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ヨウ ヨウ ヨウさま こんにちは。 >体感時間は長かった。というより、一つの場面が大河ドラマの一週のように、いちいち盛り上がり暗転するタームの積み重ねで、終わりかなと思ったら終わってないというのが何度か続いたので体内で終わりのタイミングを逃した感。 自分のネタバレにも書きましたが、ここ、まったく同感です。そうなんですよね。いつ終わるんだろうと思ってしまいました(笑)。徐々にでなく、大河のように1回1回盛り上げてタイミングを逃した感があったせいか、最後に一人一人にスポットが当たる演出も、自分は気分が高揚しなかったんです。
2010/08/10 15:32
- tetorapackさま ご丁寧な解説をいただき、ありがとうございました。プロダクションのタレントとしての側面ももっているわけですね。俳優養成も行いながらの2本立てというのはよいアイディアかもしれませんね。小劇場の俳優さんのなかには、TVやCMに出たいと思ってもなかなかチャンスのない人も多いし。個人でプロダクションに属して、劇団公演はプロダクション社長の知り合いの劇団に限定、というケースもありますが、め組の場合、タレント個人がスケジュール調整に悩まなくてすむ点はよいかもしれませんね。 井戸端ネタを言わせていただくと、夫は最近TVドラマを観るとき「自分が観た小劇場の俳優さんが出てるかもしれないから」とタイトルロールの出演者名に目を凝らしてまして、どんなチョイ役も見逃しません(笑)。「クリーニング屋さんとかで出てくるかもしれない」って。人名の記憶力がよい人なので、芝居を観にいくと、「この人、このあいだ、どのドラマに出てた」とか教えてくれます。パンフの裏の客演情報もすべて記憶しており、「その公演には○○さんが客演するはず」とそらんじて、CoRich公演情報なみです(笑)。私は聞いてもすぐ忘れてしまいますが(笑)。何でこういうことを書いたかというと、夫のようにCoRichにも書き込まないし、たまに小劇場芝居を観る程度の客でも、小劇場芝居に好意を持ち、自分の知り合いというわけでもない1人1人の俳優さんの活動に注目している者もいるということをお伝えしたかったのです。ここを読む俳優さんのユーザーももちろんいらっしゃると思うので。「メンバーでもない人の話なんか聞きたくない」というかたには、ゴメンナサイ。
2010/08/10 11:46
- tetorapackさま こうしたやり取りをさせていただけるということは、やはり観ておいてよかったと思いますね。 丁寧な解説をありがとうございます。感謝いたします。 >ほんと、喫茶店、いや居酒屋ででも、この時代とこの芝居を肴に、きゃるさんと一献酌み交わせたら、それは珠玉の時になりそうで(笑)。もちろん、ご主人も一緒に。いやー、楽しいだろうなーー。 本当ですね。そう言っていただけると、社交辞令とはいえ嬉しいです(笑)。夫は別に一緒でなくてもかまいませんが(笑)。余談ですが、以前、野球関係で知り合った人が、若いのにTVの時代劇の脇役俳優に詳しい人で、「話が合うので得意先でも中高年の客に好かれるんですよ」とのことで、独演会で何時間でも時代劇の話してるんですね。凄い記憶力なんです。で、「いや、奥さんは時代劇に詳しいから、ずっと家でお話できる旦那さんはいいですねぇ」と言うんだけど、うちの夫は歴オタだけど、TVの時代劇をそれほど見ないからそういう話しないし、私もその人ほどTV時代劇を観ないので、私より亡くなった私の父のほうと話が合いそうでした(笑)。父の話し相手に格好の人物でした。惜しい(笑)。 >なんせ明治になってから10年も経って、日本最大にして最後の内戦を引き起こすエネルギーは強烈なもので、それは単純に「徳川への郷愁、明治への恨み」と並列に挙げられることではなく、徳川への郷愁はもはや無くても、明治政府樹立直後は、全国の石高の3分の1くらいしか、政府として手中に収める力しかなく、結局、各藩の自治は残されたままであり、そこへきて、欧米列強、そしてロシアへの脅威から、その対応やら富国強兵の手法に考えが分かれるなど、難題や火種が重層的に重なっていたのです。もちろん、その中で士族の複雑な思いも揺れ動いていたけど、彼らの恨みを決定的にしてしまったのが、中央集権の体制を築くための手段として、実際は各藩の自治がなされていたにもかかわらず、大久保ら一部の中枢官僚が武士の心である帯刀を禁じ、また、生活の糧を奪う秩禄処分を行ってしまった。