寝台特急”君のいるところ”号
中野成樹+フランケンズ
こまばアゴラ劇場(東京都)
2010/05/20 (木) ~ 2010/05/30 (日)公演終了
露出狂
柿喰う客
王子小劇場(東京都)
2010/05/19 (水) ~ 2010/05/31 (月)公演終了
満足度★★★
みた
観た後で1人1人が印象に残るのは、作家のバランス感覚と役者の瞬発力のたまもの。
以前観た中屋敷作品が好きすぎて、どうしてもそっちと比べてしまうけど、次回もまた観たい。
七味まゆ美はかわいいなあとおもた。
めぐるめく
KAKUTA
シアタートラム(東京都)
2010/05/21 (金) ~ 2010/05/30 (日)公演終了
2010億光年
サスペンデッズ
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2010/05/22 (土) ~ 2010/05/30 (日)公演終了
満足度★★★★
みた
会話のやりとりは、余計な説明を省いて、あれこれ想像させる余地があった。
ありきたりな言葉、場面でも、演じる人の力で変わるんだなあって。
ただこの劇場の、舞台を見上げる感じが、なにかちょっと、物語との間に距離感のようなものを生んでいた気がした。遠い世界の話ではないから、目線が同じか少し高い位置から見つめたかった。
次作にも期待。
背伸び王(キング)
コマツ企画
小劇場 楽園(東京都)
2010/04/21 (水) ~ 2010/04/25 (日)公演終了
かたりの椅子
ニ兎社
世田谷パブリックシアター(東京都)
2010/04/02 (金) ~ 2010/04/18 (日)公演終了
武蔵小金井四谷怪談
青年団リンク 口語で古典
こまばアゴラ劇場(東京都)
2010/04/17 (土) ~ 2010/04/29 (木)公演終了
満足度★★★★
古典と思わず見ればいい
そこここで笑ったけれど、四谷怪談ではないなと思った。
ほかの現代劇にいくらでも組み込めるエピソード。
役者の力も大きかったと感じる。
現代に移し替えた時、古典の持つ色気みたいなものも洗い流されてしまった気がした。
ただ次回作はどんなことをやってくれるのか、見たい。
ORGAN 【ご来場ありがとうございました。次回公演は9月中旬】
elePHANTMoon
サンモールスタジオ(東京都)
2010/04/07 (水) ~ 2010/04/18 (日)公演終了
満足度★★★
悲喜劇
両方、観た。
どちらも、登場人物が出そろうかその前に筋が読めてしまったのが残念だった。もっと裏切るか揺さぶるかして欲しかった。
ドナーは悲劇で、レシピは喜劇。でも見せ方によって逆にもなるんだろうと想像してみる。
乱反射ドロップ (出演劇団) こゆび侍・本田ライダーズ・てがみ座・シンクロ少女
みきかせworks
ワーサルシアター(東京都)
2010/04/01 (木) ~ 2010/04/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
シンクロ少女/てがみ座
どちらも男女の出会いと別れを描いている。
でも作風も言葉も違うから好みは分かれると思う。
シンクロ少女に星5つ。
てがみ座は星1つ。
後者はフジの月9みたいだった。
泣き虫なまいき石川啄木
ハイリンド
赤坂RED/THEATER(東京都)
2010/03/27 (土) ~ 2010/03/31 (水)公演終了
満足度★★★
疑問が残った
啄木を題材に選んだ必然性を読み取れなかった。無名の家族ではまずかったのだろうか。
井上作品は化粧や太鼓たたいて~などの戯曲をいくつか読んだだけだったが、今作はさほど傑出しているわけでもないのではと思った。
役者の芝居は、個々の優れた部分は伝わってきても、それで作り上げられる空気がどこかよそよそしい。外波山さんの芝居は個性が強すぎて、そこだけ一人芝居めいて周囲から浮いていた。
タイトルである啄木に惹き付けられなかったのは、本によるものか役者によるものかは分からなかった。
ともかく2時間15分は長かった。
太宰 治 走れメロス
726
OFF OFFシアター(東京都)
2010/03/18 (木) ~ 2010/03/23 (火)公演終了
スイングバイ
ままごと
こまばアゴラ劇場(東京都)
2010/03/15 (月) ~ 2010/03/28 (日)公演終了
満足度★★★
お姉さんの方が好き
入場時のタイムカード。裏面には公演案内。
チラシの公演スケジュールも、タイムカード仕様。こだわりと遊び心。
中身は、前作『わが星』の姉妹編みたいな作り。
ルーペを覗きこんで、ミクロとマクロを遠近法。
お姉さんの方が好き。
でも、いつでもアゴラの2階へ行けば、彼らがそこにいて動き回っているんじゃないかと錯覚する瞬間があったのは確かなこと。
演出ばかりに片寄ってるわけでなく私戯曲ぽいところもある。
ゴルゴダ・メール
劇団俳小
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2010/03/25 (木) ~ 2010/03/29 (月)公演終了
