ひなつの観てきた!クチコミ一覧

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トランス

トランス

中野成樹+フランケンズ

【閉館】江古田ストアハウス(東京都)

2008/11/05 (水) ~ 2008/11/06 (木)公演終了

満足度★★★★

気楽に多田演出を楽しむw
かつて、鴻上尚史・第三舞台派か、野田秀樹・夢の遊眠社派かということが問われた時代があり、それはある意味で演出派か戯曲派かの争いでもあったと思うのだけど、まあ、自分は後者で、しかも完敗で、それはふたりがおなじく英国留学した直後に作ったKOKAMI@networkとNODA MAPのその後の知名度の差に明白に現れていて、そんな鴻上尚史の『トランス』が、現代の演出派急先鋒的存在の多田淳之介演出によって甦ったことだけで劇中、けっこうそうそうに落涙。
もちろん、戯曲も押し付けがましいぐらい、いい話だからということもあったけど(笑)。また、多田演出を我慢とか覚悟とか勝負とかを強いられずに気楽に楽しく観られたのも嬉しい。軟弱者、それでもあなたは多田ファンですか、物足りないという声もあるだろうけど、そういう人は年末の東京デスロック本公演に期待すればいいのであって、タダフラはこれでいいのだ、って感じ?

ネタバレBOX

前説で『トランス』のストーリーをすべて説明してしまった後、冒頭で、舞台中央に目隠しをした女優が立っていたときには、ふたたび『Castaya』で、しかも『ジャックとその主人』付きか! と、じつは少しビビッたのだけど、今回はけっして戯曲の物語性を剥奪して身体性だけを強調するスタイルではなく、結末を明示することで物語の求心力を高めるシェークスピアみたいな作品になっていた気が。

そしてなにより、目隠しという手法が前公演からの単なる継続ということではなく、『トランス』という作品理解をより深めるために機能していたことが素晴らしい。とくに最後、目隠しを外すのだけど(ここまでは誰でも予測できると思うけど、その効果は予想以上!)、そのときに強い照明を当てることだけで、眩しさに目をまともに明けられない役者たちが、孤独と不安感に溢れた生まれたての赤子のようにみえ、母の乳を必死に求めるように、互いを視線で探し合い、みつめあっていた姿が強く印象に残る(ただ、役者の目を痛めないかと少し心配にもなるのだけど)。

一方、不満点をあげるとするなら、やはり十数年前の作品という中途半端な年月ゆえの古臭さを完全には拭えていなかったこと。しかも、句読点抜き平板棒読みスタイルのなかに、ときおり挟まれる第三舞台的な台詞廻しがやけに魅力的に感じ(馴染んでいることもあるだろうけど)、じつは戯曲を最大限に生かす演出ではなかったのではないか、なんて疑問も。演出力で時代差を埋めるよりも、古典劇とおなじように、徹底的に現代口語に研き直す作業のほうがこの作品の場合には最適な方法だったんじゃないかなあ、とは思いつつ、これがわずか2週間で作られたことは知っているので、そこまで贅沢はいえないか。
遡上  (4/13&20 2日間のみの公演です)

遡上  (4/13&20 2日間のみの公演です)

東京ネジ

名曲喫茶ヴィオロン(東京都)

2009/04/13 (月) ~ 2009/04/20 (月)公演終了

満足度★★★★

まるで羊水に包まれるかのような温かさ
子供を産む話が重層的に絡まりあい、出産体験のあるほずもない自分(男性)にも、母親の大変さ、尊さが伝わってくるような作品。そして、名曲喫茶ヴィオロンの歳月を積み重ねたゆえに生まれる雰囲気も含め、とても心地よい時間を堪能。なので思わず、お母さんありがとう! と、童心にもどったかのような素直な気持ちにも。たとえるならこれは“カフェ浴”? ああ、癒されたぁ~

ネタバレBOX

唯一残念だったのが、劇中で2回使われるラジカセの音質。その瞬間だけ、ちょっと空気が乱れてしまったのは勿体なかったかも。
愛のルーシー

愛のルーシー

北京蝶々

OFF OFFシアター(東京都)

2009/05/20 (水) ~ 2009/05/26 (火)公演終了

満足度★★★★

そんなに 「愛の理」でなくてもいいのに、
とは思いつつ、情報盛り沢山な大塩哲史による脚本を楽しむ。きちんと整理されているし、いろんな方向に転がる可能性を秘めていた物語には求心力もあって、好内容♪ まあ、個人的には、キャラに多面性があったり、もっと混乱させられてしまうぐらいのほうが趣味ではあるのだけど、観客動員とか考えるとたぶんそうしないほうがいいと思う(笑)。

