サーコの観てきた!クチコミ一覧

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『泡』(再演)

『泡』(再演)

劇団 東京フェスティバル

恵比寿・エコー劇場(東京都)

2013/09/18 (水) ~ 2013/09/23 (月)公演終了

満足度★★★★★

客入れの昭和歌謡も楽しんで!
政治ものを得意とするきたむら氏だが、今回は私の大好きな「幸福な職場」に次ぐ「良い職場」シリーズ第2弾と言ってもいいかもしれない。店長が何より良い人で、通ってくる客もなんだかかわいいおじさんたちばかりで、ソープ嬢たちには働きやすそうな職場だ。そんな職場を襲った地震、原発事故。取材が綿密で、深刻になりがちな話をユーモアを交えて進めるのがほんとうにうまい。客は自然に泣かされたり、笑わされたり、終わった後には「去年より今の方が状況が悪くなってるんじゃないの?}とか憤ったりしながらも、満ち足りた気持ちで劇場をあとにできる。

清涼仮装現実

清涼仮装現実

Kuchico!

不思議地底窟 青の奇蹟(東京都)

2013/09/13 (金) ~ 2013/09/15 (日)公演終了

満足度★★★

過去を振り返るには若過ぎる~
アドリブのような「仮」コント集は面白かった。でも、見ていると現実の彼女たちの話の方が面白そう。最近この年代の女3人ぐらいのユニット上演が増えているが、ここは若干元気がないように見えた。

白戦

白戦

東京マハロ

小劇場 楽園(東京都)

2013/09/10 (火) ~ 2013/09/16 (月)公演終了

満足度★★★

いくら草食系でも
する、しないに係らず。そんなに長く「巣」にとどまってる「もの」ではないのでは?365日って、長すぎ~開演前に流れていた映画音楽はよかった。

ネタバレBOX

戦いなんだからもう少しそれらしい恰好(ヘルメットかぶるとか、それと、しっぽは必須アイテムじゃない?)して、たどり着くまでの激しい生存競争も描いてほしかった。あと、「精子」「卵子」という言葉を使わずに進めてほしかった。
九月花形歌舞伎

九月花形歌舞伎

松竹

歌舞伎座(東京都)

2013/09/01 (日) ~ 2013/09/25 (水)公演終了

満足度★★★

【昼の部】なんだかバラバラ・・・
U45(ぐらい?)の各家の若手が出演していて期待を持たせるが、各自がてんでんばらばらの演技をしていて統一感がない。古典もので初日から一週間もたってるのにこれでは困る。しかし顔ぶれをみると中心になる役者がいない。梅枝はまだ若すぎるし、ABには誰もついていかない、7-9兄弟にはオヤジほどのカリスマ性はなく、大丈夫か歌舞伎界?【夜の部】染五郎が中心となっているし、少しは全体で稽古をしたのであろう、昼よりはましかもしれない。巨大ムカデなどケレンもある前半部はよかったが、後半で、それまで登場していない人物が突如重要人物になったりして、観客を混乱させる脚本。後半を練り直せばかなり良くなりそう。

パソドブレ

パソドブレ

発条ロールシアター

タイニイアリス(東京都)

2013/09/05 (木) ~ 2013/09/08 (日)公演終了

満足度★★★

2・26事件との関連
過去の人たちの現れ方に一工夫ほしかった。夏だから雷とか・・・ふつーすぎ?でも、なんにもないよりいいような・・・唐突にあらわれても面白くない。

ネタバレBOX

2・26事件のころ女学生で警官に憧れていた大家さんがデリヘル嬢に乗り移っていたのがおかしい。さらに大金払っていたのには大笑い。田中は将校たちに何を変えてほしかったのか?まず、自分が変わらないと世の中は変わらないよ~
きのうみたゆめ

きのうみたゆめ

SAKASU ZAKASU

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2013/08/30 (金) ~ 2013/09/08 (日)公演終了

