FIGの観てきた!クチコミ一覧

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アトムが来た日

アトムが来た日

serial number(風琴工房改め)

ザ・スズナリ(東京都)

2018/12/20 (木) ~ 2018/12/29 (土)公演終了

満足度★★★★★

2つの時代を交互に見せるやり方は多く見かけるが、この作品ほど2つの時代を明確に対比させているのは珍しく、強い印象を受ける。内容的にも、綺麗事や安っぽい情緒に流れず、この手のテーマを扱った他の作品とは、明らかに一線を画している。

女中たち

女中たち

風姿花伝プロデュース

シアター風姿花伝(東京都)

2018/12/09 (日) ~ 2018/12/26 (水)公演終了

満足度★★★★★

何といっても主役ふたりの女優の憎々しい感じの演技が良い。ピッタリの配役に思えた。奥様は、ちょっと若すぎに思えたが?

ネタバレBOX

巨大な鏡の枠みたいなものをグルグル回すのはどんな意味だったのだろう。
灰から灰へ

灰から灰へ

池の下

要町アトリエ第七秘密基地(東京都)

2018/12/14 (金) ~ 2018/12/16 (日)公演終了

満足度★★★★

2名の俳優さんそれぞれ、抑揚をよく付けていて個々のセリフが聞き取りやすくスッと入ってくるので良かった。ピンター作品なので、セリフとセリフの間の意味の関係性はあいまいにされている。

ネタバレBOX

背景にホロコーストが仄めかされているが、そのあたりの恐怖や狂気がいまひとつ伝わってこなかったのが少し残念。
ジョー・エッグ

ジョー・エッグ

文学座

文学座アトリエ(東京都)

2018/12/07 (金) ~ 2018/12/21 (金)公演終了

満足度★★★★

各俳優の安定した演技力で見応えのあるドラマを見せてくれる。

豊饒の海

豊饒の海

パルコ・プロデュース

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2018/11/03 (土) ~ 2018/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★

3つの時代のシーンが平行に進行するように配置され、時に重複させて時間軸を超えた語りかけもあったりするなど、非常に劇的で巧妙な脚本。劇場が大きいためなのか、俳優たちが少し無理に声を出している感がなくもない。

残り火

残り火

劇団青年座

ザ・スズナリ(東京都)

2018/11/22 (木) ~ 2018/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

脚本、演出、俳優のすべてにおいて優れた公演です。青年座をスズナリのような劇場で観るのもまた違った感じがあって良いです。

誰もいない国

誰もいない国

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2018/11/08 (木) ~ 2018/11/25 (日)公演終了

満足度★★★★

ピンターの迷宮を存分に彷徨う気分になれる演出。天井から落ちる水は何なのだろう。

移動

移動

(公財)可児市文化芸術振興財団

吉祥寺シアター(東京都)

2018/11/07 (水) ~ 2018/11/14 (水)公演終了

満足度★★★★

竹下景子さんが好演。

遺産

遺産

劇団チョコレートケーキ

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2018/11/07 (水) ~ 2018/11/15 (木)公演終了

満足度★★★★★

本が良くできていて、緊張感がとぎれない。床に置かれたビーカーのようなガラス容器が印象的だったが、役者さんが演技中に誤って蹴飛ばしてしまうのではないかとちょっと心配だった。

ネタバレBOX

戦後、731の人体実験のデータはアメリカに渡り、ナチスがユダヤ人収容所で行った人体実験のデータはソ連に渡ったことを思うと、何ともやりきれない感がある。
『ダムウェイター』『ヴィクトリア駅』

『ダムウェイター』『ヴィクトリア駅』

T-PROJECT

「劇」小劇場(東京都)

2018/10/30 (火) ~ 2018/11/04 (日)公演終了

満足度★★★★

この2本の組合せはとてもよかった。
正反対のタイプの不条理劇が楽しめた。

美しい村

美しい村

タテヨコ企画

小劇場B1(東京都)

2018/10/24 (水) ~ 2018/10/28 (日)公演終了

満足度★★★

本がいまひとつ。何かとつじつまが合わないところがあるし、もっと突っ込んで描いて欲しい場面もある。

この戯曲を演じる者に永遠の呪いあれ

この戯曲を演じる者に永遠の呪いあれ

平泳ぎ本店/Hiraoyogi Co.

