スターダスト・バイ・ミー
劇団留級座
北池袋 新生館シアター(東京都)
2013/12/27 (金) ~ 2013/12/29 (日)公演終了
目を輝かせていたあの頃の想い。
個人的にはノスタルジックな作風で好きなお話なんだけど、全体的に直球な印象。脚本の構成も含めて、もっと舞台表現としてのテクニックや工夫が必要だったかなぁと感じました。
あと上演時間60分はやや物足りなさも感じるので、枝葉の部分も含めてもっと膨らませたほうが良かったと思う。
映像の使い方はなかなか良かったと思います(特にラストのエンドロールのところとか)。
ゆめ・ゆめ
AGNET
北池袋 新生館シアター(東京都)
2013/12/22 (日) ~ 2013/12/23 (月)公演終了
満足度★★★★★
心励まされる素敵な作品。
夢を実現するためには、現実をひとつひとつ積み重ねていかなければならない。でも現実を積み重ねていくうちに、いつしか”本当の夢”を見失ってしまう…。誰もが共感出来る普遍的なテーマで、自分自身”見失ってしまった物”に気付かされたような気がしました。
上演時間70分。心励まされる素敵な作品でした。
黄泉路の果て(再演)
劇団ICHIGEKI☆必殺
参宮橋TRANCE MISSION(東京都)
2013/12/19 (木) ~ 2013/12/22 (日)公演終了
満足度★★★
興味深い題材だっただけに。。。
ICHIGEKI☆必殺の舞台を観るのはけっこう久しぶり。
地図に載っていない”幻の村”を舞台に、過去と現在、未来の3つの時間軸で展開されるSFミステリー作品。
上演時間100分。
※ただし、かわいい子に限る。
劇団テアトルジュンヌ
立教大学 池袋キャンパス・ウィリアムズホール(東京都)
2013/12/10 (火) ~ 2013/12/15 (日)公演終了
満足度★★★★
土曜マチネを観劇。
テアトルジュンヌは今回で4度目の観劇。今回も楽しませてもらいました。3年生にとって最後の試合、いろんなゴタゴタがありながらも最後はみんなの心が一つになって”いざプレイボール!!”…とはならないあたりが現実的。。。
(morning sun...)
第27班
北池袋 新生館シアター(東京都)
2013/12/13 (金) ~ 2013/12/15 (日)公演終了
満足度★★★★★
morning sun...
満席の予定との事だったけど、観ないと後悔しそうだったので、急遽駆け込みで千秋楽を観劇。
おふざけを盛り込みつつも、”将来・未来への不安、迷い、そして希望”と言った、大学4年生ならではの”心の叫び”が聞こえてくるようなとても上質でリアルな舞台だった。
自分も寒空の下、昇る朝日(morning sun)を眺めてみたいと感じた。
上演時間約120分。
冬のグアムは空のまち
One Bill Bandit
池袋GEKIBA(東京都)
2013/12/07 (土) ~ 2013/12/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
クセになりそうな面白さ♪♪
レトロ感漂う雰囲気と、ありがちなストーリー展開、これまたありがちな感じのコテコテのキャラ設定など、正直かなりベタな感じなんだけど、独特の”ややズレ”な空気感と絶妙な笑いのセンスで、非常に楽しめました(特に”かもめ”と”ダンサーズ”は面白過ぎ)。
良心的な価格設定(¥1,000)も良いし、”我が道を行く”的な独特のスタイルもとても良いと思うので、ぜひ今の感じで続けて行って欲しいと思います。
Crossing,Christmas,Clearance.クロッシング クリスマス クリアランス
バンタムクラスステージ
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2013/12/06 (金) ~ 2013/12/09 (月)公演終了
満足度★★★★
大人向けファンタジー。
