長寿郎の観てきた!クチコミ一覧

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玉章恋慕

玉章恋慕

片肌☆倶利伽羅紋紋一座「ざ☆くりもん」

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2024/01/03 (水) ~ 2024/01/08 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

纏組さんを観劇
江戸の吉原を舞台にした恋と笑いの
時代劇風ながらもナンチャッテ要素の入った
エンターテイメントでした
楽しい正月バラエティって感でしょうか
約2時間 全席指定です

ネタバレBOX

舞台は下手に階段を配しての
中央から上手が店の正面となり
階段上を上段の舞台としての利用をしていました

お話は火事から始まり
吉原の遊女と遊び人の若旦那に
一本気な町火消しとその仲間
その主人公の母と妹がやってる居酒屋・・・
劇中でショーパブと化して
さまざまな歌ショーを舞台上で披露してくれます
で その女将さんが まぁ
インパクト強く様々にショーをしてくれます(^-^)

火消しと遊女と若旦那の恋関係を主軸に
賑やかなショーを絡めての舞台でした

戯曲シラノ・ド・ベルジュラックみたいな展開をするんだが
まぁ踏襲してるのか結ばれないのねー
でも上手な落とし処だったかなぁ とも

吉原の足抜けとかは
もっと厳しいモノだとは思うが
(某鬼滅さんは凄かったなー)
わりとフンワリとして御楽な作りに徹していましたね
メタな感じで客席に逃げる展開は演劇的でしたわ

娯楽に徹してショーを華やかにして
照明とかでの笑いを入れてと
楽しめたんで星数はオマケします~♪
第78回「a・la・ALA・Live」

第78回「a・la・ALA・Live」

a・la・ALA・Live

阿波おどりホール(座・高円寺内) (東京都)

2023/12/25 (月) ~ 2023/12/25 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

今年の実演観劇のラストでしたわ

説明通りで
大衆演劇って感満載の舞台でした

紙芝居が実話とは・・まぁ思ったが
南京玉すだれは実演で見たのは初めてだったかな
楽しく過ごしましょうという感じが伝わる
温かな舞台となっておりました

薄膜インタフィアレンス

薄膜インタフィアレンス

BEHATI OWL PRODUCE

エビスSTARバー(東京都)

2023/12/21 (木) ~ 2023/12/24 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

ハコに興味があったが
狭いなぁやはり=普通にバーでしたね
座席は周囲に21席程
全体は20畳ぐらいの店内に感じました

さて狭量な空間で
実際にバーに集まる群像劇を真近で演じてた
濃厚な75分の作品でした
うん
こーゆー情報量の詰まった作品は大好物さ(^-^)

ネタバレBOX

どこで場内の明かりと効果音等操作してるんだろう?
不思議に感じるほど絶妙な使い方してた音と光

手を伸ばせば触れてしまうくらい近いトコで
役者さんが上手に演じてた
いろいろと魅力のある登場人物達
こ~ゆ~仲間とクリスマスやら年末過ごせたら
ナンカ良いなぁ~とか思わせてくれた素敵な芝居でありました

お話は
このバーを使ったもので
最初はバーで女将さんが
知り合いのラジオ放送を聞いてる
ところからスタート
’23大晦日「君とラジオ」ってタイトル
次々と常連メンバーや
地元の仲間が貸切というコトで集まってくる
集合者は全て地元の幼馴染であり
基本的な主人公はリサイクルショップの店長さん
その弟や亡くした家族のコト
好きだったサッカーを友人を助けるために怪我をして
諦めた事・・・・
好きだと言えない気持ちとか
仲間の書いた文章で救われた話とか
様々に人間模様を見せてくれました
最後に皆が去って
主人公と女将さんが残り
この店が閉店する話をしんみりとして
幕が閉じます
上手だったなぁ ホント
マドラスオレンジもおいしかった
登場人物は色の名を冠して
タイトルに掛けてました

福原赤弥(あかや)=リサイクルショップの店長
両親は若い時に交通事故で二人同時に亡くなっており
出来の良い弟を一人で育てている苦労人
福原青依(あおい)=この地方を出て東京で大学に通っている
学費は兄が全て出してくれているが
店の経営とかも心配してバイトを兄に内緒で始めている
天使藍(あまつかあい)=コンビニのバイトをしているが
ギターの弾き語りを路上で続けている
学生時代に文化祭のステージで歌えず逃げた事が
心の傷になっている
学校の後輩からはエンジェル先輩と歌を慕われていた
高山黄美恵(きみえ)=嫁ぎ先の姑とうまくいかず
大好きなラジオを辞めるか悩んでいる
元放送部で喋る事が好きだった
蓮見緑朗(ろくろう)=地元を出て東京のラウンジで働いている
アカヤが怪我をした原因の恐竜オタク
如月橙子=文章作成が好きで小説家を目指していた
初のドラマ脚本は期待されていたが酷評され
いまは文章が書けなくなっている
アカヤらはその文で助けられたと話を出す
紫稀=バーの主人
リアルに飲み物は出してましたわ
親から受け継いだ店を閉める決心をした
パクス・リベルタの証明

