二手目8七飛車成り戦法
劇団鋼鉄村松
ザムザ阿佐谷(東京都)
2011/12/02 (金) ~ 2011/12/05 (月)公演終了
かわいいせかい
私は、ボス村松氏の描く、かわいくておバカな世界が好きです。
タイトルからして、なんともファンシーだなぁと思いましたが、まあ期待は裏切られず、楽しく観劇できました。
今回は、ザムザ阿佐谷と高さのある劇場。
鋼鉄村松は、今回いれてボス演出の4作しか観ていないのだけど、空間が広いほうが妄想が広がって面白いですね。
※観劇した作品を同じ尺度で受け取れないので☆評価は差し控えています。
カミサマの恋
劇団民藝
紀伊國屋ホール(東京都)
2011/10/05 (水) ~ 2011/10/19 (水)公演終了
奈良岡朋子!!!
久しぶりに、観劇後の興奮して、まっすぐ岐路へ迎えなかった。
ふらふら新宿を放浪。
奈良岡朋子さんの存在がものすごい。
津軽弁の美しさと、この曖昧な世界の曖昧な真実。
奈良岡朋子はカミサマでした。
冬に舞う蚊
JACROW
サンモールスタジオ(東京都)
2011/01/05 (水) ~ 2011/01/10 (月)公演終了
いい人たちの哀しいお話
特別なだれかではなく、
たとえば、いま同じ電車の車両に乗っているだれかが渦中と思えるような・・・
そんな身近な物語。
全体を通してのスタイリッシュさと、登場人物の矮小さのギャップが面白い。
時空を超えるような演出は、あいかわらずうまく好ましい。
役者さんの演技も達者でに集中して観られました。
登場人物はみんな、ふつうのいい人たち。
誰もがもつ毒度合いがけっこう均等だったので、
も少し、毒の強弱や、毒の見せ方に個性があるといいなぁ・・・とも。
しっかりとまとまった良い舞台でした。
明けない夜
JACROW
サンモールスタジオ(東京都)
2009/07/17 (金) ~ 2009/07/26 (日)公演終了
いい舞台です。
このくらい正統派な脚本だからこそ
JACROWらしいスタイリッシュさが映えますね。
幅広く楽しめる作品だと思います。
きゅっと背筋がのびてしまうような緊張感。
ぐいっとひっぱられます。
とても良かったです。
外伝を観にいけないのが残念です・・・
私の管理不足で観劇に適さぬ体調でうかがってしまい・・・
途中、頭痛が激しく目を閉じてしまっていたのですが、
しっかり芝居をされる役者さん揃いで、眼を閉じていても楽しめました。
頭痛も舞台半ばにはおさまり、
それはきっと舞台が面白かったからでしょう。
紅き野良犬
JACROW
サンモールスタジオ(東京都)
2008/10/31 (金) ~ 2008/11/09 (日)公演終了
黒澤風時代劇サスペンス
時代劇を時代劇として感じる要素について考えさせられました。
舞台装置も、役者も面白いので、
一層に作・演出の冒険?挑戦の姿勢が際立ちます。
迫力があり、風の使い方など細やかな演出にドキドキしました!
いろんな怖さがつまっていて、楽しめました。
コントラ
OZab
劇場MOMO(東京都)
2008/03/11 (火) ~ 2008/03/16 (日)公演終了
貴重な体験
とても映像的な芝居に最初ははいりにくかったのですが、次第に集中していきます。
「少しでも疑問が残るようであれば、無罪に」的なことをいわれたにもかかわらず。
感情をもった人間をみているうちに、感情にひきづられ、冷静さを失います。
そんな自分を知ることができました。
ワニの涙
ティーファクトリー
シアタートラム(東京都)
2008/03/06 (木) ~ 2008/03/16 (日)公演終了
やっぱり大好き
拡散がなく、ただただ舞台セットのようにスクエアで、収束。三部作の完結編なんだね、という印象。
整理された現実をつきつけてくる。別に新鮮な言葉や、状況があるわけじゃないんだけど、その言葉のつらなり方と、状況の切り取り並べ方のセンスがすごく好き。
そして、社会・人間への嫌悪だったり絶望だったり・・・闇に突き落とされる。
川村作品の闇に沈むことによって、自分なりの光を感じて元気になる。
ただし・・・翌日以降にw
斑点シャドー
JACROW
OFF OFFシアター(東京都)
2008/03/12 (水) ~ 2008/03/19 (水)公演終了
ぞくっとしました。
能のような時空間における、サスペンスじたての恋愛劇?・・・なのかな??
巧妙な作り、緊張感のある舞台、しみったれた人物をスタイリッシュに描いているのが面白い。
東京
赤坂RED/THEATER
赤坂RED/THEATER(東京都)
2008/03/13 (木) ~ 2008/03/23 (日)公演終了
今をみせつけられました。
コンプレックスと郷愁を刺激されるオープニングのシーンに泣けました。
音楽も好み。
現実は閉塞していて、過去の闇からは逃れても、未来の光が見えたわけではなく、過去の光がまぶしすぎて、現在の闇はいっそうに深い。
今、私は「表現」というものに 光 を欲しているんだと、しみじみ思った。
関係者の皆さんの作品に対する集中みたいな感じが素敵でした。
が、中盤ちょっと疲れました。