ここに中央集権を狙った策が強烈なエネルギーとなって明治政権に向かってしまい、せっかくの無血開城が血で血を洗う内戦へと時代を動かしたしまったのではないでしょうか。そうした面がシーンに象徴的にでも、もう少し丁寧に表現されていたら、と感じた次第です。 まったく、そうですね。作者の代わりに詳しい背景解説ありがとうございます(笑)。私事で恐縮ですが、興味深いのは、同じ士族でも、父方は源平時代の源氏系の家臣団によく見られた土地の八幡神社を司る「宮司」職を室町から昭和まで続けてたから、一族に新政府への不満が少ないんですけど、母方は武家の商法で苦労したせいか、それが代々伝わって曾祖母や祖母が昭和になっても新政府への恨みを長いこと口にしていたのです(笑)。そういう経済的な不満は当時ごろごろあったのでしょうね。丁髷を切らない人とかいたそうですしね。歴史上の名のある人物以外の話という点で今回の公演も期待して観たのですが、士族の描写に不満が残りました。 >野村さんが「ありがとうございます。でも、劇団も若手をどんどん場に上げて経験を積ませないといけないので」と答えていたのが印象に残りました。 「め組」は若い劇団員も多く、大所帯なのが強みですね。やはり、若い人にチャンスを与えてやっていかないと、先でかつての新国劇みたいになっちゃう。め組の作・演出家のかたはいつも同じかたなのでしょうか?私は個人活動では新宮さんしか知らないのですが、ほかのかたもときどき客演なさるのでしょうか。tetoraさんのごらんになった客演公演で印象に残ったものがもしあればお教えください。
2010/08/09 17:20
長寿郎 長寿郎 長寿郎さま こんにちは。この劇団、私は寒い時期に観たのですが、なるほどスタッフ対応が悪く、長時間外に並び、開演時間が大幅に遅れましたね。私のときは新聞の招待で行ったのですが、「自由席で受付順の入場となります。受付が混雑するので開演1時間前にお越しください」とはがきに書いてあるから早めに行ったのですが、招待の人は有料の人の列のあとから入場ということを当日になって受付で知り、列も有料客とは別で開演ぎりぎりの入場でした。それなら早くから列に並ぶ意味もなく、はがきに書いておいてほしいと思いました。劇場内トイレも「当日舞台装置の関係で使用不可」と言われ、食事はすませたあとですし、最寄駅周辺にビルもなかったので、もう一度入場券買って駅のトイレを使うしかなく。そういうことも事前に知りたかったです。 スタッフ対応が悪かったせいか、同伴の家族は「次は観たくない」そぶりでした。 >また舞台が、観客席に入り組んだ鉄パイプの足場等が有り、 かなり観客席によっては、観にくい席も出るので。 先に並んだ者勝ちの自由席とせずに、 指定席等を考えても良いのではと、みてとれました。 これも同感です。今度も似たようなパイプのある客席構造だったようですね。自分のときは客席の足場が高く、不服をもらす高齢者や、上記に書いたような事情で、早く来たのに招待だから極度に見えにくい席しか空いていない(パイプが邪魔して、しかも端だとよく見えない)と帰る人もいました。 アングラ系劇団は昔の名残なのか、スタッフの態度は感じ悪くない場合でも、環境面で観客への配慮に欠ける点がまま見られますね。 せめて事前に情報だけでも開示してほしいですね。「こういう環境の公演だけれどもそれでもよければ観に来てください」的な(? 笑) >「あれっ終わったんだ」と、観客置いてけぼりの出来でした。 きちんと終わりのピリオド打って、 役者の舞台挨拶や、終わりましたのアナウンスのひとつでも入れるべきす。 あ、今回もそういう終わり方だったのですか。そういうスタイルなんでしょうね。
2010/08/09 15:51
アキラ アキラ アキラさま 楽しまれたご様子で何よりです。 >もっと、いわゆる、泥臭い、アングラ風味の舞台が繰り広げられるのではないかと思っていたのだが、意外とそうでもなく、ストレートで、とてもわかりやすい演出だったと思う。 それがこの劇団の特徴、長所のようですね。前回も劇はすごく楽しかったです。 前回、1時間前に受付して(招待はがきに「自由席受付順の入場なので、受付開始時刻までに早めにお越しください」と書いてあるから、そうしたら、「招待のかたは開演ぎりぎりのご入場で、列も別です」って。書いておいてよ、と思った。寒い日でしたが戸外に延々並ばされ、開演時間は大幅に遅れましたね)。今回、ここを読むと緩和されたのかな、と思ったけど、長寿郎さんのところを読むとそうではなさそうな。まったく違う感想ですね。 煙に不快感があったと書かれたかたもいるので、煙に弱い私は今回行かなくてよかったかも。 次回のパルテノン多摩の「阿呆船」も観たいけど、家族は前回で懲り、行きたくないというし、1人では遠いし、行く気になれないですね。いろいろ難しいです(笑)。