パクス・リベルタの証明

学習院大学演劇部 少年イサム堂

学習院大学 富士見会館401 演劇部アトリエ(東京都)

2023/12/22 (金) ~ 2023/12/23 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度

開演前に裏手で発声練習してたのが
なんかよかったなぁ~と
さて
わりと小劇場的な空間でした
学生さんという事もあり
もっと上演こなせば固さも取れるよねー
とかは思ったが
話が頭でっかちで説得力に乏しかったなぁ と
前半はまだしも
休憩挟んでの後半の展開が特に飛んでた感じを受けた
2時間超えの作品

ネタバレBOX

進撃の巨人みたく壁に籠った人類の話かと思ったら
その壁の外の国が戦争していて
壁を壊して人類が1000年の繁栄を築いたという話です
その契機となった出来事を後世の歴史家が名付けたのが
タイトルという話
こー述べると普通な感じですが
さえぎる壁のみならず
空も覆っていて本当の星や太陽を見たこと無い
という設定で
後半簡単に壁が破られたり
ひきこもって科学文明を謳歌してるトコと
外で野蛮に戦争してる国との関わりが
なかなか腑に落ちない
設定の煮詰めの甘さが酷いなぁと感じたデス

後世の歴史家が人類史の転換を語る体なら
いろいろと上手に出来た気がするがなぁ
たぶん こうだったんじゃないか劇場にしてみたりとか
せっかく背景に動画とかも投影したりしてたが
何ともなぁ・・・・と感じたデスわ
After HERO‘s

After HERO‘s

Prodeuce-Olc

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2023/12/20 (水) ~ 2023/12/24 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

コメディでなく
普通に日朝の戦隊~ヒーローもの後日談で
話が作られていましたわ

舞台下手に箱状の台を配して
立体感を出してましたが
基本黒い素舞台メインでしたわ

話的には
劇場版というよりは
TVSPの後日談風な印象を受けました

ネタバレBOX

最終決戦で敵の親玉を倒して平和になったはずの地球ですが
敵性でない宇宙人らも地球に住みついて
その対策に頭を痛める防衛相とか
決戦でヒーロースーツが壊れてしまい
実力が出せないヒーローが残党と戦う話となっていました

それにつけても
何か王道テキストでもあるのか
どこかで見たような展開がなさせるのは
とても不思議ですわ
剣を使った殺陣は頑張ってはいましたが
剣にしなければならない設定とかは無くて残念
銃を用いたりしてましたが
あまし銃撃戦は上手ではなかったなぁ
ガンカタとか舞台で見れたら・・・とか期待したい

こーゆーSFものは
設定が重要な気がするので
そこを巧く表現したり配したりして欲しかったなぁ
と感想

宇宙人が地球の名産品食べて巨大化したり
地球が銀河高速通路の邪魔になるからと
壊しに来たりとか
いろいろ設定は楽しくイジレルものなんだがなぁ・・・
奇天烈かつ純粋な

奇天烈かつ純粋な

劇団コギト

一橋大学西キャンパス学生会館1階アトリエ(東京都)

2023/12/16 (土) ~ 2023/12/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

ハコが充実してました
なんて立派なトコで演劇できるんだーと
感心しきり

さて舞台セットは基本素舞台に
椅子や机などを置いたシンプルなモノで
舞台下手奥に白の背景となった部分に動画を投影する
といった感じでした

高校生4人+αな登場人物達が繰り広げる会話劇
脚本も本格的で上手に練られていたが
動画の投影に椅子が邪魔だったり
手動で背景投影したりがチョイ駄目っぽかったかな

ネタバレBOX

荒筋はー
前に使われてない西校舎で
クリスマスに男女学生カップルが痴情のもつれから?
殺されて~そこに身元不明の男性の死体もあって
それは死亡時期が古くて―とユーチューブ配信動画流してから
本編は高校生4人の恋愛劇風なサスペンスで
展開してゆきます

最初に動画配信で
廃校舎での殺人事件を語るんだが
そこはもうちょっとリアルに
ホラーかサスペンス風に作っても~とかは思えた

新人公演で昨年までは現役の高校生が
リアルに高校生演じると=若いなぁ=合ってるなぁ=と(^-^;)

単に恋愛がらみのドロドロ話ではなく
ネクロフィリアや同性愛やら
いろいろ入れてタイトルを踏襲し
上手くまとめていたなぁと思えた

まぁせっかく台にペンまで用意してたが
アンケート用紙が挿まれていなかったり
殺人シーンの説得力とか
いまひとつだったりしたけど
ほんに登場人物らの性格設定やら状況設定は
納得できるものでした
他人

他人

公益社団法人日本劇団協議会

恵比寿・エコー劇場(東京都)