ネタバレBOX

「あいのり」的には、実験施設生活者の中でもっとも魅力を感じた、イナカ(帯金ゆかり)とテイヘン(本井博之/コマツ企画)がカップルになって、ちょっと嬉しかったりも♪

あと、実験施設を監視するウエダ(石井由多加)がなにを考えながら視ているのか、なんてことを想像するのも楽しく。二列目観劇だったので、そっちばかり観てると、主舞台がおろそかになってしまうんだけど(笑)。
73&88【満員御礼!】

73&88【満員御礼!】

カニクラ

アトリエヘリコプター(東京都)

2009/07/15 (水) ~ 2009/07/19 (日)公演終了

満足度★★★★

愛おしい
個人的にはあまり得手ではない、不器用なコミュニケーションを描いた作品なのだけど、例外的にこの作品は肌にあう。というか、すんなりと交信できた。きっといま、自分も人付き合いで難航しているからかなあ。気持ち的にはこの作品のタイトルは「CQ」です(笑)。

ネタバレBOX

ちょびっと残念だったのが、照明と客席。
もっと現実感のない、抽象的な照明で、
なおかつ舞台を囲むような直坐りの客席、の合間を縫うように役者たちが移動し、そこかしこから強弱入り混じった電波が飛んでくるような雰囲気だったなら、きっとさらに好みだったんじゃないかなあ。
「ひつじ」 Les moutons

「ひつじ」 Les moutons

TACT/FEST

東京芸術劇場ロワー広場(東京都)

2010/08/11 (水) ~ 2010/08/15 (日)公演終了

満足度★★★★

めぇぇ~めぇぇ~
結局、2日間で3回観てしまった…。なのに四つ星なのは、ほんとなら、なにも情報なしに観たかったから。でも、ツイッターで何人かがつぶやいていなかったら観なかったかもしれないのだけど…。なにも知らずにエスカレーター降りたら羊とすれ違った、みたいな出会いを希望(笑)

不憫(盛況にて無事終了!)

不憫(盛況にて無事終了!)

冨士山アネット

ザ・スズナリ(東京都)

2008/12/26 (金) ~ 2008/12/29 (月)公演終了

満足度★★★★

演劇として観てきました~
いわゆる自己表現的なダンスではなく、台詞の代わりとして存在する言語的なダンスで、物語を背負っている分、ダンス慣れしていない観客も楽しめる仕組みに。しかも、怪我を負って入院している患者さんの身体の一部だけが壊れた動きとか、あるいはプロレス技から応用した動きとか、これまでに他で観たことのないような表現が多用されていて、とても刺激的☆なおかつ、衣裳、美術、照明、音楽も含め、ひたすら格好良いです。いやあ、眼福。

ネタバレBOX

ただ反面、演劇として観ていたので、戯曲が描く日常性には少し不満も。最終的に「退院」に辿り着くのではなく、もっと、異界へと誘って欲しかったなあ。 この物語だと、どうしても特殊な身体表現が主眼になってしまって、それはそれで大いに成功しているのだけど、ちょっと演劇としては物足りなかったりも。
スピードの中身

スピードの中身

中野成樹+フランケンズ

三渓園(神奈川県)

2010/03/13 (土) ~ 2010/03/14 (日)公演終了

満足度★★★★

緩急絶妙
ひさしぶりの三渓園をゆったり散策してから、スピード溢れる芝居を堪能。緩急絶妙ないい組み合わせ♪ ほんとに気持ちのよい庭園なんだけど、かなり不便でなかなか訪れられなかったから嬉しい。今度は花菖蒲や紅葉の季節にもぜひ! 経験値をあげたいのでw

ネタバレBOX

ただ、ほんの少しだけ欲をいえば、旧燈明寺本堂という場所から立ち上げられた芝居を観たかった気も。もちろん、お寺でミーティングという違和感によって生じるボケ味の面白さはあったのだけど。
In The PLAYROOM

In The PLAYROOM

DART’S

ギャラリーLE DECO(東京都)

2009/12/01 (火) ~ 2009/12/06 (日)公演終了

満足度★★★★

単線ではなく複線の愉楽
ミステリーらしく、多大な情報が小出しにされながら延々と垂れながされつづけるような芝居なので、きっと、筋を追いかけるのが精一杯だった人は渋谷の街を強引に引き摺りまわされるかのような恐怖体験をしただろうし、かたや、自分のようなスレた観客は、いろいろな終着点がありそうな豊かな物語の種子たちを脳内で発芽させて楽しめる、という非常に間口の広い舞台だったかと。