2010/08/09 15:20
- tetorapackさま 私へのコメントありがとうございました。こちらのほうが気づいていただけると思うので、こちらにお返事書きますね(こちらに書いても気づいてもらえない場合もときどきあるけど 笑)。 >さすが、きゃるさんは時代劇となると厳しいですね。 うーん、だからあまり観ないようにしてるんです(笑)。 今回のテーマは私が凄く気になってる部分だったので観ました。明治の初め、市井の士族はどんなふうに新政府を見て生きてたのかなー、って気になるじゃないですか?すごくよいテーマだったと思いますね。 ちょっと配慮に欠ける表現をしてしまったので、補足すると、熱烈なファンのかたがたに支えられてるということはもちろん良いことだと思うのです。ただ、「すごく、良かったよー」という意見ばかり耳に入ってきがちなのでマヒしてしまうのは危険だ、ということです。前作の「岡田以蔵」について、親交のあるめ組の作者からご招待を受けて観劇したという以蔵の研究家・小説家のかたが感想をブログに書いてましたが、やはり、武市と以蔵の関係について、作品としてはよくできているがさすがにあの描き方には異論があるということを非常に丁寧に説明されていて、私は観てませんが、CoRichのレビューを読んでたので、指摘されてる箇所の意味はよく理解できました。やはり、こういう歴史小説家のかたの意見もよく聞いて今後の参考にしてほしいと思うのですね。 >これについては、私はテーゼとアンチテーゼの関係で見たのですが、 tetorapackさんのこの見解はすばらしいインテリジェンスだと感服しました。でも、そこまで理解できる人は少ないと思います。め組って純然たる史劇でなく、ある程度大衆性もある劇団だと思うので、テーゼとアンチテーゼだとしても、もう少しアンチテーゼ側の描き方に配慮というか救いがほしかったですね。もし、私が歴史に詳しくない役者個人のファンだったら、凄く後味が悪いと思いましたね。茜や小菊にあんな素晴らしい立派な台詞を言わせる作者なのだから、そのへん、もう少し敵対側にも何とかと期待してしまいます(笑)。 おっしゃるとおり、晋之介はなかなか良かったですね。女の腰巻の入った盥をかかえて出る場面、ああいう仕事を潔く引き受けているところに、この男のまっすぐな心根が出ているし、生き方に「ぶれない」ところが「薩摩っぽ」らしくてよいですよ。海音寺潮五郎の小説って「天と地と」意外、いまあまり読まれなくなっちゃったけど、彼は薩摩を舞台にすごくたくさんいい時代小説書いてて、私も一時期、集中的に図書館利用して全集読破したんですが(だから、個々の題名をまったく覚えてない 笑)、海音寺の作品の薩摩の武士のイメージがこの晋之介そのもので、秋本さん主演でやらせたいなと思いますね。 >士族に対しても、秩禄処分で生活の糧を失った旧武士階級の不満の高まりが内乱のエネルギーとなっていったことを、もう少し、しっかり描いた方が質感は高まったともいえるでしょうね。 そう、そこなんですよね。それがあったら秀作になったのに。観ている者を感情的に高みにもっていくいきかたが弱いというか。よく言えば、情に流されてない作品なんだけど、その割に感傷を狙ったような音楽の使い方だから、ちぐはぐなんですよ。「バッコスの祭」なんかは、史実をメチャクチャ変えてて、現代調の台詞だし、本来私がもっとも嫌うタイプ(笑)の時代劇なんだけど、観客の乗せ方がうまいので、細かいこと目をつぶってクライマックスに気持ちが走っていける、不思議と爽快感が残るんですね。 西郷と坂本の解説者的使い方は、一般向けにはあれでよいのかもしれません。2人のコメントがあたりまえすぎて、私には蛇足に思えたけど。あれを出すから時間かかるのにって。そのぶん、芝居で表現できたことたくさんあると思うと惜しい。渡辺さんについては、私が観た回は噛んでたのが気になった。以前、薩摩弁をとりいれた芝居に出て人に聞いたんだけど、その人がしゃべるのは短いふたこと、みことなのに、稽古期間中、ずっと薩摩弁で思考してたって。