ザムザ阿佐谷提携公演 劇団海賊ハイジャック#9
~Suicide Corporation~
実演鑑賞
ザムザ阿佐谷(東京都)
2009/11/11 (水) ~ 2009/11/15 (日) 公演終了
上演時間:
公式サイト:
http://kyjack.com/
期間 | 2009/11/11 (水) ~ 2009/11/15 (日) |
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劇場 | ザムザ阿佐谷 |
出演 | 川添美和、片山敦郎、蓑輪優花、渡辺一人、丸山翔、ひろし、滝口雄大、堀口武弘、山下諒、大島翠 |
脚本 | 宇野正玖 |
演出 | 宇野正玖 |
料金(1枚あたり) |
1,900円 ~ 2,800円 【発売日】2009/09/30 前売 ¥2,500 当日 ¥2,800 学生 ¥2,300 平日昼 ¥1,900 |
公式/劇場サイト | ※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。 |
タイムテーブル | |
説明 | 彼女が通されたマンションの一室にはモノがひとつとしてなく、 ただ一枚、薄汚れた壁に飾られた肖像画のみが、 彼女の視界を掌握していた。 いつのまにか彼女の背後に佇んでいた男は視線を合わせるとすぐ、 混濁した流水のように言葉を並べる。 弁舌に冨み、軽妙洒脱に韻律を刻む男の口調は、 たちまち彼女を虜にした。 「たとえば僕が君の書き記した手帳に触れるならば、 君の身に起こったあらゆる事象が僕の脳内に留められることになる。 それはあらゆる英知。ほとばしる激情。過ぎ去った追憶でさえも。 僕は…、人の記憶のすべてを知ることが出来る。」 彼女は男の激情を解き放つためにそのそばに立つ。 あらゆるモノを考察し、創作しつくしたレオナルド・ダ・ヴィンチに対して、その知ではなく彼の感受性に思いを馳せる。その数多の作品に対して、どれほどの激情を残してきたか。また、彼がこの世を去るとき、果たしてその激情を出し尽くす事ができただろうか。 現代のダ・ヴィンチたちに捧ぐ。いまわの際の激情、塵一つ残さず解放せん。 今回のキーワードは「他人には理解されにくい誇り」、 時代に反抗するように「派手に死ね!」と叫ぶ芝居です。 迷いに迷って炸裂するカタルシス、お一ついかがでしょうか? 勧善懲悪とはかけ離れた爽快感をお届けします。 |
その他注意事項 | 株式会社 自殺本舗 会社概要 表の株式には決して踊り出ないが海外、日本支社含め16の支社を設けている。本社はアメリカ合衆国ニューヨーク州、バッファロー。 本編は東京支部を舞台としている。業務内容は依頼主が快く自殺を遂げられるよう舞台を設定し、依頼主の意向に沿った死後処理がなされるようにコーディネート、またはコンサルティングを行うことを旨とする。 本社の設立は1957年、他会社の追随を許さない50年以上の実績がある。本社の依頼によって最期を遂げた著名人も多く、その著名な活動に準拠した華やかかつ波風の立たない死後報道が用意された。海外での代表的な著名人をあげるとエルビス・プレデターが代表的である。メディアでは殺害や、病死などと公表される著名人も多い。任務はあくまで殺人行為とは一線を画し、依頼主の意向を発端として行われる。 (この物語はフィクションであり、実在の人物及び団体とは一切関係ありません。) |
スタッフ | 舞台監督/五ノ井宇(人体連盟) 照明/三枝淳 音響/UNO・利根川ちひろ 衣裳デザイン/Judy 衣裳製作/nenne 小道具/申理華 宣伝美術/黒田哲平 |
ただ一枚、薄汚れた壁に飾られた肖像画のみが、
彼女の視界を掌握していた。
いつのまにか彼女の背後に佇んでいた男は視線を合わせるとすぐ、
混濁した流水のように言葉を並べる。
弁舌に冨み、軽妙洒脱に韻律を刻む男の口調は、
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