満足度★★★★

不誠実な男女各1名、純な男女各1名
キャバ嬢がいじらしくもかわいく、真面目そうに見える女が尻軽なところが面白い。男たちは二人ともバカだねって感じ。2話目は不誠実で現実を直視できない男に逆襲する話にしてほしかったな。

団子の打ちかた教えます

団子の打ちかた教えます

サンハロンシアター

小劇場 楽園(東京都)

2013/09/03 (火) ~ 2013/09/08 (日)公演終了

満足度★★★★

私も団子を打ってた!
人生のいろいろな場面でね。始まって最初の何十分かは人間関係が把握できていないのでちょっと私の頭が混乱してしまうところがあったので、始まる前に当日パンフの人物を頭に入れておくとよいかも。短い上演時間の間に登場人物たちの30年間を無理なく描写し、しかも彼らがみな個性的で生き生きしている脚本とそれを演じた役者たちが見事。本当に大人のための大人の芝居で楽しめた。でも、人間やっぱり生きているうちが花なので、親孝行・妻(又は夫)孝行は生きているうちにしようね。

B型の女たち 2nd ~あたしたちはマリアだっ!~

B型の女たち 2nd ~あたしたちはマリアだっ!~

三ツ星キッチン

小劇場 楽園(東京都)

2013/08/27 (火) ~ 2013/09/01 (日)公演終了

満足度★★★★

お土産のどら焼きつき(美味!)
最初のうちは女子会を見せられてるだけか~と思っていたが…
上演時間は1時間20分ほど。コンパクトにまとまっていてあっという間だった。中年以上のおばさんじゃないわよと思っている女子向き。

ネタバレBOX

和菓子組合のおじ様達の話やおばあちゃんと和菓子のあたりからなんだか泣けてきた。某大手ハンバーガーチェーンのラジオCMじゃないけど「頑張ってる人は誰かが見てくれている。」と思わせてくれるとても前向きな話。あの最後のダンスの衣装は10回目まで着られるように体形維持ね!それと和菓子とお茶がおいしかったのはおばあちゃんがいたからだよ。そこのところももうちょっと台詞で表現してほしかった。
探偵は現場に来ない。

探偵は現場に来ない。

音速パンチ

シアター711(東京都)

2013/08/21 (水) ~ 2013/08/25 (日)公演終了

満足度★★

9時前に終演
思わず、えっと思うほど長かった。テンポが悪いし、芝居も素人っぽい。電車の乗り換えの悪さを売りにするなら、地図を用意してとんでもないところにいる探偵の現在位置を見せなきゃ。探偵のいる場所を決めて時々「あ、乗り過ごした」「行先反対方向の電車に乗ったー」とか言ったり、駅や車掌のアナウンスが「この電車は大阪まで止まりません」とか、言ったりとか、もっとおもしろく見せる工夫ができたと思う。でも、後半はトロッコの場面とかいいところもあった。

ネタバレBOX

それにしても、あの「脳」は、なんだ?
プロジェクトB

プロジェクトB

SNATCH

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2013/08/21 (水) ~ 2013/08/25 (日)公演終了

満足度★★★

演劇史に名を残すB級をめざせ!
ジャッキー・チェン、ショーケン、ロジャー・コーマン・・・と、好きなもの、どんなものを作りたいかはわかった。あとはそれをまねするだけじゃなくて、そこから独創的なB級作品を作るだけだね。できそうな気がする。がんばれ!でも、上演時間は1時間半ぐらいにしてね。ちょっとひとつの場面が長い時があった。下品な場面は、ほどほどに。

さくら橋

さくら橋

松竹

新橋演舞場(東京都)

2013/08/02 (金) ~ 2013/08/27 (火)公演終了

満足度★★★

だまされやすい人・・・
惚れた弱みだもんね。しかたないか。弱そうに見えて結構したたかな主人公・花を藤山直美が達者に演じる。その時代の流行歌をうまく取り入れていた場面が楽しい。

