バンビ
FLAT
神楽坂die pratze(ディ・プラッツ)(東京都)
2010/07/16 (金) ~ 2010/07/18 (日)公演終了
満足度★★
もっとゾンビを愛したかった。
オープニングの掴みは自然とバカバカしく思える感じでとてもよい。終盤にでてくるテーマ(…テーマなのかな?)も魅かれるモノがあった。
しかし、いかんせん中盤のたるみが気になる。とてももったいない…。
ゾンビを使った面白いシーンが色々作れそうなのに、逆にゾンビに関する興味が中盤で薄れてしまった。演出にもう少し遊び心が加われば、とても見応えのある作品に化ける気もした。
劇団鋼鉄村松さんのムラマツベスさんや、客演常連の後藤和さんが出演されていたせいか「ここのやり取りを書いたのはボス村松氏では!?」と思う部分が多々。ボス村松さんと飛山さんって作風、似てるんですね。初めて気がつきました。
赤坂大歌舞伎
松竹
赤坂ACTシアター(東京都)
2010/07/12 (月) ~ 2010/07/29 (木)公演終了
満足度★★★
面白さの原点!
小難しい事を考えずに笑えばいい!仏頂面で観ていたとしたら、そんな自分がバカらしく思えてきそうな、とても‘いい笑い’が溢れていました。流石ですね。勉強になりました。
ただチケットS席13500円と言うのはどう考えても高い気が…。親しみやすい人情劇ですし、もうチョット敷居を下げてもいいのではないかなと…無理なんですかねぇ…。この値段では人にはススメづらい…。
ボディーガードマン
Team 紅 演劇部
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2010/06/17 (木) ~ 2010/06/20 (日)公演終了
満足度★★
‘奇’をてらわない安心感。
良くも悪くも、ここまで‘奇’をてらわない作品を久々に観た気がします。‘暗転⇒人入れ替わり’で幾つかの場所を表現するオーソドックスな舞台装置。‘前半笑わせ⇒後半シリアス人情’といったオーソドックスな展開。‘ありきたり’と言えばありきたりなのですが、逆にどこか安心して見れた気がいたします。正直クオリティの高さは保証できませんが、「なんか難しい事かんがえずに観たい!」というのにはむいてるかも?常に話の中心にいる飯島さんが好演。あきらかに芝居を支えてらっしゃいました。個人的には本多智をもうちょっと観たかった…。
裂躯(ザックリ)
乞局
笹塚ファクトリー(東京都)
2010/06/16 (水) ~ 2010/06/21 (月)公演終了
満足度★★
もう少し‘刺激’が欲しかった。
乞局さん、初観劇。これは、好みではなかった…という事になってしまうんでしょうか、残念ながら。前半、‘ビクッ!’とさせられる演出があったのはさすがと思いましたが、後半に行くにつれ‘何を見ているのかわからなくなる’とでも言いますか…なにかドンドン気持ちが離れていってしまいました。高い評判を耳にしていた劇団さんなので、おそらくは自分の肌に合わなかったという事なのでしょう。もうちょっと刺激してもらいたかった。うまく言えませんが。
≒LOVERS 【6月12日はポストパフォーマンスLIVE付き!】
タムチック
d-倉庫(東京都)
2010/06/10 (木) ~ 2010/06/13 (日)公演終了
満足度★★★
観ていて気持ちのいい、グッドパフォーマンス!
和気あいあいとしたパフォーマンス・ショー。何よりも楽しそうな雰囲気がよい。嫌な気分になりませんね。大事です。観ていてノリやすい。もう少し構成力があがれば文句なしでは!?成長が期待できそうな団体さんです◎
憂鬱先生
てにどう
ザ・ポケット(東京都)
2010/06/09 (水) ~ 2010/06/13 (日)公演終了
満足度★
一言でいうと、ガッカリ。
初めて‘てにどう’さんを拝見したのは約7年前になるでしょうか。その面白さにワクワクした自分を、凄く印象的に覚えています。…ですがこの日、2010年に再びお会いした‘てにどう’さんは、かつて憧れたモノとは違ってしまっていました。一言でいうと、ガッカリです。面白くありませんでした。感じの悪いレビューになってしまって申し訳ない!でも‘率直’な感想と言うのなら、ガッカリです。つまらなかったです。シチュエーションコメディという言葉を辞書でひいた事はありませんが、僕の中で今作はシチュエーションコメディとは思いたくありませんでした。心から、残念。笑えもしなかったし、何も伝わらなかった。申し訳ありませんが、僕はこれは駄作だと思います。すみません。昔のてにどうは絶対にもっと面白かった!
