俺ずっと光ってるボーイ、健之助
桃尻犬
OFF OFFシアター(東京都)
2019/01/16 (水) ~ 2019/01/20 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/01/16 (水) 19:30
健之助の話というより、健之助を取り巻く人のお話。エピソードは変哲がないが、役者たちの発露の熱量が高い。まるで感情の肉弾戦。熱の解放が清々しく、こちらまでストレス発散して劇場を後にした。また、傍から見る感情の肉弾戦はコメディでもあり、全編笑いが止まらなかった。
男の自信のなさみたいなものを描いているのか。男性としては共感できるものの、女性の感想も聞きたいと思った。
不思議なラブ・ストーリー
ミュージカル座
中目黒キンケロ・シアター(東京都)
2019/01/09 (水) ~ 2019/01/14 (月)公演終了
満足度★★
鑑賞日2019/01/10 (木) 18:30
やはりミュージカル専門劇団。俳優の歌とダンスは素晴らしかった。
しかし、男性の視点かもしれないが、物語が唐突で、しかもその唐突さを納得させてくれる部分がなく、全く感情移入できなかった。久々のミュージカルに期待したのに、残念。
BRIDG×WORD
Stokes/Park
小劇場 楽園(東京都)
2019/01/09 (水) ~ 2019/01/14 (月)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2019/01/09 (水) 19:30
舞台の世界観にどっぷり引き込まれた。開演から終演まで、一度も時計を見なかったのは、私的にはとても珍しい。ストーリーのベースは、父と娘のディスコミュニケーションと成長。話は淡々としているが、「ワードホリック」という病気を通して、徐々に世界観が舞台に浮かび上がってくるのが非常に面白い。
役者が皆好演だが、何よりも、演じていて楽しそうだった。幸福な舞台だった。
深沢ハイツ302~もう一つのニュートンの林檎~
Sun-mallstudio produce
サンモールスタジオ(東京都)
2019/01/05 (土) ~ 2019/01/09 (水)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/01/07 (月) 19:30
話は比較的淡々としているものの、SFを楽しめる、観ていて心地よい芝居だった。感情の動きというより、シチュエーションを追う芝居。役者たちも好演。深沢ハイツののセット。小さいサンモールスタジオとは思えないような、奥行きのある舞台に、地味だけれど、照明・音響・美術のシンクロが素晴らしかった。
ネバーマインド
ヌトミック
こまばアゴラ劇場(東京都)
2019/01/03 (木) ~ 2019/01/09 (水)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2019/01/04 (金) 19:30
少しづつ変化する動きの中での、笑い。前作「ワナビーエンド」より、大分ゆったりした反復リズム。海外でも話が伝わるようノンバーバルでに作られた子供向けアニメのような印象を受けた。演劇ではない?演劇だと思う。
高校演劇サミット2018
高校演劇サミット
こまばアゴラ劇場(東京都)
2018/12/27 (木) ~ 2018/12/29 (土)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/12/28 (金) 14:00
一日券で3作品観てきました。
盛岡市立「月面、着陸。」
ラストに向かうにつれて、なんで俺泣いてるんだろう、と思った芝居。脚本が、世相というか今の若者の雰囲気を上手くくみ取っていて。それに、粗削りだけれど舞台上でしっかりと「生きている」演技が加わる。最高でした。
都立世田谷総合高校「レイズ」
場転なし、音楽などの余計な効果なしの一幕劇に、高校生が挑むのはすごい。「高校生」役を演じていることもあり、ふざけ合うようなのびのびとした演技には好感。新聞紙の演出は効果的で、世界観も含め先日KAATで観た「華氏451度」を思い出す。一方、世界観を会話から感じさせる部分については、改良の余地あり。
精華高校「大阪、ミナミの高校生」
今まで出会ったことのない不思議な芝居。高校生へインタビューを重ねる事で出来た芝居、とのこと。エピソードの断片をつなぎ合わせて、人間、特に高校生が持つ不安定な「何か」を、手に触れず形にしたような作品。後半ラスト含めて1つにつながるのが清々しくて、うっすら涙。役1つ1つがとても個性的で、楽しい。
『美少年』
柿喰う客
Geki地下Liberty(東京都)
2018/12/15 (土) ~ 2018/12/30 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/12/27 (木) 19:30
初のナマ、柿喰う客。途中で酸欠になって倒れちゃうんじゃないかと心配になるくらいパワフル。ほとばしる汗、つばがすごい。役者を観る芝居かな。演劇のスタイルとしては、私の好みど真ん中!輪郭から描き切る美少年は圧巻だったけど、観劇後、あまり心に残るものが見つけられないのが残念。
さよならブルマー#13
あサルとピストル
新中野ワニズホール ( Waniz Hall )(東京都)
2018/12/25 (火) ~ 2019/01/09 (水)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/12/25 (火)
4話オムニバスのコメディ。
役者たちの演技が真面目な直球勝負。しかも、個性派。でも題材も題材なので、シリアスも、気が付けば笑い、の渦に。聖夜に心地よいカオスを楽しめました。
開演前のワンドリンクがありますが、全般的に、接客がとても丁寧なのが好印象でした。
平成のいちばん長い日
東葛スポーツ
3331 Arts Chiyoda(東京都)
2018/12/20 (木) ~ 2018/12/24 (月)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2018/12/21 (金) 20:00
