CoRich手塚の観てきた!クチコミ一覧

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hedge 1-2-3

hedge 1-2-3

serial number(風琴工房改め)

あうるすぽっと(東京都)

2021/07/08 (木) ~ 2021/07/19 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

今回はトラストの方を見ました。
こちらは女性陣が加わって印象がずいぶん違います。
こちらは金融に全く興味のない人でも十分楽しめると思いました。

吉田栄作のいいところが全部出ていました。さすがです。

福井夏ちょうだい。vol.1

福井夏ちょうだい。vol.1

福井夏

レンタルスペース+カフェ 兎亭(東京都)

2021/11/17 (水) ~ 2021/11/19 (金)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

小さな会場で福井夏を堪能できた。フアンにはたまらない公演。1本10分とはいえひとり芝居の3本立てはすごい。いずれも福井夏色が散りばめられており、彼女の無限の可能性を感じさせられた。
とくに3本目に縄跳びを跳びながらの作品を持ってきて、身体を張りながら台詞が乱れることなく、女優魂を感じた。

hedge 1-2-3

hedge 1-2-3

serial number(風琴工房改め)

あうるすぽっと(東京都)

2021/07/08 (木) ~ 2021/07/19 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2021/07/13 (火) 18:00

久しぶりに見た全員男の骨太演劇。
金融を舞台にしながら描かれているのは男の友情と裏切り。

ネタバレBOX

前半は涙が出るほどハートウォーミング
後半は衝撃的
ミュージカル『レ・ミゼラブル』【8月22日(日)12:00、8月22日~28日、9月6日~9日、9月11日~16日公演中止】

ミュージカル『レ・ミゼラブル』【8月22日(日)12:00、8月22日~28日、9月6日~9日、9月11日~16日公演中止】

東宝

帝国劇場(東京都)

2021/05/25 (火) ~ 2021/07/26 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

定番のミュージカルを恥ずかしながら初めて見ました。
人気があり、長く続けられている理由がよくわかりました。

物語が長い人生を駆け足で進めていきながら、わかりやすい。
登場人物がたくさんいながらそれぞれがそれぞれの人生を持っていてみんな魅力的
悪人がいない。
そしてなんと言っても楽曲の素晴らしさ。
1回聞いただけで、虜になり、それ以来YouTubeで探して何回も聞いても飽きが来ない。

やはり、人生で1回は、いや繰り返し見続けなければいけない作品と思いました。

明日の朝、いつものように

明日の朝、いつものように

LUCKUP

萬劇場(東京都)

2021/07/16 (金) ~ 2021/07/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

大塚萬劇場でLUCKUP主催中島庸介脚本演出の「明日の朝、いつものように」初日を観た。

中島作品独特の濃密な作品。シンプルな舞台装置を見事に使い、何箇所かの空間を飛び、時系列が飛び、全体として抒情詩になっているという作品。

セックスレスをテーマにしているが、セックスレスというよりも男女の心のすれ違いを描いた切ない作品。

この作品、なんと4チームが同じ作品をやるというすごい企画。コロナの時代になってフェスティバル公演が少なくなったが、これはまさに「明日朝フェスティバル」という感じだなと思った。できれば4チームを観てその違いを楽しみたい。この時期に楽しみな企画を立ち上げたLUCK UPに拍手を送りたい。

それと、大塚萬劇場のコロナ対策はすごい。東京一かもしれない。LUCK UPとしてもすごい神経を使っていることがわかる。安心して劇場にいってもらいたい。

『すべての風景の中にあなたがいます』『光の帝国』

『すべての風景の中にあなたがいます』『光の帝国』

演劇集団キャラメルボックス

新宿FACE(東京都)

2009/03/05 (木) ~ 2009/03/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

ハーフタイムシアターがいい。
「すべての風景の中にあなたがいます」と「光の帝国」の二本建てを新宿FACEで見た。二本の間に舞台セッティングのための休憩が1時間あるので、時間をもてあますのではないかと思ったけど、そんな心配は全くいらなかった。

製作総指揮の加藤氏の面白い話に続き、キャラメルボックスの第一回目からの公演ダイジェストをスクリーンで見せてくれて、懐かしさに浸っていたら、もう時間である。

ハーフタイムシアターをキャラメルボックスが力を入れている理由が今日わかった。ハーフタイムシアターには中だるみがない。1時間、駆け抜ける芝居を二本、楽しめる。

全てに全力投球のキャラメルボックス、人気があるはずだ。

ばってん

ばってん

劇団てあとろ50’

早稲田小劇場どらま館(東京都)

