農家の娘の観てきた!クチコミ一覧

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終わりなき将来を思い、18歳の剛は空に向かってむせび泣いた。オンオンと。

終わりなき将来を思い、18歳の剛は空に向かってむせび泣いた。オンオンと。

青年団若手自主企画 だて企画(限定30席!)

アトリエ春風舎(東京都)

2011/01/14 (金) ~ 2011/01/25 (火)公演終了

満足度★★

やった
会場に入って驚く。事前に何となく話は聞いていたけれども、実際に目にすると気持ちが高まる。
ただ、始まって少し経つとその雰囲気にも慣れてしまう。そうすると次は物語で気持ちを牽引してもらいたいのだけれど、これが全く面白くなかった。
唐突にいくつかのことが起き、それに客も巻き込まれるのだけれども、唐突である分、参加していると言うより、やらされてる感を強く感じてしまった。

安易に比較するのは良くないかも知れないけれども、昨年末に観たマームとジプシーの「ハロースクール、バイバイ」は、完全にこちらは傍観者であったにもかかわらず、ずっと物語にのめり込めた気がした。
登場人物の誰かに自分を投影する(そうした人物がいるかどうかが前提ではあるけれども)方が、自身を舞台の中に無理矢理紛れ込ませるよりも追体験に近い感覚を味わえるのではないかと思った。

ネタバレBOX

結局、担任が欠勤した本当の理由はなんだったんだろう。
事故を起こしたという話を皆、信じたのだろうか。

明日転校すると言われても、彼との思い出が皆無の自分には、何も感慨が沸かない。それで声を出せと言われても、その展開はきついだろうと思う。
僕を愛ちて。~燃える湿原と音楽~【沢山のご来場ありがとうございました!次回公演は7月青山円形劇場にて!】

僕を愛ちて。~燃える湿原と音楽~【沢山のご来場ありがとうございました!次回公演は7月青山円形劇場にて!】

劇団鹿殺し

本多劇場(東京都)

2011/01/15 (土) ~ 2011/01/23 (日)公演終了

満足度

みた
大きな劇場でやることよりももっと大事なことがあると思う。
以前、駅前劇場で観たときなどは、ちょっと酸欠しそうなくらいのライブ感があったのに、今回は歌う場面がカラオケじみて見えた。
科白は説明的なものが多く、困ったときの歌頼み、楽団頼みという感じで、芝居の面でも音楽の面でも中途半端だった。
大きな劇団(パフォーマンス集団?)になりたいというような志を感じるからこそ残念な気持ちも強い。劇場を使いこなせないのは仕方なくても、再演でこの物語はひどいだろうと思った。フレディーの真似も、路上パフォーマンスの時の方が面白いというのはどうなのだ。

冬に舞う蚊

冬に舞う蚊

JACROW

サンモールスタジオ(東京都)

2011/01/05 (水) ~ 2011/01/10 (月)公演終了

満足度★★★

みた
語り口が、「テンポがいい」と「端折りすぎ」の中間に感じた。
ここらへん、個人差はあると思うのだけど、ちょっと待ってと思うところが何箇所かあった。

ネタバレBOX

正義とは何か、善とは、悪とは、という問いかけは分かる気がしたものの、大卒で、勤続年数も長く、子供もおらず、まだ若く、、という主人公ならば、会社にすがりついて身を滅ぼしていくという他に、転職を考えるとか選択肢はあっていいはずだし、、という考えがずっと引っかかり、共感できなかった。

主人公が追い詰められていった事情が畳みかけられていくけれども、会社と家以外の生活(友人関係など)は語られず、誘導されている感じが強くしてしまった。
凛然グッド・バイ

凛然グッド・バイ

劇団 Ugly duckling

駅前劇場(東京都)

2011/01/07 (金) ~ 2011/01/09 (日)公演終了

みた
大きめの効果音と、声と、一見奇天烈な物語で、入り込むのに時間がかかった。
作品と演出が別々の方を向いているように感じ、役者は振り回されているように思えた。
意地悪で書くのでないけれども、演出効果を最低限に抑えたリーディングで聴くことができたら、随分違う印象だったのではないかと思う。

冬物語

冬物語

三条会

ザ・スズナリ(東京都)

2011/01/05 (水) ~ 2011/01/09 (日)公演終了

みた
冬物語という作品は、タイトルのみで、筋も何も知らず見に行った。
開演前、パンフに書かれていたあらすじと登場人物を読み、リア王ぽいなと思った。向こうが悲劇に向かったところを、こちらは別の方向に向けたという感じ。正直、面白い物語には思えなかった。

