ITOYAの観てきた!クチコミ一覧

121-140件 / 533件中
無休電車【本日大千秋楽☆10/21(月)14時開演、当日券若干枚ございます!!!】

無休電車【本日大千秋楽☆10/21(月)14時開演、当日券若干枚ございます!!!】

劇団鹿殺し

青山円形劇場(東京都)

2013/09/27 (金) ~ 2013/10/14 (月)公演終了

満足度★★★★★

東京千秋楽。活動休止前、最後の公演は、得意の『電車ミュージカル』!
「劇団鹿殺し」充電のための活動休止前公演らしい。
今回は福田転球、岡田達也、美津乃あわ、という豪華客演を
迎えて、その題材は『電車は血で走る』の続編的な作品でした。
(同じ青山円形劇場で。)

生演奏のブラス隊による電車が劇場内を走り、
繰り広げられる「演劇」を捨てられない男たちのファンタジー。
泥臭くてカッコ悪いけれど、熱い思いは変わらないぜ。
(でも次のとき青山円形劇場は無くなっているだろう。)

エゴ・サーチ

エゴ・サーチ

虚構の劇団

あうるすぽっと(東京都)

2013/10/05 (土) ~ 2013/10/20 (日)公演終了

満足度★★★★

一週間経って2度目の観劇で観やすくなりました。新メンバーによる次回公演が楽しみです。
一週間経って2度目の観劇。
前回、セリフの言い回しが聞き取りにくかったり、間合いが悪かったり
していましたが、そういった点は改善されて普通に観れるようになりました。
あらためて、基本となる技術の大切さを知った感じがします。
セリフと演技を観客に正しく伝える、すべてはそこからということ。

初演時、大久保綾乃さん、高橋奈津季さん、山崎雄介さん、古河耕史さん
というメンバーは良くも悪しくも、生真面目で重い印象が強くなっていたのが
今回は軽やかな印象に変わりました。
そして、小沢道成さんや小野川晶さんは余裕の演技で安心して観れる。
新メンバーによる次回公演が楽しみです。

エゴ・サーチ

エゴ・サーチ

虚構の劇団

あうるすぽっと(東京都)

2013/10/05 (土) ~ 2013/10/20 (日)公演終了

満足度★★★

劇団創設時メンバーと、後から入団したメンバーとのスキルの差が歴然。
お気に入り「虚構の劇団」の第9回公演は、2010年第5回公演作品の再演。
あれから大久保綾乃さん、高橋奈津季さんが退団。
山崎雄介さんも古河耕史さんも出ない。
当然ながら違う印象になる。

けれども、それ以前の問題として、
劇団創設時のメンバーと、あとから入団したメンバーとの
スキルの差があまりに歴然としている。

せっかくのセリフがまだ落とし込めていない、
自分のものになっていないようで、
特に笑えるはずのせりふのときの間合いが悪くて笑いにくかった。

音楽劇「それからのブンとフン」

音楽劇「それからのブンとフン」

こまつ座

天王洲 銀河劇場(東京都)

2013/10/03 (木) ~ 2013/10/15 (火)公演終了

満足度★★★

市村正親さん、新妻聖子さんと堂々競演!小池栄子さん好演
小説から抜け出した、怪盗の活躍は如何に。
市村正親さん、新妻聖子さんと共演して引けを取らない
小池栄子さんの成長ぶり、など出演陣がにぎやか。
歌は楽しく、しかし社会風刺との混在の仕方が
井上ひさしさんの他の作品に比べて、多少強引と思う。

冒した者

冒した者

葛河思潮社

吉祥寺シアター(東京都)

2013/09/20 (金) ~ 2013/10/13 (日)公演終了

満足度★★★★

濃密な芝居を小劇場で。重く暗い人間の葛藤なのに、不思議と華やかな印象が残った。
戦後の東京郊外、焼け残った大屋敷に9名の人間が集い、
平穏な日常を送っていたある日のこと。
一人の人間の来訪によって狂い始める日常。

人生経験が希薄な自分として、舞台上の日常は
まるで金田一耕助もので連続殺人が起きる金持屋敷のよう。
田中哲司の長セリフから始まり、
松田龍平の静かな狂気の存在感、
中村まことは去勢に満ちた人物が一気にもろく人格が崩壊、
松雪泰子は、きっぷが良く見えたもののやはり急変する。
個性波、実力派の俳優さんたちが
吉祥寺の小劇場の舞台に集まり、
とても濃厚な人間の葛藤を演じる
なんという贅沢な時間と空間だったでしょうか。
暗く重い内容であるにもかかわらず、楽しい内容でもないのに
とても華やかな印象が残った不思議な感覚のまま劇場を後にしました。

ケンジ先生

ケンジ先生

演劇集団キャラメルボックス

サンシャイン劇場(東京都)

2013/09/20 (金) ~ 2013/09/25 (水)公演終了

満足度★★★

理想の先生とは? ダブルキャストのミックスキャストを連続観劇。
先生がいなくなった未来。
旧型アンドロイド先生が教えてくれた、理想の先生とは?