2009/05/07 (木) ~ 2009/05/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

意欲作!もう一度みたい。
舞台装置がいい。劇場に入った瞬間からわくわく感がある。芝居は色々なエピソードをからませながら、骨太なテーマと、普遍的な愛とで、奏でられていく。

色々と気になる点があったので、もう一度見て、それから詳しく感想を書きたい。

鞄を預かってくれたり、制作面でもしっかりしていた。

ネタバレBOX

二日目のマチネーを見たが、まだ芝居が固く、舞台が重かった。しかし、随所に光るところがあったので、気になって楽にもう一度見た。結論、見違えるようによくなっていた。お見事。
二等兵物語

二等兵物語

★☆北区AKT STAGE

北とぴあ つつじホール(東京都)

2021/07/08 (木) ~ 2021/07/11 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2021/07/09 (金) 18:30

つか作品のツボを良く理解した劇団の公演。
つかフアンにはたまらない作品となった。

主役の鈴木万里絵(Aチーム)がつか芝居のヒロインを魅力たっぷりに演じ切った。

ステージ数が少ないのが残念。

ブラジル

ブラジル

ラッパ屋

紀伊國屋ホール(東京都)

2009/01/17 (土) ~ 2009/01/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

ブラジル
ラッパ屋はいつも上質な大人の楽しめる芝居を提供してくれる。ハートフルコメディと言うとありきたりな感じがするが、見た人全員が色々なことを考えさせられて、でも芝居が終わったときにちょっと幸せな気分で帰れるという素敵な劇団だ。

陰獣 INSIDE BEAST

陰獣 INSIDE BEAST

metro

神楽坂die pratze(ディ・プラッツ)(東京都)

2009/01/22 (木) ~ 2009/01/27 (火)公演終了

満足度★★★★★

女二人の情熱と情念!
女性二人が二人だけで劇団を立ち上げ、公演まで持っていくというのは並大抵の苦労ではないだろう。

しかし、その情熱が舞台にあふれていた。演技がうまいとか作品の構成が素晴らしいとかそういうことはおいといて、ともかく演じることへの情熱がエネルギーとしてほとばしっている。それがこの舞台の情念につながり、心を打たれた。

女性二人の演劇への想い、情熱、そして行動力に拍手を贈りたい。

いのうえ歌舞伎「狐晴明九尾狩(きつねせいめいきゅうびがり)」

いのうえ歌舞伎「狐晴明九尾狩(きつねせいめいきゅうびがり)」

劇団☆新感線

赤坂ACTシアター(東京都)

2021/09/17 (金) ~ 2021/10/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

久々の新感線は相変わらずの超大作。
安倍晴明の物語を全ての人がたっぷりと楽しめるエンタメに仕上げている。
カーテンコールは全員がスタンディングオベーション。本日の公演は終了しましたと客電が点いても鳴り止まない拍手。
久々に演劇の持つパワーを感じ、堪能するというのはこういうことだと感じさせられた。お見事。

何ちゅう奇跡

何ちゅう奇跡

劇団てあとろ50’

早稲田大学学生会館(東京都)

2008/11/28 (金) ~ 2008/11/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

期待以上!才能を感じた。
 秀作である。まさか学生劇団の芝居でこんなに涙を流すとは思わなかった。参ったという感じである。

 ストーリーは共同で漫画を作成する3人の仲間が昔の友達のアパートに転がりこむところからスタートする。長期連載のいよいよ最終回、締め切りを明日に控え、広げすぎた物語のエンディングをどうまとめ上げようかという産みの苦しみと、時間との戦いがベースの物語である。

ネタバレBOX

 しかし、そのベースの物語を縦糸にして、それぞれの登場人物と周りの人物との人間関係がひとつずつまた新たなドラマを引き起こす。その多重構造のドラマの中、気持ちのすれ違い、誤解、伝えるということの難しさをメインテーマとしている。

 漫画の結幕としてのハッピーエンドを求めながら、同時に、登場人物の一人一人がそれぞれのハッピーエンドを模索するという深い構造である。そして、漫画同様、安易なハッピーエンドはなく、実際物語が終わってもそれぞれの将来に対する不安というのは何も解決していないのだが、それにも係わらず、何かを人に伝える、気持ちをしっかりと言うというほんの小さなきっかけで、その勇気を持つことで、我々はこの不安と孤独の世界の中で前向きに生きていくことが出来るということを作者は伝え、そしてそれこそが現実のハッピーエンドだと語っている。