2023/12/15 (金) ~ 2023/12/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

事故で入院した子供の為に上京した母と
その恋人と元カノの3人が繰り広げる会話劇
舞台セットは住居のリビング
家具などの小道具も充実していて見応えあり
上京してきたお母さんの人の良さと
秘密を抱えての応対をする部屋主さんなどの関係が
丁寧にインパクトをもって描かれた作品でした

ネタバレBOX

部屋主さんは女性でホモ=同性愛者でした
その彼女の母君はヘテロ=異性愛者で
世間でいうところの一般常識人
元カノは両刀さんで男性との結婚を控えている状況

普通に理解あるお母様が
自分の娘との同棲=同性付き合いを認めて
大団円~とはならず
部屋主さんがぶっちゃける
一般的な恋愛であり大上段に構えての付き合いではなく
自分の家族にもカミングアウトはしないといった展開は
さすが優秀作=目から鱗が落ちました=

ラストは3人がいる居間に
退院した彼女さんが戻ってきて
さぁどうなるんだーで
観客の想像にまかせたオープンエンドで幕です

クズだクズだと元カノに言われる部屋主さんですが
さほどクズ感は無かった
自分の感じる幸せを守り維持しようとする
小市民な感覚は好ましかった

とことん状況を楽しむ
トラブルメーカーな元カノや
ほんに良い人な彼女のお母さんなど
演じ方も上手でした(^-^)
ブラック・フラッグ・ブルーズ

ブラック・フラッグ・ブルーズ

ミサキカク・秋月はる華共同プロデュース

小劇場 楽園(東京都)

2023/12/08 (金) ~ 2023/12/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

千秋楽公演を観劇
話は ふ~むキャラメルボックス初演は1997で再演が2004かな
{おっ’14にクリエイティブカンパニー時遊人さんもやってるな)
ですんで古さもあるかと思えたが
そんな事は無いファミリー向けのエンターテイメントで
日曜の午後に家族で見るのに適していそうな芝居に仕上がってました
小さめで柱のある劇場を左右に分けての中央部分を
柱を交えて上手に使って見せてましたわ
SF部分の期待はミリミリとはしてなかった分
コロコロコミックな感じの
少年少女向けSF漫画的で楽しめた110分の作品
チケットは無く開演前BGMは
微かに聞こえるNASAとかの管制室内音みたいでしたが
話の雰囲気考えると
フラッシュゴードンとか流したてたら受けたかも~♪

ネタバレBOX

オープニングダンスもあり古風な作りを感じたが
今だと逆に新しいかな~とか思えた
=宇宙船パイロットの選抜試験をダンス交えたプロローグにして
舞台セットの角部分にマックミラーで中に3D映像風に
頭脳船=ブレインシップ=の脳である主人公母が現れる仕組み
船設定とかは まんま「歌う船」でしたねー
骸枠のラブロマンスの部分もラストに持ってきたのは
成井さんも作品のコノ部分は外せなかったのかしらねぇ・・・
さすがSF各界に影響を与えた作品だわーとか思った

で お話はー共感できそうに無い
狂犬とかピラニアとか二つ名で呼ばれる
キャンキャン吠える系の主人公さんが
共に残ったパイロット候補生二人と共に
母が頭脳となった宇宙船で最後の第6次選抜試験を受け
船の中でミッションをしてると
漂流貨物船を見つけて生存者二名を救助するのだが
この船の目的である火星へと
=船と犯罪者を届ける=
海賊アシュラのモノと思われる飛行艇と
捉えられた海賊と思わしき容疑者と
それを捕えた海賊課の刑事が乗船しており
船内のキャプテンとコック~Drが
候補生3名と交える船中劇でした
まーやはりとういうかー救助した二名は
海賊で拿捕された飛行艇の船内にあるボイスレコーダーを
盗み出す目的で潜入し
頭脳船は居住区のシステム以外を奪われて
ドタバタとそのデータを巡っての争奪戦から
頭脳船の破壊活動に至るまでの騒動となるのでしたが
無事に一人の死者も出すこと無く
データも解析できアシュラの実態も判明して
頭脳船も破壊をまぬがれ大団円となるのでしたー
ほんに日曜ファミリー劇場な展開でした(^-^)

これー
ハードにSF詰めてって
いろいろと放り込んで煮詰めたら
出来の良い優良作になること間違いなしの話やわ~
とか思えたっす

うどんの喰い逃げで海賊と間違われて捕まってた子
=これ「敵は海賊」=と混ぜて
黒いツナギに赤系のベスト着せて金の首輪つけてアプロって
名乗らせて~捕まえた海賊課刑事も灰色系の繋ぎに
金の腕輪にゴツイ銃持たせたらベストだったろうに・・・
変えるのはそこだけでー
食い逃げ時のウドン小話に
たくさん注文したうどんを「ひとつでじゅぶんですよ」
とか台詞入れたらブレードランナーファンが喜ぶでしょうし
海賊台詞で笑いとるなら
「海賊」と言われて皆が注目すると
「海賊課」だ「対海賊課」!「刑事だ」というセリフ入れると
神林長平ファンが喜びましょう(^-^;)
ついでに船の行き先を火星ダイモス基地とかに変えるだけでも~♪