『Crossing,Christmas,Clearance』を観劇。非常に完成度の高い作品でした。正攻法な作風でほぼ素舞台、しかも長尺(130分)ながら全く飽きさせない巧みなストーリー展開と役者陣の演技、見事でした。
ただ個人的な好みで言ってしまうと、やや整然とし過ぎな印象も…。どちらかと言うと荒さが残るほうが好きなので。きっと短篇と合わせて観ると印象も違ったんだろうなぁ。
ホテル・アムール
ナカゴー
あさくさ劇亭(東京都)
2013/11/21 (木) ~ 2013/12/08 (日)公演終了
うしのしらせ
劇団五〇鬼
北池袋 新生館シアター(東京都)
2013/11/22 (金) ~ 2013/11/26 (火)公演終了
1999
ピストンズ
北池袋 新生館シアター(東京都)
2013/11/29 (金) ~ 2013/12/03 (火)公演終了
満足度★★★★
五島 勉は今…。
”ノストラダムスの終末論”に沸いた(振り回された?) 世紀末の日本。予言(妄言?)、夢や目標、不安、悩み、苦しみ、それぞれがいろんな”想い”を抱きながらも何事もなく過ぎ去っていった『1999年』という節目の年を、熱く激しく描いたノンストップ・ハードコア・コメディ。この盛り沢山のエピソードの数々を描き切った作者の筆力は凄いと思うし、登場人物もみなとても個性的で面白かった。
当時の自分と重なる部分もあったりして、懐かしく感じながら最後まで楽しめました。
とは言え、さすがに上演時間2時間10分はちと長いか。。。
紅小僧
劇団桟敷童子
ザ・スズナリ(東京都)
2013/11/14 (木) ~ 2013/11/24 (日)公演終了
満足度★★★★★
スペクタクル民俗伝承ファンタジー♪♪
”ムラ社会”を舞台にした濃密で幻想的な世界に今回も最後まで惹き付けられました。スズナリというけっして充分とは言えないスペースで、これだけ大掛かりな仕掛けを組めるのは圧巻。ラストシーンはとても荘厳で美しかった。
上演時間約1時間45分。次回公演もぜひ観てみたい。
Lamp Light
激団リジョロ
タイニイアリス(東京都)
2013/11/06 (水) ~ 2013/11/11 (月)公演終了
満足度★★★★
激団リジョロ初観劇。。。
現実的世界と幻想的世界が錯綜する独特の異次元空間。チャップリンの無声映画へのオマージュが散りばめられているせいか、どこか懐かしくもあり新しくもある不思議な世界観でした。演劇に対する熱い想いはひしひしと伝わってくるし、作者の”想い”や”イメージ”を具現化するパワーとチームワークは素直に凄いなぁと感心しました。
上演時間2時間20分。後編『サーカス』もぜひ観てみたい。
つかまえてごらんなさい、箸で
GORE GORE GIRLS
王子小劇場(東京都)
2013/11/01 (金) ~ 2013/11/04 (月)公演終了
満足度★★★★
どストライクな自虐ネタ(個人的に…)。。。
シェアハウスを舞台にした”結婚出来ない独身男たち”の悲哀を描いたコメディ…。なのかと思いきや、序盤〜中盤のボケの応酬(基本的にスルーかボケたおし)から全く予想外の展開へ…。シュールさ、不条理さ加減では今まで観て来たゴアゴア作品の中でも筆頭だったと思う。
GORE GORE GIRLSのこれからの方向性を示す”エポックメイキングな作品”のように感じた。
女王蜂
立教大学演劇研究会
立教大学 池袋キャンパス・ウィリアムズホール(東京都)
2013/10/29 (火) ~ 2013/11/04 (月)公演終了
満足度★★★★
見応えのある力作。。。
力のこもった力作でした。舞台の使い方もなかなかユニークだし、役者陣も実力のあるキャストが揃っていて非常に見応えがありました。
またエキサイティング席という発想も面白い(自分はさすがに一般席で観劇したけど…)。
確かに学生演劇というカテゴリーで観ると非常にレベルが高いなぁと感じるけど、贔屓目なしで観てしまうと、全体的に広く浅く(薄く?)な印象は受けました。〈上演時間2時間10分〉
