実演鑑賞
満足度★★★★★
2021年8月12日に開催された東京都の新型コロナウイルスのモニタリング会議で、大曲先生が「自分の身は自分で守る必要がある」と発言されたのを受けて観劇を自粛していましたが、大好きなやみ・あがりシアターさんがお芝居をやると知り、久しぶりに観劇しました。
ネタバレBOX
コロナ禍で痛手を負ったブライダル業界と旅行業界の企業が、それぞれの従業員が婚約したのを機に、南極で結婚式を挙げるツアーを企画してプロモーションビデオを撮ろうとした瞬間に新婦の浮気相手が現れて、ハチャメチャになるドタバタコメディ。
金と欲が渦巻く面白い展開でしたが、誰も幸せになれないやみ・あがりらしいフィナーレでした。
実演鑑賞
満足度★★★★
透明感のある不条理劇という感じがしました。
ネタバレBOX
人間が電脳世界だけで生きるようになる直前の世界を描いた話。
舞台上に登場していたのはアバターなのでしょうね。人間は身体的には脳の一部だけが残り、回路を通して他人や社会と繋がっているのでした。
実演鑑賞
満足度★★★
ありえへんでした。
ネタバレBOX
とあるバーの閉店の日、キープしていたボトルを取りに来てたまたま集まった常連たちが一人来ない常連について色々話し合う話。
回想シーンとはいえ、その人が登場してしまっては、想像する幅が狭められてしまいます。
病気だったその人が自分のボトルの裏側にメッセージを残していたことに今の今気づくなんてあり得ません。いくらコロナ禍で休業していたとしても、ボトルを取りに来る人のために、ふきんで乾拭きして埃を拭っておくぐらいしておくでしょう。
実演鑑賞
満足度★★★★★
なかなか感動的でした。
ネタバレBOX
遺品整理人たちが見つけた手記から、幼い頃から他人に気を使い過ぎて心を病んだ男の生き様が明らかになるとともに、そもそも遺品整理を依頼した人は誰だったのか、どんな人だったのかも明らかになる話。
役者さんたち全員が、基礎がしっかりしているという印象を受けました。
絵本になるはずだった原画を探すのが目的だったことから、依頼人の当時幼子だった女性は当然絵を見ていたであろうという先入観を持たせておいて、実は盲目だったという意外性は、そう言えばお母さんが子供を呼び寄せるときに手を叩いていたなという伏線の回収はあったものの、ちょっとあざとく、そこまでしなくても良いのではないかという気がしました。
実演鑑賞
満足度★★★★
知らんがなって気もします。
ネタバレBOX
シェイクスピア作品のセリフを使って構成したゴドーを待ちながらのような死を認識する話。
マニアック過ぎて口をはさむ余地もありません。
実演鑑賞
満足度★★★★★
面白かったです。
ネタバレBOX
子供の頃に吸血鬼に咬まれ吸血鬼となった男が銀細工の店を営み、そこに出入りする客や銀細工師との因縁的な交流を描いた一人による芝居。
細工師との会話がどっちがどっちか分かりづらかったり、常連客が普段身につけている指輪が包丁で傷ついていた指輪だったことなどすぐにはピンと来ませんでしたが、サスペンス要素があり素晴らしかったです。
一人による芝居もいいですが、普通のお芝居も観たいと思います。また、無理に縛ることもないと思います。
実演鑑賞
満足度★★★★
【Bチーム】観劇
ネタバレBOX
身体の特徴を売りにしてきた俳優は、今後どうすべきか、また使う側もどう扱うべきかを問うた作品。
難しい問題ですが、個性なんだから否定することだけは避けたいと思います。
実演鑑賞
満足度★★★★★
男の哀しみを感じさせる素晴らしい作品でした。
ネタバレBOX
坂道を登って通勤する独り身で初老の大学職員の、女性に関する苦い経験を描いた話。
分からない人には分からないだろうと思いました。
実演鑑賞
満足度★★★
「演劇にタブーはない」は理解しますが、私には嫌いな分野があります。
ネタバレBOX
ヤクザの二つの組が縄張りを巡って演劇で決着を付けようとする話。
ヤクザを肯定するような言い回しがあって嫌悪感を感じました。
実演鑑賞
満足度★★★★★
良質で上品なパフォーマンスでした。
ネタバレBOX
パントマイムの技量を活かした二人コント集。
良質でお上品でしたけど、そこまでという感じで、物足りなさを感じました。
実演鑑賞
満足度★★★★
★チーム観劇
ネタバレBOX
登場人物16人。赤い糸がなかなか繋がらず、一方通行が絡み合う世界を描いた群像劇。
誤解があって、なんでってところもあって、告白し尽くしたので、いずれ落ち着くところに落ちくのでしょうが、スピード感があって面白かったです。
ストーリーとあまり関係のないちょい役の看護師さんがお綺麗でした。
実演鑑賞
満足度★★★★★
いい作品ではあります。
ネタバレBOX
いい映画を作るために、若手からベテランまでの女優が我を捨てて一致協力するように監督が仕組んだ壮大なトラップ。