あと普通に危機管理として
救助した貨物船の乗員の武装は解除して
武器とかは船長預かりとかにしないと不自然だったー
現実での旅客機での搭乗でも刃物類でも預けるでしょう
まして海賊のでる太陽圏内航路でねぇ・・・・

ブレインシップでの母が時々娘のとこに
モニター以外のトコに出てくる設定なら
ロストユニバースのキャナルみたくするとか
下着漫画で有名な漫画家の
「トラブル急行」みたくエネルギー供給式の
頭脳体が扱える宇宙服をホロ映像でカモフラージュするとか
そーゆーミリミリとした設定つけて出して欲しかったなぁ
マップスのリプミラ達みたく
いっそ実体で出しても・・・設定ややこしくなるかー
未来騎士みたく付帯脳でも付けて
処理能力を増大させたとかゆう設定も良いなぁ・・・
あぁいろいろ出てくるわ~・・・
(^-^)良い設定の作品でした

金持ち配信企業が設定とか凝って映像化とかしないかなぁ
でも実写の「カーボーイビバップ」みたいにさせるのは嫌だなー

衣装は母さんは別にーでしたが
他の方々
SF風にと頑張ったんでしょうが
普通にツナギとかKCとかドクターフォームみたいんで
よかったんじゃーとかも思えた
海賊さんも黒ツナギーとかでね
光るネックレス状の端末設定は解りやすかった

小さめの劇場だから仕方無かったが
柱付近の方が見易くて
壁に沿った側はチトだったなぁ

加速装置は懐かしの~ですね
奥歯のスイッチではないようでした
頭脳船補助の宇宙服で
加速装置と互角の格闘出来るという話は良かった
ここはハードSFなら
スーツ内に人を入れる必要性とか
人体が壊れないレベルの運用用のOSの調整とかね
そして~加速と言えば~
仮面ライダーネタ入れるとこでしょう(^-^;)
ほれカブトと555の加速ネタをー
再現シーンで海賊さんには
「クロックアップ」と言わせてから動いて
対決シーンでは相手に「アクセル」と言わせるんです
それにしても殺陣は頑張ってたなぁと感心

あー宇宙船の機関部の空気圧調整だけで爆破は・・・
無理ないっすか
機関部制御装置の無効化とかにした方が・・
ついでに声だけでも機関長とか出したら
スタトレファンが喜ぶ?かも
俺(たち)が居ないと世界は平和

俺(たち)が居ないと世界は平和

南京豆NAMENAME

OFF OFFシアター(東京都)

2023/11/29 (水) ~ 2023/12/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

なんか説明通りの話なんですけどー
面白い作りで
なかなかに芝居を堪能できた1時間15分の作品
=チーム星=さんを観劇
アンケートはWebでとの話
全席自由

ネタバレBOX

ウザくて頭の悪い主人公さんが
所属している変人ばかり集まってる大学部活を通しての
人間関係を時間的なロングレンジで描いた話でした
(基点が大学生活の部活動話で時間前後しての後が挟まれる感じ)
一人は嫌だけど自分の性分は曲げられない
葛藤する変人4人の大学生活での部活動から
社会に出てからの その後の話
基本しんみりとするんで
何かモノ哀しさがあるストーリーが
前半紡がれてゆくのですが・・・・
部長の伴侶が登場してからの展開が(^-^;)
久々に大笑い出来た芝居でありました
ラストは ほっこりとする希望を持たせた締めで
綺麗に話が纏
まっていました

人と関わりたいけどウザ絡みしかできず
周囲から煙たがられ
その状況を覆そうと相対的に人の足を引っ張るも
頭が悪くてすぐに仕込みがバレてしまう
ウザい典型的な嫌われ系のキャラを上手に演じていたなぁと
主人公さんに脱帽ですー
社会からアブレタ変人集団の受け皿にと
部活動の体裁を整えてた部長さんの器の大きさと
捉えどころの無い感じも良く出ていました
プロローグでは4人という少ない部活仲間の一人の死を
PCで伝えるシーンから始まっての
学生時代の回想と卒業後の顛末
エピローグで10年後の再会を描いてました

変人部=宇宙の広さに想いを馳せる会=に入り
(ちなみに部の聖書が月刊ムーです・・)
自分の虫好きを吐露したが
結局明るいテニスサークルに移行するんだがー
無理していたようで
冒頭の死亡話は その虫好きサンが
人里離れた山奥での死亡から無縁仏で埋葬される顛末で
作中では死亡経緯とかは省かれて
観客の想像に任せてましたなー

また言葉より先に手が出る方がいて
行き過ぎて殺人者となり無期懲役で収監され
孤独から面会に行った主人公さんは
自分の名前を言えない殺人者に悲しみを覚えたりと
しんみりする感じが基本作品の流れだったデスかね

少ない4人の登場人物+αで回す話であり
役者さんがモブを演じる事があり
衣装とかは変えてるけどー
台詞に固有氏名とか入れて
別人感を強めてもらえた方が良かったかなー
とかは思えた(イケメン先輩とかー王子先輩とかー)