庭劇団ペニノ『アンダーグラウンド』
庭劇団ペニノ
シアタートラム(東京都)
2010/06/06 (日) ~ 2010/06/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
好みでないが、☆5つ!
庭劇団ペニノさん、初観劇でした。開演して…というか‘手術’が始まって10分くらいした時は「なぜコレをパブリックな劇場でやるのか」とかなり真剣に考えました(苦笑)。世田谷パブリックシアターさんはコレを世田谷区民に見せたいのかなぁ、とか。ちょっとグロくないか…ですよね、浮かぶのはなによりまず。でも、ふとした瞬間から、ドンドン‘バカバカしい’魅力が表にたってきて。うん、気づいたら結構笑ってました(笑)。楽しかったです。満足。いや、グロいの超苦手なんですけどね。
…う~ん、何を言ってもネタばれになりそうで難しい。逆に何を言ってもネタばれじゃなさそうで面白い。そんな感じ。
これは中毒になる人はなりますよ。僕はなりかけました。好みじゃないハズだから余計にこわい(苦笑)。
僕的にはお芝居好きな方にはぜひ一度見てみて欲しい作品です。嫌いな人も沢山いると思います。ただ‘中毒’になりそうなお芝居って貴重だと思います。一度は食してみる価値あるのでは!?
恋女房達
青☆組
アトリエ春風舎(東京都)
2010/06/03 (木) ~ 2010/06/08 (火)公演終了
満足度★★★★
「脚本×演出」の生み出す相乗効果!
青☆組さん、初観劇。文字の状態で読んでも心に届きそうに感じるセリフ達がとっても印象的。あぁ、台本買わなかった自分にチョット後悔…(台本、売ってます!)。そんな台詞達と、遊び心ある演出との相乗効果で生み出される`世界観’はとても素敵でした。演じられてる俳優の皆様もかわいらしく、かっこうよく、その世界で生きてらっしゃいました。
ただ、今回は短編のオムニバスという事もあってか`KOパンチ’はお見舞いされなかった印象。文句なしの判定勝ちなのですが。今度はゼヒ長編でKOしてもらいたいな…なんて。意味不明な例えですみません…。
バイ・バイ・ブラックバード
演劇集団キャラメルボックス
サンシャイン劇場(東京都)
2010/05/13 (木) ~ 2010/06/06 (日)公演終了
満足度★★★
公演情報を知ってから、劇場をあとにするまでがキャラメルボックスの演劇!!
毎度の事ながら、キャラメルボックスさんのそのサービス精神には感服いたします。お客様が楽しく観劇できるように…やれる事は全てやって下さっている感じ。多分、「こうして欲しい」という部分を見つけ提案すれば、無謀なお願いでない限り、実現にむけて最大限努力して下さるんだろうな…本当に気分のよい劇団さんです。今回は少々作品が好みでなく、☆3つ。楽しめなかった自分が逆に申し訳なく感じてしまった。楽しんで欲しいという気持ち、痛いほど伝わるんですもの…。
露出狂
柿喰う客
王子小劇場(東京都)
2010/05/19 (水) ~ 2010/05/31 (月)公演終了
満足度★★★★★
この劇団さんでしか観られない芝居◎
客演の女優さん方も皆さん十二分に魅力的でしたが、それでもやはり劇団員の女優さん3人の魅力が抜けていたと思いました。いやー、‘劇団’なんですね、やっぱり。七味さんは以前に1度、客演されていた先で拝見した事があったのですが、今回の方が遥かに魅力的でした。…動いてても止まってても面白いって凄い…。
めぐるめく
KAKUTA
シアタートラム(東京都)
2010/05/21 (金) ~ 2010/05/30 (日)公演終了
満足度★★★★★
‘素敵’に‘絶妙’なKAKUTAの演劇!