2011年にこまつ座さんで観ましたが、今回、小川絵梨子さんの演出ということで、何か違いがあるかなと楽しみにしていましたが、違いは分かりませんでした。細かいところは覚えていませんでしたが、オチを知った上で観ると正直感動はありませんでした。
我を捨てて協調するというこの作品のテーマについて、初っ端に監督が発言していました。うわー、答を言っていたんだと驚きました。
もちろんいい作品なのですが、ベタで、臭いところなど、今の感覚からすると古臭い感じがしました。妻を殺された役を演じていた分、他の役者とは立場が違うのは分かりますが、それにしても監督だけテンションが低く、声が小さかったのは気になりました。
私が観たのはプレビュー回でしたが、開演前に小川絵梨子さんが登壇して、観客も制作の一部であり、素直に反応してくれることを祈っていますという旨の挨拶がありました。
ああーん!この作品は演出家であるあなたの作品でしょうが。何祈ってんだよ。あなたが主体的にそのように思考したんだろうが。そうだったら、祈るではなくて願うだろうが、何でもかんでも祈ってんじゃねえよ。願ってくれよ。
私は、3.11以来、何でもかんでも祈るという言葉を使うマスコミや世間の風潮に危惧しています。願うときは願いましょう。
実演鑑賞
満足度★★★★
「おはよう」チームの回観劇
ネタバレBOX
王子スタジオ1でお芝居の稽古をするために集った作演と女優が、それぞれドアを出入りする度に2021年、2018年、2024年にタイムスリップし、会話がちぐはぐになるという話。
未来の情報を紙に記録するわけでもなかったので、その場のちぐはぐさだけで終始し、考えてみればもったいない話でした。
実演鑑賞
満足度★★★★
どのような非日常が出てくるのか楽しみでした。
ネタバレBOX
大雨の夜、妻と帰宅した夫との会話を通して、「夫には浮気相手がいるのではないか。夫の姉は妻である自分に嫉妬して自殺したのではないか。大雨の結果、家ごと濁流に巻き込まれたのではないか。等々」色々想像させられる話。
衣装も含め、全体に薄茶色っぽく統一したかったのだとは思いますが、材木の切れ端を小道具に見立てるのは、新聞や茶わんなどの物の名称を一々点呼しながら演技されると返ってウザったく感じました。
実演鑑賞
満足度★★★★
重たい話題を真摯に描いたところは好感が持てました。
ネタバレBOX
育児放棄という負の連鎖に陥った女性を周囲の人たちが支える話。
テーマは目新しいのですが、パン屋のイートインコーナーに常連客が出入りするという構図は一昔前の大衆人情演劇のようで、全体として古臭さを感じました。
映像鑑賞
満足度★★★
やはり生がいいですね。
ネタバレBOX
亡き妻の夢を叶えようと、地下アイドルグループに入った男の話。
何度も席を立ちたくなりました。
実演鑑賞
満足度★★★★★
人間の本性が知れてとても面白かったです。
ネタバレBOX
キャンプで一人が死んだのか、死んだとすれば事故か他殺か。卒業間近の同好会のメンバーで行ったキャンプ場で起こった出来事を描いた話。
公になると、コロナ禍の中で大人数で出掛けたことが問われ、内定に影響するかもしれないなどと心配するところは、今現在の空気感もあって良かったと思います。
知らんけどなどの下手くそな大阪弁は、付け焼刃の大阪弁と分かってからは納得したものの、そもそもが下手くそな役者に開演早々やられると、素人劇団だなと思わず思ってしまいました。
良く見えるという意味での、鳥目に対する猫目の男が、崖の下の物体をビスケットと言うのは確かにおかしいですね。
実演鑑賞
満足度★★★★
たわいもない話でした。
ネタバレBOX
卒業間近の小学生たちが、同級生や宇宙人の転校生相手に告ったり告られたりの恋愛事情を描いた話。
支離滅裂の言葉の羅列を覚えるのは大変だろうと思いました。
実演鑑賞
満足度★★★★★
とにかくとても明るく稀に見る楽しい作品でした。
ネタバレBOX
それぞれが失業し、田舎の島に帰る予定の幼馴染のアラサー女子三人が、マンションの屋上庭園に入り込んだことがきっかけで、ゲイだから安心してと言う住人の誘いを受け一緒に楽しく暮らしていたところ、時の経過とともに良心の呵責に耐えかねた男から実はゲイではなかったとの告白をされひと悶着あったものの、三人で相談した結果、これからも楽しく暮らしていこうとの結論に至ったという話。
何か凄いハッピーエンドで終わり楽しくなりました。
深く考えると今後色々あると思うのですが、特にしょこたんと前田亜季さんの可愛らしさ故に、そんなことを考えさせないお芝居でした。
実演鑑賞
満足度★★★★★
帝政ロシアにおける農場経営は大変だったんですね。
ネタバレBOX
何度か観たことのあるあの『かもめ』。
棒読み演劇でしたが、主人公の精神的変遷、顔付きの変化は素晴らしかったです。