ネタバレBOX

金貸しの女主人・かね(加賀まりこ)の厳しさがあまり描かれていないので、娘・桃子がかねの肩を持ったことに説得力が乏しくなった。

土地の権利書を盗んで2年もいなくなってた女を店の者たちがそんなに簡単に受け入れるか、ちょっと疑問。世間はもっと厳しいぞ。

最後の場面で67歳の桃子の息子・太郎はもう50歳ぐらいのはず。晩婚化が進んでいるとはいえ、あの子供はちょっと幼すぎる。桃子のひ孫でもよかったかも。
ドラムストラック

ドラムストラック

ホリプロ

天王洲 銀河劇場(東京都)

2013/08/14 (水) ~ 2013/08/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

太鼓叩いてストレス解消!
間違えても全然心配なし。素人はおもいっきり叩いても大きな音は出せないから。なんだか和太鼓に通ずるところもあり、面白い。歌や踊りはちょっと日本人には無理!って感じのリズムとハーモニーだが、とにかく拍手代わりに太鼓をたたいて、楽しめばOK。夏休みの子供たちに特におすすめ。小学生なら3,4年生ぐらいからがいいかな。私の前の席にいた男の子は、思いっきり体を使って楽しんでた。日本にいながらダイナミックな異文化体験ができる。

蝶を夢む

蝶を夢む

風雷紡

シアター711(東京都)

2013/08/11 (日) ~ 2013/08/18 (日)公演終了

満足度★★★

瓶の中のさなぎ
羽化したら毒々しい色と模様の「蛾」で、ぴっくりした経験はないだろうか?そんなことを思い出した。
「寒すぎて凍える」と言って、途中退場した人がいたのには驚いた。確かにちょっと寒かったけどね。凍えたくない方は、カーディガン等を持っていくこと。

ネタバレBOX

箱入り娘のお姫様は、毒々しい蛾だったのだ。、旧伯爵家とはいえ、戦後すぐ、家長は戦死という設定にしては金持ちすぎ、使用人が多すぎる気はする。音楽、衣装、セットのつくりは、重厚な雰囲気をだしていた。
砂漠の町のレイルボーイズ

砂漠の町のレイルボーイズ

とくお組

座・高円寺1(東京都)

2013/08/07 (水) ~ 2013/08/11 (日)公演終了

満足度★★★

草食系
あまりにひまそうで何も起こらないんじゃないかと心配したが、切符一枚売れただけで、あれだけ喜んでる人たちだから、きっと毎日の小さな喜びを大切にする人たちなんでしょう。過剰に上を目指さないという現代日本の青年らしい作品かもしれない。毒にも薬にもならないが、ほのぼのを求める方におススメ。去年の舞台に比べるとセットがとてもプロの仕事で美しい。(素材がよくなってる?)

めいとーでん~鬼切之編~

めいとーでん~鬼切之編~

COTA-rs

シアターサンモール(東京都)

2013/08/07 (水) ~ 2013/08/11 (日)公演終了

満足度★★★

名刀が全員集合!
おもしろいアイデアだと思ったけど、原作あり。それなら原作を生かすべくもっと視覚的に、演劇的に見せる工夫をしないと。なんだかつっ立ってるだけの場面が多いし、カラスは無意味に動きすぎてうっとおしい。舞台に役者が出てきたら背景に本物の刀の写真か絵を投影するぐらいはしてほしかった。(草薙とか無理?)出演者の演技及びアクションのレベルがまだまだ低い。

飛龍伝

飛龍伝

COTA-rs

シアターサンモール(東京都)

2013/08/01 (木) ~ 2013/08/04 (日)公演終了

満足度★★★

初演版が気になる
つか自身が原発問題を書き加えたか、別の問題を書き換えたのかは、最初の版を見ていないのでなんとも言えないが、効果的な改変には見えず、あの全共闘という今のところどこにも置き換えられない時代はそのままにしておいてほしかった。変更が常であったらしいので、しかたないか。初演版が見たくなる。前半のコミカルな感じに比べると後半の女が強くなっていくところが面白い。主役の男性2人の滑舌が悪い。