だから、台詞が肉化して噛んだりしないんですって。私も海音寺の全集読んでた時期は、心の中の声がぜんぶ薩摩弁になってた。で、うっかり、仕事中、薩摩弁で答えてしまい、「どうしちゃったんですか」って呆れられたほどです(笑)。素人でさえこうなのですから、役者たるもの、役にのめりこむなら、そこまでやらないと。薩摩弁は難しいですしね。渡辺さんの西郷役にはそこまでの徹底が感じられなかったです。表面的に西郷らしく演じてる感じを受けた。厳しいようだけど、あの西郷の役の場面では薩摩弁噛んでは現実に引き戻されるからダメだし、日常も没頭してたらあんなモゴモゴにはならないはずです。まさか鹿児島出身ではないですよね?(笑) 牡丹の鼓に関しては、わざわざ打たせる意味を感じなかった。素人がちゃんとした音出すのは無理なのだから、持ち方だけきちんと習って、音付けでやってもよかったのでは。というか、武士で嗜みとして鼓をやる人は多かったでしょ。特に幕末は音曲が盛んだった。牡丹が町人でまねごとするならあれでもいいんですよ。彼はきっと士族として習ってるから打ってる設定のはず。下働きだから下手なのじゃなくて。そのへんの時代考証上、鼓が下手ではおかしいわけです。 岩倉がよかったのは、作者の描き方も優れてたけど、俳優が自分の中できちんと咀嚼して、なりきってたからでしょうね。実際の岩倉はあんな本音は言えなかったと思うだけに(笑)、岩倉のとっぽくてドス黒い面が誇張気味に表現されてて秀逸でした。観てて「よう言うた!」ってスカッとした(笑)。
2010/08/09 07:16
KAE KAE KAEさま >きゃるさんは、この演出家だと期待なさるんですね? それは、お幸せな…。 え?ヘンですか?(笑)特に栗山ファンではないです。 いや、このメンバーと栗山さんのイメージが合ってない気がして、どうなるんだろうという期待感はありましたね(笑)。だから、KAEさんのレビューはとても面白く拝読いたしました。 私も栗山さんのはそんなに数は観てませんけど、著書やインタビューを読むと、同感する部分はあるし、ヒドイとまで思った経験はないです。 ただ、山崎正和の「世阿弥」でしたか、演出が栗山さんじゃない幸四郎主演の初演を観た知人が「良かった」と言ってたけど、私はチケットが買えなくて、だいぶたってから栗山さんのものを観たんですが、観客に親切ではなく、友人に聞いていた「初演」の感想とは違い、退屈ですごく眠かったです(笑)。高尚さを狙ってるのか、「上から目線」というのも感じましたし、アフタートークを聞いてもそういう印象でしたね。女子大生が質問のときに「これ、楽しくないです。演出、変えたほうがいいですよ」って言ったんですよ。そしたら「あなたのために演出してるわけではないので、気にしません」って答えられて(笑)。まあ、その女子大生も「能における婆沙羅」の解釈が間違っており、かなり思い込みの激しそうな子で、私の前の席にいた年配者の人が「あの子の解釈は間違ってるよね。大学の先生は教えないのかねぇ」と呆れてましたから、どっちもどっちと思って聞いてたんですが(笑)。新聞評では、新演出が良いという視点で書かれてましたけど、山崎さんの作品はただでさえ、文章も高尚で難解なので、演出をもう少し何とか考えてもらいたかったなーとは思いました。楽しめなかったのは、まぁ、私の理解力が足りなかったのだというふうにも思ってました。
2010/08/09 05:49
Hell-see Hell-see アキラさま >今回のこの舞台のことで言えば、ラストのあの造形に「不気味さ」だったり「違和感」だったりを感じるようにすることを「意図」していた(と思います)ので、私は「タブーを破った」とはあまり感じませんでした。 「笑い」にしたりしないところが、やや(「やや」ですけど)好感が持てます。観客としては、ラストに笑いが来ると思っていたところに、冷や水を浴びせられた感じがしたと思います。 それで、怖さとか嫌悪を再確認するというか、そういう演出だったと。また、「仕返し」の無意味さもそこにはあると思いますし。 同感です。私も過剰に意識するあまり、「タブー視」が一人歩きするのはよくないと思っています。この作品については「タブーを破った」とは私も感じていません。単にお笑いにしてはいないからです。あのオブジェにはいろんな感じ方があっていいし、なかなか巧い出し方だと思いました。だから「バースデー・ケーキ」って書いたんですけど、重々しくならないまさにオブジェらしさがよかったんじゃないでしょうか。 「少年口伝隊」はずいぶん以前に一度観て、鮮烈な印象があります。あれはおっしゃるとおり、「口伝」の形式でストレートに「核」を語っていますね。表現の自由は守られるべきだし、私も多様性があってよいのは当然だと思っています。