ネタバレBOX

そして、いい意味で整理されすぎていないので、終演後になんだか人と無性にこの作品について喋りたくなってしまった点も好評価☆

ちょっと大袈裟な言い方をしてしまえば、すでにある程度の完成の域にあるのに、いつまでも工事の終わらないガウディのサグラダ・ファミリア教会、みたいな感じ? つまり、これからいろいろと形を変えて何度も再演される作品なんじゃないかなあ。
3000年前のかっこいいダンゴムシ

3000年前のかっこいいダンゴムシ

福島県立いわき総合高等学校

アトリエヘリコプター(東京都)

2010/02/17 (水) ~ 2010/02/21 (日)公演終了

満足度★★★★

きっと、想像と違うと思う
いやあ、高校生すごいんです。でも、そのすごさはきっと、多くの人が想像するものとは違うはず。ほんと、観ないとわからないんじゃないかなあ。ぜひ、体感してください!

ネタバレBOX

たとえるなら、みたことのない生命体との遭遇? 間違いなく、ふだん東京でみかける高校生とは違うし、きっと福島県いわき市の高校生ともズレはあるんじゃないかなあ。

演劇だから、演劇として成立しているわけだから。

そしてなにより、舞台から発散されるエネルギーを授かるのが最大の喜び、という演劇の根源的な楽しみをがっつりと味わえるのが最大の魅力。でもじゃあ高校演劇観ればいいじゃん、にはならないのは、ありあまる熱量が、ちゃんと演出家によってコントロールされて放出されているから、なんだよねー。

たくさんの元気をいただきました!!!
ZOKKYののぞき部屋コレクションPart3

ZOKKYののぞき部屋コレクションPart3

ZOKKY

王子小劇場(東京都)

2008/11/19 (水) ~ 2008/11/24 (月)公演終了

満足度★★★★

刺激強すぎ…。
6演目コンプリートしてきました!

コメディ色の強いaプロに対して、bプロはかなりアダルティ。そして、主演女優がこちらを凝視するシーンが盛り込まれた作品が多いため、のぞいているのに反対にのぞかれている感もあって、なんだか恥ずかしくなり、思わず直視できなくなってしまったりもするんだけど、実際は瞬きひとつしないで見続けていたり(笑)。いやあ、刺激強すぎです。でもって、本末転倒なことを書いてしまうと、女優さんは1mぐらい離れていてくれたほうが自分的には適距離なのかも? あと、3本立て続けに観られたんだけど、逆に少し勿体なかったなあ。もっと、それぞれの作品の余韻を楽しみたかった、なんて、いくらでも贅沢がいえちゃう稀有な体験でした♪

にぎやか動物横丁

にぎやか動物横丁

ゴキブリコンビナート

タイニイアリス(東京都)

2009/04/10 (金) ~ 2009/04/13 (月)公演終了

満足度★★★★

オールスタンディングの悦楽
やはりゴキコンは、今回のようなオールスタンディング(他の日には観客席も設けられていた模様)で、逃げ回ったりするのが楽しい♪
しかも音楽劇としても秀逸だったので、けっこう、歌に合わせて自由に身体を動かせたのもよかったなあ~

ネタバレBOX

「ニワトリ」に爪を立てられて、ちょっと痛いです、まだ。
あと、人間の女性に授乳されていた「牛」が勃起してたのも可笑しかったりも(笑)。
ああ、まだ全身ケモノ臭い!
邪沈(ヨコチン)

邪沈(ヨコチン)

乞局

笹塚ファクトリー(東京都)

2008/11/06 (木) ~ 2008/11/10 (月)公演終了

満足度★★★★

ラストが、
とにかく圧巻、でした。

ネタバレBOX

廻り舞台で、3部屋での出来事が高速回転しながら展開していくのだけど、
自分の場合は、すべての話が女性主導だったという構造がそこで鮮明になったことをとくに評価したい、かな。

ありがちな感想なんだけど、やっぱり女は怖い。
義弟の井戸

義弟の井戸

黒色綺譚カナリア派

シアタートラム(東京都)

2009/04/10 (金) ~ 2009/04/15 (水)公演終了

満足度★★★★

赤澤ムックの美しい世界感が、
「つるべ」がカラカラと音を立てて手繰りよせられるような、あるいは放たれるような心地よい韻律を刻んで、“鮮やかな闇”をともなって展開する後半が素晴らしい!

