冒険王
青年団
こまばアゴラ劇場(東京都)
2008/11/15 (土) ~ 2008/12/08 (月)公演終了
満足度★★★★
ちょっとずつ自分
登場人物を少しずつつなぎ合わせていったら
自分が完成する気がする。
そういう意味でも“終わった感じがしない”作品。
「7割は実際に交わされた会話です」と当日パンフレットの前書きに書いてあった。
演劇に成るのに、7対3の比率がすごく重要なんだろう。
テキサス芝刈機
クロムモリブデン
青山円形劇場(東京都)
2008/11/06 (木) ~ 2008/11/09 (日)公演終了
好みの台詞にはまりました
※ご招待で見させていただいたので★つけてません
幾つかすごい好みの台詞があってワクワクしたのですが、
クロム特有の繰り返しに、その高揚感がちょっとしぼんでしまい残念。
装置にいい意味で裏切られ、ヤラレタという感じです。
青木さんの戯画化センスは本当に秀逸。
ニューデリーの恋人たち
sunday
新宿シアターモリエール(東京都)
2008/10/11 (土) ~ 2008/10/13 (月)公演終了
「大阪っぽい」ってどんななのか
※お手伝いさせていただいたので★つけてません
関西出身の劇団4団体目
ふんわりとした空想的な感じは
大阪色なんでしょうか…
繰り返される場転のパフォーマンスに
大きな意味を見出せなかったので
中だるみを感じてしまった
お話はまさに
「本物の愛について、嘘っぽく語るラブストーリー」
自分の中で“ニューデリー”について
全くイメージがなかったのは完全に失敗
場所くらい地図を見ていくべきだった
JANIS
DULL-COLORED POP
タイニイアリス(東京都)
2008/10/08 (水) ~ 2008/10/13 (月)公演終了
満足度★★★
ライナーノーツの朗読
ジャニスにもダルカラにも谷さんについても前情報無し
チラシ(とオーディション告知の仮チラシ)で企画意図のみ読み込んで
観劇してきました
単純にあの椅子で2時間越えは無理、とか
構造上仕方ないことですが、開演押しとかが
外側の部分が気になってしょうがなかったので
いっそのこと、オールスタンディングでライブハウスでやったら
もっともっと凄かっただろうと思います
バンドの人はバンドだけで、
語りの部分は役者さんで進めてた方が
個人的にはしっくり来たかな
三億円事件
パラドックス定数
OFF OFFシアター(東京都)
2008/09/30 (火) ~ 2008/10/05 (日)公演終了
満足度★★★★
疲れました
すごくいい意味で、本当に疲れました
こんなに真剣に神経を張ってお芝居を観たのは久しぶり
脚本が本当に素晴らしい
一報、場転の拙さはどうにかならなかったのか…
と悔やまれます
エヌ氏の晩餐会
とくお組
新宿シアタートップス(東京都)
2008/09/18 (木) ~ 2008/09/23 (火)公演終了
満足度★★★★
美味しいエンターテイメント
チラシに感動して観劇。
TOPSでの公演、受付のスタンド花と
受賞歴にワクワクするも
スタッフの対応の拙さにちょっと面食らう。
特に巧みな役者さんが出ているわけではないのですが、
綺麗にまとまっていて、エンターテイメントとして
素直に楽しめました。おもしろかった。
お芝居を始めて観る人、
一度観た小劇場が小難しい自己満足にしか感じられず足が遠のいた人、
など、一般の方に広く観られていって欲しいと思う。
「演劇」ならでは…の段取りや設定や笑いは次回に期待します!
4x1h Play #0
4x1h project
ギャラリーLE DECO(東京都)
2008/09/20 (土) ~ 2008/09/28 (日)公演終了
演出家の色をもっとー!
※お手伝いさせていただきましたので★つけてません
残念ながら「Reading」は観られなかったので
今回選ばれた2作品の「Play」を初観劇。
普段若い演者によって演じられることの多い2団体の作品を
演出家と役者さんたちがどう創り上げていくのか…
柿喰う客の中屋敷氏提供の
「ひとさまにみせるもんじゃない」は
“柿”じゃできないようにやって欲しかったです!