2010/08/09 05:18
きゃる きゃる tetorapackさま コメントありがとうございます。tetoraさんのほうへ返信書かせていただきました。
2010/08/09 05:02
- tetorapackさま 初心者お薦めマークをつけるあたりがtetoraさんらしいなーとウケました。いえ、決して悪い意味でなくて、ですよ。tetoraさんはこういう作品にたぶん強いだろーなと思いながら観てました。先日のスミイ企画でもわかるように。日ごろのtetoraさんのレビュー読者としては、○つけると信じてたので。私は演劇を初めて観るかたには×にしましたが。だって、自分はもし初めて観た芝居がこれだとしたら、私的世界や妄想的な部分にはついていけないと思ったので。あくまで「心は常に演劇初心者」ですから(笑)。もちろん、作品的に「ノー」という意味の×ではありません。 「別れさせ屋」の事件は一時TV,新聞、週刊誌でだいぶ騒がれましたよね。関心なかったので事件についてはよく知らないけど。幸せの絶頂にいる人と「別れさせ屋」の話の組み合わせがおかしかった。 >そして、今回、こうした面白さを引き立たせたのが3人の女優陣の見事な演技力だった。ごまのはえ役を演じた高原綾子さん、中国人風のイントネーションで、ごまのはえの結婚相手などを快演してくれた藤田かもめさん、猫を探す奇妙な女などを印象深く演じた市川愛理さんの3人の皆さんが素敵だった。ニットキャップシアターの貴い財産ですね。 そう、女優陣が魅力的でしたね(と同調)。高原さんは酷似してた(笑)。「おしゃれな話」かと思ったら、いきなり、あの高原さんで、「グエッ」とのけぞりましたね。エヘヘ(笑)。あのイントネーションは中国人なんですか?私は韓国人だと思ってた(笑)。男優では門脇さんも良かったです。笑いの部分は関西らしく面白かった。 京都といえば、3、4年くらい前にシアターグリーンの学生演劇で同志社大のファンタジーもの(確か「桜の骨」とかいう題名の)があって、今回、何となく思い出してしまいました。いま思えばものすごくtetoraさん好みで(出演女優含め)、ご覧になってるかしら。。その作品も美しいけど観てて凄く疲れちゃったんですが、同志社はあれからずっと公演案内を送ってくださってるんです。東京の大学は学年が変わるとDM途絶えちゃうケースが多いので、夫が感心してて「申し訳ないから、いつか、必ず同志社の公演観るためだけに京都へ行く」と宣言しております。まだ実行してないけど(笑)。
2010/08/09 03:27
きゃる きゃる かもめさま コメントをどうもありがとうございます。 私は単純な人間なのでファンタジーものへの演劇的理解力が乏しいのですが、不条理劇は好きで、個人的に夢をよく見るせいか、何とかそっちの方向で理解しようと努めました。 「愛してる!」と言いたかったらあの場面を作ったというごまのはえさんのお言葉には絶句するしかなかったです(笑)。世の中の男性に夢を与えてくれた(?)ごまのはえさん、末永くお幸せに! そして、ニットキャップシアターの皆さん、時々上京なさってください。
2010/08/09 03:02
- tetorapackさま 「め組」初見で拝見しました。事務所が私の出た小学校の近く。ずいぶん以前に「め組は人気先行だからあなたには向かない」と知人に聞いていたのですが、さすがに最近はそんなことないと思って行ったのに。大甘のファンに支えられてると辛口の意見なんて耳に入らないのではないでしょうか?事実、ここでも皆さん好意的で点が高いと思います(笑)。私の☆3つはかなりオマケしたんですけどね。今回もチケプレあったんですね?初見はチケプレで観るべきだったかな。それならまだ不満も緩和されたかも(笑)。まぁ、緩和しても☆3つってとこですね。 私は時代劇は現代劇以上にディテールにこだわるので、あの鼓と殺陣には失望して口アングリでした。せめて鼓の持ち方くらいきちんと習ってほしい。舞台に出るなら。こういうところに劇団の安っぽさが出てしまうんですよね。渡辺さんの薩摩弁が滑舌悪くぎこちなかったのも残念。時代劇ずっとやってるんだから殺陣はもっと巧い劇団かと思いました。