とにもかくにも
部長さんの結婚話で
星数オマケですよー
衝撃が凄かった・・・・
希望にしては安すぎる

希望にしては安すぎる

ポッキリくれよんズ

小劇場 楽園(東京都)

2023/11/24 (金) ~ 2023/11/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

ガチャガチャとした感じの
慌ただしい製作現場の雰囲気が良く出ていたなぁと

金も口も出すクライアント側と
振り回されて8時間労働とか労働規約ってなに
それ喰えるの美味しいのって感じの
ブラックな映像制作現場が目の前で
繰り広げられる100分の作品

ネタバレBOX

製作したCMは音声のみ流して
画像が客席側にあって皆で見るというスタイル
撮影現場で一人バックれて音信不通になるほどの
ブラック現場にて義務感とかで
なんとか辞めずに仕事してる入社1年の新人くんやら
居ても居なくてもわからない空気だよなぁ感じているスタッフ等など
群像劇を上手く見せたたなぁと

結局バックれずに居残ったスタッフで
クライアントの指示通りには
映像を仕上げてのエンドとはなるのですが
こんだけ苦労しても次回からは指名ではなくなり
クライアントからの仕事が取れないかもとわかっていてもと
仕事をこなすサラリーマンの悲哀があったなー
でタイトルに被せて
ラストで空気氏は3億の宝くじが当たったかも~と
ニオワセテの終幕でした

観劇前にパンフに記載されてる
人物相関図を読み込まないと理解が追いつかないかも
説明台詞とかは無いから~

業界らしさは良く描かれていましたが
まー自分そーゆー世界からは縁遠いので
どこまでリアリティーあるのかはわかりません
今度は愛妻家

今度は愛妻家

劇団かに座

横浜関内ホール(神奈川県)

2023/11/24 (金) ~ 2023/11/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

作品上の舞台設定がレトロで
写ルンですを用いての設定紹介でしたかな
携帯は中折れ式だしースマホなんて~もんは作中に出ない

パチンコに浮気にと
駄目亭主ぶりを発揮するカメラマンの主人公
舞台セットは主人公自宅の居間で
棚には一眼レフやら二眼レフなどのフィルムカメラが
ちゃんと配置されてて凝った舞台美術でした
休憩を入れての2時間10分ほどの作品でした
笑いというより日常系な感が強くないかい
とか思えたですねー

ネタバレBOX

まぁ日常系でも無かったんですけど・・・・

なんか主人公さんと妻の感じが違和感あるなぁと
前半でニオワセテおいて後半でー実はと種明かし
奥さん実は旅先で亡くなってました
1年前のクリスマスに・・・・
その自分にしか見えない奥さんの幻影と話をしていた主人公さん
他の人がいると出てこない設定での幻です
妻が亡くなってからカメラを使えず
なんとか妻の幻を撮影して盛りあがった前半ー
後半で現像された写真には やはり妻の姿は写っておらず
それでも幻影と解っていても一周忌もやらずに
周囲に責められる主人公
慕ってくれてる部下と
実は妻の父親だったオカマさんの助けもあり
幻影さんにまで後押しされて
やっと主人公は妻の死を乗り越えられるようですと
幕は下りるのでした・・・

ちょい妻さんが台詞とか駄目でしたなぁ
女優志望さんとかは良かったし
オカマ氏は存在感強くて好ましかった

なかなか良い芝居設定を
俳優陣が活かしきれて無いように思えたかなぁ・・・
フィレンツェに燃える

フィレンツェに燃える

共立女子大学ミュージカル研究部

共立女子大学 共立講堂(東京都)

2023/11/19 (日) ~ 2023/11/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★

宝塚の再現というのかな
頑張ってはいるのが理解は出来るんだがー
自分的には及第点に届いてない感があった
最初の歌の響きが印象悪くて
インパクトと声量がもっとーとか思えて
それが観劇中も続いていたかなぁ

シーン転換とかアイキャッチャーみたいな
フィレンチェ賛歌の合唱も
重いシーンでコレくると流れが―とかも思えたし
せっかくの広い舞台で
フラッグが思い切りよく振り回せていなかったしなぁ・・とか
いろいろマイナスな面が自分的には印象強く残った作品でした

生きてるうちが華なのよ TAIAI

生きてるうちが華なのよ TAIAI

グワィニャオン

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2023/11/15 (水) ~ 2023/11/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

うわっ! 11年前にもなるんだーの再演作です
でも いろいろと時代的に進んだとこもあって
だからTAIAI? なんぞコレ?
わからんー さておき
ストーリーは変化無く
街に溢れるゾンビ達を掻い潜り
カラオケスナックに逃げ込んだ人々の群像劇です
まぁ普通にB級ゾンビ映画パニックもの
コメディVer.との認識で間違い無いです