Romeo and Juliet
I.C.C.A / International Centre for Theatre Arts
中板橋 新生館スタジオ(東京都)
2013/10/18 (金) ~ 2013/10/20 (日)公演終了
満足度★★★★
感性の飛躍 ◎
”フィジカルシアター”と言う、言葉を極力用いずに専ら俳優自身の肉体によって表現する、パリ発祥の演劇技法を用いた作品。
上演時間は80分ほどでキャストが6人、セリフもわずか。なのでシェイクスピアの本家『ロミオとジュリエット』とは別物として観たほうが良いのかも。
アメリカとフランスの両演出家による作品なので、日本人の自分とは感覚の違いを感じるけど、”型破りで自由奔放”な表現&パフォーマンスの数々はとても新鮮で面白かった。ただ、全体を通してエチュードっぽい構成なので正直粗さは感じるけど…。
普段あまり演劇に馴染みのない人のほうがすんなり受け入れられそう。
【終演しました!ありがとうございました!】DOLL
キレイゴト。
サブテレニアン(東京都)
2013/10/17 (木) ~ 2013/10/20 (日)公演終了
感慨深い。。。
念願の『DOLL』初観劇。如月小春作品の中では一番好きな戯曲だけど、実際舞台を観るのは今回が初めて。未だ色褪せない名作戯曲でした。
全体的な雰囲気は良かったと思います(選曲とか特に)。ただ…
ロボット
劇団三年物語
ザ・ポケット(東京都)
2006/10/25 (水) ~ 2006/10/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
自分の中の永遠のベスト1。
たまたま中野で公演のチラシを見つけて、そのままふらりと観劇。後に再演も観たけど、やっぱり初演が自分が今まで観て来た芝居の中で最も好きな作品だと思う(DVDも購入して何回も観たし)。二度とこの作品を越える舞台には出会えないかも。それくらい衝撃を受けた作品でした。
小豆洗い-泥を喰らう-
鬼の居ぬ間に
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2013/10/03 (木) ~ 2013/10/06 (日)公演終了
満足度★★★★
独特の空気感◎
独特の”陰鬱で淫美な空気感”が印象的な舞台でした。舞台美術や音響も雰囲気があってとても良かった。
どちらかと言うと、ストーリーや展開よりも空気感や世界観を重視した芝居だったと言えるのかな。
上演時間2時間強。。。疲れました。。。
ナイゲン【ご来場ありがとうございました】
Aga-risk Entertainment
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2013/09/26 (木) ~ 2013/10/08 (火)公演終了
千秋楽を観劇。。。
客席対面舞台はどうしても気が散ってしまいがちで、最初のうちはなかなか入り込めなかったけど、いつの間にか”傍聴人”として会議に参加している気分になっていました。
決を取る時、思わず自分も挙手しそうになってたし(苦笑)。。。
ただ作品自体はいわゆる”定石的な手法”なので新鮮味に欠けるのと、テーマ性も希薄に感じたので、もっと強く心を打つ”何か”が欲しかった気がしました。
SHOW TIME!!
劇団テアトルジュンヌ
立教大学 池袋キャンパス・ウィリアムズホール(東京都)
2013/10/03 (木) ~ 2013/10/06 (日)公演終了
満足度★★★★★
極上のエンターテインメント♪♪
テアトルジュンヌの舞台を観るのは今回で3回目。まず脚本が素晴らしかった。登場人物それぞれの性格や背景が丁寧に判り易く描かれているので、自然に感情移入出来る。それもあって、ダンスシーンも華やかさを魅せるだけではなく、きちんとドラマの一部として活きていたと思う。
個々の技量のバラツキは確かにあるけれど、商業演劇にも引けを取らない極上のエンターテインメント作品でした。