ともえの観てきた!クチコミ一覧

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どん底

どん底

Bunkamura

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2008/04/06 (日) ~ 2008/04/27 (日)公演終了

満足度★★★

期待が大きかったから
ケラさんの舞台だからって、ナイロンのノリを期待してしまった。
随所に細かい笑いが散りばめられてて、その辺は期待通りだった。
原作があるから、っていうのもあるのかな~。
原作読んだら、ケラさんの脚色がどうなのかっていうのがもっとわかるかも。

でも、犬山イヌコはやっぱりすごい!
全部に不自然さがない。

コクーンシートで見にくかったけど、装置を上から見れたのはよかったと思う。
下から見ると、屋根の部分が全然見えてないっていうのにびっくりした。

きみがいた時間 ぼくのいく時間

きみがいた時間 ぼくのいく時間

演劇集団キャラメルボックス

サンシャイン劇場(東京都)

2008/02/28 (木) ~ 2008/04/07 (月)公演終了

満足度★★★★★

初 休憩
一年以上ぶりに、キャラメルを生で観ました。

やっぱり、「キャラメルだな~!」って感じ。
と、いうのは、役者さん達が本気でその世界を生きていることと、
ラストにちゃんとハッピーエンドが待っていて、
「あーよかった」って終われること。

人それぞれの好き好きだけど、
こういう、「現実ではあり得ないこと+感情のリアルさ」
っていう相反する二者が、共に存在している良さがキャラメルなんだと思う。

ぼろぼろに泣いた後、心がすーっと晴れました。

ミチユキ → キサラギ

ミチユキ → キサラギ

仙台市市民文化事業団

エル・パーク仙台 ギャラリーホール(宮城県)

2008/02/08 (金) ~ 2008/02/11 (月)公演終了

満足度★★★★

仙台初日
平日昼の回はお客さんが少ないと言いますが、1800円という価格設定のためか満員でした。
初めての人でも比較的観やすいストーリー。自分の存在意義、何のために生きているのかという漠然とした不安、誰かに必要とされている存在への妬みと憧れ、どこかへ行ってしまいたい衝動・・・そんなものを感じる作品でした。舞台のつくりが素敵です。
パンフは、デザインはいいものの、見づらいのが難点。ちゃんとした冊子にしても良かったと思います。

ネタバレBOX

以下、かなりのネタバレです!!そして長いです。

【全体としては】
期待度が高かったために、満足度は普通よりちょっと上くらい。
役者さん達も、経験を重ねている人たちで、ちょっとしたハプニングがあっても慌てず対処し、安心して見れた。

拍子木のような音は、好みによると思うが、いいアクセントになっていたと思う。でも、和っぽい音楽がちょっとマッチしていない場面も。
雨の降る場面で、水が流れていたのに感動した!生の水の音を使ったことで、かなりリアルで心に残るシーンになったと思う。

舞台美術が非常に綺麗に作られており、雪の積もった時の、冷たくて温かい微妙な感じがよく出ていた。


【かさ】
この話の重要なアイテムの一つ。
群集が持っている傘の色合いに不満が残る!
ちせの赤い傘を目立たせようとして、あまり派手にならないようにしたのかもしれないけど、冒頭や中間で傘の花が咲く場面で、全体の絵が暗くなってしまっていた。もう少し、色のメリハリとバランスが欲しかった。


【みどりちゃん】
共感する部分が多かったのが、結婚詐欺に騙されそうになるという役所の緑子。(漢字が合ってるかは不明・・・)
「定規やはかりでキチンとはかったような人生」というセリフに、すごく胸が痛くなった。道に外れないで生きてきた自分が、何の為に生きているのかわからなくなる。自由に生きられる人を羨ましく思い、その生活に憧れる。

そして、ちせを殺して自分が代わりに二人と旅をしようとする。
でもそれは二人には受け入れられなくて、二人にとってちせがどんなに大事な存在か思い知らされる。

この芝居で一番心にきたシーン。
「うそのかずちゃんに抱かれるより、本当のかずちゃんに殺された方がいい」という緑子の言葉に、かずは土下座をしてちせを殺さないでと頼むところ。
心のすれ違いというか、緑子の一方通行な気持ちが、虚しいというか切ないというか・・・。それだけ強いかずの想いを知ったら、もうどうしようもない感じが、辛いなぁと思った。

・・・そして、最後の最後に緑子に対しての救いがない?!
3人は複雑な気持ちを抱えながらも、一つの結論を出したけど、緑子は、誰にも必要としてもらえず、代わりにもなれない。自殺しようとしたにもかかわらず、誰一人として緑子との「これから」を語っていなかった(と思う)。
もしかしたら、3人が緑子を見捨てずにその場にいた、っていうのが救い?なのかもしれないけど、緑子に感情移入していた私としては、その扱いがちょっと不満。
みどりちゃんには幸せになって欲しい。

薬を飲んだ後の、倒れ方の綺麗さには感激!
傘の向きも計算されており、はらりと倒れる姿は、雪の降る様子に似せたのではないかという印象を受けた。


【タイトル】
ミチユキ→「道」「雪」もしくは「道行き」?  キサラギ→「如月」?
2月に公演をしているが、2月の要素はほとんど無かった?ような感じがする。
雪に対する緑子の捉え方が印象的だった。
カラフルメリィでオハヨ〜いつもの軽い致命傷の朝〜

カラフルメリィでオハヨ〜いつもの軽い致命傷の朝〜

ナイロン100℃

仙台市民会館(宮城県)

2006/05/24 (水) ~ 2006/05/24 (水)公演終了

満足度★★★★

真ん中よりやや後ろの上手寄りの席
初生ナイロン。
何とも言えない予測できない展開に、たびたび驚きながら観ていた記憶がある。
ストーリーに関係なくったって、ただ面白いところがあってもいいんだと思える。
女優陣が、体を張った笑いとかおかしいことをやっても、痛い感じがしないのが、すごくいい!

雨と夢のあとに

雨と夢のあとに

演劇集団キャラメルボックス

サンシャイン劇場(東京都)

2006/07/20 (木) ~ 2006/08/20 (日)公演終了

満足度★★★★

日にちと座席はうろ覚え
観る前に想像していたのと、まゆこちゃんの感じが違って、はじめは少し戸惑った。
でも、徐々に周りの人とのやりとりで、純粋な感情が伝わってきて泣けた。
岡田さんとか畑中さんとの関係性が良いと思う。

ドラマに比べて、ストーリーが詰まっているので、展開が急に感じる部分もあった。だが、舞台ならではと言える「見えない演技」というのが、リアルに伝わってきて、ドラマにはない良さを出していたと思う。

もう一度観たいと思う作品の一つ。

ネタバレBOX

傘を使ったオープニングのダンスがいい!!

岡田さんとまゆこちゃんの寄り添っている姿がいい!!

とにかく岡田さんがかっこいい!!(贔屓目)

暁子さんが恋人を殺すシーンは恐かった。

観覧車に乗るとき、個室の外枠のようなものが降りてきて、それにイスを加えて表現していたのが印象的。

あと、雨が降るシーンで、舞台奥のガラスっぽい装置に本当に水が流れていたのが、どういう仕掛けになっているのか気になった。

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