笑って泣けるキャラメルボックステイスト。
圧倒的な安定感。
今回は上演時間90分、と短かめで少し物足らない感じも…。

完全ダブルキャストで、多くの劇団員が出演。
せっかくの劇団公演なのですから、是非あまり偏りなく多くの方に出演してほしいと毎回思ってます。
また、この日はたまたま2回ともミックスキャストの日でしたが、本来の組み合わせで観たかった気もします。

OPUS/作品

OPUS/作品

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2013/09/10 (火) ~ 2013/09/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

伊勢佳世さん好演!ベスト!相島さんの和やかな感じがイイ。
伊勢佳世さん好演!ベスト!相島さんの和やかな感じがイイ。

弦楽カルテットを組む4人の男性と1人の女性の物語。
音楽のプロフェッショナルである4人のメンバーは、
さまざまな問題がありながらも協力し合い、互いを尊重し合い、
しかし肝心な時には、各人のその音楽の能力を純粋に
評価し合う、大人のチーム。

私の大好きな「囲み舞台」!
語り口は、軽妙だが落ち着いたコメディでありながら、
プロの集団であることが、仲間として友情として
ともに組むことより優先せざるを得ない、
決して馴れ合いではない、厳しい択を強いることもある
シリアスな点も描いていることが実に味わいがあって面白い。

このことはどんな仕事でも、クリエイティブな世界でも
身近に存在するすることです。

まず、紅一点のイキウメの伊勢佳世さんの柔らかな物腰、
でも実はスキルもある役柄が、4人の男性と対比されて
とってもいい感じです。
最近はイキウメ意外の客演も多いですが、どれも
出番が少なくて彼女のカラーが今一つ生かされてなかった
感じでした。
本作は、彼女のこれまで見た中でもベスト!と思います。

そして男性4人は当然のように安定した確実な演技。
なかでも私は特に、相島一之さんの明るく和やかな性格、
音楽に対するあったかいやさしい夢をもっている
演技が好きです。

ネタバレBOX

特にラスト近くのセリフが印象的。

まるで一つの楽器のように

自分のパートを全力を尽くして演奏する

音符がなくなってしまうまで・・・
志の輔らくご in ACT

志の輔らくご in ACT

TBS

赤坂ACTシアター(東京都)

2013/09/19 (木) ~ 2013/09/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

昨年の「中村仲蔵」の再演!大満足怒涛の3時間5分!
昨年の再演。
前半は、その一部が「中村仲蔵」の重要な要素
である「仮名手本忠臣蔵」の大解説。
スクリーンに浮世絵を投影、
もちろんユーモアを交えながら、師匠の流暢な
喋りが滞りなく次から次へと紡ぎだされる。
しかも、その前にも"まくら"がある!
中入り15分後、
後半いよいよ「中村仲蔵」という構成。
通常の高座なら前座が半分というところ
特別公演なので、すべてが志の輔のみ!
当初2時間30分予定が3時間5分!
笑って泣いて、大満足です!
(ただオーバーしたせいでその夜予定していた
ケラ版「かもめ」は断念…トホホ)

失禁リア王

失禁リア王

柿喰う客

吉祥寺シアター(東京都)

2013/09/05 (木) ~ 2013/09/17 (火)公演終了

満足度★★★★★

これまでの女体シェイクスピアの頂点を観た!素晴らしい完成度です。
ついにこれまでの女体シェイクスピアの頂点を観た!
かもしれません。
素晴らしい完成度です!
これまでも面白かったのですが、
本作は普通にミュージカルとして観れるほど、
みなさん歌もうまい。
そして曲数も多く、本格的。
物語の内容から、衣装などは「ゴッドファーザー」
などのようなイタリアンマフィア風で、
黒をベースに、振る舞いもスタイリッシュでカッコイイ。
話も、笑いのシーンももちろんあるのですが、
これまでより少な目で、展開も実にシリアスです。
そして感動的でした!