ウィンカーを、美ヶ原へ

ウィンカーを、美ヶ原へ

kitt

駅前劇場(東京都)

2013/07/26 (金) ~ 2013/07/28 (日)公演終了

満足度★★★★

普通の会話がおもしろい
最初から普通の会話がおかしくて笑えるってそんなにあることではない。これはすごいことだと思う。滑舌の悪い神谷君、かわいい!(役者ね)

ネタバレBOX

葬儀屋が警察にトラックの中身を言わないのはちょっと不自然。むしろ警察には言ったけど他の人には「それは、ちょっと・・・」とか「捜査中なので・・・」と言った方があやしいかも。姉妹を殺人犯にするなら彼女たちの告白せりふだけじゃなくてもう少し途中で殺人者っぽいところがあってもよかったかな。
虚人の世界

虚人の世界

公益社団法人日本劇団協議会

劇場MOMO(東京都)

2013/07/19 (金) ~ 2013/07/28 (日)公演終了

満足度★★★★

クチビル
芝居の出来が良いとか悪いとかいうのではなく、緊張感がはんぱでなく、この劇場の俳優との距離の近さは、正直言って観客としてしんどかった。でも俳優さんたちは皆演技の達人でそれを間近で見られたのは幸せでもあった。(矛盾してるなぁ。)観客によって見るポイントが違うかもしれない。私は「クチビル」が気にある存在。いったい何を吸って太ったんだ?

ネタバレBOX

ラスト近くで妻が夫の目に自分が映っていないと言った場面で終わりにしてもよかったような気がする。わざわざ外出して会社に行く理由は、自分の存在を確認するため?他人の存在を抹殺して生きるのは言ってみれば都会生活の知恵みたいなもので、程度の差はあれ誰でもやってるんじゃない?最後のジャンプみたいなのも不要。
ティーチャー

ティーチャー

保木本真也がプロデュース

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2013/07/19 (金) ~ 2013/07/28 (日)公演終了

満足度★★★★

ドリフの「8時だよ!全員集合」を思い出す
楽しかった。特に最後のおっかけごっこのシーンでは、あの締めの音楽が聴こえてきそうだった。男女とも先生が美男美女過ぎだな。「森三中」的なキャラクターがいるとより面白かったかも。赤座美代子(おいくつになられるのだろう?)若い人たちの中で、いいキャラだった。マシンガン・ティーチャー(マシンガン・プリーチャーのパロディか?)とか、わけわかんない人もいたけど、テンポよく、気持ちよく笑わせてくれた。

ネタバレBOX

なぜか一人しか出てこない生徒がやや老けている。最初見たとき先生の一人かと思った。教頭先生はもうちょっと厳しいキャラにした方がアクセントになるかも、せっかくそれらしい役者を配役したのにもったいない。
アンダー・ザ・ロウズ

アンダー・ザ・ロウズ

Projectスナフキン

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2013/07/18 (木) ~ 2013/07/21 (日)公演終了

満足度★★★

「世間の風」側にまわっちゃったかも・・・
鴻上作品を初めて見たが、ちょっとがっかり。いじめられた側にまったく共感できず、むしろ「怒」。「いじめられても仕方ないか」などと観客に思わせてはこの芝居の意味がない。

ネタバレBOX

唯一よかったのは、一之瀬が自分の彼女の過去を知って彼女を気遣ってあげられるようになったことかな。対比としてパラレルワールドの一之瀬が現実世界に表れて何か気づいて帰ってほしかったんだけどなあ。少しSFっぽくなるし。

やっぱ、バットで復讐はダメでしょ。特に長年いじめられていた男が無抵抗の女性作家を殴った時には、完全にこの作品から心が離れた。ここはやっぱり女性作家が武道の達人で男が殴られっぱなしになるとかじゃないと。

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