確かに晋之介や茜、小菊といった人たちの生き様こそ魅力的で主力の芝居だと思うけど、多くの観客は看板俳優の新宮演じる義明や狂四郎に注目するのでは?するとこの2人に魅力がなさすぎるけど、それこそ狙いだとしたら、キツネに化かされたような気分です(笑)。点描というせいなのか、場面がポツッポツッと切れて盛り上がらず、どこで終わるのかなーと思って2時間超でしょう、疲れました。次、興味あるテーマがあればまた観てみようと思うけど、そのころまで自分が生きてるかどうかわからないし(笑)。 書き下ろし作品なら、伊藤や大久保周辺の参考になる新史料ももう少し取材して入れ込んでほしかった。岩倉の人物像は興味深かったです。祇園や大阪北の新地あたりには岩倉の行状がけっこう言い伝えられて、私の母は幕末の現地の花柳界情報に詳しい人だったので、よく聞いてたんだけど、岩倉の遊郭での評判はとにかく悪くてね、貧乏公家出身だったから金遣いが汚かったからだと思うのですが。高貴なおかたを実際にお忍びでお連れしたこともあったし、蔭間の噂もあったらしいですね。
2010/08/08 09:18
KAE KAE KAE様 これ、豪華メンバーの公演ではありますよね。栗山民也さん演出だから期待していたんですが、ここ読んで意外でした。さすがに手厳しいですね。でも何となく舞台の想像がつく感じです(笑)。
2010/08/08 07:50
きゃる きゃる アキラさま >宣伝またはファン書き込みでしょうけど、そういう書き込みはあまりいい感じはしないですね。 そうですね。関西のファンの熱意のあまり・・・ってことなんでしょうか。東京の「観たい!」に応援コメントを寄せる気持ちはわかりますが。
2010/08/07 07:36
Hell-see Hell-see アキラさま Hell-seeさま >また、非常にブラックな意味での、神経の逆撫で方で、イヤだなと思うことが、テーマだったりするような気がするのです。 「仕返し」もあんな「兵器」もイヤだ、ということの再確認と言いますか。 ですから、きゃるさん(を含め観客の多く)が不快に思われて当然のことを、あえて仕掛けてきた、ということではないでしょうか。 このお芝居においてのキノコ雲については、微妙ながらわたしも「あり」だと解釈しています。アキラさまの書いておられることも、Hell-seeさまの言われる「時代によって原爆についての演劇表現も変化してよいのでは」というご意見も興味深く思うし、理解もできます。本作についてはテーマがはっきりとあり、自分には許容範囲の表現だったと思います。不愉快とまでは思いません。個人的には、の話ですが。 ただ、先日、井上ひさしの「父と暮らせば」を観て、あれも原爆と父娘の話で、もちろん本作とは作品のタイプは異なりますが、やはり考えさせられました。原爆で亡くなった父親の霊が子ども向けの昔話語り「一寸法師」を原爆の残骸を使っておもしろく見せようとして、生き残った娘のおののきに思わず手を止め、「ヒロシマの人にとってはどんなことを言っても・・・」と肩を落とすところ、やはり私は共感しました。 誤解のないように言葉でうまく表現できなくて困るのですが、私自身も被爆者ではないので直接の苦しみは受けてないわけでして、原爆の表現の緩和についても、記憶の風化によって「タブーでなくなる」ことには一抹の懸念はあるのです。「原爆も爆弾のひとつに過ぎない」という軽い感覚で捉えらえられるようになるのには抵抗感があります。先に例として挙げた学生演劇のお笑い表現にしても、私は劇中「原爆を指したのではなく、新型爆弾の威力を誇張したもの」と解釈してさほど目くじらを立てることではないと思えたのですが、家人の場合ははっきり「キノコ雲」のイラストに「冒涜の不快さ」を感じ取って「被爆への想像力の欠如だ。あそこで笑うなんてどうかしている」と涙ぐんで怒っていましたので、感じ方に個人差はあると思うのです。もちろん表現の自由はあるという前提ですが。
2010/08/06 07:21
きゃる きゃる アキラさま >しかし、まだ東京公演が始まってないのに、東京公演の「観てきた」が6つも書き込みがあるのはなんだかなぁ、です。 中には「他会場を見る」の出し方がわからないかたもいるのでは?複数会場の場合、ときどき、違う会場のところに「観て来た!」を書いてる人がいますよね。
2010/08/06 04:06
