サキの観てきた!クチコミ一覧

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スケールⅡ

スケールⅡ

劇団献身

OFF OFFシアター(東京都)

2021/10/15 (金) ~ 2021/10/20 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

すごくよかった。笑いと泣きのバランス、めっちゃ好きだった。俳優さんたち、すごく引き算を感じて、でも笑える面白い、会話してる、話せてる感、すごかった。皆さん感じが良いし、すごいメンバーでは?と勝手に感じました。個人的には抱きしめたくて抱きしめられないごまかす母、好き。怖いところちゃんと怖いって好きだな。結構ドン引いちゃうけど。落差すごかった。嫌いの怖さも保身の怖さも見捨てる怖さも、愛の怖さも。あと、演技どうこうよりも「感じがいいか」みたいなのって私は結構感じてしまうし大事だと思わされた。

カナリヤ

カナリヤ

日本のラジオ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2021/11/18 (木) ~ 2021/11/23 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

何も起こってないといえば何も起こってないけど、終わって前後のことをめちゃくちゃ考えちゃう。みんなすごく愛らしいのがしんどい。うまく生きられない・愛せない人たちのことをサイコパスとか言って遠ざけるけど、世界のバグみたいなことじゃなくてもっと助け合う方法がないのかなあと考える。それぞれが抱えるものの描き方がさりげなくてよかった。普通ってなんだろう。いい社会ってなんだろう。誰もが、階段一つ踏み外すだけで、もしくはいつの間にか、ああなる危うさが現代にもあると思う。私にはめちゃくちゃ自分と地続きの世界に見えた。

柱によって姿や表情が見えなかったり動線が複雑になるのが都合よくなくていいなと思いました。

柔らかく搖れる

柔らかく搖れる

ぱぷりか

こまばアゴラ劇場(東京都)

2021/11/04 (木) ~ 2021/11/15 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

うーーーーん。描こうとしている題材も、それぞれの抱える問題も、ゆっくり首がしまっていくような息苦しさもわかるし、描ききれていないとは思わないのだけど、うーん、なんとなく噛み合わない。必要十分かあまりはっきりしない。ちょっと説明的。掘り下げられている人物とそうでない人物の差が気になる。いや〜な動きをしている人について背景を知れないのが意図的であったとしてもキャラクター化してしまっているように感じてしまって苦しい。やや登場人物が多すぎる気も?もう少しそれぞれが絡み合いたい。

ことことパートナーが抱き合いながらゆらゆら揺れるシーン、「ことこがおるけんね」で何故か涙がポロポロ流れた。いろんな不満を持ちつつも、感謝して、頼って、生きていくんだなあと思ったら急にいろんなものが愛おしくなった。大切にして生きていかなきゃいけないなあ。

リョウタの家族への興味の失い方がすごくよかった。夫婦のシーンではとても優しく見えたから、ああ本当はいい人なんだろうなあと思ったらせつなかった。

暗転が多いのかなあ。こういう感じならもう少しさらさら流れたい。セットももう少し効果的なものが作れそうな?(車内のシーンとか)

ザ・ドクター

ザ・ドクター

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2021/11/04 (木) ~ 2021/11/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

ものすごく良質でした。緻密な前半戦、怒涛の後半戦。公演後、別の席で観劇していた友人と落ち合った瞬間二人して号泣(笑)。内容を鑑みてあのラストはすごい。日本ではあまり見ない。一日経った今も余韻がすごいです。たくさんの問題に触れながらもすべてが中途半端でなくしかし議論の余地を観客に残す戯曲の隙のなさに圧倒されます。俳優陣も予想通り素晴らしいのですが、すこしキャラを作ろうと前のめりに見える方がいらして、その場のリアルを作り出している名優たちの中ではすこし浮きます。大竹しのぶ×益岡徹、天野はな、床嶋佳子あたりの会話は胸に来るものがありました。

ネタバレBOX

冒頭電話のセリフが最後チャーリーの死につながるところは鳥肌ものでした。重ねる声は、それでもなお自分として選ぶのは医師なのかと思わせます。サミとの会話を経て、ルースが涙を流し、それが次のシーンにも引き継がれてしばらく涙をながしているさまに演劇を感じました。きっと大竹さんの心が強く揺れたんだと感じました。人種や宗教、それぞれの立場から議論をしているうちは互いの寛容さも見られずつらいシーンが続きましたが(それでも現実ではこういうことが往々にしてあると納得感があったのが悲しい)、ルースの家で神父と話しているときには立場なんかなくなって穏やかに話ができたのが救い。「希望は希望」と言っていたし。と思ったら最後、会いたいとむせび泣く大竹さんの姿にもらい泣き。救いで終わらないのが新鮮。洗練されたセットと演出。特に上下両方に設置された照明(ドアが開くと強く明るくなる)が好きでした。肩を押したかどうかわからない演出も巧み。大竹さんが頭を掻いたり腕を組んだり、自然に所作を取り入れていることに感服しました。とかく素晴らしい戯曲、他の団体でも観てみたい。
ベンバー・ノー その意味は?

ベンバー・ノー その意味は?

はえぎわ

新宿シアタートップス(東京都)

2021/11/03 (水) ~ 2021/11/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

とにかくいとおしい舞台です。

ネタバレBOX

冒頭、出演される皆さんがこちらを向いて歌唱をされるさまに圧倒的なものを感じ鳥肌、なぜか涙が出そうになりました。照明や音響の効果も大きいと思いますがあれを見るだけでも価値があると感じました。内容は、リフレインもありすこし難解というか、訳わからないところも多かったんですが、これが小劇場、これが演劇。全然アリなのが面白いですね。俳優さんたちはさすがの演技、笑いもちゃんと面白い、体当たりもちゃんとある。オープニングシリーズにふさわしく使い倒した舞台装置やメタ的なセリフも面白かったです。

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