実際の上演を見て、やはりその感想は変わらず、しかしどうしてあのような演出とするのか意図が読み取れず、1時間半が結構長かった。

演劇入門

演劇入門

青年団リンク 本広企画

こまばアゴラ劇場(東京都)

2010/11/27 (土) ~ 2010/12/13 (月)公演終了

みた
いままでほとんど演劇を見たことのない、岩井秀人のみならず平田オリザの名前も知らない誰かがこれを見て、またどこかの劇場に足を運び、映画の倍近い金を払ってまで次の作品に触れたいと思うか疑問。たぶん私だったら思わない。

いくつかの作品が劇中劇に使われているけれども、断片的過ぎるし、そのどれも知らない人間にはつらいのではないか。
青年団贔屓の人向け。

ハロースクール、バイバイ

ハロースクール、バイバイ

マームとジプシー

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2010/11/24 (水) ~ 2010/11/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

みた
ひりひりするけれど、押し付けがましさは感じない。いい台詞もさりげない。音楽ちょっと卑怯。
当日パンフ、チケットも、役者や照明に劣らずいい。チケット代もう少ししてもいい。

そのとき橋には誰もいなかった

そのとき橋には誰もいなかった

オーストラ・マコンドー

アサヒ・アートスクエア(東京都)

2010/11/06 (土) ~ 2010/11/14 (日)公演終了

満足度

みた
この会場のトイレを使うたびに感じることと同じ。
もっと、ありきたりでいい。

あと、びっくりするくらい役者が下手。

飛龍伝

飛龍伝

北区つかこうへい劇団

北とぴあ つつじホール(東京都)

2010/11/02 (火) ~ 2010/11/06 (土)公演終了

満足度★★★★

みた
女と男、男と男、みんな泣いている。安保闘争を知らなくても伝わる力を持っていると思う。


知っている歌が頻繁に使われて、浮かぶ情景が観劇の集中力を削ぐ。それが辛かった。

乱歩の恋文

乱歩の恋文

てがみ座

王子小劇場(東京都)

2010/11/03 (水) ~ 2010/11/10 (水)公演終了

満足度★★★

みた
「乱歩」の物語としても「恋文」の物語としても薄味だった。

会場に入った時には期待が高まったが、2時間超見ていられたのは役者と照明の賜物。
なくてもいい役や美術も結構あったように思う。

モグラ町1丁目7番地

モグラ町1丁目7番地

龍昇企画

こまばアゴラ劇場(東京都)

2010/10/27 (水) ~ 2010/11/03 (水)公演終了

満足度★★★★

みた
メインの役者も客層も、年齢が高かった。実際は分からないけれど、劇団と共に年を経たお客さん、といった感じがなんだか良かった。
どんな芝居かと構えてしまったが、すぐに笑わされた。好みははっきり分かれるかも知れないけれど、勧めたくなる。
最前列で見たけれど最端だったので、ぼそぼそ喋る声が聞こえなかったりもした。こういう演出もありかと思いながら、残念な気持ちもあった。これから観ようかという人はセンターがいいです。

シリーズものの舞台作品をいくつか(オールドバンチ、流れ姉妹…)観たことがあるけれど、今回のが一番肌にあった。

どうじょう

どうじょう

コマツ企画

OFF OFFシアター(東京都)

2010/10/23 (土) ~ 2010/10/31 (日)公演終了

満足度★★★

みた
役者みなさんそれぞれ目をひくし、笑う。
でもあとにあまり残らない。

前々作「背伸び王」がいまだに心の深いところに残っていて、どうしても比べてしまうせいだと思う。
来年の作品にも期待。

神様さん

神様さん

MCR

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2010/10/22 (金) ~ 2010/10/31 (日)公演終了

満足度★★★

みた
飛び出す絵本みたいだった。
ただ、なんかちょっと遠かった。

父

劇団 兄貴の子供

王子小劇場(東京都)

2010/10/28 (木) ~ 2010/10/31 (日)公演終了

満足度

みた

役者の力で無理矢理笑いを取りに行っているだけで、話はまるでちぐはぐだったと思う。
役者の頑張りがもったいなかった。

人形の家 おかげさまで無事に幕をおろしました。ありがとうございました。

人形の家 おかげさまで無事に幕をおろしました。ありがとうございました。

THEATRE MOMENTS

シアター風姿花伝(東京都)