ゾンビとか苦手でなかったら
お薦めかしらねーの二時間半近い作品です
途中七分間の休憩&撮影可能タイムあり

ネタバレBOX

その七分間は舞台上の役者さん達は
固定ポーズで固まって動かないようにしてましたが
50歳以上の役者さんは外れてました(^-^)

オープニングは同棲カップルが湯豆腐鍋を挟んでの痴話喧嘩で
彼氏がマッチングアプリで浮気してるのをスマホ確認して
怒った彼女が別れる―と怒って出て行ったらー
外でゾンビに襲われて・・・彼氏は逃げて
舞台となるカラオケスナックに逃げ込んでーでの展開です
そこから先は普通にゾンビもの展開ですが
ゾン100みたいな軽さも合わせた感じが近しいかしら

死者の蘇り話ではありますが
普通に感染症扱いで
時間経過と共にゾンビらは細胞死滅して弱って
動かなくなり作品的に混乱は収束してゆくのでした
ここら辺は謎的に動き続けないのがリアル設定で納得ですね
まぁ街中に死体が溢れてますから
その処理は大変でしょうが・・・・・

日替わりゲストさん作中役は
墨田区ケーブルTVアナウンサーさんです

また陰キャラだった青年の
見事なシックスパックは筋肉好きには
たまらないかも~とかは追記しておきます(^-^;)
メタ・バースデイ

メタ・バースデイ

劇団娯楽天国

ザ・ポケット(東京都)

2023/11/15 (水) ~ 2023/11/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

コメディであるのだが
感動も織り交ぜて心揺らされた
2時間半の大作でした
セットの作りも綺麗で見応えありました

パンフレットも映画のみたく綺麗に作られていました
アンケートはQRコードからのWeb上がメイン

ネタバレBOX

長年務めてきた高校教師を退職し
その職務に合わせた厳格な性格が災いして
妻も子も離れてゆき
自らも心臓に病気を抱えて
先行きが不安になった主人公は
生前葬をして気持ちを変え
生まれ変わろうと考えるーが
高校からの付き合いのある友人が
昔の明るくてヒョウキンなイメージで
生前葬を企画したので
今の性格に合わないで
周囲もそのズレがあって騒動が広がってゆく感じです

散っていた4人の子供らも集結し
別居中の妻も友人の悪戯で
本当の葬儀と信じて来てくれて
主人公は妻とやり直す事を誓うのでしたが・・・・
一本の電話が妻の死を知らせてきて
今まで話してたはずなのに
気付けば姿がまったく見えず
友人が生前葬と偽らず悪戯で本当の葬儀と連絡した葉書で
夫のもとへ行く途中の高速バスでの事故
やっと身元と連絡先がわかっての電話連絡でした
そのことで主人公が心臓発作を起こしてしまい
あの世の入口らしきところで
ラストの天国へと続く階段に
事故死した妻が待っていて
=階段セットを背景の壁と思われていたトコが
左右に割れて中央に見せるのは凄かった=
共に行くかーとしたところ
妻が子供らが心配だから
あなたは戻れるみたいだから戻って
子供達をみれるとこまでみてあげてと懇願され
主人公は蘇るのでした

最初のプロローグで
一人着物喪服で出てきてた奥さまは
ラストでの幽霊でしたとの伏線でしたのね
ほんに見せ方が上手でありました(^-^)

棺桶ネタで
中に人が入って~のくだりは
ほんにベタで楽しめたわ

悪役?さんのバタフライナイフ操作は
今一つだったが
ちゃんと伏線を張ってた
ひきこもりさんの拳法披露シーンは
なかなか良かった~♪
「ハロー、レビー!!」

「ハロー、レビー!!」

Oi-SCALE

駅前劇場(東京都)

2023/11/15 (水) ~ 2023/11/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

父に献身的に尽くして生涯を終えた母と
愛犬の記憶と認知症の父が見る幻覚
虚実がないまぜに描かれる歪な家族の絆と
生死にまつわる深淵な物語・・・そのまま説明通りでした

珍しく客席を対面にした中央舞台でのセットで
中央にテーブルと周囲にランプスタンド多々
周囲に小物=小道具を置いての1時間15分の作品

なかなかにインパクトあったなぁーと
客層は静かなんだげど~何か緊張感漂う感じで
男女比年齢層共にバラバラでありました

ネタバレBOX

タイトルが↓のひっかけだろねー
レビー小体型認知症を発症した父と
実家に住まう父の元に帰ってきた長男=主人公さんかなー
それと長女=妹さん=とその旦那等が繰り広げる
家族から周囲の話ですわ

お父さん役の役者さん上手で
かかわる世の中の出来事に黒子さんを扮した方々が
それぞれ役割を持っての行動するんだがー
ほんにインパクトあったデス

長男=兄さん=は十代のころのヤンチャで
放火騒ぎを起こして地元を逃げ出し東京に行っていたが
父の事で帰省して
何かと一人暮らしの父の面倒をみていた妹と相まみえます

お兄さんは この世のモノで無い方々が見えるようで
父にしか見えないハズの2階の女性とも会話してしまいます
いろいろと衝撃の展開があり
綺麗にオチがつくわけではないのですが・・・
そのインパクトでもって星は5つ付けてしまいました!