(残念なのは唯一、渡邊安理さんが今回は欠席なことくらいです。)

真田十勇士

真田十勇士

TBS

赤坂ACTシアター(東京都)

2013/08/30 (金) ~ 2013/09/16 (月)公演終了

満足度★★★

とにかく殺陣は、きちんとド迫力で見せてほしい!
まず最初から中盤過ぎまでストーリーは
ストレートに展開。
かなりユニークに変えられた「八犬伝」とは違う。

しかし結末に向けて最後は独自解釈、史実への
こじつけが大胆にあって、そこはそれでまた面白い。
特に「猿飛佐助」の命名の由来とか!!!

上川真田幸村と里見徳川家康が直接対峙し、
今の戦乱の世の中から戦をなくし、どう鎮めるべきか、
10年後、100年後、それ以降のことまでも考えている
家康に打ちのめされる幸村のシーンが
精神論でも、復讐でもない、理詰めで詰め寄る
脚本が素晴らしい。
感心してしまった。

殺陣は人によってあまりにも技術の差があって、
槍が刺さっているように見えずに、
ぐずぐずと何度かやり直したりした人もいて、
悲惨な場面なのに苦笑してしまう…残念。
でもさすが、上川さんのクライマックスは迫力があってよかった!

里見浩太朗VS上川隆也の殺陣は長くはないが、
またハードでもなかったが里見さんの貫録で
なかなか魅せてくれました。
里見さんの金ピカで巨大な「葵のご紋」が
付いた衣装が印象的。
また記念公演だけあって、
芝居以外の点で有名どころをそろえただけと
非難される方も多いでしょうけれど、
主題歌・中島みゆき(良かった!)、
音楽・井上鑑feat.吉田兄弟
題字・紫 舟、という顔合わせが豪華だった。

とにかく殺陣は、きちんとド迫力で見せてほしい!
ホント!!
まあ迫力では「舞台版・浪人街」を超えるものは
出ないだろうと思うが・・・。

『真田十勇士』といえばNHK人形劇を思い出す
私ですが、この後、たしか日テレ創立何周年
記念作品のマキノノゾミ版『真田十勇士』も
チケット買ったので頑張ってほしいと思う。

メアリー・ステュアート

メアリー・ステュアート

勝田演劇事務所

Geki地下Liberty(東京都)

2013/10/03 (木) ~ 2013/10/07 (月)公演終了

満足度★★★

濃密な「二人芝居」90分に挑戦。
山崎美貴さん応援してます!
「オールナイトフジ」おかわりシスターズで有名になり、
以降、文学座座員として舞台、テレビ、声優として活躍され、
最近は「おかえりシスターズ」としてライブも開催!

今回は、濃密な「二人芝居」90分に挑戦!
この企画をやる、その行動力が、さすがです。
話はささか難しいけれど毅然とした”佇まい”で熱演されました。

ロスト・イン・ヨンカーズ

ロスト・イン・ヨンカーズ

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2013/10/05 (土) ~ 2013/11/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

笑って、泣いて、実は弩シリアスで。
観劇前、「事前情報シャットアウトで観劇派」の私としては、
キャスト順が中谷美紀、松岡昌宏、本がニール・サイモンと聞いて、
「勝手にこじゃれたコメディかなんかだろう」とタカをくくっていたのですが・・・
誠に申し訳ありません。

中谷美紀さんも美人ヒロイン役だろうと思っていたら、
確かにヒロインではあるけれど、これまでのイメージには全くなかった
常にハイテンションでアメリカのコメディにはまった演技に、参りました。
全くの別人になってる。(役者なら当然かもしれないが。)
笑えるし面白いし、そしてクライマックスが強烈。
それまでの演技あっての結末。
重いけれど、前向きではある。
確かに三谷作品にはない「引出し」で、この作品を選んだ目はさすがです。

草笛さんも難しいところを少ないセリフと出番で、実に的確に表現されて、
小林隆さんも滑稽なほどの弱さ、優しさがにじんで実に人間らしくて。
松岡さんは、いきがっているけれど妹や家族には優しい。
甥っ子の二人は子供の役だけれど、大人がやることで逆に説得力が出てくる。

