きみがいた時間 ぼくのいく時間 公演情報 演劇集団キャラメルボックス「きみがいた時間 ぼくのいく時間」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    楽しめました。
    上川隆也はやっぱりいい役者!と思わされた。それに尽きる。
    それだけに他の劇団員の"キャラメル芝居"とのズレを感じるけど・・・
    でもキャラメルの役者も最近は客演が多いせいか、そのズレも昔ほどではなかったかも。
    美人の客演ヒロインを見て、劇団内にヒロイン不在の現状を少し悲しく思った。
    だけど、全体的には最近のキャラメルの中では悪くない芝居だった。

    ネタバレBOX

    2幕目、ひろみが産まれた後はすこし助長気味に感じた。とくに12歳のエピソードが終わった後は1幕最初の裏ストーリーを追う感じになるので、展開が読めているせいか単調に感じる。これは1幕での伏線の張り方があまりにも露骨なせいでしょう(狙ってやっているのかもしれないが・・・)。驚き、謎解きの要素が最初から潰されているので面白みに欠ける。
    それに過去に行った方の里志の、晩年の逡巡、最後まで見届けられないことへの無念さみたいなものをもっとみせて欲しかった。病気で死んだ後はすぐ現在の里志のほうに焦点が移ってしまったので、そのあたりの悲哀がなかったかと。
    あと今回一番んっ!?と思ったのは、ラストのセリフに感動がないこと。いつもラストに向かって盛り上がっていって、いい感じのセリフで〆る!という感じだったのに、今回はなんだか淡々とすすんだ上に薄いセリフで終わられてちょっと残念。
    ・・・と、愚痴愚痴書いてしまいましたが、なんだかんだ楽しく観劇しましたよ。別にファンなわけではないけれど、上川隆也を見られただけでチケット代の9割はペイされてる、と思う。
    あと幕間に号外新聞を100円で売っていた。めちゃめちゃ売れていた。この制作力には本当に感心してしまう。

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    2008/04/05 13:40

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