セリさんだからこその“柿”料理を味わいたかった…。
快快の篠田千明氏提供の「いそうろう」は
役者さんの演技も落ち着いていて
台詞が自然に入って来るので、共感部分も多かった。
次の4×1hでは、
同じ作品を4人の演出家さんに創ってもらったりとか…。
祝/弔[祝─駅前劇場側]15日本日千秋楽
クロカミショウネン18 (2012年に解散致しました。応援して下さった方々、本当にありがとうございました。)
駅前劇場(東京都)
2008/09/04 (木) ~ 2008/09/15 (月)公演終了
満足度★★★
カラっと楽しめるクロカミ
「祝」しか観ていないので片手落ちなのかもしれないが
1作品としての評価は、今までの公演の方が高いかなぁ
吉川アダムさんは素晴らしかったです
完璧に破綻がない脚本を期待していたので
隣の劇場と段取りを合わせるための
会話の強引さが、やはり気になってしまった
もちろん
明るくさっぱり楽しめるクロカミの魅力は十分堪能しました
真剣恋愛
劇団競泳水着
王子小劇場(東京都)
2008/08/28 (木) ~ 2008/09/03 (水)公演終了
満足度★★★
TV番組のCF部分が欲しかった
正しく(ちょっと昔の)トレンディドラマだったので、
2時間ぶっ通しは正直長かった
TVドラマならCFが入り
ちょっと気をそらすことができるのになぁと
単調すぎる場転を工夫すればもう少し良くなったと思いますが
それぞれの空間の役者の台詞や時間軸を交差させたり
もっと演劇ならではの技を入れ込むことも出来ただろうけども
TVドラマをライブでやりきる潔さが素晴らしく、気恥ずかしい
闇に咲く花
こまつ座
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2008/08/15 (金) ~ 2008/08/31 (日)公演終了
満足度★★★
新劇を観る目の必要性を感じた
久々のこまつ座
いわゆる小劇場ではない公演が久々だったので
客層の違いにまず戸惑ってしまった
定型パターンの繰り返し部分などで
途中飽きが来たが
それは自分の眼力の無さ・無知ゆえなのでしょう
落下傘
劇団地上3mm
bar drop(東京都)
2008/08/24 (日) ~ 2008/08/31 (日)公演終了
bar dropは魅力
チラシを見て、「朗読劇」だと思いこんでいたため
いきなり「演劇」が始まったことに初め面食らう
堂下氏の存在感はじめ
役者個々にそれなりに面白い部分はあったが
全体的に長く散漫な印象
会場となったbar dropは懐かしい雰囲気で
イベントに使いたくなった
※ご招待で見させていただいたので★つけてません
真説・多い日も安心
柿喰う客
吉祥寺シアター(東京都)
2008/08/21 (木) ~ 2008/08/31 (日)公演終了
満足度★★★
密室だからアリな話
TVドラマとか映画でやったら
色んな人が目くじらたてるでしょうが
劇場ならそこに居る人も共犯者、
楽しまなくちゃソン というテンションを
初めから創り出せる所がさすが柿喰う客。
エンターテナーとしてのホスト意識の高さは随一。
広い吉祥寺シアターで
役者の実力差が如実に出てしまったのは残念。
星影のJr.