演劇というより、風刺のアート作品、といった趣が強いように感じる。今回初見なので、東葛スポーツの作風が、いつもこうなのかは分からない。80年代の社会風刺のパフォーマンスを彷彿とさせた。(そんなセリフも劇中にあったけれど)
あゆみ
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2018/12/15 (土) ~ 2018/12/26 (水)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/12/20 (木) 20:00
とことこver.を観劇。
8人の女性が様々な役を演じながら、一人の普通の女性の、生涯を描く。
語り部の集いのような不思議な舞台。観客を「ノセる」感じの勢いの舞台ではいが、どの女性も力強い視線で。前を観て、物語を紡いでいるのが印象的。女優さんの演技、舞台表現の面白さとしては、非常に好きになれる舞台だった。
また、この舞台は、ある程度観劇慣れした人に勧めたい舞台だと感じた。
ミセスダイヤモンド
ろりえ
駅前劇場(東京都)
2018/12/19 (水) ~ 2018/12/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2018/12/19 (水) 19:00
「大人の視点でみた青春」の振り返りを、後半の素早い舞台展開で、余すところなく表現した作品。
自分の青春時代を、何故か目の前に突きつけられたような、切ない舞台でした。
ライナスの毛布
Bobjack Theater
アトリエファンファーレ東新宿(東京都)
2018/12/18 (火) ~ 2018/12/23 (日)公演終了
満足度★★★★
4話オムニバス。観に行く前に「暖かい気持ちになりました」って感想をよく見かけたんですが、この表現は的確。舞台と客席とが一体になった心地よい暖かさ、に包まれたいい舞台でした。
年末の時期にぴったり。
最後に1つにつながる感じがとても心地よい。
カラフルモノクローム
青春事情
OFF OFFシアター(東京都)
2018/12/13 (木) ~ 2018/12/18 (火)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2018/12/14 (金) 19:30
ゆっくりと流れる時間の中で生きる、登場人物たち。
写真・写真館のモチーフを通して、物語の中で、観客が人物たちに出会うような物語。
ミスター・ムーンライト
キャラメルボックス俳優教室
ザ・ポケット(東京都)
2018/12/12 (水) ~ 2018/12/16 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/12/13 (木) 19:00
キャラメルボックスらしい舞台。俳優教室の生徒さんだけあって、エネルギー量と、前半・中盤・後半の、テンポのギアチェンジが鮮やか。私は薄っすら涙しましたが、観劇初心者の友人は大泣きしておりました。
「笑い」については、経験的の浅さでしょうか、雑な感じが目立ちました。
オイディプスREXXX
KAAT神奈川芸術劇場
KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)
2018/12/12 (水) ~ 2018/12/24 (月)公演終了
クロノスコープ少女
劇団ミックスドッグス
中板橋 新生館スタジオ(東京都)
2018/12/12 (水) ~ 2018/12/16 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/12/12 (水) 14:30
マチネ津山回観劇。とにかくパワフルで、主役の津山夏南が舞台狭しと駆け巡る。周りの役者さんたちも丁寧に世界観を紡いでいて、観ていて清々しい。
ベッドトークバトル プレミアム
ショーGEKI
小劇場B1(東京都)
2018/12/07 (金) ~ 2018/12/16 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/12/10 (月) 19:30
Cチーム観劇。5話オムニバス。会話劇ですが、爆笑。時間を忘れて笑い尽くせました。下ネタ嫌いな人も、過激さは程々なのでご安心を。
カワサキ ロミオ&ジュリエット
ラゾーナ川崎プラザソル
ラゾーナ川崎プラザソル(神奈川県)
2018/12/06 (木) ~ 2018/12/11 (火)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/12/06 (木) 19:00
ラップや現代的音楽、生演奏のギターや、バイオリン、照明効果などの仕掛けを乗せつつ構築されるたシェークスピア、という感じでした。私はシェークスピア、独特なセリフ回し含めて苦手なんですが、若いパワーでグイグイ進んでいくロミオとジュリエットは、古典の退屈さを破壊するエネルギーを持っていました。
さわひらき 潜像の語り手
KAAT神奈川芸術劇場
KAAT神奈川芸術劇場・中スタジオ(神奈川県)
2018/11/11 (日) ~ 2018/12/09 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/12/03 (月)
作品は基本は、60分ループです。あちこちのスクリーンで映像が始まりますので。移動しながら観てもいいし、ベンチに腰かけてゆっくり見てもよし。入口付近にある、Souvenir IVっていう作品が不思議だけれど踊る女性の感覚を表していて好きでした。
逢いにいくの、雨だけど
iaku
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2018/11/29 (木) ~ 2018/12/09 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2018/11/30 (金) 19:30
結局、人生は、誰のせいとか、だれのせいじゃないとか、そういう事が決め難い出来事が、脈々と連なってできている。事実を淡々と受け入れた「被害者」が存在したとき、「許し」を乞うている側はどのような事を考えるのか。その二つの視点の断絶を描きたかったのかな、と思う。
舞台セットが効果的です。かなり泣いてしまいました。