劇中 今後の父への対応を告げる兄さん
自分的には最適解と思えるんだが
まぁ感情的には妹さんの言い分もわかる
だけど現実的には兄さんがーと思えたなぁ・・・

終演は尻切れトンボな感じだけど
数学みたいに正解が一つに絞られないぶん
こんな感じのENDでよいと思えた舞台でありました

荒筋は説明よりの引用で↓
病気の父にしか見えない幻覚の女。
のはずが、僕=兄=長男=も令美さんに会った。

父は四十年勤めた工場の仕事を定年退職し、
それまでの性格が嘘みたいに物静かになった。
父の勤めが終わると、母は役目を終えたかの様に死んだ。
母が死ぬと、父は飯を食う量が減った。

それから程なく愛犬のトム(十六)=飼い犬2代目=も死に、
父は一人になった。
孤独になった父の気はめっきり弱くなって、
体も痩せて、母と同じ癌になった。
手術はうまくいったけど、
家の暮らしに戻って間も無くして認知症になった。
近くに住む妹に助けを求められ東京に住む兄も実家に戻り、
ばらばらになった家族が再び集まった。
空き部屋になってる家の二階に、
居るはずのない“知らない女”が暮らしてる。と、父は言う。
天井から足音がする・・・犬も飼っているのだろうかと・・・
皆には見えない虫がいるとも言い
周囲は引っかき回されて疲弊している
庭先に来る小鳥を眺めるのが好きで と
庭に鳥エサを撒いたりするんだが
鳩やカラスがくるので・・・と餌マキを拡大して
迷惑もかける父
兄は地元にもどって
過去の自分のヤラカシの跡を突きつけられる・・・

asahikawa

asahikawa

劇団BREATH

品川区立総合区民会館 きゅりあん大ホール(東京都)

2023/11/11 (土) ~ 2023/11/11 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

旭川愛に溢れた物語を
郷土に根付いた文学等交えての
ミュージカルとして仕上げていました
も少し噛み砕いた感じでの
いろんな説明が入ると良かったかなぁと思えた
2時間半の大作品~中途休憩あり

動画の使い方が上手で
開演前も様々な旭川を映し出しておりました

海辺のメロ刑事

海辺のメロ刑事

ライオン・パーマ

駅前劇場(東京都)

2023/11/08 (水) ~ 2023/11/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

なかなかの長編作品でした
いつものような遊びが多めかなぁと思ってたら
まじめに本格クライムサスペンス風に仕上げてました
が そこはライオンさんのクオリティ
間に挟む笑いのテンポやリズム等
会話の妙が楽しめた2時間半の物語でした
全席自由
けっこう高齢な方々も客層に多めにいらして
懐かしの刑事ドラマ風は
全体的に受けていたように思えました

ネタバレBOX

オープニングからエピローグまでが綺麗に繋がっていて
本当に本格的に骨組みを作り上げていて
中弛みとかも感じられませんでした

話は敏腕と称される新聞記者さんが
ネタを持ってきた後輩記者と共に車で
海辺の街にある喫茶店に行き
そこのマスターから話=今作の事件概要=を聞いて
記事にするか~どこまで人名とかを出すかなどの判断をする
という流れです
そのマスターの話が再現ドラマとして表現されてゆくのです
が マスターの知らないトコは自由に枝付けされてゆき
たぶんコウだったんじゃないか劇場 という感じで
創作部分に笑いと突っ込みが入るといった次第ですわね

海辺の街を取り仕切っている組織に飼われている
汚職刑事=異性を組織からあてがわれて惚れてしまい
メロメロになってるので=メロ刑事だそうです(^-^;)

汚職刑事の一人はわかっているのだが
協力者がいてガサ入れが失敗続きで
検挙率が0 なんとかしたいのだが
情報漏れの穴がわからない・・・

いろいろと錯綜し物語は展開していき
話は結構シリアスに閉じるのでしたー

時代的には古臭い感じをかもしており
マスコミを信じて~ですが
もうマスコミの力も現実では駄目駄目ですよね
さておき シンプルなセットで
効果音や会話の妙で魅せ切ったノリは
本当に楽しめた舞台でありました~♪
晴耕雨読

晴耕雨読

SPIRAL MOON

「劇」小劇場(東京都)

2023/11/08 (水) ~ 2023/11/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

タイトル通りに
雨の降ってる日に読書をする話でした
綺麗な白いキャットウォークが見栄えのする部屋のセットが
強く印象に残りました

相変わらず観客層が静かで
穏やかな日本人という感を額に入れて飾ったイメージでした
劇団によって客層が違うのを肌で感じた
約100分の作品
各席に番号等は降り付けられているが
全席自由であります