見てよかったけれど
「アスペルガー症候群」に限らず、認知度の低い何かを知りたいと思ったら、ウィキや本を読む。
でもそれだと頭でっかちになるばかりで感覚には遠い。そのためにこうした演劇は大事に思った。
ただ、、
「現実は厳しく私たちは若いけれど要求は唐突で思い切るという手もあるかもしれない」
三匹の犬
pit北/区域(東京都)
2010/03/25 (木) ~ 2010/03/29 (月)公演終了
フジヤマタイガーブリーカー
MCR
駅前劇場(東京都)
2010/03/17 (水) ~ 2010/03/22 (月)公演終了
満足度★★★★★
「マシュマロ~」(追記
ものすごく良かった。
こないだのがちょっと嘘みたい。
下ネタってなんだろう。
性にまつわることを笑えば、そう呼ばれてしまうのか。
生きているうちは逃れられないものがいくつかあって、性はそのひとつだ。それをどう受け止め、どう笑いあるいは笑わないかは人それぞれの体験や自意識の差によるだろう。
他劇団の作品だが、愛の渦もお願い放課後も、性を扱っている。でもそれを下ネタと評す人はいないのではないか。
この物語で、性はかなり切実に描かれていた。格好つけず、ぼかさずそこにあった気がした。
ファンタジーで、笑いのオブラートみたいなものに包んでいるけれど。
だからなんというか、この物語を下ネタの一言で語るのは、大きな見落としに思う。
夜のプラタナス
弘前劇場
赤坂RED/THEATER(東京都)
2010/03/19 (金) ~ 2010/03/24 (水)公演終了
満足度★★★★
たくらみ
いろいろなたくらみが込められた戯曲のようで、でもはったりのようにも見える。見逃しているかも知れない部分が気になり戯曲も買ってみた。
でも照明が細やかだから、戯曲だけ読んでも空気は味わえないはずだ。
男と女の相容れなさみたいなものを、滑稽であったり淋しかったり恐ろしかったり描いた物語に見えたけれど。
フジヤマタイガーブリーカー
MCR
駅前劇場(東京都)
2010/03/17 (水) ~ 2010/03/22 (月)公演終了
満足度★★
「TrackBackSystem」
近作しか知らないので、こうした再演ものはとってもありがたい。それも2本立て。
でも今回はかなり残念。
作風がどうとかいうのでなく、稽古不足かなんなのか、大きいものが欠けていた気がして。
無理して2本見せるより、きっちり1本を仕上げて見せてもらえた方が結局は得だなって思いました。
上海バンスキング
Bunkamura
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2010/02/23 (火) ~ 2010/03/14 (日)公演終了
満足度★★
初めてバンスキングに出会う
どうにも見せ方が古くさい。
役者と音楽が同じと言うだけでは埋められない溝のようなものが、16年という歳月にはある気がする。
ここにきての再演の意味は?
これで1万円は高い。
出演者に対する暖かい拍手や手拍子が沸くのは分かるが、明らかに笑う場面でないところでくすくす笑いが起きたりするのはどうなんだろう。
劇を見に来ているんじゃなく、祭りに立ち会いたいだけの人間も少なくない気がした。
いっそ日程を、なれあい向けと初見向けという風に分けて販売すればいいのにと思った。
おぼろ
ゲキバカ
吉祥寺シアター(東京都)
2009/12/16 (水) ~ 2009/12/23 (水)公演終了
満足度★
これから
約1年前、「0号(再演)」を見たのがきっかけで観劇が始まった。
すばらしい舞台だった。
物語も演出も配役も、客演の方々もすばらしかった。
だからこそ、今回の作品にはいい評価ができるわけがないのだ。
劇が見たいのに、前半はほとんど劇ではない。心躍らされたのは初めの5~10分。
その後はその後でひどかった。本がひどすぎた。
彼らを応援している。
でも応援するということは、すべてを肯定して、褒めて、ということではないと思っている。すべてを褒めるのは何も褒めないのと同じだし、本当にいいものが霞んでしまう。
節目の公演でこういう中身で、とても残念に思うけれど、これが最終でなくて始まりなのだから、これから先の公演で挽回してもらいたいと思う。
今作を良かったと感じた人には何も言うことはありません。
逆に、前評判を聞いたががっかりしたと感じた人(むしろそういう人が多くあって欲しい)には、せめてDVDの「0号(再演)」を見てもらえたらと思います。
もちろん生で見るのに敵わないですが、すばらしさは伝わるはずです。
肖像の残滓
劇団パラノワール(旧Voyantroupe)
ザムザ阿佐谷(東京都)
2009/11/11 (水) ~ 2009/11/15 (日)公演終了
満足度★★★
これまでと少し違った感じ
熱いのは好きで、過剰なのも好きですが、今回は後半、演劇から演説へ踏み込んでしまったように見えて、熱演ではなくて熱弁のようでした。
次回からサンモールのようですが、いつかまたザムザで見たいです。