満足度★
これから
約1年前、「0号(再演)」を見たのがきっかけで観劇が始まった。
すばらしい舞台だった。
物語も演出も配役も、客演の方々もすばらしかった。
だからこそ、今回の作品にはいい評価ができるわけがないのだ。
劇が見たいのに、前半はほとんど劇ではない。心躍らされたのは初めの5~10分。
その後はその後でひどかった。本がひどすぎた。
彼らを応援している。
でも応援するということは、すべてを肯定して、褒めて、ということではないと思っている。すべてを褒めるのは何も褒めないのと同じだし、本当にいいものが霞んでしまう。
節目の公演でこういう中身で、とても残念に思うけれど、これが最終でなくて始まりなのだから、これから先の公演で挽回してもらいたいと思う。
今作を良かったと感じた人には何も言うことはありません。
逆に、前評判を聞いたががっかりしたと感じた人(むしろそういう人が多くあって欲しい)には、せめてDVDの「0号(再演)」を見てもらえたらと思います。
もちろん生で見るのに敵わないですが、すばらしさは伝わるはずです。