KAKUTAさんを観て劇場を後にする時、「いい芝居を観たなぁ」って、とにかく素直にそう思わされます。「やられた」「そうきたか」「今のセリフいいな」そんな細かい感想よりもとにかく「いい芝居だった」そう思わせてくれます。こんな純粋な感想を持たせてくれる劇団さん、なかなかないのではないでしょうか?ド派手な演出や流行りの構成、そういうものに頼らないくても‘素敵’です、‘絶妙’です。安心して舞台と向き合えます。そこから生まれる優しい安定感が、こんなストレートな感想を引き出してくれるのかもわかりません。…うまく書けませんが(苦笑)。
今回も思いっきり「いい芝居」観させて頂きました。
役者さんも皆さん、存在感・説得力・愛らしさ…バッチリ揃って魅力的でらっしゃいました。中でも今回はブラジルの辰巳さんが必見。辰巳さん、久々に拝見しましたが、その魅力にますます磨きがかかってきたように思います。
KAKUTAさん、良い劇団さんです。おススメです。
ミブロ! ~新撰組転落記~
劇団バッコスの祭
アドリブ小劇場(東京都)
2010/05/13 (木) ~ 2010/05/19 (水)公演終了
満足度★★★
成長が見てとれる劇団さん◎
劇団バッコスの祭さんを初めて拝見したのはもう5年以上前になるでしょうか。まだ「バッコス」の名前ではなかった頃です。その時には、この劇団がまさかここまで良い劇団になるとは思ってもみませんでした、その成長に仰天!ここは今後の成長も確実に期待できる劇団さんです。向上心が見てとれます。
最近の流行りとはチョット外れたタイプのエンターテイメントだとは思いますが、こういう劇団がもっともっとあっていい。そう思いました。
今後まだまだ伸びそうなので、今まだチョット押さえ目の☆3つ。
北と東の狭間
JACROW
サンモールスタジオ(東京都)
2010/05/07 (金) ~ 2010/05/16 (日)公演終了
満足度★★★★
初・JACROW
気がついたらガッツリ向き合って観ていたように、充分楽しませて頂けたのは勿論なのですが…なんか終演すぐフワ~っと帰れちゃったんですよね、なんだろ、うまく言えないんですが。「引き込んではもらえたけど、すぐ出れた」良いとか悪いとかではなくそういう印象です。なんでそうなったのかはよくわかりませんが。
外国の方を演じるというのは、一歩間違うととんでもなくチープになってしまう危険があると思います…。そんな中、中国人役の皆さんがとても魅力的に‘外国人’を演じてらっしゃいました、お見事です。
最近舞台上での‘キス’や‘水かけ’を多く見る気がするのは、僕のたまたまなのかそれともそういう舞台芸術が増えているのか…。
今回のお芝居では、あんまり暴力シーンが痛くなさそうなのがチョット気になりました。こういう気質作品ならもうちょっとやってもいいんじゃないかなぁ…とか。とかなんとか言っておいて、ホントに痛そうだと今度は「引いた」とか「やりすぎでは」言い出してしまうかもわかりませんが(苦笑)
とりあえず、観て損のない作品だとは思います。
「ユー・アー・マイン」
クロカミショウネン18 (2012年に解散致しました。応援して下さった方々、本当にありがとうございました。)
駅前劇場(東京都)
2010/05/12 (水) ~ 2010/05/16 (日)公演終了
満足度★★★
楽しかった…んですが、
楽しかった…んですが、もっともっと面白くなりそうな気がしました。シチュエーションコメディなので、ドンドンいり組んでいく展開はこれはある意味当然で、もちろん僕自身もそれが観たかったのですが…。に、しても、意味がわからりづらくちょっと「ん?」と疑問符がしまうところや、「それはどうかな…」とモヤモヤしてしまう所が少々多かったように思いました。ついていききれずに頭がちょっと疲れてしまった…そんな印象です。もうちょっとわかりやすく整理しても、充分に楽しめる作品に仕上がったのではないかと思いました。
やはりでも会場が一体となって楽しめるコメディはいいですね。次回公演も、次回公演はさらなる名作コメディ、期待いたします。
雨とカエルと、ラブストーリー オン・ザ・コンクリート
早稲田大学劇団木霊
劇団木霊アトリエ(東京都)
2010/04/23 (金) ~ 2010/04/27 (火)公演終了
満足度★★★
無料ではもったいない!