 漫画家を登場人物にし、現実と漫画の世界が交錯していくというのはありがちな設定で絵空事になりやすいのだが、作者はそのありがちな設定を見事なバランス感覚で書き分け、現実世界から漫画世界に移るときの違和感を感じさせない。また演出的にも、漫画世界が周囲にあり、その中にアパートの一室があるという作りは空想の世界を走馬燈のように無限大に広げるという効果を果たしている。両空間のからみあいが見事で、演出的にも力量を感じる。

 登場人物はやはり学生劇団であるから演技は大してうまくないのだが、それぞれが持ち味を出している。何よりそれぞれがしっかりとした個性を持ち、存在感を示したことをまず評価したい。

 主役の手塚を演じた相川春樹は、前半うだつのあがらないさえない漫画家の卵を見事に演じていた。そのため、常に真ん中に存在しながら、劇のほとんどの場面で周囲を引き立てる脇役だった。しかし、物語最終部分、たった2回の電話のシーンの演技で、今回の公演の質(レベル)を一段階上のものに押し上げた。そしてその瞬間、紛れもなく主役は彼なのだということを全員に知らしめた。その力量は見事だ。若干声を張り上げたときの、発声には難があるが、押さえた演技は素晴らしい。2回目の電話のシーンでは場内全員を感情移入させ、号泣させていた。

 花田役の村松篤はさりげない演技の中に優しさや寂しさを感じさせることが出来る魅力のある役者だ。今回も大げさな動きやアクションはないのだが、それでいて彼のいらだちや将来に対する不安がしっかりと感じられる。将来が楽しみだ。少し滑舌が悪いのが残念である。

 三人組の一人当麻を演じた菊池真樹子は自然体の演技が出来る女優だ。彼女の物語は今回は大きく掘り下げられてはいない。それにも係わらず、彼女は、フリーターのような生活の中、漫画を愛しそして三人組を愛し、このままの状態が(いつまでも続くはずがないということを知りながら)いつまでも続くことを望んでいるという揺れ動く気持ちを見事に演じていた。

 アパートを占領される来宝を演じた石井由希子は、彼女の実生活でもそうなのかと思わせる(そうでなければ抜群の演技力!)だれからも信頼され頼られ好かれるけども、それはほんとの自分ではないという悩み、それを好演した。ただ、彼女と花田の微妙な恋愛感情が横糸の2番目のサブドラマだと思うが、ここでの将来像がよく見えなかった。それが少し残念。

 木立を演じた三輪友実は達者な役者だ。ストレートに発言するあまり誤解されやすい性格の女子社員の悩みを完璧に演じきった。特に木立がリリーに電話をかけるところで、最初はリリーを変な人と疑い、いやがりながらも、いつの間にか電話にのめり込んでいくというシーンの心の変化を示す演技は秀逸である。

 リリーを演じた潟山綾子は、この物語中最も不可思議な登場人物を独特の魅力で演じきった。誰しも最初は危ない人的に思っていたリリーが最後にはすごく素敵な人に見える。リリーと木立の電話のシーンは中盤の山場であり、名場面となった。次回再演があれば、リリーの過去をもう少し掘り下げてもらいたいと思う。

さて、劇中劇の人物に移る。

 レッドを演じた山邊健介は、はまり役であった。なりたくてなったわけではないヒーローの孤独と苦労を演じきった。しかし、望むらくはもっとかっこいいシーンがほしかった。「いよっ、レッド」とかけ声をかけたくなるようなとびきりかっこいい場面と人間的なレッドが交互に出てくればさらにレッドの幅が広がっただろう。

 キララを演じた吉武奈朋美には、出てきた瞬間にやられた。演技といい動きといい、アニメの登場人物そのもの、まさにかわいいのひとことだ。今回の役所としてはこれでパーフェクトだが、次回は同じようなキャラ設定で、その実、深い悲しみや憂いをあわせもつ人物を演じてもらいたい。きっと魅力が倍増するだろう。

 さて、マリアである。マリアを演じた亀井奈穂は実は影の主役である。三人組が作りだした漫画は実は奥が深い。女神と魔女が同一人物で、この世の光を取り戻すためには、魔女を倒すのではなく、魔女の心をいやさなければならないという設定だ。女神の場面はパーフェクト、魔女の場面は少し難しかったかなと思った。魔女をいかに倒すか、途中からは魔女の心をいかにいやすかが主題なのだから、その魔女にはあまり軽々しくしてほしくない。途中で混乱の中、全員でダンスを踊るような場面があったが、僕としてはマリアはあの中には入ってほしくなかった。