15 Minutes Made Volume7

15 Minutes Made Volume7

Mrs.fictions

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2009/11/12 (木) ~ 2009/11/15 (日)公演終了

満足度★★★★

人柄のいい作品たち
悪意とかのない作品ばかりだったので、作風はみんな違うのに、なんか全体に一体感のある気持ちのいいプログラムでした♪

ネタバレBOX

【こゆび侍】

会話のなかに織り込まれた単語から、少しずつ「メデューサもの」ということが解き明かされる過程がまず魅力的で。目をみた相手を石にしてしまうので、互いに視線を交わすことなく、つねに相手を強く意識しながら生活する夫婦の話、というだけでもう切なくなってしまう。おそらく、その日々の営みだけを15分間描きつづけたとしても満足してしまったことだろう。幸福な結末も心地よかったなあ。ただ反面、そこに向かうためには、「たとえ石になってもいいから相手とみつめあいたいという激しい熱情」は欲しかったかも? あるいは、「あえてギロチンという極刑を覚悟してしまうほどの、差別されている側の積もりに積もった憎悪」もより鮮明だったらなあ。さらに、省略された「石化」されるところも具現化されてれば、なんて要求もたくさんあるんだけど、つまりは、もっとじっくりと、長編として観てみたくなった! というぐらい好みな作品でした♪

【モエプロ】

なんか勝手に『三月のライオン』的な将棋ものかと思ってたら、弓道系袴モノで喜ぶ(笑)。そしてツボに入ってしまい、6本のなかで一番笑った。欲をいえば足袋とカケ(馬手、右の引き手につけるグローヴみたいの)は着用して欲しかったかなあ。あと、やっぱり「荒城の月」と名付けるならもっと終盤まで冷たさは維持して欲しかった。態度と言葉が離反する感じで。そして、最後の溶ける落差がみたかった…。また、ライオンにも荒々しさを求めたくなったように、漫画・アニメ的な記号で終わらせないで、もう少しだけ丁寧な立体化がなされていたら、即座に本公演にも馳せ参じたのだけど。

【ゲキバカ(劇団コーヒー牛乳改め)】

惑星ピスタチオ的なパワーマイム。小林賢太郎的な細かい小技も効かせつつ、どのシーンも丹念にわかりやすく綴るのだけど、反面、ややもったりした印象もあったので、最後、高速で繰り返しそうな雰囲気があったときにはゾクッときた。なので本当は、会話なし省略多数の身体だけの数分でのダイジェスト版をそのまま観たかったなあ。息を切らしながらそれでもさらに3回目に挑もうとする、とかがラストだと好み。でも、ゲキバカという改名に好感の抱ける作品でした!

【夜ふかしの会】

一本目の暗転使ったコントが秀逸だったので、なんとかそれで15分もたせられなかったのか、とは思う。少なくとも、次にどうなるんだろうという観客のワクワク感を二本目、三本目でも持続、あるいは有効転用できていたらなあ。もったいない。

【国分寺大人倶楽部】

【モエプロ】のあと、休憩挟んだら、急にアダルトになって戦く(笑)。エロくみせる手法の巧みさには“舌を巻く”、と自分で書いた言葉にすらなんだか“いやらしさ”を感じてしまうほど、ほんと上手かったなあ。構成的にも決まっていたんだけど、じつは順序が逆で、あのエロいシーンを作るためにああいう物語になったのではと思うぐらいで、なんか徹底していて素敵。あと、作・演のウコンの力はずるい!w というあたりも含めて、すべての登場人物に親近感を抱いたり、ときとして愛おしくなりすらような仕掛が随所に施されていて高評価も、じつはかなり苦手な作風だったりするんだよなあ…。

【Mrs.fictions】

他がみんな、伝わりやすい物語や笑いの多い作品だったこともあり、この並びはかなり厳しく。主宰劇団が最後を締める、ということに意味はあるにせよ、15分間のスペシャリストとしては疑問符が。全体の流れもあってこちらの気が緩んでいたせいもあるんだろうけど、語り口の違うモノローグとかふわっとした役者の入り方とか、きっといつもなら楽しめたような部分も観ていてこぼれ落ちてしまったのは、残念。
一人オリンピック~千の仮面をもつ女

一人オリンピック~千の仮面をもつ女

高木珠里ひとり芝居

リトルモア地下(東京都)

2009/06/18 (木) ~ 2009/06/29 (月)公演終了

満足度★★★★

演劇っていいなあ~
と、あらためて思いました。ひさびさの体育座り観劇だったのに、途中からはまるで気にならず、もっともっと観ていたくもなってしまったし、ね。

いっぱいエネルギーを頂けた感じ☆

昆虫大戦争

昆虫大戦争

こゆび侍

RAFT(東京都)