この後、12月にもKAATで観る予定なので、今から楽しみです。



『ジャンヌ』 ―ノーベル賞作家が暴く 聖女ジャンヌ・ダルクの真実―

『ジャンヌ』 ―ノーベル賞作家が暴く 聖女ジャンヌ・ダルクの真実―

世田谷パブリックシアター

世田谷パブリックシアター(東京都)

2013/09/05 (木) ~ 2013/09/24 (火)公演終了

満足度★★★

聖女ジャンヌの英雄的活躍ではなく、その存在をめぐる周辺の人々の困惑、動揺、詭弁…宗教裁判と死後に比重がある。
もうおなじみジャンヌ・ダルクの物語。
ここ数年の舞台でも、毎年のように登場するジャンヌ。
その英雄的活躍を描くわけではなく、
彼女が周辺を巻き込んで、その登場を利用する者、
活躍に困惑する者、自分の地位を守らんとする者など、
政治、宗教、関わる人々の思惑を描く。

特に宗教裁判で、公正を規そうとする流れと、
片や感情的な攻撃、あくまでも理論的に進めようと
したり、形式的で空虚な結論が見えたりと、
駆け引きが錯綜する部分が興味深い。

これに加えて、火刑の後、夢幻の世界で
各人物が再登場し、本音と愚痴を交し合う。
このシーンは、これまでとは打って変わって、
意図的に陳腐な会話が続く。
作者は、もう絶対に、裁判とこのシーンが
特に描きたかったのであろうということは明白。
観ているこちらも急に突き放されたようで白けてしまう。
そこまで意図されたであろうとおりに。

next to normal(ネクスト・トゥ・ノーマル)

next to normal(ネクスト・トゥ・ノーマル)

東宝

シアタークリエ(東京都)

2013/09/06 (金) ~ 2013/09/29 (日)公演終了

満足度★★★★

普通の隣りにあるものは?
明るく平凡な父、母、息子、娘、4人家庭の朝。
と思いきや、母親のダイアナは、サンドイッチ用のパンを
床に敷き詰め始めた…。
彼女は精神を病んでいるのかと精神科に通い始めるが…。

普通の家族って何?

普通の精神って何?

現代的で身近か、超シリアスな内容を派手なミュージカルに。
海外は本当に何でもミュージカルにしてしまうのだな、と。

深刻な問題も、歌って踊って、決して深刻ではない、
ごく普通のことだと考えよう、と言っているみたい。
実際、ダイアナよりもその様子も含めて、すべてを
抱え込んでいた、夫の方がよっぽど大変だろう。

主演Wキャストのうち、シルビア・グラブさん推しの
私はシルビア・グラブさんバージョンで。
新納さん演じるドクターの説明が、ダイアナには
いちいちロックスターの歌やMC風に聞こえるという
シーンが一番面白くて、数少ない笑いの場面。
この部分をもっとクローズアップして、もっと観たかった!

3階建てのセットも斬新な意欲作。

舞台版『心霊探偵八雲 いつわりの樹』

舞台版『心霊探偵八雲 いつわりの樹』

シン×クロ/ネルケプランニング

青山円形劇場(東京都)

2013/08/21 (水) ~ 2013/08/28 (水)公演終了

満足度★★★

再演。石川役佐野大樹さん好演!『仮面ライダーフォーゼ』清水富美加ちゃんほか戦隊・ライダー出演者多数。
赤い左目を持ち、死者の魂を見ることのできる特殊な能力を持つ大学生、斉藤八雲の活躍。
2008年初演時にも石井を演じた佐野大樹 以外キャスト一新、演出家も変わっての再演。、
初演時バリバリの「和風ロック音楽」?から、普通の音楽に変わり、アグレッシブさは控えめになった印象。
凝った謎解きとストーリー展開、同じ青山円形劇場・囲み舞台でのシンプルなセットは同じですが、
清水富美加演じるヒロインの立場が、すでに知り合いだった初演時の設定から、今回は初めて出会ったことになっているなど、
その他、様々な点でシナリオや設定も変更されました。

結果全体的に、おとなしい印象に変わり、少し物足りなかった感じもします。

俳優陣では、石川役の佐野大樹が初演と同じ石川刑事を好演。
何度も何もないところで転ぶドジさで笑いのアクセントとなりながら
実は重要な役どころでもあり、好感が持てます。
そして、『仮面ライダーフォーゼ』城島ユウキ役でハジケた
初舞台の清水富美加も、明るいけれどユウキとは一味違った魅力を見せてくれました。

