もへの観てきた!クチコミ一覧

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イノセント・ピープル

イノセント・ピープル

CoRich舞台芸術!プロデュース

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2024/03/16 (土) ~ 2024/03/24 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

迫力のある舞台でした。観ることができて良かったと思います。

ネタバレBOX

演技が良かった:全体的に演技が良かったと思うが、山口馬木也さんの演技や発声が特に目を引いた。個人的には水野小論さんの既婚女性の年齢の演じ分けが印象的だった。
小道具が印象的だった:焦げたテーブルクロスや倒れた椅子などの小道具を使用して、原爆投下前後のアメリカ市民の生活を再現する、ちぐはぐさにインパクトがあった。アメリカ人が主役の舞台で、途中から登場する日本人キャラクターが能面のような仮面を被って現れる演出も驚いた。
脚本・キャラクターに感じたこと:観劇前に読んだパンフレットのコメントで、劇中の台詞をポジティブに発することに当初慣れなかったと言及していた役者さんが複数いた。実際に観て、“アメリカ人”以外の人々を、敵国人または文化的でない人種として、憎悪し侮蔑する台詞が露悪的に描写される場面がいくつかあり、聞いた瞬間に反発心を覚えた(ので、演技として成功していたと思う)。
劇中の彼らを嫌な奴らだなと単純に思う気持ちと、私自身が似た発言や態度をすることがあると身につまされる気持ちを抱いた。
ブライアンの振る舞いや身の処し方に一番共感してしまった気がする。
眩く眩む

眩く眩む

ムシラセ

劇場MOMO(東京都)

2023/09/06 (水) ~ 2023/09/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

アニメの制作現場というテーマが面白かった。登場人物の個性や関係性もわかりやすくて好みだった。

ネタバレBOX

・姫宮が神崎を糾弾する場面で、姫宮の私的な感情が前に出ている印象を受けて、観ている時は彼女に共感しにくかった。
 あとから考えて、「神崎から大河へのフィードバックが、自分の手を経由している」状況に、姫宮が追い詰められていたのだろう、と解釈した。
SHINE SHOW!

SHINE SHOW!

東宝

シアタークリエ(東京都)

2023/08/18 (金) ~ 2023/09/04 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

ずっと笑いながら観てました。「ロマンスの神様」の歌唱が上手かった…。

ネタバレBOX

・鐘巻と琴浦が社員証をかざす仕草が、タイトルとかかっていることに後から気付いた。
・和歌山の「楓」の歌唱で、眞嶋と山田のコーラスが入るところが良かった。立場がバラバラな3人の文脈が、歌唱にのっかって重なる見せ方が良いと思った。
神州無頼街

神州無頼街

劇団☆新感線

東京建物 Brillia HALL(東京都)

2022/04/26 (火) ~ 2022/05/28 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

初めて観た劇団⭐︎新幹線。世界観とキャラクター造形が魅力的で、ずっと楽しかった。

「星灯り〜2022ver.〜」

「星灯り〜2022ver.〜」

TEAM 6g

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2022/06/22 (水) ~ 2022/06/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

初めて観た小劇場の劇でした。涙を堪えながらの鑑賞でした。

 GOHCAGO

GOHCAGO

junkiesista×junkiebros.

中目黒キンケロ・シアター(東京都)

2022/07/08 (金) ~ 2022/07/18 (月)公演終了

実演鑑賞

玉置成実さんゲストの回を鑑賞。日替わり劇の場面で、セクシーすぎる町娘として沙汰を受ける設定で歌とダンスを披露してくれて楽しかった。教祖役のシルヴィア・グラブさんの歌唱が見事だった。

パンドラの鐘

パンドラの鐘

Bunkamura

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2022/06/06 (月) ~ 2022/06/28 (火)公演終了

実演鑑賞

初めて鑑賞した野田作品。
最後に舞台奥の搬入口が開き、人が歩いている夜の道路がそのまま見えて、現代と接続する演出が面白かった。

道成寺の「自分が死んだ後もずっと呪い続けた娘」の話を反転させて、「自分が生きている間ずっと祈り続けた僧侶」の物語にしたのはエモいなと感じた。

兎、波を走る

兎、波を走る

NODA・MAP

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2023/06/17 (土) ~ 2023/07/30 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

演出が巧みで、言葉遊びや展開がアリスみたいにナンセンスで、ずっと夢を見てるような気分の劇でした。

ネタバレBOX

・「期待した物語を作家から得られなかったアリス」「不思議の国から帰還しなかったアリス」として、原作との反転の効果を狙って、アリスを引用したのかな、と後から考えた。
 「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」は、現実の事件を基に、異なる結末の虚構を編み直して「こうだったらよかったのに」と嘯く悲しさと明るさがあるけれど、
 本作はその逆の試みだと思った。“最後に帰ってくるアリス” “作家から期待した物語を得られたアリス”の世界観を引用して、「事実はそうはならなかった」ことを突きつけてくる。
 くるくる回る言葉遊びと演出に夢見心地を得た挙句に、どうしようもない現実の重さが最後にのしかかってくる。

・床の中央に大きい真円の白色、周りが黒色、冒頭の縄を床に叩きつける波の表現で、満月が映る水面(竹生島)が見えた気がした。
 水面に船を浮かべたのはアリスの拉致の回想の場面のみだったけれど、キャロルがボートの上でアリスに物語を聞かせたという黄金の午後も示唆していたのかな、と後から思った。

・第1〜第3の作家が3名揃って脚本を書く(書かされる)場面が好きだった。エヴァのマギシステムを連想してテンションが上がった。

・「シャイロック・ホームズ」のシャイロック要素がよくわからなくて考えている。ヤネフスマヤ夫人との関係を、年齢が反転したキャロルとアリスになぞらえることもできるかも?とは思った。
ブラウン管より愛をこめて-宇宙人と異邦人-(7/29、30 愛知公演)

ブラウン管より愛をこめて-宇宙人と異邦人-(7/29、30 愛知公演)

劇団チョコレートケーキ

シアタートラム(東京都)

2023/06/29 (木) ~ 2023/07/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

特撮作品の制作現場の物語。前向きな予感の終わり方で良かった。

ネタバレBOX

特撮番組の1エピソード作品/作品の修正の圧力をかける放映局 を、差別を受けるひとびと/差別をするひとびと になぞらえたのかと思った。

テレビ局側は作品の放映によって生じる反響を怖がっており、
制作プロダクション側はテレビ局の意向に逆らい失職することを怖がっている。

確執を経た後に、面白かったと作品を評価する言葉を表したテレビ局関係者の姿に、被差別者への恐れを手放した大衆側のひとびとを連想した。

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