きゃる きゃる tetorapackさま >そうだったんですか。さすが詳しいなぁ、きゃるさんは。 いえいえ、劇団紹介にそう書いてあったのを読んだだけです(笑)。 >うちのは、さらに激しくて、「トイレのアメニティーや清掃の整っていないところは、劇場を含めパブリックスペース全体において、必ず客層から見放され、衰退するか、つぶれる。また、トイレの存在をどう考えているかで、その店などの資質や自信、こだわりが分かるものよ」とまで言い切ります。 そう、プロ野球などは、それで女性客離れを心配し、少しは改良したみたいです。知人の男性が何年か前に「球場はトイレが汚いじゃない?女房は誘えないんだ」と言うから、あれでも改良されたのになーと思ったことあります。それを言ったらシモキタの劇場のほうがもっと私には深刻です(笑)。あるとき、駅前劇場で、開演前、男性客が「トイレ貸してください」とスタッフに言ったら、スタッフが「いま、通路を関係者が使ってるので、駅のトイレへ行ってください」と答えたんです。その男性、「え?いまさら、駅に行けって言うの?」と憮然としてました。 >うちの女房殿と出かけるときは、食事どころも、まずトイレで女房が利用するかどうかを決めるくらいです。 私の母が風呂・トイレの清潔にうるさく、父がそうでしたね。父はドライブしてて一見さんで宿を探す名人でしたが、まず「風呂とトイレ見せてください」って薦められた部屋に入っていき、「うちは家内がうるさいのでこれでは無理です」って出てきて、車内にいる私たちに「ダメ」というサインを送るのです(笑)。レストランでも父に先にトイレに行かせ、「綺麗?」と聞くのです。「綺麗」と言わないと、絶対に行かない。でも、そういう女性、友人にもいます。 >駅のトイレは絶対に使わず、近くにあるデパートとか、トイレのアメニティのよいところまで、付き合わされます。なので、いつの間にか、私も教育され、そのように思うようになりました。ですので、この記述を読んで、つい書いてしまいました(笑)。 ああ、うちと同じ(笑)。私は最近、駅のトイレも比較的綺麗なところは妥協して入るようになりました。昭和のころの駅の公衆トイレの汚さはひどかったですものね。私が住んでた吉祥寺駅のは特にひどかった。いまでは考えられないほどです。 >アゴラは拠点形成推進事業で多額の補助金が入るんだから、トイレだけでもリニューアルしてほしいですよね。 ホントですよね。あんな旧式で狭いだなんてあんまりです。 >なお、王子で観劇の際は、駅から王子小劇場に向かって駅からすぐの「北とぴあ」のトイレ(各階にあるので、混まずに便利ですよ)は凄くすばらしいですよ。劇場「pit北/区域」で観る時は、私もよく利用させてもらっています。 夫も探して、北とぴあを薦めてました(笑)。 トイレ談義、失礼しました。でも、観劇にはけっこう重要なポイントではあるんです。
2010/08/06 04:00
きゃる きゃる tetorapackさま コメントありがとうございます。 今度は楽しめるとよいのですが・・・。前回、たくさん俳優が出ているのに、人物表現に不足を感じたので。以前の公演評も、けっこう皆さん、点が辛いんですよね。
2010/08/05 10:31
- tetorapackさま 懇切丁寧な解説ありがとうございます。 「呟き演劇」、なるほど巧い表現なさいますね。思わず膝を打ちました。 >でもって、私の×印は、お分かりのように、初心者にはむいていないという意味であり、 私もその点は同感です。ただ、彼女ならもう少し違うこともできたのでは、と☆2つにしましたが。「水の中で起こったことを表現している」と言われて「そうなのか」と少し合点がいったんですが、佐々木さんの原作を知らない初見の人が観て、もう少し理解できるものにできなかったかなーという思いも自分にはあったので。 >あくまで私の受けた感覚なのですが、パフォーマンスといわれる舞台芸術はかなり観ている方ですが、う~ん、やはり演劇だな、って自分は感じます。まあ、言葉のニュアンスというだけの問題ですが。それで、考えているうちに、これは観る側にテーマをぐんと押してくる主張性の濃い芝居ではなく、作り手側・演じ手側の「呟き」にも似て、こちら観る側の感性でご自由にご判断を、といった、ある意味、懐の広さを感じました。だから、いやな気持ちをまったく感じなかったのです。それとともに、斬新さを評価したいと思えました。 パフォーマンスだと思ってしまうのは、たぶん、私がパフォーマンス自体をあまりよくわかっていないためかもしれませんね。「つぶやき」という点では、彼女の言語感覚やリズムがこの作品にはよく表現されていた気がするんですね。