2010/03/05 (金) ~ 2010/03/08 (月)公演終了

満足度★★★★

祈りたくなるような時代感
あたかも防空壕や核シェルターのなかであるかのような、暗い、舞台装置のなにもない空間だからこそ、成島秀和の詩情に満ちた台詞は効力を発揮していたように思う。
まるで祈るように、他が顧みない家畜の糞を食糧とすべく丸めて転がしつづけ、採取され、やはり祈るような姿で標本にされてしまうフンコロガシの世界に、いまの二十代の心情が重なっているような気もした。

ネタバレBOX

ちなみに、同名映画はこちら。
初代『ゴジラ』すら彷彿とさせる、壮大で骨太な「マンモス巨編」な模様w
http://www.youtube.com/watch?v=RY0WA0wemrY
 Y時のはなし 【Vacant公演終了!Y時は次 5月に山口県YCAMとシンガポールにいきます!!!YCAM公演チケットは4月3日より発売!!!山口で会いましょう~~ぜひ】

Y時のはなし 【Vacant公演終了!Y時は次 5月に山口県YCAMとシンガポールにいきます!!!YCAM公演チケットは4月3日より発売!!!山口で会いましょう~~ぜひ】

快快

Vacant(東京都)

2010/03/04 (木) ~ 2010/03/06 (土)公演終了

満足度★★★★

溢れかえる遊び心!
まるで、ティム・バートンを彷彿とさせるような楽しさ。だから、切なくもあり。そして、子どもに超お薦め! だと思ったんだけど、親子で観た人の感想が知りたいなあ~

クセナキスキス

クセナキスキス

The end of company ジエン社

d-倉庫(東京都)

2010/06/03 (木) ~ 2010/06/06 (日)公演終了

満足度★★★★

さあ、お代は観てのお楽しみ、でも先払い、返金不可♪
進化の袋小路という言葉が思い浮かぶ。現代口語演劇のガラパゴス。はたまた、手足をもがれながら、それでもなおこれは退化ではなく進化だと、蛇を指差して語るさまは、あたかも、大きな板に赤い文字で「大イタチ」と書いて客を湧かせた江戸の粋のよう。まったく違うかも(笑)。

ネタバレBOX

演劇を好きすぎるがゆえに、そんな自分がなんだかちょっと【気恥ずかしく思う】からなのか、はたまたほんとうに演劇は恥ずかしいものと感じてもいるからなのか、正攻法では愛を語れない【もどかしさ】を漂わせ、逆に、演劇って【気持ち悪い】よね~ と、自虐的に語ってしまう【屈折した素直さ】がやけに愛おしい。

一見すると小劇場的にはお金の【無駄遣い】にも思わせる、物語も役者も観客もあまり助けないようにもみえる【具象的な舞台美術】を、ある瞬間から反転させて意味のあるものに変えてしまった仕掛けには驚かされたし、
演技の質がかなり違う役者たちをそのまま舞台に乗せて、その【違和感】をも主題に巧みに盛りこみつつ、ときおり、それはもともと違う楽器たちなんですよ、だからこうやるとオーケストラになる、といわんばかりに見事に音が合わさった瞬間は心地よい。

けっこう性能のいい武器をもってたりするけどあえて使わず、でも投降もしないという【潔くない閉塞感】が【駄目】すぎるくらい溢れていて【珍獣】のような可愛いさ、なのだけど、はたしてそこはほんとうに戦場なのか、という【疑問符】はちょっと付くので、たぶんはじめて【お薦めはしない】をあえて♪
共生の彼方へ-セレクション-

共生の彼方へ-セレクション-

A.C.O.A.

atelier SENTIO(東京都)

2010/06/17 (木) ~ 2010/06/20 (日)公演終了

満足度★★★★

霧笛
犬吠埼灯台での公演も観たかったなあ。

LOVE

LOVE

ロロ

王子小劇場(東京都)

2010/01/01 (金) ~ 2010/01/04 (月)公演終了

満足度★★★★

もう一回観たい!
楽日にいっておいて、なんなんですけど(笑)。

ネタバレBOX

じつは、大晦日のプレビュー公演も拝見していて、
二度目にしてようやく、盛り沢山な情報を消化して、ゆっくり咀嚼して楽しめたので、つぎはもっと、なんてことも思ったのです。
おまえは牛なの?(笑)

もちろん、アイコと幸治の初・電飾LOVEシーンがぐっと良くなっていて、それ以降はみっつの物語がうまく重なって感じられるようになってた、なんてこともあるんだけどね。

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