 劇の登場人物がそれぞれの心の悩みを抱ええているのと同様に、マリアもまた深い苦しみと悲しみを抱えている。その心をいやせるのが、強力な破壊魔法より花やお菓子を出す魔法を愛するレッドの心の優しさなのである。そのレッドの本当のパワーを発するまでは、マリア(魔女の方)には誰も倒せない壁として、また誰も癒せない哀しみを持った魔女として演技を統一してもらいたかった。そしてまた彼女は凜としているときの方が魅力がある。

 最後に久住を演じた兼桝綾だが、演技がうまい。たった二シーンで、主人公の姉の哀しみを見事に表現した。方言が混じった会話も自然で、怒りながら、許せないと言いがなら、それでも許していく二回目の電話の心理的表現は秀逸である。物語が引き締まった。

 さて演技陣の総括としては、学生劇団ということを割り引かなければ、やはり演技はまだまだ未熟、発声、滑舌、身体訓練等、いずれをとってもまだまだ勉強しなければならないことがたくさんあるということは感じられた。それにも係わらず、この作品が感動的だったのは、小手先の技術よりも役者としての個性や存在感の方が演技においてはずっと大切だという本質を指導者が、そして演技者それぞれがしっかりと理解していた結果だろう。

 作者は書くべきテーマを持っている。そしてそれを書ききる力量を持っている。今回の芝居では、登場人物一人一人が類型的にならず、それぞれにしっかりとした背景を持たせつつ全体としてのテーマに結び付けている。作者の技量だ。後は、書いて書いて書きまくっていけば色々なことが見えてくるだろう。今回、劇の感動を百とすると劇中漫画の感動は三割引である。それがもったいない。劇の感動を百、劇中漫画の感動を百まで持っていければこの作品は相乗効果で恐るべき作品になる。それが出来る技量を持っているだけに残念だ。この作品は是非再演すべきだろう。

 作者も役者たちも、次回の作品が待ち遠しい。これからも応援したい劇団ではある。
レプリカシグナル

レプリカシグナル

たすいち

シアター711(東京都)

2021/10/06 (水) ~ 2021/10/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

VRの世界を舞台にたすいちお得意のSFファンタジー。
亡くなった女の子のアカウントが動き出すという事件を元にVRの世界で謎が謎を呼んでいく。
登場人物が皆、アニメの世界から飛び出したような魅力的なキャラで声も動きもたすいちカラーで染まっている。

オープニングからかっこよく、一気に引き込まれた。

トリツカレ男

トリツカレ男

ナッポス・ユナイテッド

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2021/10/16 (土) ~ 2021/10/24 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

ロマンティックで面白くてしかもクライマックスではたっぷりと泣かせてくれる王道演劇。キャラメルボックスを中心に演劇界の人気者が集まったスペシャルな舞台。
緊急事態宣言が明け、劇場で演劇が気兼ねなく見られることの幸せをあらためて感じさせてくれた。
12月のキャラメルボックス復活公演が100倍楽しみになった。

ネタバレBOX

森下さんから全観客にポテトチップのプレゼントがあった。
カルビを味方につけた森下さんの演劇界への貢献度は大きい。拍手。
暫しのおやすみ

暫しのおやすみ

劇団競泳水着

駅前劇場(東京都)

2021/10/02 (土) ~ 2021/10/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

出てくる女優出てくる女優が魅力的で演技が上手い。

芸能界を舞台に不倫スキャンダルや独立騒動などよく聞く話をテーマにしながら、そのスキャンダルをワイドショー的に取り上げるのではなく、その中でしっかりと生きぬく女優たちを群像劇として丁寧に描いている。

シーンシーンの情緒と演技力で見せる大人の芝居だ。
今をときめく人気女優や実力派の女優を演じる俳優陣が本当にそう見え、オーラさえ感じさせるのがすごい。ここら辺が上野マジックか。

登場人物ひとりひとりが愛おしくなり、今後の活躍を願ってしまうほど感情移入させられた。シリーズにしてこの続きも描いて欲しい。

ネタバレBOX

数少ない男優陣、女優の活躍に埋もれていたがいい味を出していたことも記しておきたい。
Kiri voice design presents  陽和ななみ1stワンマンライブ

Kiri voice design presents 陽和ななみ1stワンマンライブ

陽和ななみ

三軒茶屋ライブ&バー GRAPEFRUIT MOON(東京都)

2019/11/11 (月) ~ 2019/11/11 (月)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2019/11/11 (月) 20:45

初ワンマンライブということで初々しくもありましたが、声がきれいでとても素敵でした。
特にミュージカルの曲と彼女のオリジナル曲が気持ちが伝わってきて良かったです。
後半は会場と一体化してライブがとても盛り上がりました。

本業は女優とのことですが、これからも定期的にライブ活動を続けてくれるそうです。次回が楽しみです。

ネタバレBOX

オープニングと衣裳替えのときに流れたスライドショー映像がとても良かったです。
彼女の3年間の軌跡を写真で見せてくれるそうで、少女から大人への変化がまぶしかったです。
こういう趣向もいいですね。
アンチフィクション

アンチフィクション

DULL-COLORED POP

シアター風姿花伝(東京都)

2020/07/16 (木) ~ 2020/07/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

ライブ配信で見ましたが大変すばらしい作品でした。
鶴屋南北賞、岸田戯曲賞を受賞した谷さんの演技が見られるなんて今後も含めてあるのでしょうか?

