BKの観てきた!クチコミ一覧

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フキコシ・ソロ・アクト・ライブ(タイトル未定)

フキコシ・ソロ・アクト・ライブ(タイトル未定)

中村ステージプロダクション

本多劇場(東京都)

2008/02/21 (木) ~ 2008/02/28 (木)公演終了

満足度★★★★

良い役者さんはその身体一つで楽しませてくれる。
1個だけイマイチかなーと思うネタがあったけど、全般的に最高に楽しめました。
皆こういうの観ればいいのに。空席の目立つ本多劇場千秋楽、勿体ない。

カゴツルベ

カゴツルベ

少年社中

吉祥寺シアター(東京都)

2008/01/09 (水) ~ 2008/01/14 (月)公演終了

満足度★★★★

「観る」のではなく「見る」芝居
楽しかったです。面白かったというよりも楽しかった。
セット・照明・メイクに衣装などなど、豪華で美しく、めまぐるしい演出も飽きない。役者の器用さも良い感じ。
特にラストの桜のシーンはそれだけで満足してしまうくらいの視覚美。

きみがいた時間 ぼくのいく時間

きみがいた時間 ぼくのいく時間

演劇集団キャラメルボックス

サンシャイン劇場(東京都)

2008/02/28 (木) ~ 2008/04/07 (月)公演終了

満足度★★★

楽しめました。
上川隆也はやっぱりいい役者!と思わされた。それに尽きる。
それだけに他の劇団員の"キャラメル芝居"とのズレを感じるけど・・・
でもキャラメルの役者も最近は客演が多いせいか、そのズレも昔ほどではなかったかも。
美人の客演ヒロインを見て、劇団内にヒロイン不在の現状を少し悲しく思った。
だけど、全体的には最近のキャラメルの中では悪くない芝居だった。

ネタバレBOX

2幕目、ひろみが産まれた後はすこし助長気味に感じた。とくに12歳のエピソードが終わった後は1幕最初の裏ストーリーを追う感じになるので、展開が読めているせいか単調に感じる。これは1幕での伏線の張り方があまりにも露骨なせいでしょう(狙ってやっているのかもしれないが・・・)。驚き、謎解きの要素が最初から潰されているので面白みに欠ける。
それに過去に行った方の里志の、晩年の逡巡、最後まで見届けられないことへの無念さみたいなものをもっとみせて欲しかった。病気で死んだ後はすぐ現在の里志のほうに焦点が移ってしまったので、そのあたりの悲哀がなかったかと。
あと今回一番んっ!?と思ったのは、ラストのセリフに感動がないこと。いつもラストに向かって盛り上がっていって、いい感じのセリフで〆る!という感じだったのに、今回はなんだか淡々とすすんだ上に薄いセリフで終わられてちょっと残念。
・・・と、愚痴愚痴書いてしまいましたが、なんだかんだ楽しく観劇しましたよ。別にファンなわけではないけれど、上川隆也を見られただけでチケット代の9割はペイされてる、と思う。
あと幕間に号外新聞を100円で売っていた。めちゃめちゃ売れていた。この制作力には本当に感心してしまう。
MIDSUMMER CAROL(再演)

MIDSUMMER CAROL(再演)

G2プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2008/03/21 (金) ~ 2008/04/06 (日)公演終了

満足度★★★

演劇を観ない人にも勧められる芝居。
1幕が人物紹介エピソードで間延びして単調な感あり。
でも泣かせどころは外さず、全体的に見ていい芝居だったと思う。
周りのすすり泣きが大きすぎてちょっと引いたが・・・

ネタバレBOX

室町のエピソードは今回の方が活きてると思った。
って、初演は映像でしかみていないのですが。
役者がよかったのかな。
笠原浩夫は代役だったとは思えないはまり役。

あと、新妻聖子と岡田浩暉はミュージカルでしか見たことなかったので、器用さにびっくりしました。
キラリ☆ふじみで創る芝居『大恋愛』

キラリ☆ふじみで創る芝居『大恋愛』

富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ

富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ(埼玉県)

2008/02/07 (木) ~ 2008/02/11 (月)公演終了

満足度★★★

全てに力がある公演
作品としてはとても面白かった。
戯曲-演出-役者の三権分立をみた。
どの領域も侵犯することなく、でもお互いを侵食し合う。

異なる演出家同士で一つの作品を作り上げるという試みも、
不思議とハーモニー。

ネタバレBOX

ただポストパフォーマンストークでの、「こういうものを公共の文化会館でやることに意義がある」という多田氏の発言には、異議がある。
初めて演劇に触れる人がこういうものを見たら絶対面白いと思うはず、というようなことをおっしゃっていたが、それが疑問。

確かに面白いと感じるでしょう、表現としては。
エンゲキって小難しいこと見せられるのかしらと思いきや、発情しあったり踊り狂ったりだるまさんがころんだをしたり、なんてものを見たら。
でも、やっぱり翻訳されたシェイクスピアのやや固い言葉でくりひろげられる2時間は、その表現を面白いと思うのと同じくらい疲れて退屈なんじゃないでしょうか。
洗イ ニ 生マレテ

洗イ ニ 生マレテ

おぼんろ

早稲田大学学生会館(東京都)

2007/07/10 (火) ~ 2007/07/14 (土)公演終了

満足度★★★

成長途上。
物語を書く力は十分。が、人物を書く力はまだまだ。
演出も統一感に欠け、脚本の拙さをカバーできてない。
ただし終わり方のドラマティックさはとても良かった。

役者の力量もかなりバラつきあり。
役者が全員器用ならば芝居全体のクオリティはかなり上がったはず。

あと1ヶ月推敲し、あと2ヶ月稽古したら別作品になったかも。
とにかく作・演出の頭の中をもっと整理する必要があった感。

とはいえまだ学生、今後の伸びを想像すると将来性は買いたい。
だから次々々回公演くらいまでは見るかな。

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