日常の中の非日常性というか。彼女が「害獣芝居」にいたころ、能の「羽衣」をモチーフにした演劇をやったんですが、ふつうの演劇ではなく、古典版呟き演劇みたいなもので、だから、今回のも狙いが何となく理解できるんです。「害獣芝居」は「お七」以来ずっと公演してなくて、それで澄井さんも自分の道を探るようになったかと思うんですが、「害獣芝居」の浅沼ゆりあさんがこの春に「実験劇 夜、夜中」というパフォーマンスと演劇の中間のような作品を久々に発表したので観にいってここのレビューにも書きましたが、これなどはすごくtetoraさん好みだと思い、観ていただきたかったなーと思いました。ダンサーと女優の共演で、言語的にも視覚的にもなかなかすばらしかった。浅沼さんも澄井さんも、普通の演劇とは違う方向を志向してるように思いました。浅沼さんは利賀のコンクールにもかつて澄井さん主演で作品を出品してますし、今度澄井さんも利賀に出るんですね。「羽衣」のときに、2人にいろいろ話を聞いて、このコンビには凄く期待していたので、袂を分かったのはある意味残念な気もしてます。 「火學お七」はtetoraさんがご覧になったのは再演で、私が観たのは初演です。夫は両方観てますが。初演は、大学のときで新入生中心にこのダイナミックなアングラ群像劇を上演したことが素晴らしかった。拍手が凄く、周囲の評価も高かったです。浅沼さんは「銀河鉄道の夜」では空き缶で星空、「お七」ではビニール傘でテント、「羽衣」では割り箸で松、といった具合に低予算での舞台美術のセンスが見事な人でした。機会があれば浅沼さんの実験劇もご覧いただきたいと思います。チケプレはやってませんが(笑)。「夜、夜中」のときは1500円だったので、入場料としては良心的です。 > カワムラアツノリくんは初期型の主宰で、いろんな形態のダンスやパフォーマンスで個性を発揮している人で、私も何作か観ていますが、彼の振付の面白さも楽しめましたけど、身体そのもののムーブメントによるパフォーマンスはあくまでサブであって、けっして、出しゃばって前面にでているとは私は感じませんでした。なので、やはりメインは、私としては「呟き」的な台詞(脚本)の妙味にあったと思いました。それで、結構、「うん、うん」と胸の内で頷きながら、楽しく観ちゃいました。だから、この作品、私は結構、好きです。  >ところで、ご主人(この言い方、うちの女房殿は嫌います)、ご伴侶様は熱心にアンケートに感想を書かれたとありますが、私、どう感じられたのか、よろしければ、ぜひ知りたいです。同性として興味津々です(笑)。ここに書きにくかったら、私信でも結構です。 すみません、気を遣っていただいて。呼び方は何でもかまいません(笑)。夫は無口なので多くを語らず、アンケートにどんなことを書いたかは知らないのですが、「身体そのもののムーブメントによるパフォーマンス」 の部分に関心をもったようです。作品として気に入ったとは言ってました。 自分が観た日、「何だ、こりゃ」とか「ダメだな」と吐き捨てるようにつぶやいて席を立った人たちもいたので、tetoraさんの講評は嬉しく拝読しました。
2010/08/05 10:17
きゃる きゃる tetorapackさま この劇団の「建築美術」に力を入れてるというのも、個人的にはちょっと注目なんですよね。 >あと、ぜんぜん別の観点なんですが、以前はル・デコはものすごいペースで行っていたのですが、結果として、気に入った作品に当たる確率が低く、どうも最近、相性の悪さを感じまして……。 ああ、そういうのはありますね。自分の場合は確率の点では王子小劇場です。あと、トイレの問題があります。シモキタの駅前劇場とOFFOFFは初めて行ったとき、絶句しました。シモキタは外で借りられるのが駅か公衆トイレか北沢タウンホールくらいで、北沢は内部備品が壊れかけてる(笑)。自分は男女共用のところも苦手で、こちらは挙げるときりがないのでやめておきますが。いまやトイレのアメニティの問題はかなり重要で、昔は映画館、近年は野球場の女子トイレが汚いので「デート向きじゃない」と言われて、整備された時期があったけど、小劇場はその点まだまだ、というか野球場以下ですね。こまばアゴラは、客層はおしゃれなのにトイレが作業場並みで狭すぎる気がします。
2010/08/05 09:28

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