佐和ぐりこの観てきた!クチコミ一覧

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ジョギリ婦人

ジョギリ婦人

芝居流通センターデス電所

「劇」小劇場(東京都)

2012/03/21 (水) ~ 2012/04/01 (日)公演終了

満足度★★★★

生々しいスプラッタァホラー
下北沢「劇」小劇場 初
最前列で観劇。こんなに狭い小屋でのデス電観劇も初。

話の大枠は前回の『STRIKE BACK先輩』に近い。
ミュージカル的演出はより強くなっている。

ミュージカルでエンタメ性高く、スプラッタァホラーとしてわかりやすい物語構成になっているのに、浅い話とは到底思えない。
それは多分、人間の描き方が生々しいから。

今回は特に脇役が際立ってよかった。
ホラーにありがちでわかりやすい人物設定だけど、人間性が一面的じゃないから生々しく感じたのかな。

破壊ランナー2012

破壊ランナー2012

キティフィルム

あうるすぽっと(東京都)

2012/03/29 (木) ~ 2012/04/03 (火)公演終了

満足度★★★★

中央………………………郵便局?!
初演の映像は冒頭15分と中央郵便局だけ観たことある状態で観劇。

カメラワーク演出!
作品と演出の世界観がしっかりしてるから、ワクワク感がやっぱりハンパ無い!

出演者のほとんどは若いアイドル役者。
そのため流石に初演には至らないのだろうけど、
その分の個々の登場人物と役者の魅力の際立ち方は、決して作品を崩してないし、むしろより「ジャンプ」的な魅力を増していたと思う。
あんなにソニックランを必死にやってる姿は、アイドルのファンじゃなくても応援したくなるって。

どこか行く舟

どこか行く舟

公益財団法人愛知県文化振興事業団

愛知県芸術劇場 小ホール(愛知県)

2012/03/22 (木) ~ 2012/03/25 (日)公演終了

満足度★★★★

綺麗と醜いが混在した舞台
頭も、手も足も目も、少しでも力を抜くと濁流に呑み込まれてしまう。
だからほんとは、目的地もなく漂ってる舟にただ乗っかっていたい。

コミカルであるほど虚しく響く鈴江さん演出を堪能。
宗教にも他人にも、ほんとは寄っかかれない、寄っかかっちゃいけないってわかってるつもりなのについうっかり寄っかかりたくなっちゃう。その距離感と駆け引きが絶妙だった。

ネタバレBOX


なにより「街の人々」の恐ろしさたるや。
アフタートークで「あれはホームレスの人達の格好そのもの」という話が出たけど、まさにそんな、世の中の見ちゃいけない、見ない振りをしていたいものを舞台に乗せて見せられてしまったような禍々しさがあった。
だけど、主要の2人も端からみればそんな群集の中の2人でしかないんだ。

途中、男に「こいつクズだ!」と本気でイラついたのだけど、男性から見るとどうなのだろう?
田園に死す

田園に死す

流山児★事務所

ザ・スズナリ(東京都)

2012/02/09 (木) ~ 2012/02/19 (日)公演終了

満足度★★★★

テラヤマを描く寺山作品。
マームとジプシーのリピート演劇をみた直後の(自分的)大元・天野天街さんのリピートはハンパじゃなかった。
再演な分役者の遊びの余地があったのか、POPな印象。
+後半まともな人が入ることでいつもよりかなり観客よりでわかりやすい印象を受けた。

ネタバレBOX

だからって天野天街世界が弱まったかと言ったらそんなことは全くなくて、終盤も「天野さんがここで終わらす筈がない!」と思ったらやっぱり終わらず、より狂ったラストがやってきたのにはニヤニヤしてしまった。
原作を読んではないけど、田園に死した寺山氏を天野さんの世界観で見事に見せ付けられた。
『短編集 仇野の露』津公演

『短編集 仇野の露』津公演

烏丸ストロークロック

四天王寺スクエア(三重県)

2012/03/09 (金) ~ 2012/03/11 (日)公演終了

満足度★★★★

3組の男女に透けて見える社会
結婚を考える男女、これから離婚しようという男女、長年連れ添ってきた男女…
舞台上には二人しかいない、だけど彼らの世界は二人の中では決して完結していない。
それぞれにそれぞれの人生や、思いがある。

ごくシンプルな舞台美術で、閉塞してしまいそうな二人芝居でそこまで見せてしまう烏丸さんの描き方はすごい。

生演奏の音楽が主張しすぎることなく作品を生かしていて素敵でした。

ひもの男

ひもの男

劇団やみつきわさび

ナンジャーレ(愛知県)

2012/03/15 (木) ~ 2012/03/18 (日)公演終了

満足度★★★

大学生のリアル
日替わりゲストとして、自劇団の役者・伊藤文乃の出演回を拝見しました。

とっても優しいお芝居でした。
最後列で観ていても、大学生の登場人物らと一緒に、笑ってぐだぐだとした、だけどいろいろ考えちゃう日常を過ごしているような錯覚に陥りました。

半導体ボックス

半導体ボックス

牛乳地獄

G/Pit(愛知県)

2012/02/10 (金) ~ 2012/02/12 (日)公演終了

満足度★★★

次回にも期待!
ABとも観劇。
思っていたよりそれぞれのテイストの差がなかったので、
いっそ1本にまとめてしまって、本当に桐原さんのやりたいことを思い切りやってもよかったんではないかなという印象。
役者さんの全力ぶりはとても素敵でした♪

牛乳地獄さんの本公演観劇は2回目ですが、
回数を追うごとに見やすくわかりやすくなっているので、
次回にも期待しています!

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