
十二人の怒れる男 -Twelve Angry Men-
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2020/01/10 (金) ~ 2020/01/20 (月)公演終了

共演者
2223project
小劇場 楽園(東京都)
2020/01/09 (木) ~ 2020/01/15 (水)公演終了

ポポリンピック
ゴジゲン
こまばアゴラ劇場(東京都)
2020/01/03 (金) ~ 2020/01/21 (火)公演終了

貧乏が顔に出る。
MCR
OFF OFFシアター(東京都)
2019/12/26 (木) ~ 2019/12/30 (月)公演終了

高校演劇サミット2019
高校演劇サミット
こまばアゴラ劇場(東京都)
2019/12/27 (金) ~ 2019/12/29 (日)公演終了

いけない先生
ろりえ
駅前劇場(東京都)
2019/12/26 (木) ~ 2019/12/30 (月)公演終了

モノローグ演劇祭決勝戦
モノローグ演劇祭
インディペンデントシアターOji(東京都)
2019/12/24 (火) ~ 2019/12/24 (火)公演終了

宇宙からの婚約者
川口菊池の二人芝居
イズモギャラリー(東京都)
2019/12/18 (水) ~ 2019/12/23 (月)公演終了

THE ROLE OF
埋れ木
Geki地下Liberty(東京都)
2019/12/18 (水) ~ 2019/12/22 (日)公演終了

カタロゴス-「青」についての短編集-
劇団5454
赤坂RED/THEATER(東京都)
2019/12/13 (金) ~ 2019/12/22 (日)公演終了

一滴のしずく
アンティークス
「劇」小劇場(東京都)
2019/12/11 (水) ~ 2019/12/15 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/12/13 (金) 19:30
100分。休憩なし。
劇団15周年の一作とのこと。アンティークス。観劇三昧で観たのも含めると、5本目くらい。これまでの作品のここ3作に共通して言える事は、どうにもしようがない別れ・・・特に母や家族との別れ・・・を一貫して描いている事。ストーリーは直球・・・というか、哀しい背景を描いているにも関わらず、何処かとてもユートピア的な部分がある。好き嫌いの別れる作品かもしれないけれども。
別れにどう向き合うかを、幹の太い感情のうねりとして舞台に乗せてくれている作品だった。ラスト15分くらい、頬を涙がつたうってこういう事だなぁ、という暖かい感情に包まれた作品だった。

彗星はいつも一人
ことのはbox
武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)
2019/12/12 (木) ~ 2019/12/15 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2019/12/12 (木) 19:00
125分。休憩なし。
劇団初見。1970年代以降の日本の劇作を、プロデュースに近い形で公演する団体との事。成井豊作品をどう料理するのかな、と思ったのだけれども。成井豊の、作品の世界観が際立っていて、とても心動かされる爽快な舞台だった。後半、涙が止まらずだった。ちょっと不思議なSFな世界と、人の出会いと別れと思いの世界が、ストレートに伝わってきた。客席、笑が少なかったのが気になった。成井作品を、キャラクターではなく、演技と、脚本世界の立体化だけで勝負して、素晴らしい作品に昇華したもののように思えた。

グッドバイ,グッドボーイ
劇団ミックスドッグス
東京アポロシアター(東京都)
2019/12/12 (木) ~ 2019/12/15 (日)公演終了
満足度★★★
100分、休憩なし。
近未来のAIを舞台にした物語。AIの描き方がちょっと「古いな」と感じたが、2012年の再々演との事。ここ数年で、AIに対する捉え方みたいなのが随分変わったなぁ、というのを実感。
ミクドクらしい、素早い転換の舞台は今回も。一人一人の役者さんが、複数の役をこなして進むストーリー。特に、マリオカートのようなカーチェイスのシーンや、早替え早変わりのコミカルなシーンは、とても面白い。幾世優里のIROHAの演技が可愛い。
ただ、何だろう。過去の作品にあった物語も含めた爽快感みたいなのが、私は上手く感じ取れなくて。ちょっと消化不良感が際立ってしまった舞台だった。

かわいいチャージ’19
人間嫌い
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2019/11/01 (金) ~ 2019/11/04 (月)公演終了