庭劇団ペニノ
ザ・スズナリ(東京都)
2008/08/14 (木) ~ 2008/08/20 (水)公演終了
満足度★★★
挨拶文の中に全ての答えがある
ここでネタバレを読んでから行けたため
テーマに対する嫌悪感無く冷静に観る事ができた
何を書いてもタニノ氏の思考には及ばないだろうが
すごくシンプルな一人の男の成長の物語だったのだろうと思う
物語自体は多少冗長な部分もあったがおもしろかった
個人的には緻密な演出に期待して観劇したので
その点に関しては物足りなさが残った
ボクコネ
タカハ劇団
駅前劇場(東京都)
2008/08/14 (木) ~ 2008/08/17 (日)公演終了
満足度★★★★
丁寧な“お約束”の連続
どこまで書き直されているのか分かりませんが
旗揚げ時にもこのクォリティだったとしたら…
高羽さん、末恐ろしく思います
閉塞空間とその崩壊
守って来た場とそこへの侵入者
etc
無数の“お約束”が丁寧に効果的に
積み上げられていくので
安心して観ていられるというか、落ち着いて
その場に創り出される空気に溶け込むことができた
宇宙人とおばあちゃんの会話が他の人と混ざる所は
もっと効果的に&おもしろく作れたと思うので
ちょっと残念
生憎
劇26.25団
王子小劇場(東京都)
2008/08/07 (木) ~ 2008/08/12 (火)公演終了
満足度★★★
色々盛り込み過ぎなのでは
病気と家族の問題は既にだいぶ描かれてしまっているので
「生憎」の台詞を言うためだけの2人会話劇でも
良かったのではないでしょうか
出てきた瞬間にちょっとうんざりしてしまう
演技体の役者が多いので
最後まで興味が続きづらいのも気になりました
王子の特性を活かした舞台は素敵
階段をくぐり客席に入った瞬間に★を1つ
血が出て幸せ
クロムモリブデン
新宿シアタートップス(東京都)
2008/07/29 (火) ~ 2008/08/03 (日)公演終了
満足度★★★
変化の単調さがもったいない
スピードとパワーとヤリキリへの期待感が高かったからか
全体的にはかなり物足りない印象。
ファミレスと別世界へ移る時と戻る時の転換が
単調で「クロムなのにぃぃ」ともったいなさが募る。
細かいネタは圧倒的に面白い。さすが。
その分、それ以上に役者さんが無理した姿を見たかった。
今回の消化不良分も含め、次の公演は楽しみです。
閃光
reset-N
王子小劇場(東京都)
2008/07/24 (木) ~ 2008/07/28 (月)公演終了
普遍的な「私演劇」への過程として
面白いか面白くないかで言ったら、面白かった
好きか嫌いかで言ったら、好きではなかった
(そもそも楽屋ネタ的なものを否としているので)
が、最後まで興味を持って観れたのは
さすがの構成力、さすが夏井さん
ただ“創作者”の話に見えてしまったことが
すごくもったいなかったのでは、と思います
後少し早くこの路線でやる、と決めていれば
もっと普遍的な何かを置きにいけたのではないかと
※ご招待で見させていただいたので★つけてません
恋人ができないが、もういい
箱庭円舞曲
OFF OFFシアター(東京都)
2008/07/12 (土) ~ 2008/07/21 (月)公演終了
満足度★★★★
後半の失速が残念
タイトルで観に行き、全く違う内容でしたが、
それでも十分楽しめました。
ただ、前半の面白さが後半、ぐっと失速
普通の話に収まってしまい、もったいない。
設定の広告製作会社に
必然性がなかったことが大きな原因か。
すごく安易な設定であったように感じられ残念。
相思相愛確信犯
MU
駅前劇場(東京都)
2008/07/09 (水) ~ 2008/07/13 (日)公演終了
満足度★★★
TVドラマにしたら面白いかも
正直前評判が高すぎた感は否めない…
実力派の役者さんばかりなのだから、
もう少し一人一人を丁寧に観たかったです
脚本の内容それ自体の好き嫌いはあると思いますが
同じ内容だったら
完全に男性側だけの前編と女性側だけの後編とかに
分けて創造した方がより面白かったのではないでしょうか
父親がずっと新聞を読んでいる家庭の風景
あひるなんちゃら
サンモールスタジオ(東京都)
2008/07/03 (木) ~ 2008/07/08 (火)公演終了
満足度★★★★
引き離されて引き込まれる
“あひるなんちゃら”という名前しか知らずに
フラリと行ったため 最初かなり置いていかれた
いや、創作された場はただそこにあるので、
置いていかれた というよりは
“そっちには行きたくない”という拒否反応が起きてしまった
が、70分という長さの中で
自然と途中からのめり込めた
暖かさと緩やかさと長さが本当にちょうどいい