2010/10/27 (水) ~ 2010/10/31 (日)公演終了

満足度★★★

みた

観客との距離を縮めようとするあれこれが、とても心地いい。

劇のつくりも舞台美術のシンプルさも、色々想像させる余地を持たせて興味深い。見たあとに語り合いたくなる。
ただ、何か物足りなさを感じた。物語自体が地味(≠古い)であるからか何なのか。

次回公演にまた足を運んでみたい。

煙が目にしみる

煙が目にしみる

劇団だるま座

座・高円寺2(東京都)

2010/10/05 (火) ~ 2010/10/06 (水)公演終了

満足度★★★★

みた
チケットプレゼントでみました。ありがとうございました。

優しい。それで誰かにも、優しくしたくなるという作品。

過激なもの、仕掛けに満ちたもの・・・と色々な舞台演劇を見てしまうと、もっと刺激的な、目新しいものをと目が行ってしまう。
けれども、時にこうした、長く愛されてきた作品を見ると、偏った欲求が少し元の位置まで戻されたようなそんな気分。

ひとつだけ残念だったのは、時代遅れの固有名詞が使われていたこと。
舞台は生ものだから、時代を反映するような固有名詞は、最新とは行かないまでも、それなりに新しいものへ更新されなければと感じた。そうすることが、戯曲の寿命を延ばし、より幅広い年代の客層を取り込めると思う。
偉そうですみません。

悪魔の絵本

悪魔の絵本

Theatre Polyphonic

サンモールスタジオ(東京都)

2010/10/01 (金) ~ 2010/10/11 (月)公演終了

満足度★★★★

みた
役者のみなさんすべてがいい仕事をしていた。若手は若手なりに、ベテランはベテランなりに、小気味いいテンポを作り出していた。
見に行くまで、作家谷さんと役者岡田さんしか知らなかったけれど、こんなにもいい役者がまだまだいるんだなと思った。照明の暗さと柔らかさも良かった。

ただ、愛の物語という点では、核となる茉莉との場面ではなく、元恋人との別れの場面が観ていて一番心に迫ってきた。
類い稀な才能もない代わりに、ひどい過去や障害を負っているわけでもない女と、自信に溢れた作家の顔とは別人のように不器用な男との別れは、観ているこちら側にぎりぎりまで迫ってきて、自分はこういう物語がみたいのだと、見終わった後に強く思った。

語り口がとてもうまかったから、2時間を超える物語も飽きなかったけれども、谷さんにはありふれた男女の物語をいつか書いて欲しいと思った。もうひとつ欲を言えば、上演台本でない、書き下ろされたままの戯曲をいつか読んでみたいと思った。
主宰の石丸さんには、次はどんな作家と組んでどんなものを見せてくれるのか、期待。
ハーフプライスにも感謝。演劇を見慣れない友人を誘いやすいし。

地域演劇の人々

地域演劇の人々

弘前劇場

アサヒ・アートスクエア(東京都)

2010/10/22 (金) ~ 2010/10/24 (日)公演終了

満足度★★★

みた
『夜のプラタナス』を観ているかいないかで、感想は大きく違ってくる気がした。終盤で、劇中劇の意味が見いだせた気もしたけれど、不確かなまま。

ネタバレBOX

数ヶ月前、レッドシアターでプラタナスの再演を見た。
そんな自分の解釈としては、、
本公演のプラタナスの場合、姉妹の、作家の死に対する見方はクールであったと思う。本気になりかけたけれども、終わってみれば自分たちの蓄えが増えると言う冷徹な感想に着地していた。

ただこちらの劇中劇の場合は、劇団員の死と、劇中劇の作家の死がリンクし、終盤の姉妹(を演じる役者)に影響を及ぼして、悲しむべきでない場面で、悲しみがわき、本来の作家(演出家)が目指したものとは違う見え方が思いがけずそこに現れるという、そういった意図に見えた。

公と私、虚構と現実、そういったものの境界はどこにあるのかと問われているように思った。
THE COBE[ザ・コーブ]

THE COBE[ザ・コーブ]

劇団チャリT企画

王子小劇場(東京都)

2010/10/20 (水) ~ 2010/10/24 (日)公演終了

満足度★★★

みた
ゆるゆる

グロリア

グロリア

ハイリンド×サスペンデッズ

「劇」小劇場(東京都)

2010/10/14 (木) ~ 2010/10/24 (日)公演終了

満足度★★★

みた
いくつか早船作品を見たけれども、今回は染みてくるものが足りなかった。最後まで前のめりになれなかった。
戦中の雰囲気を演出することに力が入り、物語の方はあまり深みが出せなかったように思う。肝心の風船爆弾も、他の何かに取り換えがきく要素に思った。

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