また、個人的に注目は清水富美加をはじめ、東映ヒーローものレギュラー出演者、ゲスト出演者が偶然集まった点です。
清水富美加の他に、平田裕香『獣拳戦隊ゲキレンジャー』敵幹部メレ役、
三浦力『獣拳戦隊ゲキレンジャー』深見ゴウ/ゲキバイオレット役、
野村真由美『映画 仮面ライダー THE FIRST』ショッカー幹部役(佐田真由美名義)、
東地宏樹『仮面ライダークウガ』釈節男役、
『海賊戦隊ゴーカイジャー』敵幹部ザツリグの声
(アニメ版「心霊探偵八雲」でも後藤和利役)というように、
近年の東映スーパー戦隊/仮面ライダーシリーズの影響力はなかなかのものです。
ちなみに、観客はほぼ女子一色。男は一割、いや10人くらいしかいなかった…。

二都物語

二都物語

東宝

帝国劇場(東京都)

2013/07/18 (木) ~ 2013/08/26 (月)公演終了

満足度★★★★★

完成度高く、特に、主演の井上芳雄さんは素晴らしかった!やっぱりさすがです!
プロの仕事による、レベルの高い安心して観れる充実したお芝居でした。
特に、主演の井上芳雄さんは素晴らしかった!やっぱりさすがです!

ラストへ向けて、自分が存在する意味を見出していくという喜びに満ちた表情がとても印象的でした。

そして、脇役にいたるまでちゃんと役割があり、役者も存在感があって、光っていました。

ずっと二人で歩いてきた

ずっと二人で歩いてきた

演劇集団キャラメルボックス

サンシャイン劇場(東京都)

2013/08/06 (火) ~ 2013/08/17 (土)公演終了

満足度★★★★

原田樹里さんの成長著しく。
「雨と夢のあとに」のその後のエピソード。
3.11以来、多作を意識してるキャラメルが「雨と…」に
出ない劇団員らによって、同時上演。

5人の俳優だけで2役もなく、いわゆる小品ではありますが、
これだけの話を作れるのが面白い。

なかでも、原田樹里さんの成長著しく。

また、劇団員でなくゲストの加治将樹さんが加わることで
違った緊張感が加味されて良いです。

客観的には☆3、皆さん辛口なのでひいきして☆4にします。

雨と夢のあとに

雨と夢のあとに

演劇集団キャラメルボックス

サンシャイン劇場(東京都)

2013/07/27 (土) ~ 2013/08/18 (日)公演終了

満足度★★★★

泣ける!吉田里琴ちゃんに持ってかれます!
とにかく主役を実際の14歳の少女が演じるだけで、
その純粋な演技・表情に一番ひかれてしまいます。

でも彼女だけでなく、父親とその父とのわだかまりなど、
いろんなポイントで…「泣けます!」

幽霊もので、見える人が限られていたりするのですが
そういういろいろな作品独自のルールもうまい。

頭痛肩こり樋口一葉

頭痛肩こり樋口一葉

こまつ座

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2013/07/11 (木) ~ 2013/08/11 (日)公演終了

満足度★★★★

女優6人、完成度の高いプロフェッショナルの仕事! 
樋口一葉とその家族の、毎年お盆の時季の生活を幽霊も交えて
数年間にわたって描く。
女優のみ6人の座組みで当時の女性がたくましく生きる姿を
ユーモラスに描く様は、とても完成度が高くキャスト、スタッフ
揃って当然のようにプロの仕事をしていると感じさせます。
その中で、若村さんの幽霊が軽やかで可笑しくて少し切なくて
とっても良かった、楽しかったですね。

あかい壁の家

あかい壁の家

オフィス3〇〇

本多劇場(東京都)

2013/08/01 (木) ~ 2013/08/11 (日)公演終了

満足度★★★★

例によって馬渕英俚可さん目当てという兄な観劇理由では有りますが…中川晃教さん、緑魔子さんほか奇跡の競演!
馬渕英俚可さんだけでなく、中川晃教さんも競演。
それだけでも十分観劇の理由でしたが、
これに加えて高岡早紀さん、若松武史さん、
特に十数年ぶりの舞台という緑魔子さん!、
もちろん作演出の渡辺えりさんとくれば、奇跡とでも
言いましょうか。
私のような単純な人には、複雑で盛り込み過多な内容は
部分部分しか理解できませんでしたが、
それでもこの密度の高さ、濃度の高さは凄かった。

このページのQRコードです。

拡大