
血のつながり
劇団俳優座
俳優座スタジオ(東京都)
2019/07/28 (日) ~ 2019/08/04 (日)公演終了
満足度★★★★
俳優陣の安定したふさわしい演技で、安心して観ていられる。
いっぽう、原作の話はちょっとどうなのかな、という内容。ミステリー度が不足しており、かといって深層心理や狂気をじっくり描くわけでもなく。

骨と十字架
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2019/07/06 (土) ~ 2019/07/28 (日)公演終了
満足度★★★★★
日本人にはちょっと馴染みにくいテーマと思われるが、実在の人物のわずかなエピソードからこのような劇を構築してしまうこの作家のインスピレーションにいつもながら感心させられる。
徹頭徹尾硬派な会話、修道院の奥の間のような暗くてだだっ広い禁欲的な舞台、抑制的な演技、これらが主人公の心の深淵に入っていくような効果を感じさせた。
配役も役柄にピッタリのように思え、あれが本当に代役か、と思ってしまう。
いろいろ考えると、あの結末しかなかったのではないか。

夕食の前に
劇団1980
下高井戸 HTS(東京都)
2019/07/13 (土) ~ 2019/07/21 (日)公演終了

ガラスの動物園
文学座
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2019/06/28 (金) ~ 2019/07/07 (日)公演終了

闇にさらわれて
劇団民藝
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2019/06/23 (日) ~ 2019/07/03 (水)公演終了
満足度★★★
テーマの割には、意外に起伏のないストーリー展開に感じられた。演出の問題なのか?それとも原作の問題なのか?母親とコンラート博士のやり取りの場面、母親と息子の対面の場面など、もっと緊迫感があっていいように思うが、淡々と落ち着いた、静かな展開で、どうなのかな、と。ベテラン俳優たちの演技は申し分なく安定的。

オレステイア
新国立劇場
新国立劇場 中劇場(東京都)
2019/06/06 (木) ~ 2019/06/30 (日)公演終了
満足度★★★★
広すぎる舞台と空間をうまく使った演出と感じた。マイクの使用も不自然には感じられず、ときおり笑いの要素が織り込まれて重すぎにもならない。さすがにお尻は痛くなるが。

THE NUMBER
演劇企画集団THE・ガジラ
ワーサルシアター(東京都)
2019/06/18 (火) ~ 2019/06/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
2時間越えの長い作品であるが、独特の世界に引き込んでくれる。「1984年」とか「ガタカ」とかを連想させる原作、体言止めの独特なセリフ、少々意味のわからない箇所もあるが、そんなことは全然気にならずに非日常の演劇世界を楽しめた。劇場が都心からちょっと遠いか。

機械と音楽
serial number(風琴工房改め)
吉祥寺シアター(東京都)
2019/06/12 (水) ~ 2019/06/18 (火)公演終了
満足度★★★★
建築デザインが題材になっていることもあって、抽象的で少々難解な議論が出てくる。構成主義とか建築におけるアヴァンギャルドとか、そこにスターリン時代の大粛正まで絡んできて、よくこんな複雑なテーマを日本の演劇で取り上げたなあと台本に少々驚き。だが、少しでもわかりやすくしようという工夫はあった。演劇としては、幼なじみの少女が記憶の幻影のようにときどき登場して主人公に語りかける幻想的な場面が印象深かった。

ざくろのような
JACROW
座・高円寺1(東京都)
2019/05/29 (水) ~ 2019/06/02 (日)公演終了

もーいいかい、まーだだよ
山の羊舍
小劇場B1(東京都)
2019/05/29 (水) ~ 2019/06/02 (日)公演終了

1001
少年王者舘
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2019/05/14 (火) ~ 2019/05/26 (日)公演終了
明確なストーリーなんかあってもなくても良いのですが、メッセージが全然理解できませんでした。感覚的に受け取るべきなのでしょうが、自分には合わなかったということでしょう。最後の群舞は長すぎでは?

ご馳走
西瓜糖
ザ・スズナリ(東京都)
2019/05/18 (土) ~ 2019/05/26 (日)公演終了
満足度★★★
おもしろいストーリーだし、金魚鉢の‘共有’など演出の巧みな工夫もあったが、前半がちょっと時間稼ぎというか無駄に引っ張られた場面があって、イラッとさせられた。

山の声 ― ある登山者の追想 ― オリジナルバージョン
オフィスコットーネ
Geki地下Liberty(東京都)
2019/05/17 (金) ~ 2019/05/19 (日)公演終了
満足度★★★★
山の声」は異なる演出で2回観たが、加藤文太郎は孤高の男というイメージだったが、今回のオリジナルバージョンではまるで子どものように感情を起伏させる。

獣の柱
イキウメ
シアタートラム(東京都)
2019/05/14 (火) ~ 2019/06/09 (日)公演終了
満足度★★★★★
いつもながら奇想で不思議な現象が発生する物語の冴えに感嘆させられる。明確な解答が与えられないゆえにかえって引き込まれる。いったい、何を始めようというのだろう。

ソリチュードタウンの死神
空想嬉劇団イナヅマコネコ
上野ストアハウス(東京都)
2019/05/10 (金) ~ 2019/05/19 (日)公演終了
満足度★★★★
同一人物を複数の俳優が演じるスタイルはこの作家の特徴か。入りくんだストーリーで登場人物間の関係を示すエピソードがやや過多でお腹いっぱいの感はあるが、独特で良く錬られたおもしろいストーリーの脚本と思う。俳優たちは高い能力とテンションを持ち、下手な役者ならベタなシーンになってしまうところがうまく乗りきれている。

かもめ
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2019/04/11 (木) ~ 2019/04/29 (月)公演終了
満足度★★★★
新国立ではずっと以前にも「かもめ」をやっていたが、今回のほうが良かった。どの役もやや過剰演技気味なのが鬱屈した感情や苛立ちややるせなさにぴったりと感じた。

ランチタイムセミナー
劇団ジャブジャブサーキット
ザ・スズナリ(東京都)
2019/04/27 (土) ~ 2019/04/29 (月)公演終了

幻想寓意劇 チェンチ一族
演劇実験室◎万有引力
ザ・スズナリ(東京都)
2019/04/05 (金) ~ 2019/04/14 (日)公演終了

BLUE/ORANGE
シーエイティプロデュース
DDD AOYAMA CROSS THEATER(東京都)
2019/03/29 (金) ~ 2019/04/28 (日)公演終了

R.U.R.
ハツビロコウ
小劇場 楽園(東京都)
2019/03/26 (火) ~ 2019/03/31 (日)公演終了
満足度★★★
この作品について何も知識がない状態で見て、深まりがなくいまひとつな感じがしたが、カットが多かったというからかな?あの6声のリチェルカーレはグレン・グールドの演奏?だみ声のハミングが聞こえたような。