夜中袋の観てきた!クチコミ一覧

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二手目8七飛車成り戦法

二手目8七飛車成り戦法

劇団鋼鉄村松

ザムザ阿佐谷(東京都)

2011/12/02 (金) ~ 2011/12/05 (月)公演終了

かわいいせかい
私は、ボス村松氏の描く、かわいくておバカな世界が好きです。

タイトルからして、なんともファンシーだなぁと思いましたが、まあ期待は裏切られず、楽しく観劇できました。

今回は、ザムザ阿佐谷と高さのある劇場。
鋼鉄村松は、今回いれてボス演出の4作しか観ていないのだけど、空間が広いほうが妄想が広がって面白いですね。


※観劇した作品を同じ尺度で受け取れないので☆評価は差し控えています。

ネタバレBOX

同世代なのでw
ガンダムネタにはいちいち笑ってしまったのだけど、楽しかったのだけど、ガンダムネタ多すぎでは?とちょっと思いました。
(あんなに笑って楽しんでおきながら、何をいう・・・な感想かもしれませんが)

ガンダムやコブラのSF感?少年漫画感?(言葉がうまく選べない)とボス村松氏のファンシーさは結構乖離していると思うのだけどなぁ。
・・・なんて思いました。
その乖離さ加減を幅とみれるか・・・浅いネタに感じてしまうか微妙なところ。

魅力的な役者さんが多く出演されているので
もっと自由に、ボス村松氏の世界で、役者さんが遊べたら、もっといいのだろうなぁ・・・なんて思ったりもしました。
もっと遊び?余白があれば、世界がひろがるのだろうになぁ・・・なども。

好ましいからこそ、ちょいと欲をのべてみました。
楽しかったです。


あっ、アフタートークはも少しききたかったです。10分短すぎ。
カミサマの恋

カミサマの恋

劇団民藝

紀伊國屋ホール(東京都)

2011/10/05 (水) ~ 2011/10/19 (水)公演終了

奈良岡朋子!!!
久しぶりに、観劇後の興奮して、まっすぐ岐路へ迎えなかった。
ふらふら新宿を放浪。

奈良岡朋子さんの存在がものすごい。

津軽弁の美しさと、この曖昧な世界の曖昧な真実。
奈良岡朋子はカミサマでした。

冬に舞う蚊

冬に舞う蚊

JACROW

サンモールスタジオ(東京都)

2011/01/05 (水) ~ 2011/01/10 (月)公演終了

いい人たちの哀しいお話
特別なだれかではなく、
たとえば、いま同じ電車の車両に乗っているだれかが渦中と思えるような・・・
そんな身近な物語。

全体を通してのスタイリッシュさと、登場人物の矮小さのギャップが面白い。

時空を超えるような演出は、あいかわらずうまく好ましい。

役者さんの演技も達者でに集中して観られました。

登場人物はみんな、ふつうのいい人たち。
誰もがもつ毒度合いがけっこう均等だったので、
も少し、毒の強弱や、毒の見せ方に個性があるといいなぁ・・・とも。

しっかりとまとまった良い舞台でした。

明けない夜

明けない夜

JACROW

サンモールスタジオ(東京都)

2009/07/17 (金) ~ 2009/07/26 (日)公演終了

いい舞台です。
このくらい正統派な脚本だからこそ
JACROWらしいスタイリッシュさが映えますね。

幅広く楽しめる作品だと思います。

きゅっと背筋がのびてしまうような緊張感。
ぐいっとひっぱられます。
とても良かったです。


外伝を観にいけないのが残念です・・・


私の管理不足で観劇に適さぬ体調でうかがってしまい・・・
途中、頭痛が激しく目を閉じてしまっていたのですが、
しっかり芝居をされる役者さん揃いで、眼を閉じていても楽しめました。

頭痛も舞台半ばにはおさまり、
それはきっと舞台が面白かったからでしょう。

紅き野良犬

紅き野良犬

JACROW

サンモールスタジオ(東京都)

2008/10/31 (金) ~ 2008/11/09 (日)公演終了

黒澤風時代劇サスペンス
時代劇を時代劇として感じる要素について考えさせられました。

舞台装置も、役者も面白いので、
一層に作・演出の冒険?挑戦の姿勢が際立ちます。

迫力があり、風の使い方など細やかな演出にドキドキしました!
いろんな怖さがつまっていて、楽しめました。

ネタバレBOX

今年たまたま、キリシタンものを数冊読んでいたので、
ちょっと軽いかなぁ・・・とも思いましたが、設定のバランスは良かったのではないかとも思います。
しかし、その時代の状況の描き方が、衣服の状態が一番過酷で際立っており、個人の過酷さは感じたのだけど、時代の空気感というか価値観というか、そういうところがちょっとわかりにくかった。
個人の価値観の幅の広さが現代的に感じたのだろうか??

どこまで時代劇にするのかって難しいものです。

農民の方言の重さと、所作の軽さ(現代的なところ)のバランスはちょっと個人的好みとしては残念でした。

本気で背筋凍るシーンもあり(驚きました)
ドキドキしながら観ておりました。
面白かったです。
コントラ

コントラ

OZab

劇場MOMO(東京都)

2008/03/11 (火) ~ 2008/03/16 (日)公演終了

貴重な体験
とても映像的な芝居に最初ははいりにくかったのですが、次第に集中していきます。
「少しでも疑問が残るようであれば、無罪に」的なことをいわれたにもかかわらず。
感情をもった人間をみているうちに、感情にひきづられ、冷静さを失います。
そんな自分を知ることができました。

ワニの涙

ワニの涙

ティーファクトリー

シアタートラム(東京都)

2008/03/06 (木) ~ 2008/03/16 (日)公演終了

やっぱり大好き
拡散がなく、ただただ舞台セットのようにスクエアで、収束。三部作の完結編なんだね、という印象。
整理された現実をつきつけてくる。別に新鮮な言葉や、状況があるわけじゃないんだけど、その言葉のつらなり方と、状況の切り取り並べ方のセンスがすごく好き。
そして、社会・人間への嫌悪だったり絶望だったり・・・闇に突き落とされる。
川村作品の闇に沈むことによって、自分なりの光を感じて元気になる。
ただし・・・翌日以降にw

斑点シャドー

斑点シャドー

JACROW

OFF OFFシアター(東京都)

2008/03/12 (水) ~ 2008/03/19 (水)公演終了

ぞくっとしました。
能のような時空間における、サスペンスじたての恋愛劇?・・・なのかな??
巧妙な作り、緊張感のある舞台、しみったれた人物をスタイリッシュに描いているのが面白い。

ネタバレBOX

時系列的なラストのうどんのエピソードは、ものすごく残酷でしびれた。
東京

東京

赤坂RED/THEATER

赤坂RED/THEATER(東京都)

2008/03/13 (木) ~ 2008/03/23 (日)公演終了

今をみせつけられました。
コンプレックスと郷愁を刺激されるオープニングのシーンに泣けました。
音楽も好み。
現実は閉塞していて、過去の闇からは逃れても、未来の光が見えたわけではなく、過去の光がまぶしすぎて、現在の闇はいっそうに深い。
今、私は「表現」というものに 光 を欲しているんだと、しみじみ思った。
関係者の皆さんの作品に対する集中みたいな感じが素敵でした。
が、中盤ちょっと疲れました。

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