ネタバレBOX

舞台右手に白い部屋を再現し
左側が基本 素舞台で
読まれた本の内容再現シーン舞台という作り

右の白い部屋で女性が雨が降ってるから
今日は仕事行かない!と一緒にいる男性に告げ
ならばとドラマを見ようとする女性に男性が
自分が書いて本にした話があるから
それを一緒に読んでいこうとする・・・
その話の内容が左のセットで再現されてゆく内容です

普通な再現舞台だと
読んでる側が舞台袖とかに消えるのですが
右の男女は舞台に出ずっぱりでした
面白い演出でしたねー
読み進めていくと
本には成っていない原稿用紙の話も出てきました

せっかくの綺麗なキャットウォークですが
使用してる猫=シャケ=ちゃんは声だけの出演です

本の内容は男が女と出会った話を
虚実入り混ぜて書かれているようで
その内容を女性が突っ込んだりします

内容はふたつ
自殺し易い場所になった橋の欄干にいた女に
男が声をかけて自殺をふみとどませる話と
自分がストーカーされてると思いこんだ女性が
反撃用の斧を用いて
そのストーカー・・というか
妄想の被害者を襲う話

男が書いて文章にした話は
コミカルで楽しめるモノではあったのですが
実は 男は雨が降ってる時に
この世のモノでは無い方々が見えるらしく
ストーカー疑惑の男性は女性に斧で殺されており
ベンチに座った姿が見えていて
一緒に本を読んでいた女性は
過去 職場にて津波に流されていたという・・・・
雨があがると部屋には
本と二つのコーヒーカップがテーブル上にあり
部屋には男が一人だけでした

リアルにコーヒーを淹れたりしてて
コーヒーの淹れ方の拘り方が面白かった
わかる わかるぞぉ~
膨らましてー蒸らしてー渦巻きを描くように~ですよね(^-^;)

居酒屋でのセットで
慣れた感じのお酒とお通しの出し方とか
そのセットの片付け方とか
眼鏡式の双眼鏡とか面白かった~♪
↑こんなんあるんだ知らんかった
ちょい欲しいかなぁ~って
あなたはわたしに死を与えたートリカブト殺人事件ー

あなたはわたしに死を与えたートリカブト殺人事件ー

ISAWO BOOKSTORE

小劇場B1(東京都)

2023/11/08 (水) ~ 2023/11/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

史実を実際の裁判の様子と
それに纏わる周囲の方々の
たぶんこうだったんじゃないか芝居で魅せる
とっても引き込まれる舞台に仕上がっておりました
1時間50分 全席指定っす

ネタバレBOX

タイトルは「とりかぶと」の花言葉のひとつでした
簡単な服毒殺人と考えていたら
前妻二人は殺してるようだし=青髭さんやねぇ=
その毒に関しても
まさか他の毒との混合で新しい遅延毒をもっていたとは・・・
トリカブト園芸用を多数購入~実験用マウスも多数購入し
実験場としての賃貸での大量の水の使用から
毒の精製やら濃縮とかに使ったらしい
エバポレイターの購入とか
記録に残って無い装置の購入とかもあったんだろうなぁ と
ほんとに本人の希望していた化学者としての行動が凄かった
ここまで出来る行動力の方向性が殺人かぁ・・・CSIとか
海外クライムドラマの犯罪者レベルだったんだーと
感心しきりでした

裁判での証言では同じ役者さんを用いての
他人演技複数をコミカルに演出したり
ラストのブラックライトでのトリカブト演出は見事な視覚効果出てました!

ただ杮落としなぶん
台詞のカミカミがちょい残念でしたわねぇ

後半ほとんど犯人と対峙した感じのDrさんが
とっても らしく てカッコ良かったデスわ

正直そこらの山野で集めた野生の毒草を
ちょい濃縮してカプセルにでも詰めてと
簡単に考えてたら
しっかりとサイエンスしての下準備には驚かされた
重ねていうけど その方向性がねぇ・・・

史実はどうか知らないが
ひたすら犯人の善性を信じてた3人目の殺害された妻の弟くん
君の大学学費も高価なスーツの代金も有り難がってたが
その購入金の出どころの何割かは
前妻の保険金からですからねぇ とか思ったわ
全額かもしれんのになぁ・・・・・
近代 ⇄ 現代作家コレクション 朗読劇「ラブ・レター」

近代 ⇄ 現代作家コレクション 朗読劇「ラブ・レター」

J-Theater

シアター711(東京都)

2023/11/06 (月) ~ 2023/11/07 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

有名作ですけど自分は知りませんでしたんでー
新鮮に作品=話を味わえました=
70分の作品で朗読劇としながらも
さりげなく いろいろと小道具や衣装を配しての
見応えのある舞台に仕上がっていましたがー
高齢の観客が多めで咳き込む方々が多く
静かな良いシーンで大きなクシャミ等をされたのには閉口しました
ハンカチでもタオルでも口にあてる配慮をして欲しかったなぁと
開演時間を5分押してまで来客待ってたりと
いろいろと運営側も配慮されていたが
開演後にガタガタと客席配置しての入場~着席は
あましいただけないなぁ~とも強く感じましたわ

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