詰め込みすぎでは?と思う程に様々なアイディアが詰め込まれていた舞台でした。自らのアトリエを所有している劇団ならではの、工夫に富んだ演出にはもう、脱帽。学生劇団らしいエネルギーも存分に感じました。
…正直チョットわかりづらいスト―リーも、この際「学生らしい」と言ってしまえばありでしょうか(笑)
昔に比べ、器用なセリフ回しの俳優さんが多くなったな、と思う反面、俳優陣の個性が全体的に薄く感じたのがチョット残念でした。
入場料を取る事を、大学側から制限されてるらしいのが、ちょっとガッカリ(←大学側に)。早稲田の演劇は貴重な文化だと思うのですが…数百円の入場料でもダメなものなんでしょうか??
2人の夫とわたしの事情
シス・カンパニー
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2010/04/17 (土) ~ 2010/05/16 (日)公演終了
満足度★★★★★
女優・松たか子さん恐るべし
松たか子さんの演技にただ感服…!改めて素晴らしい女優さんだなと認識しました。段田安則さん、渡辺徹さんもさすがの芝居で松さんのサイドを固めており、後半増えていく段田さんと渡辺さんの観ていて気持ちのよくなるような掛け合いには舌を巻きました。最近のKERAさん演出の作品の中で、個人的には一番好きです。もう一つ特筆すべきは、直前に代役が発表された猪岐英人さん!そんな事は微塵も感じさせない芝居で後半を締めてくれました。楽しく観れるお芝居です。
『ハチクロニクル』 (公演終了)
劇団鋼鉄村松
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2010/04/16 (金) ~ 2010/04/18 (日)公演終了
満足度★★
大衆ウケする作品ではないと思いますが…
終始、客席になにか良い意味での緊張感のようなモノが漂っていたのがとても印象的。たしかに僕も、わけはわからなかったけど、シッカリ観れました。これは一体なんなんだろう…。わけわからない作品である事には確かだと思うのですが(苦笑)。
正直、顔見知りの劇団さんなので、周りの評価も勝手ながら気になっていたところ…既に☆5つが2つもついていてちょっとビックリ。そんなに高評価なんだ!(笑)もしかして「わけわかってない」のは僕だけなのか!?(汗)
とりあえず、たしかにでも僕の拝見したボス村松氏の作品の中では1番‘この作品でやりたい空気’がシッカリ出来ていたと思う。そこは間違いないです。
「ハチクロ」読まなくてもわかりますが(わけわからない感じだけど)、読んだ方がより楽しいんじゃないかなとか思います。そこも多分間違いないです。
かたりの椅子
ニ兎社
世田谷パブリックシアター(東京都)
2010/04/02 (金) ~ 2010/04/18 (日)公演終了
満足度★★★
『歌わせたい男たち』の時も感じたのですが…
単純に永井愛さんの演出があまり好みではないのかもわかりません…。舞台装置とかもなんだかあんまりピンとこないんですよね。脚本はさすがにクオリティ高いなと感じるのですが。う~ん…。
私のこの目で【ご来場誠にありがとうございました!】
劇団スカラベ
シアターブラッツ(東京都)
2010/04/09 (金) ~ 2010/04/11 (日)公演終了
満足度★★
ブラッツでやるミュージカルとしてはピッタリかもですが…
雰囲気は劇場とマッチしていて良かったと思います。ただやはり音響環境が良いとは言えないためか、歌詞が非常に聞き取りづらかったのが残念。
個人的にはミュージカルは楽しく胸躍る方が好みかわかりません…。
ドライビング エンゼルフィッシュ
劇団6番シード
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2010/04/08 (木) ~ 2010/04/18 (日)公演終了
満足度★
「コメディ」とは何か。
この作品が【「圧倒的!」「徹底的!」なコメディ】だと思う方はどれだけいらっしゃるのかと少々疑問を覚えてしまいました。とにかく「笑いたい」、そういう気持ちで拝見しに出かけたのですが…一度も声に出して笑えず…申し訳ないのですがガッカリというのが正直なところです。例えばこれが「ファンタジックコメディ」とかの‘うたい文句’でしたら、僕もきっと楽しめたのではないかな…と思います。舞台装置とかスケールは感じたんですが…う~ん…自分の思うコメディではなかった、という事でしょうか…。