殊類と成る
劇団肋骨蜜柑同好会
Geki地下Liberty(東京都)
2019/12/05 (木) ~ 2019/12/10 (火)公演終了

足がなくて不安
たすいち
サンモールスタジオ(東京都)
2019/12/04 (水) ~ 2019/12/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2019/12/04 (水) 19:30
115分。初日挨拶含む。休憩なし。
素早い転換と、物語の進行を全く滞らせない動きと、照明とで構成される舞台。止まる時間が全くなかったような、たすいちらしいテンポで紡がれる物語。
いろいろな解釈が出来る物語だと思うけれど。私には、悪霊が、人生の中で捨ててきてしまったもの、諦めてしまったものを象徴しているように思えた。その悪霊とのかかわりの中で、人生を走馬灯のように描く物語。でも、作品のテーマとしては、人生への賛歌というか応援歌のように思えた。何故涙が流れるのかよく分からないけれど、泣いてた。不思議な作品。観終わった後、とても元気になっていた。

女友達
タカハ劇団
スタジオ空洞(東京都)
2019/12/03 (火) ~ 2019/12/07 (土)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2019/12/03 (火) 19:30
90分休憩なし。
前半は、自然な自然な会話。たまたま再開してしまった二人の、丁寧な丁寧な会話。「リッツ」と「ルヴァン」の話や、「パトレイバー」が思い出せなかったり、そんな懐かしくも下らない会話をしつつ。後半、引きこもりの紀香が登場するあたりから、女三人の生々しい会話、彼女たちを取り巻く現実が、よく見えて。後半の畳みかけてくる展開は、ああすごいなぁ、切ないなぁ、こういう感覚ってあるよなぁ、と、思わず遠い目をして涙しながら、芝居を見つめる感じになってしまった。

ピラミッドのつくりかた
雀組ホエールズ
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2019/11/27 (水) ~ 2019/12/08 (日)公演終了
満足度★★★★
120分。休憩なし。
寺山周治(修司?)、クレオパトラ・アントニウス、そして秋元也寸志(秋元康?)までが現代の日本に登場する、カオスな舞台。反面、テーマは「表現するとは何か」「芸術とは何なのか」という問いを、なんとか解釈して答えを提示しようと試みていた様に感じる。表現しようと試みたことがある人なら、一度は考えるであろう問題のようにも思う。
結論としての、表現・芸術は「愛」、、、は、私的にはあまり納得できるものではなかった。むしろ、劇中、サラッと言葉、『結局「芸術」とは、人の心の中にあるものだ』という解釈の方が納得できた。(さだまさしみたいだけれど)

ピンポンしょうじょ→→
劇団ダブルデック
アトリエファンファーレ東新宿(東京都)
2019/11/29 (金) ~ 2019/12/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
95分。休憩なし。
全編、軽快なリズムに乗せて、時代背景をトレースするようなギャグとキレキレな動きと、目まぐるしく変化する照明と役者さんのテンションで、終始運んでいく物語。パワーというか、表現としての熱量と、ラスト、非常に単純だけれど涙しそうなテーマに持っていく表現。観ていて、鳥肌が立つ感覚だった。舞台の熱量そのままを、観客が受け止めきれていない量だったように感じた。すごいもの観ちゃった、という感覚だった。

空飛ぶカッパ
東京AZARASHI団
サンモールスタジオ(東京都)
2019/11/26 (火) ~ 2019/12/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2019/11/26 (火) 19:00
115分休憩なし。(あるいは9時間(笑))
ど真ん中ストレートなシチュエーションコメディ。お話云々っていう感想よりも、「笑った!」っていう感想が占めている作品。笑かし方はものすごくオーソドックス。なのに、ゲホゲホ咳き込むくらいに笑ってしまうのは、コメディとしての本がとても完成度高いのと、役者さんが魅力的だからだろうなぁ。コメディなのに、演技が細かくて上手い。渡辺シヴヲ、あのボケているんだかいないんだかの演技はすごいなぁ。彼自身の歩き方が、正に「宇宙人」だなと思った。