新宿眼科画廊(東京都)

2018/10/19 (金) ~ 2018/10/22 (月)公演終了

満足度★★★★

ストーリーが先に進んでいくほど、夢とうつつが区別できなくなっていくような印象。いや、最初からすべて夢だったのか。題名通り、主演をやって奇妙な呪いにかかってしまったのか。

誤解

誤解

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2018/10/04 (木) ~ 2018/10/21 (日)公演終了

満足度★★★★

ギリシャ悲劇風の世話物とでもいうのでしょうか。
新国立の巨大な舞台空間を活用した演出。

蛇と天秤

蛇と天秤

パラドックス定数

シアター風姿花伝(東京都)

2018/10/10 (水) ~ 2018/10/15 (月)公演終了

満足度★★★★★

この作家の作品は、上演が終わった後に台本を買ってあらためて読んでみようと思わせられるものが多い。よくこういう物語が書けるものだと感心するし、これをプロンプター無しで上演できる俳優さんも凄い。

となりの事件

となりの事件

シアターノーチラス

OFF OFFシアター(東京都)

2018/10/10 (水) ~ 2018/10/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

台本が良いと感じた。この劇団は何度か観ているが、現実の人生に対する苛立ちや絶望や虚無感やディスコミュニケーションを繊細な物語のなかに巧みに織り込んでいて味わい深い。これ見よがしのあざといセリフやお涙頂戴のBGMがなく、演技と静かなストーリー展開で人の心の不思議さを見せる手法はすばらしい。

金魚鉢のなかの少女

金魚鉢のなかの少女

地人会新社

赤坂RED/THEATER(東京都)

2018/10/06 (土) ~ 2018/10/14 (日)公演終了

満足度★★★

会話のおもしろい台本であったが、翻訳劇のためか今ひとつ何かが伝わらなかった気がする。

燃えひろがる荒野

燃えひろがる荒野

ピープルシアター

シアターX(東京都)

2018/10/03 (水) ~ 2018/10/08 (月)公演終了

満足度★★★★

当時のきな臭い雰囲気がよく出ている本と演技。舞台装置を変えずにあれほどたくさんの場面をうまくこなしてしまうのは驚き。次回が楽しみです。

幻書奇譚

幻書奇譚

ロデオ★座★ヘヴン

新宿眼科画廊(東京都)

2018/09/28 (金) ~ 2018/10/08 (月)公演終了

満足度★★★★★

博物館の地下の会議室のような場所で展開される物語と、新宿眼科画廊の空間がよく合っていて、物語の現場の傍観者のような立場で観劇できる。基本はシリアスなストーリーであるが、時に滑稽で馬鹿げていたり、ドタバタになったりと、その落差がおもしろい。60分強という短めの上演台本のなかにちょっと詰め込みすぎかと思われ消化しきれないところもあったが、登場人物のキャラクターがはっきり特徴付けられる配役と演技で、良いプロダクションと思う。

ドキュメンタリー

ドキュメンタリー

劇団チョコレートケーキ

小劇場 楽園(東京都)

2018/09/26 (水) ~ 2018/09/30 (日)公演終了

満足度★★★★

会話だけのシリアスなドラマをあんな小さい劇場で観ると、演劇のすばらしさがすごく味わえる。「麦茶・・・」のところが妙に笑えてしまうのが不思議。岡本篤さんの役がピッタリですね。

『US/THEM わたしたちと彼ら』『踊るよ鳥ト少し短く』

『US/THEM わたしたちと彼ら』『踊るよ鳥ト少し短く』

オフィスコットーネ

小劇場B1(東京都)

2018/09/20 (木) ~ 2018/09/27 (木)公演終了

満足度★★★★

全然性格の異なる劇の2本立てだが、それぞれ興味深い。「踊るよ鳥」は不条理な話。いろいろ意味がよくわからないストーリーだが、出演俳優の実力ある演技が楽しめた。「US/THEM」は実際にあったテロ事件を題材にしているそうで、なかなか奇抜な台本と演出で、一つ一つの仕掛けに象徴的な意味があるのだろうか、それは自分にはわからなかった。ただ俳優の体力が必要だなと。

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