっていたことが判明するという展開になりました。
最後は民衆の力で禁酒条例は解除されました。
禁酒条例には反対派が多かったようですが、その前に施行された禁煙条例は全員が受け入れていたようでした。
満足度★★★★
普通のしゃべりとの絡みが絶妙。
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タクシー運転手が山中で怪しい乗客を拾ってからの不思議な話。
ハイテンション、前のめり傾斜型演劇。
幽霊は大きな荷物を持っているという前提に立つと理解が進む話。
満足度★★★★★
少し寂しくなりました。
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財産を使い果たし、精神を病んで結婚詐欺師兼高級娼婦のような暮らしをしていた女が、住まいにしていたホテルを追い出され妹の家に転がり込んできたものの、妹の夫から過去の暮らし振りを暴かれ、無意識の中で起こる結婚詐欺師的な行動だったのかもしれませんが、妹の夫のポーカー仲間との最後の恋愛をズタズタに壊されたことで完璧に精神が壊れ、精神病院へと送られて行くという話。
彼女の症状は認知症だったのかどうかを確認したいと思っていました。やはり認知症ではなく、精神を病んだということのようでした。
最近のコマーシャルで見る大竹しのぶさんは丸顔ですが、かつらを着けているせいか面長で、裏返る声の様子も相まってまるでさとう珠緒さんのようでした。少し寂しくなりました。
満足度★★★
最終的にげんなりしました。
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四つの暴力がかったシーンが、それぞれ個別に何回か繰り返される話。
何回もいたぶられりゃ、そりゃ嫌だろうと思います。
繰り返しの回数が問題です。結局パラレルワールド物と気付いた時点で終わりました。パラレルワールド物と思わせないうちに終わらせないといけません。
満足度★★★★★
かすったり、かすらなかったりの関係性が良かったです。
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同じ団地のA棟からD棟の、恐らく同じ階、同じ部屋番号に住む若者の、眠れない一夜を描いた話。
バイクで来たハイテンションの元カノに起こされたり、ウザったい彼女と暮らしていたり、シェアしている友人が連れてきた男が少し先で起きた殺人事件の犯人のようだったり、受援勉強中に変な隣人が訪ねて来たりする様が、ちょっと係わりを持ったり持たなかったりで、ヒヤヒヤさせられました。
無口でこわもてのライダーが、途中話に出てきた自分の女の浮気相手をぼこぼこにする男と思わせておいて、姉ちゃん思いの弟だったという件が素敵でした。