等身大の彼が舞台上でのたうつ姿は今の演劇界全体を象徴していると思いました。
歴史に残る作品です。
劇場に行くのがちょっと抵抗のある人はライブ配信で見てください。

音楽劇 百夜車

音楽劇 百夜車

あやめ十八番

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2021/10/29 (金) ~ 2021/11/02 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

圧巻!
現代の能であり。ミュージカルであり、オペラでもあった。
ダンテの神曲のように荘厳で、レミゼのようにドラマティックで、歴史に残る名作となった。

週刊誌記者実方を演じる浜端ヨウヘイの鬼気迫る演技には痺れた。登場人物は皆魅力的だったが新人記者役の永田紗茅が歌も上手く新鮮な演技で作品を盛り上げた。
連続殺人犯を演じた金子侑加は静かな演技の中に狂気を感じさせ、現代劇と能の中の登場人物を融合させる魔性の女を演じきった。

繰り返し上演して歴史に名を残してほしい名作の誕生である。

ネタバレBOX

今にも崩れ落ちそうな舞台セットが秀逸。
今の時代だから役者の安全を考えて頑丈に作っているのに違いないが、終始ガラガラと崩れ落ちそうな作りにわざとしているところが凄い。

週刊誌の編集室という設定だろうがときに墓場に見え、ときに黄泉の世界にも見えた。
このセットの高台から登場する役者たちはあたかも生きているのか死んでいるのかわからない魍魎のようだ。

舞台美術の隙間にある照明が灯籠の灯や人魂にも見え、おどろおどろしい雰囲気を盛り上げた。

この舞台美術と立体演出も何か賞をあげたくなる出来である。
ダウト 〜疑いについての寓話

ダウト 〜疑いについての寓話

風姿花伝プロデュース

シアター風姿花伝(東京都)

2021/11/29 (月) ~ 2021/12/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

シアター風姿花伝プロデュース公演は毎年良質な作品を提供してくれて評判となっている。
今回の作品も劇場に入った瞬間からわくわくさせてくれる。
物語の時代背景を一瞬で感じさせてくれる良質な舞台セット、そして夕暮れどきを感じさせる良質な照明。始まる前から期待度がどんどん高まる。

開幕前に演出の小川絵梨子さんからプレビュー公演の説明がていねいにあった。われわれも作品作りに関わるんだという新たな喜びを感じた。新国の芸術監督がシアター風姿花伝という小さな劇場で手作り感のある作品をていねいに作っているということに感動し贅沢感を覚える。

上質な会話劇。那須佐代子さんが自分よりはるかに年上であろう厳格な校長役を熱演している。役者と役者が舞台上で火花を散らしている状態が見応えある。これぞ演劇の醍醐味だ。

ダウトという名前のとおり、人に生まれた疑いの気持ちがどのように増幅していくかをテーマにした物語。役者の魅力をたっぷりと味わえる素晴らしい作品。観終わった後、満足感が残った。

IN HER THIRTIES 2021

IN HER THIRTIES 2021

TOKYO PLAYERS COLLECTION

サンモールスタジオ(東京都)

2021/11/17 (水) ~ 2021/11/21 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

上野友之の名作が時代と共にどんどん進化していく。

身長もタイプも全く違う10人の女優がひとりの女性の30代を1年ずつ担当して演ずる、この不可能と思える試みに見事に成功して新しい演劇スタイルを作り出した歴史的作品だと思う。
もし未来の自分に会えたら聞きたいことがあるし、過去の自分に会えたら言っておきたいことがある。それらを舞台上で実現して心に沁みいるドラマに昇華させた。

この物語は劇的な何かが起こるわけではない。大どんでん返しがあるわけではない。平凡な女性の悲劇でもない、喜劇でもない等身大の人生を丁寧に振り返りながら、それでもここまで心に響くのは驚くべきことだ。

登場する女優陣が全員魅力的だったことも付け加えておきたい。

それにしても上野友之は女性を描かせたら本当に上手い。

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